【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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最強カードの紹介〜。今回はこのキャラ!

パール「みんな〜、久しぶり〜♪」

パールだよ〜。改定作業も中盤に入ったんだが、そろそろここに話すネタが・・・・・

パール「あんなハイペースでやるからでしょ?」

いやだってモチベーションが急に上がってさ・・・・・。

パール「幾らなんでも極端過ぎるのよ!」

最強カードの紹介に行くよ!

パール「話逸らしたわね・・・・今回はNo,11ビッグ・アイ!ランク7の大型エクシーズモンスターだよ!」

1ターンに1度、エクシーズ素材を1つ取り除く事で相手フィールドの表側表示のモンスター1体のコントロールを得る事ができる!要するにパクる!その代わり、効果を使ったターンは攻撃できないよ。

パール「第31話、デュエルスタート!


第31話 中間試験 箒星VS銀河

遊輝 side

 

「始め!」

 

先生の声で一斉にプリントをひっくり返し、鉛筆で問題を解き始める。

今日は中間試験の一日目、筆記試験が行われる。明日は実技試験で、ランダムに同学年の生徒とデュエルをする。

昨日はレミ達と一緒に勉強会をした。なんせ、響が毎回赤点ギリギリで、スバルにいたっては授業中爆睡だから、俺とレミ、奏の三人がかりで二人に勉強を教えた。

 

「そこまで!後ろの物は回答用紙を集めて!」

 

やっと終わった〜。出来は8割、9割かな?

 

「やっと終わった!!!」

 

「大声出すなよ。それに明日もあるだろが」

 

「だって明日は実技だけなんだから!これでしばらくは自由だ!」

 

スバルに注意してもこの調子、

スバルの場合は詰め込んだら何とかなるタイプだから、響とちがって補習のことを考えなんていいみたい。だから問題は・・・・・・

「響、今回は大丈夫なの?」

 

「今回こそ大丈夫!今回は遊輝にも教えてもらったんだから!」

 

「そう言って毎回補習ギリギリの点数を取っているのは誰かな〜?」

 

「レ〜〜ミ〜〜!」

 

響がレミを追い回す。問題は響、毎回補習を受けるか受けないかの点数だからね。今回は解らないところは解るまで細かく教えたから大丈夫だと思うけど、こんな感じだからね〜〜。

 

 

遊輝 side out

 

 

 

龍亞 side ー(翌日)ー

 

 

やっほー、なんか久しぶりだね。

昨日のうちに筆記試験は終わって、今日は実技試験。筆記の方は・・・・・・・まあ、最低限は取れたと思う。もし取れてなかったら、遊輝の補習を受けなくちゃいけないからね。それで今は、実技試験真っ最中。状況は・・・・・・・・

 

 

龍亞 手札 0枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

パワー・ツール・ドラゴン 攻4900

パワー・ツール・ドラゴン/バスター 攻4900 (閃光の双剣の効果で攻撃が2回可能)

【魔法・罠ゾーン】

ダブルツールD&C (パワー・ツール)

団結の力 (パワー・ツール)

魔導師の力 (パワー・ツール/バスター)

閃光の双剣 ートライスー (パワー・ツール/バスター)

伏せカード 【神の宣告】

 

 

相手 手札 2枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

切り込み隊長 攻1800

コマンドナイト 攻1800

【魔法・罠ゾーン】

連合軍

伏せカード 【聖なるバリア〜ミラーフォース】

 

 

・・・・・・・こんな感じ、ちなみに3ターン目で俺のターン。手札がちょっと良かったから普通にやっていったらこんな状況になってしまった。相手が少し涙目になっている。やり過ぎたな・・・・もう少し考えて回せば良かったよ。

 

「バトル!パワー・ツール・ドラゴンとパワー・ツール・ドラゴン/バスターで攻撃!クラフティ・ブレイク!フルメタルクラフティ・ブレイク!」

 

相手 LP 4000→0

 

WIN 龍亞 LOS 相手

 

 

 

これで俺の実技試験は終わり。多分大丈夫だと思う。

 

