【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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最強カードの紹介!

プラチナ「お久しぶりです。プラチナです」

いや〜・・・・・大学2年だが、明らかに前年より楽なんだよね。

プラチナ「どういうことですか・・・」

だって授業数が違うんだもん。前期なんか8つだよ?

プラチナ「知りませんよ」

最強カードの紹介いくよ!

プラチナ「今回はRUMーバリアンズ・フォース」

自分フィールドのエクシーズモンスターをエクシーズ素材として、同じ種族の「CX」または「CNo,」1体を特殊召喚できるカードだ!その後、相手フィールドのエクシーズ素材を1つパクる事ができる。今後、アニメなどで注目するカードだよ。

プラチナ「第35話、スタート!」


第35話 龍可救出作戦 ダブルエースの進化

遊輝 side

 

昨日の二人組が言っていた海岸線の倉庫に向かい、走っているのだが・・・・・・・

 

「何だよこれええ!!!」

 

一番近くの道が通行止めになっていた。何故か地割れが数カ所起こっている。なんでだよ!昨日地震なんか起きてなかったのに!

 

「仕方ない、他の道から行くか」

 

そう思って他の道に行くのだけど、何故か地面が凍っていたり、雷が近くで落ちたり、突風が吹いたり、何でこんな自然災害が俺の近くだけに起こるんだよ!そんなこんなで、苦労しながら海岸線の倉庫にあるエリアについた。

 

「ここか・・・・・・・・・」

 

この倉庫が一番大きく、手前に龍可を連れ去った奴らのトラックが止まっている。俺は背中に入れてある袋から竹刀を2本持つ。待っていろよ、必ず助けてやるからな・・・・・

 

 

遊輝 side out

 

龍可 side

 

 

「ここから出しなさいよ!」

 

「悪いがそういう訳には行かないんだ。あいつに復讐をしなければならないんだよ!」

 

二人組に連れ去られ、薄暗い倉庫の柱にくくりつけられてしまった。

 

「だけどあいつは来ないぜ!今頃俺たちの仕掛けた罠に抜けずに苦しんでいると思うぜ!」

 

「そんな事ない!遊輝は必ず来る!」

 

「そんな事を言ってられるのも今の内だぜ!」

 

「その言葉、そっくりそのままお前らに返す・・・・・」

 

「(!今の声は!?)」

 

ドオオオオーーーーーーーン!!!!!!!

 

入り口の扉が突き破られた。そこから一人の人がこっちに来た。

 

「遊輝!!」

 

 

龍可 side out

 

遊輝 side

 

 

扉をぶち抜き、真っ先に目を入ったのが、柱にくくりつけられた龍可だった。

 

「バ、バカな!あれだけの罠を全て通っただと!」

 

「あれが罠?おかしくて笑えてくるよ」

 

俺は両手に持っている竹刀に向かい太陽を当てる。竹刀は赤く燃え上がる。

 

「てめぇらには懺悔をしてもらう・・・・・」

 

「ハッ、昨日は逃げたが今日は正々堂々とやってやるよ!」

 

二人が前に突っ込んできた。一人は金属バット、もう一人はヌンチャクを持って振り回す。でも・・・・・

 

「遅い!炎斬!大文字!」

 

二人の攻撃を交わし、一人に竹刀をクロスさせながら斬りつける。

 

「あっちいい!!!!!!」

 

「俺を忘れてないか?」

 

Uターンしてきたもう一人が首にヌンチャクを巻きつかせる。

 

「炎斬!百火繚乱!」

 

その場で回転して炎の花を舞い、もう一人を下から斬る。

 

「ぐわああぁぁ!!!」

 

「くそっ!こうなったら!」

 

一人が金属バットを持ち直し、龍可目掛けて振り落とす。

 

「龍可に触れるな!!!!!炎斬!龍虎!!!!」

 

足に太陽を当て、ブーストのように加速させて後ろと前から相手の胴を斬る。

 

