【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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最強カードの紹介!ついにメインキャラを出し切ったので、再びトップに戻るよ!

遊輝「それで俺かよ」

文化祭でモッテモテの遊輝だよ。

遊輝「それを言うな!一番思い出したくない文化祭だよ!」

女装したら大変だね〜。そのままの勢いでファッションモデル(女)になれば?

遊輝「絶対にやらん!!!!二度と女装なんかしたくない!!」

フフッ、海外でファッションショーを考えて・・・・・

遊輝「やるな!絶対にするな!」

分か〜たよ。最強カードの紹介に行くぞ。

遊輝「今回はアーカナイト・マジシャン。☆7のシンクロモンスターで、チューナー以外の素材に魔法使い族モンスターが必要だぞ」

シンクロ召喚時に魔力カウンターを2つ乗せる事が出来、魔力カウンター1つにつき攻撃力が1000ポイントアップするぞ!

遊輝「さらに魔力カウンターを1つ取り除く事で、相手フィールドのカードを1枚破壊できる。魔力カウンターなら何でも良いぞ」

魔力カウンター軸のデッキなら要チェックなモンスターだ。

遊輝「第44話、デュエルスタート!」


第44話 予選2回戦 本戦出場クラス

響 side

 

小等部や中等部・高等部の予選会中・・・・・

今はお昼の時間、みんなで食堂に行きお昼ご飯を食べている。私や奏、レミ・スバル、いつもは弁当の遊輝も食堂でメニューを決めているよ!

何で弁当を持って来てないのか聞いたら、「材料が2人分しかなかったから、龍亞と龍可の分だけを作った」だって。料理が出来る男子なんて良いよね。しかも家の家事をこなせて、女装したらモッテモテ!女の天敵だよ!

 

「響、今変な事考えなかったか?」

 

「何も考えてないって!それよりメニューはどうするの?」

 

「う〜ん、普段は弁当だからな。食堂のメニューを見る事自体始めてだし」

 

「じゃあ・・・・・みんなであれにしましょう!」

 

レミがパンコーナーの一角にあるたくさん積み上げられたパンを指す。

 

「ドローパンか!面白いな!」

 

「ドローパン?」

 

「ドローパンは中身が食べるまで分からない、ドロー力を占うパンだよ。アカデミアの食堂でも人気の商品よ」

 

「その中にたまにしかお目にかからない《黄金の卵パン》!これ以上になく美味しいのだから!」

 

「へぇ〜(要はGXで出ていたあのパンの事ね)」

 

「みんなであれを食べましょう!」

 

レミから順番にお金を払いドローパンを乗せたトレー前に行く。

 

「最初は誰にする?」

 

「私から!行くよ!ドロー!」

 

レミがパンの中から一つ取り出して、包装紙を開けて口にする。

 

「中身は何?」

 

「・・・・・・ぐぇ!!た、玉ねぎ・・・・・」

 

「レミが引いたのは玉ねぎパンか。そりゃ残念」

 

「そう言えば、レミって玉ねぎが嫌いだったんだな」

 

「な、何で玉ねぎが当たるのよ・・・・・(涙)」

 

「1回戦で1killをするからだろ。残さず食えよ」

 

「次は私。ドロー!」

 

涙目のレミの横で奏がドローパンを1つ取り、口にする。

 

「・・・・・・ジャムパンね。普通だったわ」

 

「それが一番マシな物だったりしてな」

 

「んじゃ私!ドロー!」

 

今だに涙目でパンを食べているレミをのけて、パンの山の中からドローパンを一つ取り出し口に入れる。

 

「・・・・・・・何これ?パンの間にホットケーキ?」

 

一口食べた後、パンの断面を見るとパンとパンの間にホットケーキが1枚はさんであった。パンの具がパンって何よ!