「龍亞、お疲れ様」

 

「ありがとう、龍可の番はまだなの?」

 

「そうなのよ。もうすぐ小等部の実技試験が終わるのに」

 

龍可が少し退屈そうに話す。俺と龍可は小等部で強い方らしく、最後に回されてしまったけど、確かに順番が回って来ないのはおかしいな。

 

「・・・・・・・困ったわね」

 

「あっ、先生!」

 

腕を組んで歩いている先生を見つけたから、俺は龍可の順番を聞くために先生を止めた。

 

「あら、ちょうど良かった。龍可さんにお話があるの」

 

「私ですか?」

 

「ええ、実はこっちのミスで貴方の相手が中等部の人と当たってしまったの」

 

「中等部!?」

 

「他の小等部の生徒は残ってないの?」

 

「あいにく小等部の生徒は全て終わってしまって・・・・悪いけどその中等部の人とデュエルしてくれないかしら?成績は私がなんとかするから」

 

「せっかくなんだからデュエルしなよ!中等部とのデュエルなんて滅多に無いんだから!」

 

「そうね・・・・分かりました。中等部とデュエルします」

 

「助かるわ。直ぐに準備をするからデュエルフィールドに上がって待っていて」

 

先生が本部に戻り、龍可がデュエルフィールドに上がる。龍可の場合、ライトロードだから中等部相手でも直ぐに終わりそうだな。おっ、相手が上がってきた・・・・・・・・えっ!?

 

「遊輝!?」

 

 

龍亞 side

 

遊輝 side

 

 

現在実技試験の最中、みんなはデュエルをしている。と言ってもみんな強いから・・・・・・・

 

「ノヴァマスターでダイレクトアタック!」

 

「トライデント・ドラキオンの攻撃!バーニング・ブースト三連打!」

 

「ブリザード・プリンセスでナチュル・バタフライに攻撃!」

 

「マスター・ヒュペリオンの攻撃!」

 

ほら、あっという間に終わったよ。奏もパーミッションだけども1ターンで決めたよ。

 

「イエー!昨日のテストの憂さ晴らしをしたよ!」

 

「その様子だと駄目だったみたいね」

 

「何のために勉強したのか・・・・・」

 

「あっ、あっちでアキさんがデュエルをしているよ」

 

レミが高等部のデュエルフィールドでアキさんを見つけ、みんながそっちに向く。それで状況は・・・・・・

 

 

アキ 手札 2枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

凛天使 クイーン・オブ・ローズ 攻2400

魔天使 ローズ・ソーサラー 攻2400

【魔法・罠ゾーン】

なし

 

 

相手 手札 1枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

なし

【魔法・罠ゾーン】

なし

 

 

・・・・・・・これはブラック・ローズで1回リセットしたな。この前あげた凛天使と魔天使を簡単に使いこなしているし、相手は終わったね。

 

「バトル!凛天使 クイーン・オブ・ローズと魔天使 ローズ・ソーサラーでダイレクトアタック!薔薇剪定斬《ローズ・トリマー》!薔薇の饗宴《ツイン・ローズ・ストリーム》!」

 

相手 LP 4000→0

 

WIN アキ LOS 相手

 

 

アキさんのデュエルが終わったので、俺たちはアキさんの所に行く。

 

「アキさん、圧勝ですね」

 

「あらっ、遊輝にレミ、それと・・・・・・」

 

「俺は遊城スバル!」

 

「私は小野寺響!そして、」

 

「水野奏です。よろしくお願いします」

 

「みんな私の幼馴染よ!」

 

「そう、よろしくね。みんなもテストは終わったのかしら?」

 

「遊輝だけはまだだよね?」

 

「そうだよ。まだ呼ばれてないんだよ」

 

「・・・・・・・どうしようかしら」

 

「加藤先生?何かあったの?」

 

響が悩んでいる加藤先生を見つけて呼び止める。何かあったんかな?

 

「・・・・・・実は遊輝君の相手が間違って小等部の子と組み合わせてしまって・・・・・」

 

小等部?どんなミスをして、俺は小等部に入るんだ?

