【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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最強カードの紹介〜〜。

アキ「お久しぶり。丁度出番の時に回ってきたわ」

偶然なんだけどな。

アキ「良いじゃない。自分のカードを紹介するなんて以外と無いわよ」

はいはい。最強カードの紹介に行くか。

アキ「今回は私のエースモンスター、ブラック・ローズ・ドラゴン」

☆7のシンクロモンスターで、かつて制限カードまでいった強力な効果を持ったモンスターだ。

アキ「前半のリセット効果でしょ?シンクロ召喚時に、フィールドのカードを全て破壊できるわ。でも自身も破壊してしまうから注意が必要よ」

もう一つは、墓地から植物族モンスターを除外すれば相手の守備モンスターを攻撃表示にして攻撃力を0にできるぞ!ロンファやキラー・トマト、さらには全盛期のグローアップ・バルブにスポーアなど、最近だったらNo,50も植物族だから、以外と機会が多いぞ!

アキ「第52話、私と遊輝の準決勝最後の試合よ!」


第52話 準決勝 5試合目 黒薔薇の龍と太陽龍

遊輝 side

 

『Aコート、第5試合を始めます。デュエルする生徒はデュエルフィールドに上がりなさい』

 

まさか回ってくるとはな。正直、俺の前で終わると思っていたよ。

 

「ふぅ・・・・・・・・」

 

相手はアキさん。フォーチュン・カップ以来のデュエルになる。

 

「・・・・・・・・こうやって対峙するのはあの時以来ね」

 

「そうですね」

 

「あの時はいろいろありがとうね」

 

「頭を下げなくて良いですよ。それに俺が勝手にした事ですし」

 

「でもあのデュエルで変わっていくきっかけを作ってくれた事に変わりはないわ」

 

「そうですか」

 

あの時はただアキさんを救いたかっただけ。だから、今回は・・・・・・・・

 

「でも、私もデュエリスト。負けたリベンジはしないとね」

 

「えぇ、受けて立ちます。楽しいデュエルをしましょう!!!」

 

『Aコート第5試合!高等部1ー1!十六夜 アキ!中等部1ー1!遠藤 遊輝の試合を始めます!』

 

「デュエル!!」 「デュエル!!」

 

遊輝 LP 4000 アキ LP 4000

 

先行は・・・・・・・・俺か。なんかこっちのクラスの先行が多いな。

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 6枚

 

・・・・うげっ!この手札はちょっときついな・・・・あまり事故らないように作ったはずなんだけど・・・・

 

「アステル・ドローンを召喚して、カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

遊輝 手札 4枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

アステル・ドローン 攻1600

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

「ずいぶんおとなしいわね」

 

「まだ動けないので。それにこのデッキは元々速攻性が無いので」

 

「フフ、私のターン、ドロー」

 

アキ 手札 6枚

 

「イービル・ソーンを召喚」

 

イービル・ソーン 攻100

 

「イービル・ソーンの効果発動!このカードをリリースして相手に300ポイントダメージを与える!イービル・バースト!」

 

イービル・ソーンが破裂して、爆風が俺の方に来る。爆風の勢いで、2、3歩下がってしまう。

 

「くっ・・・・」

 

遊輝 LP 4000→3700

 

「さらにイービル・ソーン2体をデッキから特殊召喚!」

 

イービル・ソーン ×2

 

「イービル・ソーン1体をリリースして、永続魔法、超栄養太陽を発動!」

 

イービル・ソーン1体が消えて、その場に小さな太陽が出てきた。

 

「超栄養太陽はリリースしたモンスターのレベルから3つ足したレベルまでの植物族モンスターをデッキ・手札から特殊召喚する!この効果でレベル3のローンファイア・ブロッサムをデッキから特殊召喚!」

 

ローンファイア・ブロッサム 攻500

 

「ろ、ロンファ!?」

 

やめてくれ!!フォーチュン・カップの時に嫌って程こいつにお世話になったんだから!!

 

「ローンフファイア・ブロッサムの効果!このカード自身をリリースしてデッキからギガプラントを特殊召喚!」

 

ギガプラント 攻2400

 

・・・・・・・・トラウマカード2枚目、アキさんは俺の精神を攻撃しているのか?