「ぎゃああ!!!」

 

これで良し、あとは龍可を助ける・・・・・

 

「ま、待ちやがれ・・・・・」

 

「しぶといね。まだやられたいの?」

 

「こ、こうなったらこれだ・・・・・」

 

二人組が決闘デスクを構える。いいじゃねぇか・・・・・俺もカバンから決闘デスクをセットし、同時に実体化の能力を解放させる。

 

「今度こそやられてもらうぜ!」

 

「ほざいていろ!」

 

「デュエル‼」 「「デュエル‼」」

 

遊輝 LP 8000 二人組 LP 8000

 

「先行は俺が貰うぜ!ドロー!」

 

男1 手札 6枚

 

「(いい手札だぜ!)ツイン・ブレイカーを召喚!」

 

ツイン・ブレイカー 攻1600

 

「永続魔法、強者の苦痛!相手モンスターの攻撃力はLv×100ポイントダウンさせる!カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 

男1 手札 3枚 LP 8000

【モンスターゾーン】

ツイン・ブレイカー 攻1600

【魔法・罠ゾーン】

強者の苦痛

伏せカード 2枚

 

「・・・・・俺のターン」

 

遊輝 手札 6枚

 

「・・・・・キラー・トマトを守備表示で召喚」

 

キラー・トマト 守1100

 

「はっ!馬鹿じゃねぇの!ツイン・ブレイカーがいるのにモンスターを守備表示で出すなんて!」

 

「・・・・・カードを2枚伏せてターンエンド」

 

 

遊輝 手札 3枚 LP 8000

【モンスターゾーン】

キラー・トマト 守1100

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「おらおら!さっきの威勢はどうした!俺のターン!」

 

男2 手札 6枚

 

「スピア・ドラゴンを召喚!」

 

スピア・ドラゴン 攻1900

 

「行くぜ!ツイン・ブレイカーの攻撃!」

 

ツイン・ブレイカーが両手の剣でキラー・トマトを斬りつける。

 

「・・・・・・リバースカードオープン、ガード・ブロック。戦闘ダメージを0にしてカードを1枚ドローする」

 

遊輝 手札 3枚→4枚

 

「・・・・・さらにキラー・トマトの効果。デッキからキラー・トマトを特殊召喚する」

 

キラー・トマト 攻1400→1000

 

「そんなモンスターなんか直ぐに破壊してやる!ツイン・ブレイカーは守備表示モンスターを攻撃した時、もう一度だけ攻撃できる!もう一度行け!」

 

ツイン・ブレイカー 攻1600

キラー・トマト 攻1000

 

遊輝 LP 8000→7400

 

「・・・・・キラー・トマトの効果。3体目のキラー・トマトを特殊召喚」

 

キラー・トマト 攻1400→1000

 

「スピア・ドラゴンで攻撃!」

 

今度はスピア・ドラゴンがキラー・トマトを突き抜ける。

 

スピア・ドラゴン 攻1900

キラー・トマト 攻1000

 

遊輝 LP 7400→6500

 

「・・・・・キラー・トマトの効果。今度はガガガマジシャンを特殊召喚」

 

ガガガマジシャン 攻1500→1100

 

鎖を振り回しながらダイヤが出てきた。

 

「スピア・ドラゴンはバトルが終わった時、守備表示になる!カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

男2 手札 4枚 LP 8000

【モンスターゾーン】

ツイン・ブレイカー 攻1600

スピア・ドラゴン 攻1900→守0

【魔法・罠ゾーン】

強者の苦痛

伏せカード 3枚

 

 

「(俺たちの伏せカードはミラフォが2枚とライジングエナジー!これであいつをつぶす!)」

 

「おらおら!デュエルだとへぼいのか!」

 

「・・・・・・・つまんねぇ」

 

「あっ!何だと!」

 

「つまんねぇって言ったんだよ!手加減してやってそれが全力?このターンで倒してやるよ!俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 5枚

 

