【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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最強カードの紹介!今回は・・・・・

奏「始めまして、水野奏です。よろしくお願いします」

初登場、奏だよ。ちょうどこの話を改定している時期が5月の中旬の終わり。凄く暑い。

奏「最近の天気はおかしいものね」

おかげで大迷惑。傘を持って行って雨降らないし、傘を置いてきたら雨降るし。最強カードの紹介に行こう!今回は冥王竜ヴァンダルギオン!

奏「私のパーミッションに入っている、マスター・ヒュペリオンに次ぐ最上級モンスターだわ」

相手のカードをカウンター罠で無効にした時、手札から特殊召喚できる!そしてこの時に魔法を止めたならバーン、罠だったら相手のカード1枚を破壊、モンスター効果なら墓地からモンスター1体を特殊召喚できる!

奏「第43話、デュエルスタート!」


第43話 予選1回戦 パーミッションとドラグニティの恐怖

奏 side

 

『それでは第2試合、中等部1ー1対中等部2ー3の試合を始めます。一試合目に出る人はデュエルフィールドに上がってください』

 

アナウンスの指示で私はデッキをデスクにセットする。デュエル大会の開幕をみんなが私を指名してくれた。嬉しいけど、その分のプレッシャーも大きい。大事な初戦。負けるわけにはいかない・・・・・

 

「奏、硬いよ!リラックス!リラックス!」

 

響が私の肩をポンと叩く。そして周りにはみんながいた。

 

「別にトップだから勝とうと意識しなくて良いんだぞ」

 

「後ろに私たちが控えているんだからね!」

 

「こんな事は滅多にないから楽しもうぜ!」

 

遊輝・・・・・レミ・・・・・スバル・・・・・

 

「・・・・・うん!楽しんでくる!」

「頑張って!」

 

響に背中を押され、デュエルフィールドに上がる。相手は男の子のようね。

 

『それでは1試合目!中等部1ー1から水野奏VS中等部2ー3から立川勉のデュエルを始めます!』

 

「デュエル‼」 「デュエル‼」

 

奏 LP 4000 立川 LP 4000

 

「先行は私!私のターン、ドロー!」

 

奏 手札 6枚

 

・・・・・・・えっ!?これは・・・・・酷いね。ほぼ勝ちが決まってしまったよ。

 

「豊穣のアルテミスを召喚」

 

豊穣のアルテミス 攻1600

 

「カードを五枚伏せてターンエンド」

 

「「「「ご、五枚伏せ!?」」」」

 

私がカードを五枚も伏せた事にレミたちが驚いた。それが普通だものね。

 

 

奏 手札 0枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

豊穣のアルテミス 攻1600

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 5枚

 

 

 

「い、いきなり五枚も・・・・・」

 

「普通、二・三枚だろ」

 

「まさかあれ全部で相手の動きを止めたりして・・・・・」

 

「あり得るわね・・・・・」

 

「俺のターンドロー!」

 

「カウンター罠、強烈なはたき落とし!相手がデッキから手札に加えたカード1枚を墓地に送る。そのドローカードを墓地に送って」

 

相手がしぶしぶドローしたカードを墓地に送った。

 

「カウンター罠が発動したので、アルテミスの効果で1枚ドロー」

 

奏 手札 0枚→1枚

 

私はデッキのカードを1枚めくる。・・・・・今日はついてるわね。明日が怖いわ。

 

「(クソ!伏せが多すぎる!だが・・・・・)魔法カード、大嵐!」

 

「カウンター罠、魔宮の賄賂。大嵐の発動を無効にして破壊。その後、あなたは1枚ドローする」

 

相手が大嵐を墓地に送り、カードを1枚ドローする。その行動に元気が感じられない。

 

「アルテミスの効果の前に手札の冥王竜ヴァンダルギオンの効果発動!相手のコントロールするカードをカウンター罠で無効にした時、手札から特殊召喚できる!」

 

冥王竜ヴァンダルギオン 攻2800

 

私の後ろに黒い雷が落ちて、ヴァンダルギオンが姿を表した。

 

「ヴァンダルギオンの効果!この方法で特殊召喚した時、無効にしたカードの種類によって異なる効果を発動する!魔法カードを無効にしたので、1500ポイントのダメージを与える!」