 

「さらにフィールドに残ったイービル・ソーンを手札に戻して、魔天使ローズ・ソーサラーを特殊召喚!」

 

魔天使ローズ・ソーサラー 攻2400

 

・・・・・・・・・・・・いやいやちょっと待って!!俺にダメージを与えただけでなく、手札消費3枚で上級モンスターを2体も出した!?!?初手良すぎでしょ!!

 

「バトル!ギガプラントでアステル・ドローンに攻撃!」

 

ギガプラントが地面にツタを忍ばせて攻撃を仕掛ける。

 

「リバースカードオープン!永続罠、グラビティ・バインド〜超重力の網〜!」

 

デュエルフィールドに青い網が空から降ってきた。

 

「・・・・・・・・あの時と一緒ね。残念ながら手札にそのカードを破壊するカードは無いわ」

 

助かった〜〜、これでこのターンの攻撃は防げる。

 

「カードを伏せてターンエンド」

 

 

アキ 手札 2枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

ギガプラント 攻2400

魔天使ローズ・ソーサラー 攻2400

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 5枚

 

さてと、グラビティ・バインドはどうせそこまで持たないだろうから。手札がドローカードで埋まった時はどうしようと思ったよ。

 

「魔法カード、マジック・プランター!グラビティ・バインドを墓地に送り、カードを、2枚ドローする!」

 

遊輝 手札 4枚→6枚

 

「せっかくの防御手段を自分から墓地に送るの?」

 

「ええ、フォーチュン・カップの時に一度経験してますので。1ターンしか持たないって」

 

「・・・・・・・・どこからそんな理屈が出てくるのよ」

 

アニメとかいろいろ見て。実際に経験して、ロックカードは1ターンしか持たない事を身を持って実感したから。

 

「ガガガマジシャンを召喚!」

 

ガガガマジシャン 攻1500

 

鎖を回しながらダイヤが出てきた。

 

『今回はアキさんですか。あの時以来でしたっけ?』

 

「ああ、でもあの時と違って今回は楽しんでデュエルをしているよ」

 

『そうですか』

 

「ガガガマジシャンの効果!1ターンに1度まで、レベルを変更できる!レベルを5に選択!」

 

ガガガマジシャン ☆4→☆5

 

「(アステル・ドローンのレベルは4なのにレベルを変えた?一体何を・・・・)」

 

「アステル・ドローンはエクシーズ召喚される時、レベル5のモンスターとして扱う事ができる!」

 

「!!そういう事ね」

 

「Lv5になったガガガマジシャンとアステル・ドローンでオーバーレイ!」

☆5 × ☆5 = ★5

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!燃えたぎれ!No,61 ヴォルカザウルス!」

 

No,61 ヴォルカザウルス 攻2500

 

ブラック・ホールからマグマが噴出して、球体上のヴォルカザウルスが出てきて変形した。

 

「ヴォルカザウルス!?あのモンスターは確か・・・・」

 

「お察しの通り。でもその前にアステル・ドローンの効果!このカードを素材としたエクシーズモンスターの召喚に成功した時、カードを1枚ドローする!」

 

遊輝 手札 5枚→6枚

 

「ヴォルカザウルスの効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ取り除いて、相手フィールドのモンスター1体を破壊してそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!選択するのはギガプラント!やれ!マグマックス!!」

 

No,61 ヴォルカザウルス OVR 2→1

 

ヴォルカザウルスの胸が開き、火炎放射機が出てきた。

 

「罠発動!リフレクト・ネイチャー!」

 

「(リフレクト・ネイチャー?そんなカードあったけ?)」

 

「このカードはこのターンに相手が発動した効果ダメージは全て相手が受ける!」

 

「えっ?て事は・・・・・・・」

 

「ギガプラントの攻撃力、2400のダメージは貴方が受けるのよ」

 

「(マジで!!??そんな効果だったの!?)」

 

ヴォルカザウルスがギガプラントに炎を発射する。ギガプラントは破壊されたが、その破壊された炎はアキさんではなく俺の方に来る。

 