 

「遊輝君、このまま小等部の子とデュエルしてくれない?もう中等部の生徒は全員終わってしまったから」

 

「良いですよ、別に困らないので」

 

「じゃあデュエルフィールドに上がって準備してくれる?」

 

「はい」

 

俺はケースに入っているデッキをデスクにセットする。

 

「遊輝!小等部なんかに負けるなよ!」

 

「負けたら私と一緒に補習ね!」

 

「巻き込むな!それじゃ行ってくるわ」

 

俺は指定されたデュエルフィールドに上がる。既に相手は上がって・・・・・・・えっ!?

 

「龍可!?」

 

まさか・・・・・・・小等部の相手って・・・・・・・・

 

『それでは、小等部の龍可さんと中等部の遠藤遊輝君の実技試験を始めます』

 

「へえ、龍可ちゃんが相手か〜、遊輝の補習行きは確定ね」

 

「どういう事?」

 

「龍可はフォーチュン・カップベスト4の実力者、そしてデッキは闇属性モンスターを入れたライトロード、これで龍可は何人もの人に勝ってきたの」

 

アキさんが響たちに説明する。

それよりどうしよう・・・・・・龍可に勝った事があるの指で数えるくらいなんだけど・・・・まぁしゃあないか

 

「まさかこんな形で遊輝と戦うなんてね」

 

龍可が俺を見ながら話してきた。

 

「そういえば、龍可とデュエルをするのは久しぶりだな」

 

「ダークシグナーの戦いの後はしてなかったからね。悪いけど、勝たせてもらうよ!」

 

「それは俺も一緒だ!行くぜ!」

 

「デュエル‼」 「デュエル‼」

 

遊輝 LP 4000 龍可 LP 4000

 

「私のターン!ドロー!」

 

龍可 手札 6枚 デッキ残り枚数 34枚

 

さて、龍可の事だから初手は・・・・・・

 

「魔法カード、光の援軍を発動!デッキの上からカードを3枚墓地に送って、デッキからライトロード・サモナー ルミナスを手札に加える!」

 

やっぱり光の援軍を持ってた!いつもいつも何でそのカードを初手に持てるの?

 

 

墓地に落ちたカード

・ネクロ・ガードナー

・大嵐

・ジャスティス・ロード

 

デッキ残り枚数 34枚→30枚

 

 

「墓地に落ちたジャスティス・ロードの効果発動!デッキから墓地に送られた時に墓地から発動できる!」

 

突然龍可の後ろに天空に続く道が光りだした。また面倒なカードを墓地に送ったな〜、あれを渡した途端にデッキの回転力が異常になったからね。

 

「ジャスティス・ロードの効果発動!1ターンに1度、手札の《ライトロード》と名のつくモンスターを墓地に送り、デッキから《ライトロード》と名のついたモンスター1体を墓地に送る!手札のライトロード・ウォリアー ガロスを墓地に送って、ライトロード・ドラゴン グラゴニスを墓地へ!そして魔法カード、ソーラー・エクスチェンジ!手札のライトロード・ビースト ウォルフを墓地に送ってカードを2枚ドロー、その後デッキからカードを2枚墓地に送る!」

 

 

墓地に落ちたカード

・ライトロード・モンク エイリン

・クリッター

 

デッキ残り枚数 29枚→25枚

 

 

「モンスターをセットしてターンエンド!」

 

 

龍可 手札 4枚 LP 4000 デッキ残り枚数 25枚

【モンスターゾーン】

裏守備モンスター 1体

【魔法・罠ゾーン】

ジャスティス・ロード

 

 

龍可にしては大人しい1ターン目だな、次のターンが問題だけど、

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 6枚

 

あのセットモンスターはほぼライコウとみて良いだろう。まだ墓地にカードを貯めないとならないからな。

かと言って、それを止めるカードが手札に1枚も無いけどね。

 

「太陽風帆船を特殊召喚!」

 