「魔法カード、サイクロン!強者の苦痛を破壊!」

 

フィールドに現れたサイクロンが強者の苦痛を破壊する。

 

ガガガマジシャン 攻1100→1500

 

「魔法カード、ガガガ・ゲット!デッキから《ガガガ》と名のついたモンスターを特殊召喚する!ガガガガールを特殊召喚!」

 

ガガガガール 攻1000

 

今度は携帯の番号を押しながらパールが現れた。でも顔が怯えていた。

 

『マスター、凄く空気が・・・・・』

 

「うん?何?」

 

『い、いや!何もないよ!』

 

「・・・・・そう、ならいいや。ガガガマジシャンの効果!1ターンに1度、Lvを1〜8に変更する!Lv6にする!」

 

ガガガマジシャン ☆4→☆6

 

「ガガガガールの効果!フィールドの《ガガガマジシャン》を選択して同じLvにする!」

 

ガガガガール ☆3→☆6

 

「Lv6になったガガガマジシャンとガガガガールでオーバーレイ!」

 

☆6 × ☆6 = ★6

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!白夜の地に輝く純白の太陽よ。天空の世界から降臨して、この世界の光の神となれ!エクシーズ召喚!輝け!ホワイト・サン・ドラゴン!」

 

ホワイト・サン・ドラゴン 攻2400

 

『ギャアアアーーーーー!』

 

上から光を照らしながら、ホワイトが現れてきた。

 

「くっ!攻撃力2400!(だがミラフォが!)

 

「これで終わりと思うな!RUMーバリアンズ・フォース!」

 

「「「ランクアップマジック!?」」」

 

「ホワイト・サン・ドラゴンをエクシーズ素材としてオーバーレイ・ネットワークを再構築!光の太陽龍よ!混沌の力を受け、最高神となれ!カオスエクシーズ・チェンジ!降臨!CXホワイト・ゴッド・ドラゴン!」

 

CXホワイト・ゴッド・ドラゴン ★7 攻3000

 

ホワイト・サン・ドラゴンが白い太陽に戻り、赤い縞模様の鎖に螺旋上に囲まれて上空に上がると強い光が発せられる。下半身が灰色、上が白に水色のホワイトだ。尻尾は丸く炎を貯めていて、それがパイプみたいなもので翼に繋がっている。もちろん、トレードマークの赤いリボンもちゃんとついている。そして、いつもは球体で回っているオーバーレイ・ユニットが赤い十字架として突き刺さる。

 

「な、なんだそのモンスターは!?」

 

「か、カオスエクシーズだと!?」

 

「お前らに教えるつもりはない!ホワイト・ゴッドの効果!カオスオーバーレイ・ユニットを1つ取り除く事で、相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する!」

 

「何だと!」

 

「聖なる太陽の力をその身に味わえ!スピリチュアル・ゴッドフレア!」

 

CXホワイト・ゴッド・ドラゴン OVR 3→2

 

ホワイトの上に太陽とその周りに氷が現れ、二人組のフィールドに降り注ぐ。これでガラ空き。次は・・・・・

 

「ゴブリンドバーグを通常召喚!」

 

ゴブリンドバーグ 攻1400

「ゴブリンドバーグの効果!召喚した時、手札からLv4以下のモンスターを特殊召喚する!チューナーモンスター、霞の谷の戦士を特殊召喚!」

 

霞の谷の戦士 攻1700

「Lv4のゴブリンドバーグにLv4の霞の谷の戦士をチューニング!」

 

☆4 + ☆4 = ☆8

 

「極夜の地に潜む漆黒の太陽よ!暗黒の世界から舞い降りて、この世界の闇の神となれ!シンクロ召喚!染まれ!ブラック・サン・ドラゴン!」

 

ブラック・サン・ドラゴン 攻1000

 

今度は黒い太陽が降りてきて、ブラックが姿を現れた。

 

『グオオオーーーーーーー!』

 

「2体目の龍!?」

 