 

「良いじゃないの?甘い物が好きなのでしょ?」

 

「こんな形でホットケーキを食べたくないよ!しかも蜜が無いのよ!」

 

「残念としか言えないな」

 

「よっしゃ!俺の番だ!ドロー!!」

 

スバルが山積みされたパンの中からおもいっきりパンを取り出し、包装紙を開ける。その中身は・・・・・

 

「へへ!黄金の卵パンだ!!」

 

「ええ!?嘘!?」

 

「またスバルが当てたわね。相変わらずのドロー」

 

「これで12回連続で黄金の卵パンを当てたわね」

 

「12回・・・・(こういう事は十代そっくりだな)」

 

「最後は遊輝の番ね。早く引いてよ!」

 

「ああ、行くぞ!ドロー!」

 

最後に遊輝がドローパンを一つ取り、中身を確認する。

 

「何だこれ?」

 

パンの間にはさんでいたカードのパックを取り出した。

 

「具の代わりにパックが入っていたんだわ」

 

「手抜きにも程があるだろ・・・・・」

 

「早く開けてみなよ」

 

遊輝がパンの間からパックを取り出して開封した。その中身は・・・・・

 

・ヴァイロン・プリズム

・ヴァイロン・ステラ

・ヴァイロン・キューブ

・ヴァイロン・マテリアル

・ヴァイロン・シグマ

 

 

「・・・・・・・何故ヴァイロン?」

 

「さあ?そのパックがヴァイロンのパックだからじゃないの?」

 

「いくら何でもここまで株るか?」

 

「しかも結構重要なパーツばかりね」

 

「ある意味当たりね」

 

「・・・・・・・まあいっか。シグマは龍亞にでもあげようか。チューナーはまだデッキに入れられるし」

 

シグマは素材がきついけど、装備魔法を多用している龍亞君のデッキにあうしね。ヴァイロンのチューナーも装備カードとして優秀なカードだからね。良いよな〜、私もパック付きが良かったよ。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

『中等部予選の2回戦を始めます!まずは中等部1ー1VS中等部3ー1!』

 

アナウンスの声で、私はデュエルフィールドに上がる。

この試合に勝てたら、決勝トーナメントに行けるから頑張らないと!順番は私、スバル、遊輝よ。

 

『1試合目!中等部1ー1から小野寺響VS中等部3ー1、坂瑪知沙のデュエルを始める!』

 

「デュエル‼」 「デュエル‼」

 

響 LP 4000 坂瑪知沙 LP 4000

 

「先行は私ね!ドロー!」

 

響 手札 6枚

 

・・・・・この手札だったら様子見からだね。

 

「氷結界の番人 ブリズドを守備表示で召喚!カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

響 手札 4枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

氷結界の番人 ブリズド 守500

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

「私のターン、ドロー」

 

知沙 手札 6枚

 

「そのようなモンスターは直ぐに倒してさしあげますわ。フィールド魔法、伝説の都 アトランティスを発動します」

 

観客で埋まっていたデュエルフィールドが海中に代わり、古代都市が海中から現れた。アトランティスか〜〜、私のデッキでも効果が反映させるから、ちょっと嫌だね。

 

「アトランティスはフィールドの水属性モンスターの攻撃力と守備力を200ポイントアップさせ、お互いの手札・フィールドの水属性モンスターはLvが1つ下がりますわ」

 

氷結界の番人 ブリズド 攻/守 300/500→500/700

 

「手札からマーメイド・ナイトを召喚します」

 

マーメイド・ナイト ☆4→☆3

攻/守 1500/700→1700/900

 

赤い髪で剣を持つ人魚がアトランティスの中から泳いできた。

 

「バトルですわ!マーメイド・ナイトで氷結界の番人 ブリズドに攻撃します!」

 

マーメイド・ナイトが剣を使い、無抵抗のブリズドを破壊した。

 

「ブリズドの効果!戦闘で破壊された時、1枚ドローできる!」

 

響 手札 4枚→5枚

 

「気にする必要もありませんわ。マーメイド・ナイトはフィールドに《海》が存在する時、2度のバトルを行なえるわ!アトランティスは《海》としてでも扱えます!マーメイド・ナイトでダイレクト・・・」