太陽風帆船 攻/守 800/2400→400/1200

 

「効果は知ってるよな?自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札から特殊召喚できる!続いてガガガマジシャンを召喚!」

 

ガガガマジシャン 攻1500

 

鎖を振り回しながらダイヤが現れた。

 

『龍可さんとのデュエルですか、久しぶりですね』

 

「間違えてただけだけどな、それにやる予定が早まったしな」

 

「ダイヤね、ランク5のモンスターかしら?」

 

「流石に何回もやっていたら気付くか、ガガガマジシャンの効果!エンドフェイズまで、Lvを5にする!」

 

ガガガマジシャン ☆4→☆5

 

「今回は何がでるのだ?ワクワクするぜ!」

 

「Lv5の太陽風帆船とガガガマジシャンでオーバーレイ!」

 

☆5 × ☆5 = ★5

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!No,12 機甲忍者 クリムゾン・シャドー!」

 

No,12 機甲忍者クリムゾン・シャドー 攻2400

 

ブラックホールから出てきた手裏剣が変形してクリムゾン・シャドーが現れた。

 

「バトル!クリムゾン・シャドーでセットモンスターを攻撃!月影紅切り!」

 

セットされたモンスター、ライコウが現れてクリムゾン・シャドーがライコウを斬る。

 

No,12 機甲忍者 クリムゾン・シャドー 攻2400

セットモンスター→ライトロード・ハンター ライコウ 守100

 

「ライコウのリバース効果!フィールドのカード1枚を破壊する!と言っても今はクリムゾン・シャドーだけど、効果を使うよね?」

 

「当たり前。クリムゾン・シャドーの効果!オーバーレイ・ユニットを1つ取り除いて、このターン《忍者》と名のついたモンスターは戦闘及びカード効果では破壊されない!」

 

No,12 機甲忍者 クリムゾン・シャドー OVR 2→1

 

ライコウの霊がクリムゾン・シャドーが噛むが、クリムゾン・シャドーの影が消えかかしが変わりに破壊される。

 

「そしてデッキからカードを3枚墓地へ送る」

 

 

墓地に落ちたカード

・ライトロード・ビースト ウォルフ

・ダーク・アームド・ドラゴン

・サイクロン

 

デッキ残り枚数 25枚→22枚

 

 

「墓地に落ちたライトロード・ビーストウォルフの効果!デッキから墓地に送られた時、墓地から特殊召喚する!」

 

ライトロード・ビースト・ウォルフ 攻2100

 

地面に穴が開き、盾を持った獣戦士が現れた。う〜ん、モンスター残してしまったな。でもこれと言った手が無いしな。

 

「ターンエンド」

 

 

遊輝 手札 4枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

No,12 クリムゾン・シャドー 攻2400

【 魔法・罠ゾーン】

なし

 

 

「珍しいわね、遊輝がリバースカードを伏せないなんて一度もなかったのに」

 

「裁きの龍を警戒しているのよ。多分フリーチェーン出来るカードがないのよ」

 

さてと、この状況で龍可はどうでる?

 

「私のターン!ドロー!」

 

龍可 手札 5枚 デッキ残り枚数 21枚

 

「(攻めるなら今だね!)ジャスティス・ロードの効果!手札のライトロード・エンジェル ケルビムを墓地に送り、デッキからライトロード・スネーク キラーを墓地に送る!そして墓地に送られたライトロード・スネーク キラーの効果!このカードもデッキから墓地に送られた時に特殊召喚できる!」

 

ライトロード・スネーク キラー 攻600

 

ウォルフから出てきた穴から黄色の蛇が現れた。ついにライトロードのチューナーか、そしてLvの合計は7、本気だな。

 

「Lv3のライトロード・スネーク キラーにLv4のライトロード・ビースト ウォルフをチューニング!」

 

☆3 + ☆4 = ☆7

 

「聖なる守護の光、今交わりて永久の命となる!シンクロ召喚!降誕せよ!エンシェント・フェアリー・ドラゴン!」

 

エンシェント・フェアリー・ドラゴン 攻2100

 