「馬鹿な!1ターンで大型モンスターを2体だと!?」

 

「そしてリバースカードオープン!バスター・モード!」

 

「「バ、バスター・モード!?」」

 

「ブラック・サン・ドラゴンをリリース!闇の太陽龍よ!混沌の力を受け、最高神となれ!降臨!ブラック・サン・ドラゴン/バスター!」

 

ブラック・サン・ドラゴン/バスター 攻1500

 

ブラックが太陽に戻り吸い込まられて、電気と氷で帯びた黒い太陽が現れて、変形した。今度は下半身が灰色だが、上が黒と水色のブラックだ。尻尾は丸く、今度は電気を帯びていて、同じようなパイプが身体に繋がっている。トレードマークの青いタスキもしっかりと巻いている。

 

「な・・・・・あ・・・・・」

 

「ブラック・サン・ドラゴン/バスターの効果!特殊召喚した時、墓地のエクシーズモンスターを選択してこのカードに装備する!」

 

「馬鹿め!お前の墓地にエクシーズモンスターなんか」

 

「墓地のホワイト・サン・ドラゴンを装備!」

 

「馬鹿な!?」

 

ブラックが下に穴を開けると、ホワイトが出てきてそれをブラックが吸収する。

 

「い、いつの間に!」

 

「ホワイト・ゴッドの時だ!そしてブラックは装備したモンスターの攻撃力の倍の数値分、攻撃力がアップする!」

 

「ば、倍だと!」

 

ブラック・サン・ドラゴン/バスター 攻1500→6300

 

「こ、攻撃力・・・・・6300・・・・・!?」

 

「バトル!ブラックでダイレクトアタック!ゴッド・サンダー・プロミネンス!」

 

ブラックの尻尾が電気を放出し、相手に向かって電気で帯びたプロミネンスを放つ。

 

「やっぱりデュエルだとへぼいな!リバースカードオープン!聖なるバリア〜ミラーフォース〜!これでお前のモンスターは全滅だ!」

 

「へぼいのはそっちだ!ブラックは装備カードを装備している時は相手のカード効果で破壊させず、ホワイトは1ターンに2度まで、相手の全てのカード効果を受け付けない!」

 

「何だと!?」

 

二人組の前に出来たバリアを貫き、ブラックの攻撃が通る。

 

二人組 LP 8000→1700

 

「ぐおおおおぉぉ!?!?」

 

「な、何で実際にダメージが!?」

 

「俺がそうしているからだよ。こんな事で済むと思っているのか?」

 

「あ・・・・・・・・」

 

「や、やめろ・・・・・・・・やめてくれ!!!」

 

「今さら命乞いをしても遅い!大事な人を目の前で失ったその怒りを味わえ!ラスト!ホワイト・ゴッドでダイレクトアタック!サンシャイン・ミリオンズスピアー!」

 

ホワイト・ゴッドの上に白い太陽が現れ、たくさんの槍が降り注がれる。

 

二人組 LP 1700→0

 

 

WIN 遊輝 LOS 二人組

 

 

 

 

 

 

「気絶したか・・・・・」

 

デュエルが終わりデスクをなおして二人組に近寄る。さっきの攻撃を受けて気を失ったみたいだ。俺は龍可がいる方に近づき、縄をほどく。

 

「遊輝・・・・・・」

 

「ごめんな龍可。恐い思いをさせてしまって」

 

「良いよ。遊輝が助けに来るって信じていたから!」

 

龍可が飛びつく。無事で何よりだ。

 

「えへへへ!!つっかまえた!!!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?何を言っているの?