 

「リバースカードオープン!罠カード、激流蘇生!」

 

「激流蘇生?」

 

「水属性モンスターが戦闘またはカード効果で破壊された時、その水属性モンスターを全て特殊召喚できる!さっき戦闘で破壊されたブリズドを守備表示で特殊召喚!」

 

氷結界の番人 ブリズド 攻/守 300/500→500/700

 

破壊されたブリズドの身体が再び集まり私の前に出てきた。

 

「そしてこの効果で特殊召喚したモンスターの数×500ポイントのダメージを相手に与える!」

 

「何ですって!?」

 

ブリズドが破壊された所から大波が出来て、相手を飲み込んでいく。

 

知沙 LP 4000→3500

 

「くっ!やってくれましたわね!マーメイド・ナイトでもう一度氷結界の番人 ブリズドに攻撃します!」

 

「ブリズドの効果で1枚ドロー!」

 

本当はもっとモンスターを貯めて激流蘇生を発動したかったけど、2枚もドロー出来たし相手にダメージを与えられたから別に良いか。

 

「カードを1枚伏せてターンを終了します」

 

知沙 手札 3枚 LP 3500

【モンスターゾーン】

マーメイド・ナイト 攻1700

【魔法・罠ゾーン】

伝説の都 アトランティス

伏せカード 1枚

 

良し!このまま押すよ!

 

「私のターン!ドロー!」

 

響 手札 7枚

 

「魔法カード、二重召喚!このターン通常召喚を2回行なえる!まずは氷結界の風水師を召喚!」

 

氷結界の風水師 ☆3→☆2

攻/守 800/1200→1000/1400

 

大きな鏡を持った和服姿の小さな女の子が現れた。

 

「風水師をリリースしてブリザード・プリンセスをアドバンス召喚!」

 

ブリザード・プリンセス ☆8→☆7

攻/守 2800/2100→3000/2300

 

風水師が海面まで上がって、代わりにプリンセスが海中に潜り私の横についた。いつも持っている氷の球をついた棒は無くて、その代わりに氷で出来た杖を持っている。

 

「その杖はどうしたの?」

 

『海中であんな重い物を振り回せないよ!だからこの氷の杖を作ったの!』

 

「あれそんなに重いの?」

 

『重いよ!普段使っていてもしんどいのだよ!」

 

へぇ〜そうだったんだ。でもそんなに重い物を振り回すんだからプリンセスって以外と力持ちなんだ。

 

「さっきから何を喋っているの!さっさと始めなさい!」

 

おっとデュエル中だったんだね。

 

「それじゃ続けるよ。プリンセスの効果で相手はこのターン、魔法・罠カードを発動できない!」

 

「くっ!(竜巻海流壁(トルネードウォール)が発動できない!)」

 

「バトル!プリンセスでマーメイド・ナイトに攻撃!ヘイル・ブリザード!」

 

氷の杖で海中の一部を凍らし、その凍らせた塊をマーメイド・ナイトに投げつけた。

 

ブリザード・プリンセス 攻3000

マーメイド・ナイト 攻1700

 

知沙 LP 3500→2200

 

「カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 

響 手札 2枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

ブリザード・プリンセス 攻3000

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「私のターン、ドロー」

 

知沙 手札 4枚

 

「(・・・・・仕方ありませんね。アトランティスを残したいですが、先にあのモンスターを何とかする必要がありますね)コダロスを召喚します」

 

コダロス 攻1400

 

ちっちゃい海蛇のモンスターがアトランティスから出てきた。コダロスね・・・・・・やばいよ!