光の中から龍可のエースモンスター、エンシェント・フェアリー・ドラゴンが現れた。

 

『龍可、アカデミアで私を出すということは、遊輝に勝ちたいのですか?』

 

「そうもあるね。それに久しぶりにあのカードを出してみたいと思ったの」

 

『そうですか、私の方は大丈夫です。いつでも行けますよ』

 

「分かったわ、エンシェント・フェアリー・ドラゴンの効果発動!1ターンに1度、フィールド魔法を破壊する!プレイン・バック!」

 

エンシェント・フェアリーが輝きを放ち、龍可の後ろにあった天空からの道は破壊される。これは不味いぞ。あのカードが破壊されたら・・・・・・

 

「フィールド魔法を破壊した場合、LPを1000ポイント回復する!さらにデッキからフィールド魔法1枚を手札に加える!2枚目のジャスティス・ロードを加え、破壊されたジャスティス・ロードの3つ目の効果!破壊された時、デッキからカードを2枚墓地に送る!」

 

龍可 LP 4000→5000

 

墓地に送られたカード

・カオス・ソーサラー

・ネクロ・ガードナー

 

デッキ残り枚数 19枚→17枚

 

 

とうとうデッキ枚数半分を切ってきたな、これはこのターンで決めるつもりだな!

 

「2枚目のジャスティス・ロードを発動して効果!手札のライトロード・ドルイド オルクスを墓地に送り、ライトロード・バタフライ ファルファッラを墓地に!そして墓地に送られたライトロード・バタフライ ファルファッラの効果!墓地から特殊召喚する!」

 

ライトロード・バタフライ ファルファッラ 攻0

龍可の頭の上に小さな光の蝶がやってきた。って、ちょっと待てよ!バタフライのLvは1!

 

「龍可!まさかあのモンスター・・・・・・」

 

「そのまさかよ!Lv1のライトロード・バタフライ ファルファッラにLv7のエンシェント・フェアリー・ドラゴンをチューニング!」

 

「エ、エンシェント・フェアリーをチューニング!?」

 

後ろで響が驚き、アキとスバルは何があったのかと目を出すように見て、小等部からはざわめきが起きている。無理もない、あのモンスターはエンシェント・フェアリーの進化した姿。龍可も滅多に出さない《裁きの龍》と《カオス・ソルジャー》に並ぶ切り札。

 

☆1 + ☆7 = ☆8

 

バタフライの出来た輪に、エンシェント・フェアリーが入り宇宙へと駆ける。

 

「古の妖精龍が星の力を授かる時、永遠の宇宙を駆け抜ける流れ星に変わる。希望の弧を描く箒星となれ!シンクロ召喚!流れ行け!エンシェント・コメット・ドラゴン!」

 

エンシェント・コメット・ドラゴン 攻0

 

上空から箒星が流れてきて、突然フィールドを照らす。光が消えると、とんがり帽子を被り、周りに星が回っているエンシェント・コメット・ドラゴンが姿を現した。

 

「き、綺麗・・・・・・」

 

「私のアイス・スプラッシュと一・・・・・・いえ、それ以上の輝き・・・・・・」

 

「すげえぜ!あんなモンスターを出すなんて!」

 

エンシェント・コメットを初めて見る奏たちは美しさに感動している。

しかし、こいつを出すとは・・・・・・

 

「これが私の本気よ!エンシェント・コメットの効果!1ターンに1度、フィールドのカード1枚を破壊する!クリムゾン・シャドーを選択!」

 

「させるかよ!クリムゾン・シャドーの効果!」

「チェーンで速攻魔法、禁じられた聖杯!エンドフェイズまでクリムゾン・シャドーの攻撃力を400ポイント上げて、効果を無効にする!」

 

No,12 機甲忍者 クリムゾン・シャドー 攻2400→2800

 

「これでクリムゾン・シャドーは破壊出来る!スター・ブレイク!」

 

