【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

57 / 202
最強カードの紹介!!

ジャック「・・・・・・・・既にここでの出番が小説より出ている気がするが・・・・」

多分、気のせいだよ。(実際、そうかもしれないけど・・・・・・・・)

ジャック「貴様!今小声で何言いやがった!?」

何も言ってない言ってない。

ジャック「嘘つけ!!」

最強カードの紹介に行くよ!!今回は天空勇士ネオパーシアス!」

ジャック「こら!!!!」

☆7の天使族、天空騎士パーシアスをリリースすれば手札から特殊召喚できるけど、基本ヴァルハラから出すのが普通かな?

ジャック「守備モンスターを攻撃したら貫通ダメージを与え、このカードで戦闘ダメージを与えた時、カードを1枚ドローできる」

フィールドに天空の聖域が存在して、自分のライフが相手より上回っていたら、その分だけ攻撃力と守備力が上がるぞ!!ライフを回復して、相手にプレッシャーを与えよう!!

ジャック「第53話、デュエルスタート」


第53話 決勝戦 1試合目 勇士の天使VS雷の天使龍

遊輝 side

 

「まさか決勝で龍可たちのクラスと当たるとはな」

 

「私もここまで残るとは思わなかったよ」

 

今日の日程が終わったので、俺と龍可は今日の出来事を家で話している。龍亞は家に帰った後、何処かに行ってしまった。

 

「でもここまで来たんだから優勝を目指すわよ!!」

 

「そこは俺たちも譲れないな」

 

「ただいま!!!」

 

リビングで意気込みをかけてたら龍亞が帰ってきた。手には何か握ってある。

 

「おかえり。その手にある物は?」

 

「これ?今日発売の新パックだよ!!ほら!!エクシーズモンスターが入っている!!!」

 

「あっ、今日か」

 

龍亞の言葉で思い出した。今日は新パックの発売日。しかも俺が海馬コーポレーションに提供したエクシーズモンスターとそれをサポートするカードが入っている初めてのパックだ。

 

「へへ、カードショップで売り切れまじかのところを何とか5パックだけ買えたよ!!これでエクシーズモンスターを当てるぞ!!」

 

「・・・・龍亞、広告見たか?」

 

「?どういう事?」

 

「その様子だと見てないな・・・・今回のパック、80種類のカードの内、エクシーズモンスターは3種類だけだぞ。しかもかなりのレアカードとして」

 

「えっ?という事は・・・・・・・・」

 

「確率は2箱買って1枚当たるかどうか」

 

「そ、そんな〜〜」

 

両手に持ったパックを落とし、龍亞が嘆く。当たり前だろ。一気に普及したら大混乱を起こすぞ。まあ新規のカードもいっぱいあるって言ってたし、俺の前世で無かったようなカードもあるかもしれないからな。

 

「まあ実際に開封してみないとわからないけどね」

 

「うぅ〜〜こうなったら意地でも当てるぞ!!!!」

 

そうして、今日1日が過ぎていった。

えっ?結果?当たる訳ないじゃん。エクシーズモンスターのサポートカードが数枚当たっていたけどね。鬼神の蓮撃とかね。

 

 

遊輝 side

 

 

奏 side

 

 

『ただいまよりアカデミアデュエル大会、中等部1ー1と小等部5ー3による決勝戦を行います!!!』

 

『ワアアアアア!!!!!!!!!!』

 

アナウンスの開催宣言と共に、生徒で埋め尽くされた観客席から大きな喝采が巻き起こる。ほんとに・・・・・・・・ここまで来たんだね。

 

「ほんとに・・・・来たね」

 

「夢のようね。決勝戦まで残れるなんて」

 

「でも、ここまで来たんだ!!!昨日も言ったけど・・・・・・・・優勝するぞ!!!!!」

 

「「「「おおおぉ!!!!!」」」」

 

『これから第1試合を始めます。第1試合に出る代表者はデュエルフィールドに上がりなさい』

 

「じゃあ、行ってくるね」

 

「奏!リラックスして行くんだよ!」

 

「響、なんか意味が違うぞ」

 

響のボケを遊輝が突っ込んだ所を見て、デュエルフィールドに上がる。

相手は龍亞君や龍可ちゃんのクラスの子だね、当たり前だけど・・・・・・・・確か名前は・・・・

 