 

「D・マグネンU2体を守備表示で召喚!遊輝にマグネロック!」

 

突然物陰から龍亞が出てきて、マグネンUを実体化させて俺を囲み、宙づりにさせられた。

 

「お、おい龍亞!何だよこれ!」

 

「大成功!!龍可ちゃんナイス!」

 

すると龍亞が出てきた物陰からレミやスバルたちがぞろぞろとやってきた。まさか・・・・・・・

 

「これ、全部演技!?」

 

「そうよ!名付けて【龍可ちゃんを誘拐させて遊輝を捕まえよう大作戦!】」

 

「(ネーミングセンスがないね)」

 

「(そこは突っ込まない方が良いわよ)」

 

「じゃああの二人組は!?」

 

「この通りピンピンしてるよ!なんせ遊輝が実体化の能力を全開にしたんだから、こっちも守るのが大変だったよ!」

 

響が指を指す方向に、さっきまで気絶していたはずの二人組がレミに頭を下げている。

 

「お嬢ちゃん!こんなものでしたが、どうでしょう?」

 

「さすが元役者ね!遊輝を騙す事が出来たよ!ありがとう!」

 

「いやいや!お嬢ちゃんのおかげで俺らはセキュリティに連行させずにすんだから!じゃあ!」

 

そう言って二人組は帰っていた。

俺はこのマグネロックから逃げ出そうと必死にあがいている。

 

「無理だよ遊輝。そのマグネロックは普通じゃ外れないよ」

 

「さあ、降参しなさい!」

 

「絶対にしない!」

 

こうなったら能力を使って・・・・・右手に小さな太陽を作り、マグネンUに当てようとする。

 

「響、よろしく♪」

 

「任せて!ウォーターフォール!」

 

突然上空から大量の水が落ちてきて、俺に向かって落ちる。1分ぐらいしてようやく水が止まった。

 

「ぷあっはーーー!卑怯だぞ!」

 

「普通の人相手に能力を使った遊輝が言える事じゃないよ」

 

「さあ、降参しなければ今度は雷を落とすよ!」

 

レミが脅しをかけて、奏が上空に雷雲を作る。こんなずぶ濡れであんなの食らったら死ぬよ!

 

「・・・・・(ボソッ)わ、分かりました。降参します」

 

「何て!?もっと大きな声で!」

 

「こ、降参します!!」

 

「宜しい。龍亞君、降ろしてあげて」

 

レミの指示で龍亞が宙づりした俺を降ろして、マグネロックを解除する。

 

「これで看板娘は決まりね!」

 

『楽しみだな〜。今年はマスターは何人の人に告られるのかな?』

 

「?パール、どう言う事だ?」

 

スバルがパールに疑問をぶつけると、パールが携帯に目を向ける。まさか・・・・・

 

「やめろーーーーー!!!それだけはやめろ!!!」

 

『これだよ♪』

 

パールが精霊が見えるみんなにあの写真を見せつける。お、終わった・・・・・・・・・・

 

「え!?これ、遊輝!?」

 

『マスターが前世でやった劇の役だよ!』

 

「・・・・・これはスバルよりやりがいがあるね」

 

「・・・・・文化祭が楽しみだよ」

 

「(私より綺麗・・・・・)」

 

レミと響が不吉な笑みを浮かべ、龍可がそんな事を思っていた。

 

「遊輝、頑張れ」

 

肩を落とす俺に龍亞がポンと叩く。

これは・・・・・・・前世より嫌な思い出になりそうだよ。

 

「あ、そうそう。文化祭最終日は遊輝は龍可ちゃんの執事だからね」

 

すでにダウン寸前の俺にさらに追い込むレミ。そして・・・・・

 

「ところで遊輝君、君は随分制服が濡れているね」

 

響がさっきより不気味な笑みで俺に近づく。

 

「風邪を引くし着替えが必要でしょう?そこの物陰でこれに着替えなよ」

 

そう言ってレミが取り出したのは・・・・・・・・メイド服!?