エンシェント・コメットが手をかざすと、周りの星がクリムゾン・シャドーに向かって一斉に流れる。

最後はエンシェント・コメット自身がクリムゾン・シャドーに突っ込み破壊する。

 

「この効果でモンスターを破壊した時、破壊したモンスターの元々の攻撃力分、攻撃力がアップする!」

 

エンシェント・コメット・ドラゴン 攻0→2400

 

クリムゾン・シャドーまでも破壊されたか・・・・・・

 

「魔法カード、貪欲な壺!墓地のクリッター、カオス・ソーサラー、ライトロード・エンジェル ケルビム、ライトロード・ビースト ウォルフ、ライトロード・モンク エイリンをデッキに戻して2枚ドローする!」

 

龍可 手札 2枚→4枚

デッキ残り枚数 16枚→19枚

 

「裁きの龍を特殊召喚!」

 

裁きの龍 攻300

 

ジャスティス・ロードの光から裁きの龍が現れた。

 

「もう次に呼ぶモンスターは分かるよね?」

 

「ああ、嫌っていう程相手してきたからな」

 

「じゃあ、墓地の闇属性モンスター、ダーク・アームド・ドラゴンと光属性モンスター、ライトロード・ウォリアー ガロスをゲームから除外して、カオス・ソルジャーを特殊召喚!」

 

カオス・ソルジャー 攻3000

 

やっぱりそいつか!いつもドローカードであの2枚を引いて、先にジャッジメントでフィールドを一掃させてからカオス・ソルジャーを出す龍可の必勝パターン、手札が良ければ、そこからオーバーキルを狙いに行く。何回これでやられたことか。

 

「ライトロード・サモナー ルミナスを通常召喚!」

 

ライトロード・サモナー ルミナス 攻1000

 

「ルミナスの効果!手札のカードを1枚捨てて、墓地からLv4以下の《ライトロード》と名のついたモンスター1体を特殊召喚する!手札を捨て、ライトロード・ドルイド オルクスを特殊召喚!」

 

ライトロード・ドルイド オルクス 攻1200

 

「ねぇ、何でルミナスを召喚したの?」

 

「そうよね。わざわざルミナスを使わなくても遊輝に勝てるのに」

 

後ろで響とアキさんが疑問に思っている。でもこれは・・・・・・

 

「あれを一番使っている遊輝なら、この状況が分かるよね?」

 

「Lv3が2体・・・・・・」

 

「そう!いよいよ使う時が来たわ!Lv3のライトロード・サモナー ルミナスとライトロード・ドルイド オルクスをオーバーレイ!!」

 

「えっ・・・・・・・・・」

 

「なっ・・・・・・・・・・」

 

『オーバーレイ!?!?!?』

 

龍可の言葉を聞いて、この場にいるみんながどよめく。無理もないか、今から龍可がする事は、俺にしか出来ないはずの・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エクシーズ召喚!」

 

☆3 × ☆3 = ★3

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!祈りのメロディを響け!菅魔人メロメロメロディ!」

 

 

菅魔人メロメロメロディ 攻1400

 

ブラックホールから菅楽器に乗った頭に角が生えた女の子が現れた。

 

「う、うそ・・・・・・・・」

 

「龍可が・・・・・・エクシーズ召喚!?!?」

 

龍可がエクシーズ召喚した事にアキさんと龍亞がはためく。

 

「ゆ、遊輝!何で龍可ちゃんがエクシーズモンスターを持っているの!?」

 

「そりゃ決まっているじゃん。あげたから」

 

「あげたじゃないわよ!?何であげたの!?」

 

「フォーチュン・カップの約束を忘れたの?」

 

「あっ・・・・・・・・・」

 

フォーチュン・カップの時に龍可が「エクシーズモンスターを譲って欲しい」って言ったから、フォーチュン・カップが終わった後にライトロードにシナジーするエクシーズモンスターを箱をひっくり返して探したら、たまたま《魔人》たちを見つけたんだ。何か不思議な感じがしたから、龍可に《魔人》と数種類のエクシーズモンスターをあげたんだ。