「始めまして奏さん、僕は早野天兵です」

 

「始めまして。礼儀が良いね」

 

「ありがとうございます。今日、同じ天使族デッキを使う奏さんとデュエルできて、凄く嬉しいです!」

 

「早野君のデッキも天使族なの?」

 

「はい!!」

 

同じ天使デッキなんだね。でも・・・・・・・・

 

「確かに同じ種族のデッキを扱う人がいるのは嬉しいけどデュエルはデュエルよ」

 

私はデュエルデスクを構えて、早野君にデュエリストとしての目で見る。

 

「もちろんです。中等部、アカデミア五剣士の奏さんに真っ向勝負で行きます!」

 

「ちょ、ちょっと待って!?今、アカデミア五剣士って言わなかった!?」

 

「はい、元々中等部にいたアカデミア三剣士に奏さんや遊輝さんが加わって、今は五剣士って呼ばれてます」

 

恥ずかしくなって顔を隠してしまう。だ、誰がそんな事を・・・・・・・・

「では、始めましょう!」

 

「え、えぇ・・・・・・・・」

 

『決勝戦第1試合!中等部1ー1!水野 奏!小等部5ー3!早野 天兵のデュエルを始めます!』

 

「デュエル‼」 「デュエル‼」

 

奏 LP 4000 天兵 LP 4000

 

「先行は僕ですね。僕のターン、ドロー」

 

天兵 手札 6枚

 

「僕はシャインエンジェルを守備表示で召喚」

 

シャインエンジェル 守800

 

天使族リクルーターのモンスターを守備表示ね。無難な手ね。

 

「カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

天兵 手札 4枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

シャインエンジェル 守800

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

「私のターン、ドロー」

 

奏 手札 6枚

 

・・・まあまあな手札ね。カウンター罠の種類も丁度良いくらいだわ。

 

「創造の代行者 ヴィーナスを召喚」

 

創造の代行者 ヴィーナス 攻1600

 

「ヴィーナスの効果!LPを500ポイント払う事でデッキから神聖なる球体を特殊召喚できる!私は1500ポイント払って神聖なる球体を3体、守備表示で特殊召喚」

 

奏 LP 4000→2500

神聖なる球体 守500 ×3

 

「(ここまでは想定通り。あとら攻撃に乗ってくれれば・・・・)」

 

「カードを3枚伏せてターンエンド」

 

「!?」

 

 

奏 手札 2枚 LP 2500

【モンスターゾーン】

創造の代行者 ヴィーナス 攻1600

神聖なる球体 守500 ×3

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 3枚

 

 

「こ、攻撃しないのですか?」

 

「ええ、どうせダメージを与えられないしリクルーターだから破壊しても意味が無いでしょ?」

 

そしてパーミッション使いとしてフィールドを固める事を優先させてもらうよ。このモンスター達は残しておきたいからね。

 

「ぼ、僕のターン、ドロー」

 

天兵 手札 5枚

 

「(そっちが攻めないなら・・・・)シャインエンジェルをリリースして、天空騎士(エンジェルナイト)パーシアスをアドバンス召喚!」

 

天空騎士パーシアス 攻1900

 

両肩と腰ぐらいに羽がついた輝く騎士がでてきた。

 

「さらに天空騎士パーシアスをリリースして、天空勇士(エンジェルブレイブ)ネオパーシアスを特殊召喚!」

 

天空勇士ネオパーシアス 攻2300

 

パーシアスが上空に昇っていき、日の光を浴びて輝き始める。光が収まると、両肩が開き翼のような物に金色のラインが入った身体をしたパーシアスだった。やるわね、まさかこの方法で出してくるなんて。私だったらヴァルハラから出すけど。

 

「バトル!天空勇士ネオパーシアスで神聖なる球体を攻撃!シャイニングブレード!」

 

確か貫通能力を持っていたわね。通すわけにはいかないわ。

 

「カウンター罠、攻撃の無力化!ネオパーシアスの攻撃を無効にして、バトルフェイズを終了させるわ」

 

「うっ・・・・・・・・(とうとう動いてきた。こっちも何か対策を立てないと一方的になってしまう)カードを2枚伏せてターンエンド」

 

 