 

立川 LP 4000→2500

 

「そしてアルテミスの効果で1枚ドロー」

 

奏 手札 0枚→1枚

 

「お、俺は終末の騎士を召喚!」

 

「カウンター罠、キックバック。終末の騎士の召喚を無効にして手札に戻す!アルテミスの効果で1枚ドロー」

 

「・・・・・カードを1枚伏せてターンエンド・・・・・」

 

 

立川 手札 4枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

なし

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

「私のターン、ドロー」

 

奏 手札 3枚

 

「そのままバトル!冥王竜ヴァンダルギオンでダイレクトアタック!冥王葬送!」

 

「リバースカードオープン!ドレインシールド!」

 

「カウンター罠、トラップ・ジャマー!ドレインシールドの発動を無効にする!」

 

ヴァンダルギオンが力を貯めて、相手に攻撃する。

 

立川 LP 2500→0

 

 

WIN 奏 LOS 立川

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・酷いね」

 

「素直に謝ります。すいませんでした」

 

「いやいやいや!向こうに謝れよ!」

 

「相手の奴、半泣きだぞ」

 

遊輝が相手側のベンチに指を指すから見てみると、私とデュエルした相手の人が泣きっ面をしながらいろいろ話していた。最初の手札が良かったから大嵐が来ても怖く無かったけど、その後のヴァンダルギオンは私も引いたわ。

 

「今後はガン伏せをしないように!」

 

「分かりました」

 

「響が奏に注意した・・・・・・」

 

「明日は大雨か?それとも吹雪か?はたまた台風が二つ来るのか?」

 

「何でそんな不吉な事を予想するのよ!?」

 

「「「響が奏に説教するからに決まっているだろ(でしょ)!!!」」」

 

響の問にスバルたちが口を揃えて響に言って、響は体育座りになる。小さな声で「私だって奏に注意する時はあるよ・・・・・」とシクシク泣きながら言っていた。普段の立場が逆なだけに何とも言えないわね。

 

『二試合目に出る人はデュエルフィールドに上がってください』

 

「次は私ね!」

 

「レミ、相手に嫌な思いをさせるなよ」

 

「大丈夫!今日の星占い一位だから!」

 

「関係無いだろ!」

 

「ちなみに聞くけど.どんな結果なの?」

 

「えっとね、《物事が早く終わる》だったはずよ」

 

・・・・・それ、1killを宣言しているのと一緒でしょ?

 

 

奏 side out

 

 

レミ side

 

 

奏にしてはなかなか酷いやり方だったわね。まあ、勝ってくれたんだから私も勝たないと!

相手もフィールドに上がり、お互いのデッキをセットする。

 

『2試合目!中等部1ー1から葵レミVS中等部2ー3から釜谷俊哉のデュエルを始めます!』

 

「デュエル‼」 「デュエル‼」

 

レミ LP 4000 俊哉 LP 4000

 

「僕の先行!ドロー!」

 

俊哉 手札 6枚

 

「僕はハーピィ・レディ・SB(サイバー・ボンテージ)を召喚!」

 

ハーピィ・レディ・SB 攻1800

 

ふ〜ん、相手のデッキはハーピィなのね。除去カードが多いから気を付けないと。

 

「カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 

俊哉 手札 3枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

ハーピィ・レディ・SB 攻1800

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

・・・・・・普通ね。でも・・・・・

 

「私のターン!ドロー!」

 

レミ 手札 6枚

 

最初の手札でこのデュエル、勝ちが決まっているわ!

 

「魔法カード大嵐!フィールドの魔法・罠ゾーンのカードを全て破壊する!」

 

「何!?(ヒステリック・パーティーとゴッドバードアタックが!)」

 

伏せカードはと・・・・・・・なかなか危ないカードを伏せていたわね・・・・・

 

「魔法カード、テラ・フォーミング!デッキから竜の渓谷を手札に加えて、そのまま発動!」

 

周りがドラゴンで飛び交う渓谷に変わって行く。

 

「竜の渓谷の効果!手札を1枚捨てる事で、『デッキの《ドラグニティ》と名のついたLv4以下のモンスターをサーチ』か『デッキからドラゴン族モンスターを墓地に送る』のどちらかを選択する!手札のドラグニティアームズーレヴァティンを捨て、2つ目の効果を選択!デッキからドラグニティーファランクスを墓地へ!そしてドラグニティーレギオンを召喚!」