 

「コダロスの効果。フィールドの《海》を墓地に送り、相手フィールドのカードを2枚まで選択して墓地に送ります!ブリザード・プリンセスと左の伏せカードを・・・・・」

 

「リバースカードオープン!亜空間物資転送装置!エンドフェイズまで、プリンセスをゲームから除外する!」

 

プリンセスの背後に次元の穴が開き、プリンセスはその中に入った。

・・・・・何でこのカードが入っているって?このカード、モンスターエスケープに役立つから入れているの。

 

「ですがもう1枚の伏せカードは墓地に送ってもらいます!」

 

コダロスが咆哮を上げて、アトランティスの私の残りの伏せカードが沈んでいく。

 

「バトル!コダロスでダイレクトアタック!」

 

空中に浮かんでいるコダロスが泳ぐような仕草で私の・・・・・

 

「えっ!?ちょっ、ちょっと!?痛っ!」

 

私の髪の毛におもいっきり噛み付いてきた。

 

響 LP 4000→2600

 

「カードを伏せターンエンド」

 

「うぅ〜、そのエンドフェイズにプリンセスは戻ってくるよ」

 

 

知沙 手札 2枚 LP 2200

【モンスターゾーン】

コダロス 攻1400

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

『響、大丈夫?あいつものすごい噛み付いたよね』

 

「何で髪なのよ!?女の大事な所なのに!」

 

「知りませんわ。それにあなたは髪をそのままにしているのですから大事ではないでしょう」

 

「失礼ね!私だって髪はセットするよ!」

 

『いつも寝癖がつくからでしょ。あんな姿、みんなに見せられないからね!』

 

「プリンセス!!」

 

こうなったらコテンパンにしてやるんだから!

 

「私のターン!ドロー!」

 

響 手札 3枚

 

「魔法カード、氷結界の意志!墓地のLv4以下の《氷結界》と名のついたモンスターをゲームから除外して、除外したモンスターと同じLvの《氷結界》と名のついたモンスターを攻撃力と守備力を0にしてデッキから特殊召喚する!墓地の氷結界の風水師を除外してチューナーモンスター、氷結界の守護陣を特殊召喚!」

 

氷結界の守護陣 攻/守 200/1600→0/0

 

「氷結界の封魔団を通常召喚!」

 

氷結界の封魔団 攻1200

 

赤いロングコートを着ている銀の髪の女の子が現れた。

 

「Lv4の封魔団にLv3の守護陣をチューニング!」

 

☆4 + ☆3 = ☆7

 

「神聖なる魔法を束ねし時、神秘の魔導師が現れる!シンクロ召喚!放て!アーカナイト・マジシャン!」

 

アーカナイト・マジシャン 攻400

 

デュエルフィールドの上空に光った光から下に赤い服を着て、その上に少し半透明の布を被った魔法使いが緑の球が入った杖を持ち、おりて来た。

 

「アーカナイト・マジシャンはシンクロ召喚成功時に魔力カウンターを2つ乗る!そして魔力カウンター1個につき攻撃力が1000ポイントアップする!」

 

アーカナイト・マジシャン 攻400→2400

MC 0→2

 

「(攻撃力2400・・・・・ですが私の伏せカードは忘却の海底神殿。バトルに入る前に・・・・・!!アーカナイト・マジシャンの能力は!)」

 

「アーカナイト・マジシャンの効果!魔力カウンターを1個取り除く事で、相手フィールドのカードを1枚破壊する!私はこの効果を2回使って、あなたの伏せカードを破壊する!」

 

アーカナイト・マジシャン 攻2400→400

MC 2→0

 

アーカナイト・マジシャンの杖が眩しく光り、相手の伏せカードを全て破壊した。・・・・・なるほどね。忘却の海底神殿があったから、コダロスの効果を発動させたんだ。

 

「っ!ですが、あなたの全てのモンスターが攻撃してもまだライフが!」

 

「い〜や、このターンで終わりよ。魔法カード、ミラクルシンクロフージョン!フィールドのアーカナイト・マジシャンと墓地の氷結界の封魔団を融合!」

 

アーカナイト・マジシャンと墓地にいた封魔団が出てきて、渦に吸い込まれる。

 

「融合召喚!覇魔導士アーカナイト・マジシャン!」

 

覇魔導士アーカナイト・マジシャン 攻1400

 