遊輝 LP 3700→1300

 

「ぐわああ!!!!」

 

ヴォルカザウルスの効果ダメージをもろに受けてしまう。いてて・・・・・・・・効果ダメージを反射してくるとは・・・・・・・・でもこれで警戒なくバトルはできるな。

 

「バトル!ヴォルカザウルスでローズ・ソーサラーを攻撃!フレイムダウン!」

 

ヴォルカザウルスが炎をまとわせた爪でローズ・ソーサラーを斬りつけた。

 

No,61 ヴォルカザウルス 攻2500

魔天使ローズ・ソーサラー 攻2400

 

アキ LP 4000→3900

 

「くっ・・・・自身の効果で特殊召喚したローズ・ソーサラーはフィールドから離れる時、ゲームから除外されるわ」

 

予想外のカウンターをくらったけど、これでアキさんのフィールドは何もなくなった。

 

「カードを3枚伏せてターンエンド!」

 

 

遊輝 手札 3枚 LP 1300

【モンスターゾーン】

No,61 ヴォルカザウルス 攻2500

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 3枚

 

「私のターン、ドロー」

 

アキ 手札 3枚

 

「魔法カード、弱者の贈り物。手札のイービル・ソーンをゲームから除外して、デッキからカードを2枚ドローするわ」

 

アキ 手札 1枚→3枚

 

黒薔薇の魔女(ブラックローズウィッチ)を召喚」

 

黒薔薇の魔女 攻1700

 

紫色の髪をした魔女が出てきた。・・・・・・・・魔女なんかな?服が魔女っぽくないし。それにアキさん、本当に俺の精神を攻撃しているのか?なんかメイド服に見えてくるし・・・・・・・・

 

「黒薔薇の魔女は自分の場に何も無い状態で召喚した時、カードを1枚ドローする。その効果でドローしたカードをお互いに確認して、モンスター以外だった場合、ドローしたカードを墓地に送ってこのカードを破壊するわ」

 

・・・・・・・なんかすっごく嫌な予感が・・・・・・・・

 

「ドロー・・・・・・・・ドローしたカードはモンスターカード、薔薇の妖精。このカードはカード効果で手札に加わった時、手札から特殊召喚できる!」

 

薔薇の妖精 攻600

 

だあああ!!!!やっぱモンスターだった!!!!しかもドローしたの薔薇の妖精!?!?完全にあのモンスターへの流れじゃん!!!

 

「Lv3の薔薇の妖精にLv4の黒薔薇の魔女をチューニング!」

 

☆3 + ☆4 = ☆7

 

「冷たい炎が世界の全てを包み込む。漆黒の花よ、開け!シンクロ召喚!現れよ、ブラック・ローズ・ドラゴン!」

 

ブラック・ローズ・ドラゴン 攻2400

 

光の中から黒い薔薇の花びらが舞い、ブラック・ローズ・ドラゴンが出てきた。出った〜・・・・・・・・なんのために伏せカードを3枚伏せたんだよ・・・・

 

「ブラック・ローズ・ドラゴンの効果発動!シンクロ召喚に成功した時、フィールド上のカードを全て破壊する!ブラック・ローズ・ガイル!」

 

ブラック・ローズが咆哮を上げるのと同時に、フィールドに突風が吹き荒れて俺のカードとブラック・ローズ自身を破壊していった。ちなみに俺の伏せカードは、ミラフォ・リビングデッド・次元幽閉。ほんとにミラフォは仕事しないな・・・・しかし・・・・・・・・

 

「これでお互いのフィールドにカードは無いわね」

 

「まさか1ターンでこの場を全て焼き尽くすなんてね・・・・」

 

「でも、もう私はモンスターを召喚できないわ。それに元々このカードたちはモンスターではないし。カードを2枚伏せてターンエンド」

 

アキ 手札 0枚 LP 3900

【モンスターゾーン】

なし

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

さ〜てと、ほんとにガラ空きになるとは思わなかったからな。幸い、手札があるからこのターンで持ち直しそうだ。

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 4枚

 

「ドドドウォリアーを召喚!」

 