 

「まさか・・・・・これに着替えて帰るのかよ!」

 

「「うん」」

 

「嫌だあああ!!!!」

 

反転して逃げようとすると、上空に雷雲ができる。

 

「着替えないと落とすよ♪」

 

奏までもが笑みを浮かべて、脅してくる。

 

「・・・・・・・・・分かりました」

 

レミからメイド服を受け取り、物陰で着替える。

 

〜(数分後)〜

 

『出来たよーーー!』

 

パールの声でみんなが物陰に入る。

 

「うわ!」

 

「凄い!なんの違和感もない!」

 

龍亞と龍可が驚く。それを言われた俺は・・・・・・・

 

「/////は、恥ずかしい・・・・・・」

 

顔が真っ赤で蒸気が出そうだよ!!

(パールによってツインテールにされ、白と黒のメイド服です)

 

『これでマスターは男の子を数人落としたよ♪』

 

「これは誰だって落ちるわよ・・・・・・」

 

「こんなにも似合うとは・・・・・・」

 

この後、メイド服姿で家に帰りました。周りから冷たい視線が注がれるなか、龍亞とスバルだけが俺を励ましてくれた。




遊輝「/////な、何でこの姿何だよ!」←メイド服

レミ「お似合いだよ!」

遊輝「ス、スバル・・・・・・」

スバル「ごめん、俺も無理。俺も着せられるし」

遊輝「そんな〜〜」

龍可「じゃオリカに行きましょうか。まずは、ブラックの/バスター」

ブラック『きゃっ♪』


ブラック・サン・ドラゴン/バスター ☆10
闇属性 ドラゴン族 攻1500 守2600
①このカードは通常召喚できない。
②このカードは「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚できる。
③このカードの特殊召喚成功時、自分の墓地に存在するXモンスター1体を選択して、装備カードとしてこのカードに装備する。
④このカードの攻撃力は装備したXモンスターの元々の攻撃力の倍の数値分だけアップする。
⑤このカードは装備カードを装備している時、相手のカード効果によって破壊されない。
⑥フィールド上に存在するこのカードが破壊された時、自分の墓地に存在する「ブラック・サン・ドラゴン」1体を特殊召喚する事ができる。




奏「攻撃力がとんでもない事になるよ」

響「装備モンスターの元々の攻撃力の倍の数値って、倒せないよ!」

スバル「5000オーバーは必須。それどころか6000も軽く行くな」

龍亞「しかも装備カードがある時カード効果で破壊されないだよ!」

龍可「対処方はあるの?」

遊輝「まずはバウンスかな。あとは、装備カードを破壊するとか色々策はあるけど、問題は次」

レミ「CXホワイト・ゴッドね」

ホワイト『キャッ!』


CXホワイト・ゴッド・ドラゴン ★7
光属性 ドラゴン族 攻3000 守2100
☆7モンスター×3
「CXホワイト・ゴッド・ドラゴン」の③の効果は1ターンに1度しか使用出来ない。
①このカードにX素材が存在する場合、このカードは1ターンに2度まで、相手の魔法・罠・効果モンスターの効果を受けない。
②このカードが破壊され墓地に送られた時、自分の墓地に存在するSモンスター1体を特殊召喚する。
③このカードは「ホワイト・サン・ドラゴン」をX素材としている場合、以下の効果を得る。
・このカードのX素材を1つ取り除き発動する。
相手フィールド上に存在する表側表示モンスターを全て破壊する。




奏「1ターンに2度まで相手の全ての効果を受け付けないって・・・・・・」

響「おまけにライボル持ちだし・・・・・・」

龍亞「無茶苦茶強いじゃん!」

遊輝「これは・・・・・・純粋に殴って勝つしか思いつかない・・・・・・」

レミ「メイド服に慣れた?」

遊輝「言わないでくれ・・・・・・忘れかけていたのに・・・・・・」

龍亞「じ、次回は俺と龍可の小等部でのデュエルだね」

龍可「タイトルは【Dホイール講習会 そして影のエース始動!】」

遊輝「Dホイール講習会?」

レミ「アカデミアでDホイールの授業を取り入れるみたいね」

スバル「マジか!俺も乗れるのか!?」

龍亞「俺も!?」

龍可「龍亞は無理よ!」

響「次回もよろしく!」

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