渦の中から現れたのは、赤い服から黒く、青の模様が入ったアーカナイト・マジシャン。杖の先端にある緑の球も大きくなっている。

 

「あっ・・・・・・」

 

「覇魔導士アーカナイト・マジシャンも融合召喚時、魔力カウンターを2つ乗り攻撃力も上昇するよ」

 

覇魔導士アーカナイト・マジシャン 攻1400→3400

MC 0→2

 

「バトル!覇魔導士アーカナイト・マジシャンでコダロスに攻撃!ミステリーマジック!」

 

アーカナイト・マジシャンが杖に魔力を貯めて、レーザー光線になりコダロスに直撃した。

 

覇魔導士アーカナイト・マジシャン 攻3400

コダロス 攻1400

 

知沙 LP 2200→200

 

「きゃあ!!」

 

「ブリザード・プリンセスでダイレクトアタック!ヘイル・ブリザード!」

 

『結局この重い氷の塊で攻撃するのね・・・』

 

いつの間にか元の氷の棒に戻したプリンセスが、その棒を振り回し氷の塊をぶつけた。

 

知沙 LP 200→0

 

 

WIN 響 LOS 知沙

 

 

 

 

「勝ったよ!」

 

V字を決めて、みんながいるベンチに戻った。

 

「ご苦労様。でもデュエル中に何を喋っていたの?」

 

「相手が私の髪を馬鹿にしてプリンセスも笑ったんだよ!」

 

「そんな事かよ・・・・・」

 

「女にとっては大問題よ!プリンセス!家に帰ったらお仕置きだから!」

 

『何で私にも飛んでくるの!?向こうが原因を作ったのよ!』

 

「あの時笑ったでしょ!覚悟しておきなさい!」

 

「よっしゃ!やっと俺の番だ!」

 

「スバル!さっさと決めてきなさい!」

 

「そうなったら俺の出番が・・・・・」

 

レミが決めるように言った時、遊輝が出番が無くなるという心配を持ちながら、スバルはデュエルフィールドに上がっていった。

 

 

響 side out

 

 

スバル side

 

 

久々の出番だせ!小説に載るのは試練のデュエルの時以来だから、楽しむぞ!(メタ発言をするな!)

 

『2試合目!中等部1ー1、遊城スバルVS中等部3ー1、相生昌のデュエルを始める!』

 

「デュエル‼」 「デュエル‼」

 

スバル LP 4000 昌 LP 4000

 

「俺のターン!ドロー!」

 

スバル 手札 6枚

 

う〜ん・・・・・融合が来てないな。ここは・・・・・

 

「E・HERO アナザー・ネオスを召喚!」

 

E・HERO アナザー・ネオス 攻1900

 

小さなネオスが出てきた。

ちなみに言うと、本物のネオスは持っていない。あれだけは爺ちゃんが譲ってくれなかったから代わりにこっちを入れているんだ。

 

「カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 

スバル 手札 3枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

E・HERO アナザー・ネオス 攻1900

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「俺のターン!ドロー!」

 

昌 手札 6枚

 

「俺はジェネティック・ワーウルフを召喚!」

 

ジェネティック・ワーウルフ 攻2000

「バトル!ジェネティック・ワーウルフでアナザー・ネオスに攻撃!」

 

相手はモンスターを召喚したのと同時に攻撃宣言をして来た。何も考えずに攻撃するのかよ。ちょっとは警戒しろよ。

 

「リバースカードオープン!速攻魔法、デュアルスパーク!アナザー・ネオスをリリースして、ジェネティック・ワーウルフを破壊する!」

 

アナザー・ネオスに雷が打たれて、ジェネティック・ワーウルフに突進して双方とも破壊された。

 

「その後、カードを1枚ドローする!」

 

スバル 手札 3枚→4枚

 

「くそっ!カードを2枚伏せターンエンド!」

 

 

昌 手札 3枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

なし

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「俺のターン!ドロー!」

 

スバル 手札 5枚

 

・・・・・まだ融合がこないのかよ。だけど・・・・・

 

「魔法カード、天の落とし物!互いのプレイヤーはデッキからカードを3枚ドローしてその後、手札を2枚墓地に捨てる!」

 

・・・・・・・ほんとに融合が来ないな。まあ良いけど。このターンで決める!