ドドドウォリアー 攻2300→1800

 

「ドドドウォリアーは攻撃力を500ポイント下げる事でリリースなしで召喚できる。そして装備魔法、ガガガリベンジ!墓地から《ガガガ》と名のついたモンスターを特殊召喚する!ガガガマジシャンを特殊召喚!」

 

ガガガマジシャン 攻1500

 

「ガガガマジシャンの効果!今度はレベルを6にする!」

 

ガガガマジシャン ☆4→☆6

 

「レベル6が2体・・・・・・・・あのモンスターね」

 

「はい。Lv6のドドドウォリアーとガガガマジシャンでオーバーレイ!」

 

☆6 × ☆6 = ★6

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!白夜の地に輝く純白の太陽よ。天空の世界から降臨して、この世界の光の神となれ!エクシーズ召喚!輝け!ホワイト・サン・ドラゴン!」

 

ホワイト・サン・ドラゴン 攻2400

 

ブラック・ホールから白い太陽が出てきて、ホワイトが出てきた。

 

「ガガガリベンジの効果!装備モンスターがエクシーズ素材としてこのカードが墓地に送られた時、フィールドのエクシーズモンスターの攻撃力を300ポイントアップする!」

 

ホワイト・サン・ドラゴン 攻2400→2700

 

「バトル!ホワイト・サン・ドラゴンでダイレクトアタック!サンシャイン・パティズム!」

 

力を蓄えたホワイトが白い太陽を作りだし、その太陽をアキさんに向けて落とした。

 

アキ LP 3900→1200

 

「ぐっ!!」

 

くらった?でもやっと大きく削れた。これでタイだな、ここからが本当の勝負だな。

「カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 

遊輝 手札 0枚 LP 1300

【モンスターゾーン】

ホワイト・サン・ドラゴン 攻2700

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

「私のターン、ドロー」

 

アキ 手札 1枚

 

「罠発動!シンクロ・スピリッツ!墓地のシンクロモンスターをゲームから除外し、そのシンクロ素材となったモンスター一組を墓地から特殊召喚する!ブラック・ローズ・ドラゴンをゲームから除外して、黒薔薇の魔女と薔薇の妖精を特殊召喚!」

 

黒薔薇の魔女 攻1700

薔薇の妖精 攻600

 

「(・・・・・・・あれっ?この展開、アニメで見たような)」

 

「さらに罠発動!次元回帰!ゲームから除外されているモンスターを全てデッキに戻す。これで、ブラック・ローズ・ドラゴンをエクストラデッキに戻すわ」

 

「!!また来る!!」

 

「Lv3の薔薇の妖精にLv4の黒薔薇の魔女をチューニング!」

 

☆3 + ☆4 = ☆7

 

「冷たい炎が世界の全てを包み込む。漆黒の花よ、開け!シンクロ召喚!現れよ、ブラック・ローズ・ドラゴン!」

 

ブラック・ローズ・ドラゴン 攻2400

 

再び黒い薔薇が舞って、ブラック・ローズ・ドラゴンが姿を現した。

 

「さすがに効果は使わないわよ。そのモンスターの効果を知っているんだから」

 

「ですよね〜。どうするんですか?まだホワイトの方が攻撃力が上だけど?」

 

「速攻魔法、エネミー・コントローラー!ホワイトの表示形式を守備表示に変更する!」

 

えっ!?エネミー・コントローラーなんて持ってたの!?それよりマジでやばい!!

 

ホワイト・サン・ドラゴン 攻2700→守1500

 

「そしてブラック・ローズ・ドラゴンの効果発動!墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外する事で、相手フィールドの守備表示モンスターを攻撃表にし、攻撃力を0にする!墓地の薔薇の妖精をゲームから除外!ローズ・リストリクション!」

 

ブラック・ローズが薔薇の妖精を食べ、ホワイトの身体に蔓を巻きつけた。

 

ホワイト・サン・ドラゴン 守1500→攻2700→攻0

 

「これで終わりよ!ブラック・ローズ・ドラゴンでホワイト・サン・ドラゴンに攻撃!ブラック・ローズ・フレア!」

 