天兵 手札 1枚 LP 4000

【魔法・罠ゾーン】

天空勇士ネオパーシアス 攻2300

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 3枚

 

 

「私のターン、ドロー」

 

奏 手札 3枚

 

「(いい引きね)神秘の代行者 アースを召喚」

 

神秘の代行者 アース 攻1000

 

『ふわぁ〜〜、おはよう奏』

 

欠伸をしながらアースが出てきた。

 

「まだ寝ていたの?」

 

『今日はいつもより早いよ〜。いつもは11時に起きているから』

 

・・・・・・・・寝過ぎでしょ?11時ってもうお昼って言ってもおかしくないでしょ。

 

「アースの効果でデッキから奇跡の代行者 ジュピターを手札に加えて、Lv2の神秘なる球体2体にLv2の神秘の代行者 アースをチューニング!」

 

☆2 + ☆2 + ☆2 = ☆6

 

「オゾン層にいる天使が稲妻の光を帯びて龍を呼び覚ます。惑星の叫びを受け舞い降りろ!シンクロ召喚!天空の使者!ライトニング・エンジェル・ドラゴン!」

 

ライトニング・エンジェル・ドラゴン 攻2300

 

空に出来た雷雲からライトニング・エンジェル・ドラゴンが出てきた。

 

「させません!カウンター罠、神の警告!僕のライフポイントを2000ポイント払って、ライトニング・エンジェル・ドラゴンの召喚を無効にします!」

 

天兵 LP 4000→2000

 

ライトニング・エンジェルが出てきた雷雲から稲妻が落ちるけど・・・・

 

「カウンター罠、魔宮の賄賂!相手が発動した魔法・罠カードの発動を無効にして破壊する!この効果で神の警告を無効にして破壊!」

 

ライトニング・エンジェルが稲妻を避ける。

 

「その後、相手はカードを1枚ドローする」

 

「うっ・・・・ど、ドロー」

 

天兵 手札 1枚→2枚

 

「そしてライトニング・エンジェル・ドラゴンの効果で墓地からカウンター罠1枚を手札に加える。そうね・・・・・・・攻撃の無力化を手札に加えるわ。そして手札の奇跡の代行者 ジュピターをゲームから除外してマスター・ヒュペリオンを特殊召喚!」

 

マスター・ヒュペリオン 攻2700

 

雷雲が消えた後にマスター・ヒュペリオンが悠々と舞い降りてきた。

 

「ま、マスター・ヒュペリオン・・・・・・・」

 

「マスター・ヒュペリオンの効果発動!墓地の神聖なる球体をゲームから除外して天空勇士ネオパーシアスを破壊する!」

 

マスター・ヒュペリオンが神聖なる球体を蓄え、ネオパーシアスに光の球を放つ。まともに攻撃を食らったネオパーシアスは破壊される。

「バトル!ライトニング・エンジェル・ドラゴンでダイレクトアタック!サンダー・アロー!」

 

「リバースカードオープン!攻撃の無力化!ライトニング・エンジェル・ドラゴンの攻撃を無効にしてバトルフェイズを終了される!」

 

ライトニング・エンジェル・ドラゴンの攻撃が渦に吸い込まられた。それにしてもずいぶんカウンター罠を入れているわね。きっと私の対策だね。

 

「カードを2枚伏せてターンエンド」

 

 

奏 手札 0枚 LP 2500

【モンスターゾーン】

創造の代行者 ヴィーナス 攻1600

神聖なる球体 守500

ライトニング・エンジェル・ドラゴン 攻2300

マスター・ヒュペリオン 攻2700

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 3枚

 

 

「(じわじわと追い詰められてきた・・・・・・・・でも)僕のターン、ドロー」

 

天兵 LP 2000

 

「(さっきの魔宮の賄賂で手札に加えた死者蘇生がある。3枚の伏せがあるけど、さっき手札に加えたのは攻撃の無力化。それにもう1枚の伏せカードはおそらく発動条件が無いカード。ここなら・・・・)僕は魔法カード、死者蘇生を発動!墓地から・・・・!?」

 

天兵君のフィールドに死者蘇生のカードが出てきたけど、それをライトニング・エンジェル・ドラゴンが撃ち抜いて破壊した。

 

「な、なんで・・・・ライトニング・エンジェル・ドラゴンが発動させないのは罠カードだけのはず」

 

「カウンター罠、雷の矢!私のフィールドにライトニング・エンジェル・ドラゴンが存在する時、相手が発動した魔法・罠・効果モンスターの効果の発動を無効にして破壊する!」

 

これ、昨日の新しいパックに入っていたカードなの。なんでライトニング・エンジェル・ドラゴン専用のカードがパックに入っていたのかな?