 

「E・HERO オーシャンを召喚!」

 

E・HERO オーシャン 攻1500

 

「そして速攻魔法、マスク・チェンジ!オーシャンをリリースして変身!M・HERO アシッド!」

 

M・HERO アシッド 攻2600

 

オーシャンがリリースされて出てきたのは、銃を持ち胸に特徴的なマークをつけた仮面のヒーローだ。

 

「アシッドの効果!特殊召喚に成功した時、相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する!Acid rain!」

 

「何だと!?」

 

真上に銃を向け上空に打つと、相手フィールドに大雨が降り始めて伏せカードを破壊した。破壊されたのは・・・・・・リビングデッドとジャスティブレイクか。って事は通常モンスター主体のデッキだな。

 

「リバースカードオープン!スピリッツ・フュージョン!」

 

「トラップ融合だと!?」

 

「墓地のアナザー・ネオスとオーシャンをゲームから除外しLPを1000払って、現れよ!E・HERO The シャイニング!」

 

スバル LP 4000→3000

E・HERO The シャイニング 攻2600

 

おびただしい光を放ちながらシャイニングが降りて来た。

 

「一応、シャイニングの効果で攻撃力が600ポイントアップするから」

 

E・HERO The シャイニング 攻2600→3200

 

相手が若干引いていたから、相手に聞こえる程度の小さな声でシャイニングの攻撃力上昇を教えてあげた。

融合が無くてもこんな風に、マスク・チェンジとかトラップ融合で何とかなるかなあんまり困らないんだよな。

 

「バトル!シャイニングとアシッドでダイレクトアタック!」

 

アシッドが照準を合わせ、シャイニングとアシッドの合わせ技が相手を襲う。

 

昌 LP 4000→0

 

 

WIN スバル LOS 昌

 

 

 

 

『そこまで!中等部1ー1VS中等部3ー1は中等部1ー1の勝ち!決勝トーナメント進出クラスは中等部1ー1!』

 

「よっしゃ!決勝トーナメントに進出だ!」

 

「やったね!これで2年連続進出だよ!」

 

「・・・・・・・あのさ〜」

 

響とレミが喜んで飛び跳ねている隣で遊輝が手をあげた。

 

「?どうしたの?」

 

「俺の出番が無いんだけど・・・・・」

 

「えっ?」

 

「そう言えば1回戦は私とレミで勝って、このデュエルも遊輝が3番手だったわね」

 

「・・・・・・・・・・て事は俺のデュエル無し!?」

 

「そう言う事だな」

 

「そんな〜〜、せっかく久しぶりに聖刻で暴れてやろうと思ったのに」

 

・・・・・ひでぇ事を考えていたのかよ。遊輝の《聖刻》デッキは酷いからな。数ターン耐えたら直ぐに1killを狙いにいける。しかも成功率がハンパなく高い。俺もやったけどこっちが整える前に決めに来やがるし・・・・・奏のパーミッションしか太刀打ち出来ないな。

 

「まあまあ、決勝トーナメントで1番手にしてあげるよ」

 

「うう〜〜」

 

うなだれている遊輝を響が慰めて、他のクラスの状況を見守る。

 

 

スバル side out

 

 

 

 

【ダイジェスト・予選トーナメント 〜小等部〜】

 

 

 

 

小等部の予選トーナメントも終盤に差し掛かってきた。既に代表クラスが1つ決まり、残りの枠を決めるデュエルが行なわれているが・・・・・・・・・・

 

「裁きの龍でダイレクトアタック!」

 

「う、うわあああ!!!」

 

『勝者!小等部5ー3!決勝トーナメント進出は小等部5ー3!』

 