ブラック・ローズがホワイトに向けて、紫の炎を浴びせる。

俺の残りライフは1300だからこの攻撃を受けたら・・・・・・・・

 

ブラック・ローズ・ドラゴン 攻2400

ホワイト・サン・ドラゴン 攻0

 

これで・・・・・・・・負け・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃ、ないんだよね〜〜。

 

遊輝 LP 1300→100

 

「!?どうして!?ライフが残って!?!?」

 

周りの生徒がざわめき出した。一方、これと同じ手を何度もしてきたレミやスバル達は何を発動したのか分かったみたい。

 

「罠カード、ダメージ・ダイエットさ」

 

「!!確かそのターンに受ける全てのダメージを半分にするカード・・・・」

 

「ええ、これで俺は2400の半分、1200のダメージを受けたんです」

 

「・・・・・・・・やるわね。もう私の手札は何も無い。これでターンエンドよ」

 

 

アキ 手札 0枚 LP 1200

【モンスターゾーン】

ブラック・ローズ・ドラゴン 攻2400

【魔法・罠ゾーン】

なし

 

 

ふう〜〜。ダメージ・ダイエットのおかげで首の皮一枚残ったな。さあてと、面白くなってきたぞ!!ここで、世界を変えたら、ほんとに面白くなるぞ!!頼むぞ・・・・・・・・仲間たち!!

 

「俺の・・・・・・・・ターン!!!!ドロー!!!!」

 

遊輝 手札 1枚

 

・・・・・・・・!!!たはは・・・・スバルや龍可の事も言えなくなってしまったな。まあ、あの2人よりまだマシか。

 

「魔法カード、壺の中の魔術書!互いのプレイヤーはカードを3枚ドローする!」

 

遊輝 手札 0枚→3枚 アキ 手札 0枚→3枚

 

・・・・・・・・・・・・そうだな。あいつしか出さないわけにもいかないよな!!

 

「ゴブリンドバーグを召喚!」

 

ゴブリンドバーグ 攻1400

 

「ゴブリンドバーグの効果!手札からチューナーモンスター、ヴァイロン・プリズムを特殊召喚!」

 

ヴァイロン・プリズム 攻1500

ゴブリンドバーグ 攻1400→守0

 

胴体が顔みたいな機械天使が出てきた。

 

「来るわね。2体目が」

 

「Lv4のゴブリンドバーグにLv4のヴァイロン・プリズムをチューニング!」

 

☆4 + ☆4 = ☆8

 

「極夜の地に潜む漆黒の太陽よ!暗黒の世界から舞い降りて、この世界の闇の神となれ!シンクロ召喚!染まれ!ブラック・サン・ドラゴン!」

 

ブラック・サン・ドラゴン 攻1000

 

今度は上から黒い太陽が降りてきて、ブラックがいつもと違い元気よく出てきた。

 

「来たわね。でもあなたの墓地のエクシーズモンスターで一番攻撃力が高いのはヴォルカザウルスの2500。ブラック・ローズ・ドラゴンを攻撃してもまだ私のライフは100ポイントだけ残るわ」

 

「い〜え、俺の勝ちです。この伏せカードで!リバースカードオープン!バスター・モード!」

 

「ば、バスター・モード!?!?」

 

「ブラック・サン・ドラゴンをリリース!闇の太陽龍よ!混沌の力を受け、最高神となれ!降臨!ブラック・サン・ドラゴン/バスター!」

 

ブラック・サン・ドラゴン/バスター 攻1500

 

ブラックがもう一度、漆黒の太陽に戻り空から雷と水が氷ってできたあられなどと一つになる。雷と氷を帯びた漆黒の太陽が変形して、ブラックが変形した。・・・・・・・・これ、初登場の時に言わなかったけど、ほんとにポ○モンだな。

 

「す、/バスター・・・・・・・・」

 

「ブラックの効果!特殊召喚時、墓地のエクシーズモンスターを装備する!ヴォルカザウルスを装備!」

 

墓地からヴォルカザウルスが出てきて、ブラックが吸収する。

 

「そして攻撃力は装備したモンスターの攻撃力の倍の数値だけ上がる」

 