 

ドラグニティーレギオン 攻1200

 

私の隣に緑の羽を持った鳥人が風に乗って現れた。

 

「レギオンの効果!召喚時、墓地の《ドラグニティ》と名のつくLv3以下のドラゴン族モンスター1体を選択してこのカードに装備する!墓地のファランクスを装備する!」

 

私の精霊、ファランクスが現れレギオンの腕に引っ付く。今日は出番が少ないけど許してね。

 

「レギオンのもう一つの効果!魔法・罠ゾーンの《ドラグニティ》と名のつくカードを1枚墓地に送って、相手の表側表示のモンスター1体を破壊する!このカードに装備されているファランクスを墓地に送ってハーピィ・レディを破壊!」

 

レギオンがファランクスを鳥のように扱い、ファランクスがハーピィ・レディに突っ込む。そのままの勢いでハーピィ・レディとファランクスが破壊される。

 

「くそ!(だがまだライフが・・・・・)」

 

「このカードはフィールドの《ドラグニティ》と名のついたモンスター1体を墓地に送る事で、手札から特殊召喚できる!レギオンを墓地に送って、ドラグニティアームズーミスティルを特殊召喚!」

 

ドラグニティアームズーミスティル 攻2100

 

レギオンが渓谷から吹かれる風に乗って何処に行き、代わりに全身が黄色で右に大きな刃を持ったドラゴンが現れた。

 

「本当ならミスティルの効果で墓地の《ドラグニティ》と名のついたモンスターを装備できるけど今回は使わない。魔法カード、死者蘇生!墓地のドラグニティアームズーレヴァテインを特殊召喚!」

 

ドラグニティアームズーレヴァティン 攻2600

 

竜の渓谷の奥地から、レヴァテインが颯爽と姿を表した。

攻撃力2100と2600のモンスターを並べて、相手の顔はどんどんと引きつっていく。

 

「バトル!ミスティルとレヴァテインでダイレクトアタック!」

 

ミスティルとレヴァテインが大剣を使い、相手を斬る。その衝撃で相手は吹き飛ばされる。

 

俊哉 LP 4000→1900→0

 

 

WIN レミ LOS 俊哉

 

 

『そこまで!中等部1ー1VS中等部2ー3は、2ー0で中等部1ー1の勝利!』

 

やった!次勝てれば本戦出場だわ!

 

「やったね!みんな!」

 

デュエルフィールドから降りて、みんなが待つベンチに行くと・・・・・

 

「お前な・・・・・・・・」

 

「何となく予測できたけど・・・・・」

 

「あれだけ相手に嫌な思いをさせるなって言っただろ!」

 

「何で私も説教させるのよ!?」

 

私勝ったんだよ!?相手に圧勝だったのに!?

 

「ま、まあまあ、無事に2回戦に進めたし・・・・・」

 

「今日の奏が言っても、説得力がない」

 

「・・・・・・・・・・すみません」

 

「奏は別に謝らなくても「レミも相手に向いて謝れ」・・・・・すいませんでした」

 

うう〜、何でこうなるわけ!!!いつもやっている事なのに!!




遊輝「ほんとに酷いな・・・」

スバル「上級生に何もさせてないぞ」

レミ「いつも通りにデッキを回しただけでしょ!何で謝る必要があるのよ!」

奏「まあまあ」

響「奏もほんとに酷かったね。あんな事されたら誰だって止まるわよ」

スバル「最後の伏せカードは何だったんだ?」

奏「攻撃の無力化だけど?」

遊輝「・・・・・・・(奏って、以外とチートドローなのか?)」

レミ「ああもう!!ほんとに謝る必要があったの!?」

「「「多いにある!!!!」」」

奏「はは・・・・・・次回は2回戦ね」

響「タイトルは【予選2回戦 本戦出場クラス】」

遊輝「次で本戦出場が全学年決まるんだな」

奏「順番は?」

レミ「響、スバル、遊輝よ」

遊輝「(俺、回ってくるのか?)」

スバル「次回も宜しくな!」

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