残りの枠は龍亞と龍可率いる小等部5ー3が手に入れた。と言うか予想通りである。龍亞と龍可が圧勝して決めた。この二人、中等部や高等部相手でも勝ち始めてきたので、小等部相手だともう負け無しである。理由として龍亞は、文化祭で決勝戦まで行けた事や軽音部の仲間たちとデュエルしていった事。これでデュエリストとしての自信がかなりついたのである。龍可は・・・・・・・・・・言わなくても良いだろう。『チートドロー付きのカオス・ライトロードに勝つ』というのは、どれだけ難しいことか読者の皆さんなら分かるだろう。あの超鈍感な遊輝が恋愛の事について分かるくらい、いやそれ以上に難しいのである。

 

「私はチートドローじゃない!」

 

「龍可?誰に言っているの?」

 

「分からないけど今確実に誰かが言った!」

 

「そんな根拠の無い事で言うの?(でも、あながち間違ってないと思うな・・・・・)」

 

 

 

予選トーナメント 〜高等部〜

 

 

 

こちら高等部は既に代表クラスが決まった。最上級学年の3ー2、そして・・・・・

 

「アキさん!助かりました!」

 

「そんな事ないわ。みんなが繋いでくれたから、私も頑張れたわ」

 

「でもアキのおかげだせ!ほんとにありがとな!」

 

アキがいる高等部1ー1、こちらは苦戦をしいられながらも無事に決勝トーナメント進出を決めた。ちなみに今アキに話しているのは、ルームメイトである。

 

 

 

遊輝 side

 

今日の予選会の出番が無く、観客席で他のクラスのデュエルを見るだけになってしまいました。ほんとに暴れたかったのに!!デュエルは明日までのお預けとなり、ワイルドカード争いが終わったので、決勝トーナメントの抽選会が行われた。

 

 

第1試合 高等部1ー1 VS 中等部1ー2

第2試合 中等部1ー1 VS 高等部3ー2

第3試合 小等部5ー3 VS 中等部3ー3

第4試合 高等部2ー1 VS 小等部6ー2

 

 

 

1回戦から高等部のクラスが相手になるのか。そして2回戦は・・・・・

 

「2回戦になればアキさんところのクラスに当たるわね」

 

「これは苦戦しそうね」

 

「でもそこを乗りきれば優勝の可能性が見えるわね」

 

「その前にもしかしたら龍可たちのクラスと決勝で当たるかもしれないかもな」

 

「どんな相手でも楽しんで行こうぜ!」

 

俺たちは結束を固めて、明日以降の決勝トーナメントに臨む。

 




遊輝「俺のデュエル・・・・・」

奏「明日頑張れば良いじゃない」

レミ「何はともあれ、決勝トーナメント進出よ!去年より良い成績を残しましょう!」

遊輝「去年は何処まで行ったの?」

スバル「決勝トーナメントの1回戦で負けたよ。惜しかったけどな」

響「でも今年は大丈夫!遊輝が入れば何とかなるよ!少なくとも龍可ちゃん相手には!」

遊輝「・・・・・勝てる気がしねぇよ」

奏「それでは今日のオリカ紹介、氷結界の意志よ」


氷結界の意志 魔法
①自分の墓地に存在するLv4以下の「氷結界」と名のついたモンスター1体をゲームから除外して発動する。
除外したモンスターと同じレベルの「氷結界」と名のついたモンスター1体をデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力と守備力は0になり、効果は無効になる。


スバル「墓地の氷結界を除外して同じレベルの氷結界をリクルートする能力だ。攻撃力と守備力は0になるけど、効果を使えるんなら関係ないな」

遊輝「というより、氷結界のサポートカードが少なすぎなんだよな。氷結界専用の特殊召喚カードってなかった・・・・・はず」

レミ「次回から決勝トーナメント!一話毎に一つのデュエルを載せるから!」

スバル「タイトルは【決勝 1回戦第一試合 聖刻龍VS黒炎龍】」

響「次回も宜しくね♪」

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