「は、倍!?」

 

ブラック・サン・ドラゴン/バスター 攻1500→6500

 

ヴォルカザウルスを吸収したブラックは一回り、二回りと大きくなっていく。

 

「ラスト!ブラック・サン・ドラゴン/バスターでブラック・ローズ・ドラゴンに攻撃!ゴッド・サンダー・プロミネンス!」

 

雷と氷で覆われた黒いプロミネンスがブラック・ローズ・ドラゴンを包み込み、焼き尽くした。

 

ブラック・サン・ドラゴン/バスター 攻6500

ブラック・ローズ・ドラゴン 攻2400

 

アキ LP 1200→0

 

 

WIN 遊輝 LOS アキ

 

 

『勝者!中等部1ー1!遠藤 遊輝!!決勝トーナメント 準決勝第1試合、高等部1ー1対中等部1ー1は3ー2で中等部1ー1の勝ち!!』

 

「よっしゃ!!」

 

「負けたわ。私もまだまだだね」

 

デュエルデスクを直したアキさんがこっちに来た。

 

「いえいえ、十分強かったです。ほんとに1回負けかけましたし」

 

「でもあの状況を覆す力があるから、このデュエルでもあの時でも勝てたのでしょ?私ももっとデュエリストとしての実力を上げないといけないわね」

 

「それは俺もです」

 

「決勝戦、応援しているわよ」

 

「任せてください!!」

 

言葉を交わし終えた俺たちはそれぞれのベンチに戻って行った。

 

「よくやったよ!!!これで決勝戦に行ける!!」

 

「優勝の可能性も見えてきたわ!!」

 

「しかしあの状況でよく壺の中の魔術書なんか引けたな」

 

「・・・・・・・・スバルには言われたくない」

 

「さてと、Bコートはどうなったかな?」

 

奏の言葉でみんなBコートの方に目をむける。

 

「・・・・・・・・裁きの龍でダイレクトアタック!ジャッジメント・レーザー!」

 

「う、うわあああ!!!」

 

『勝者!小等部5ー3!龍可!!決勝トーナメント 準決勝第2試合、小等部5ー3対高等部2ー1は3ー2で小等部5ー3の勝ち!!』

「・・・・・・・・えっ?」

 

「嘘・・・・・・・・」

 

「龍可ちゃんのクラスが勝ち上がったよ・・・・・・・・」

「マジか・・・・・・・・」

 

「龍可ちゃんと龍亞君が強いのは分かるけど、一体誰が高等部に・・・・・・・・」

 

マジで決勝戦で当たる事になるとは・・・・・・・・

 

『これで今日の試合は終わります!!明日、午前9時よりデュエルフィールド、Aコートにて中等部1ー1と小等部5ー3の決勝戦を行います!!』

 

「・・・・・・・・始めてじゃねぇか?中等部と小等部が決勝戦で戦うなんて」

 

「でも、面白くなってきたわよ」

 

「相手にとって不足はなし!!」

 

「みんな!!!このまま優勝するぞ!!!」

 

「「「「おおおお!!!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・順番どうする?」

 

「遊輝の5番目は確定ね」

 

「おい!!」

「この中で龍可ちゃんに勝てるのは遊輝だけだから」




アキ「また負けてしまったわね」

遊輝「アキさんは強いですよ」

アキ「あなたに2回も負けているんだから、まだまだだわ。しかし・・・・・・・・龍可達が上がってくるとはね」

遊輝「誰か一人強い奴がいるとは聞いたけど・・・・・・・・高等部に勝つとは・・・・・・・・」

アキ「確か龍亞たちが復学する前は小等部の中でも指折りの強さを誇っているって言っていたわね」

遊輝「龍亞が言っていたな。ただ・・・・・・・・」

アキ「ただ?」

遊輝「これ以上はネタバレなんで」

アキ「(ガクッ)そ、そう・・・・」

遊輝「さてと、長く続いたアカデミアデュエル大会もいよいよ決勝戦!!」

アキ「まずは1試合目ね。【決勝戦 1試合目 勇志の天使VS雷の天使龍】」

遊輝「次回もよろしく!!」

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