 

「そ、そんな・・・・(僕の伏せカードは神罰。でもこれは天空の聖域が無かったら発動できない・・・・)モンスターをセットしてターンエンド・・・・・・・・」

 

 

天兵 手札 1枚 LP 2000

【モンスターゾーン】

伏せモンスター 1体

【魔法・罠カード】

伏せカード 1枚

 

 

「私のターン、ドロー」

 

奏 手札 1枚

 

「マスター・ヒュペリオンの効果発動!もう1体の神聖なる球体をゲームから除外して伏せモンスターを破壊する!」

 

マスター・ヒュペリオンが早野君の前にある伏せモンスターを破壊した。・・・・・・・・なるほど、マシュマロンだったのね。ヒュペリオンがいなかったら逆転の可能性があったわね。

 

「バトル!ライトニング・エンジェル・ドラゴンでダイレクトアタック!サンダー・アロー!」

 

ライトニング・エンジェル・ドラゴンが電気を帯びた矢を弾き、早野君に向けて放った。

 

天兵 LP 2000→0

 

WIN 奏 LOS 天兵

 

『勝者!中等部1ー1!水野 奏!』

 

ふぅ〜〜。トップの役割を無事に果たしたわ。さてと・・・・・・・・

 

「早野君、大丈夫?」

 

デュエルデスクを直して早野君の所に歩み寄る。だってこっちの一方的な展開だったからね。

 

「は、はい大丈夫です。やっぱりアカデミア五剣士の壁は厚いですね」

 

「それは言わないでくれるかしら・・・・恥ずかしいから」

 

「でも本当に強かったです!勉強になりました!」

 

「そう、じゃあまたね」

 

「はい!」

 

一言挨拶を終えてベンチに引き上げていった。

 

「ナイス!」

 

「まずは1勝!ありがとね奏!」

 

「どういたしまして」

 

「次は私だ!この勢いで勝つぞ!!」

 

「油断はするなよ。決勝戦まで行ったクラスなんだから」

 

「もちろん!」

 

ーーーーーーーーーーーーーー

「ごめんね」

 

「ドンマイドンマイ!あれは仕方ないよ!」

 

「あれだけパーミッションが決まれば、勝つのが難しいわ」

 

「(それでも一回勝っている龍可、やっぱりチートだ)」

 

「でも良い勉強になったよ」

 

「次はパティね!」

 

「が、頑張ってね・・・・・・・・」

 

「ええ。行ってくるわ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中結果 決勝トーナメント 決勝戦

中等部1ー1 VS 小等部5ー3

 

 

第1試合 水野 奏 ○ーー× 早野 天兵

 

 

 

 

 

総合結果 1--0




龍亞「奏さん強すぎでしょ〜」

響「あれはまだマシでしょ。1回戦のアレの方が酷かったよ」

龍可「あれ?」

遊輝「初期手札アルテミスとカウンター罠5枚」

龍亞「・・・・・・・・・・」

スバル「相手サレンダーレベルだったぜ」

奏「あれは本当に偶然で・・・・」

レミ「偶然にも程があるでしょ。じゃあオリカの紹介にいくよ!」

龍可「今回はカウンター罠の雷の矢」


雷の矢 カウンター罠
①自分フィールド上に「ライトニング・エンジェル・ドラゴン」が表側表示で存在する時、発動できる。相手が発動した魔法・罠・効果モンスターの効果を無効にし破壊する。


龍亞「ライトニング・エンジェル・ドラゴンがいたら、ノーコストで相手が発動した魔法・罠・効果モンスターの効果を無効に出来る強力なカウンター罠だ!!」

スバル「めちゃくちゃだな。おまけにモンスター効果も止められるのも強いし」

レミ「次回は響ね!!【決勝戦 2試合目 闇の機械軍団VS氷結ヒーロー】」

龍亞「次回もよろしくね!!」

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