龍亞が驚くのは龍可が一度もエクシーズ召喚を使ってないから、元々ライトロードにエクシーズモンスターはあまり必要ないからね。

 

「これがエクシーズモンスター・・・・・・凄いね!チューナーも使わないで強力なモンスターを出せるのだから!」

 

「俺は普段から使っているから何とも思わないんだけど」

 

「私にすれば凄いの!行くよ!菅魔人メロメロメロディの効果!オーバーレイ・ユニットを1つ取り除き、自分フィールドの《魔人》と名のついたモンスター1体はこのターン2回攻撃が出来る!」

 

菅魔人メロメロメロディ OVR 2→1

 

えっと、今の龍可のフィールドは・・・・

 

 

龍可 手札 0枚 LP 5000

【モンスターゾーン】

エンシェント・コメット・ドラゴン 攻2400

裁きの龍 攻3000

カオス・ソルジャー〜開闢の使者〜 攻3000

菅魔人メロメロメロディ 攻1400

【魔法・罠ゾーン】

ジャスティス・ロード

 

 

うわあ・・・・・・完全にオーバーキルを狙いに来てるよ。

 

「バトル!エンシェント・コメット・ドラゴンでダイレクトアタック!エターナル・ミディアストリーム!」

 

エンシェント・コメットが腕を上げて、俺に向かって星が流れる。

これで終わり・・・・・・・・・・じゃないんだよね!

 

「速攻のかかしの効果!ダイレクトアタック時にこのカードを手札から捨てて、攻撃を無効にしてバトルフェイズを終了させる!」

 

エンシェント・コメットが降らした星の前にかかしが現れ、攻撃を防ぐ。

 

「残念、裁きの龍やエンシェント・コメットでも手札からは止められないからね」

 

「くっ・・・・ターンエンド。裁きの龍の効果でデッキからカードを4枚墓地へ、エンシェント・コメット・ドラゴンはエンドフェイズ時に攻撃力を0にして守備表示にする」

 

 

墓地に落ちたカード

・ネクロ・ガードナー

・ソーラー・エクスチェンジ

・ブラック・ホール

・ライトロード・マジシャン ライラ

 

龍可 手札 0枚 LP 5000 デッキ残り枚数 15枚

【モンスターゾーン】

エンシェント・コメット・ドラゴン 守4000

裁きの龍 攻3000

カオス・ソルジャー〜開闢の使者〜 攻3000

菅魔人メロメロメロディ 攻1400

【魔法・罠ゾーン】

ジャスティス・ロード

 

 

「(このターンで決められなかったけど、私の墓地にはネクロ・ガードナーが3体いる。いくら遊輝でもこの状況をひっくり返すのは難しいはず。次のターンで決める!)」

 

いや〜、裁きの龍を呼んで直ぐに入れた速攻のかかしが役立ったよ。本当にオーバーキルを狙いに来たから。しかし、これを止めたといっても不利な状況に変わりはないか、何とかしないとね。

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 4枚

 

・・・・・・・良し、こいつに賭けるか。

 

「魔法カード、壺の中の魔術書!お互いにカードを3枚ドローする!」

 

遊輝 手札 3枚→6枚 龍可 手札 0枚→3枚

 

・・・・えっ!?何でこれが入っているの!?まあ勝てるけど・・・

 

「魔法カード、死者蘇生!墓地からガガガマジシャンを特殊召喚!」

 

ガガガマジシャン 攻1500

 

「ダイヤ・・・・・・・今度は何を」

 

「魔法カード、ガガガゲット!デッキから《ガガガ》と名のついたモンスターを特殊召喚する!ガガガガールを特殊召喚!」

 

『は〜い♪』

 

ガガガパール 攻1000

 

『マスター、なんか龍可ちゃんのフィールドが凄い事になってるね」

 

「ジャスティス・ロードを渡した結果がこれだからな。あの時によく手札にかかしがあったことだよ」

 

『でも何とかするんでしょ?』

 

「もちろん!勝ちに行くんだから!ガガガガールの特殊召喚にチェーンして速攻魔法、地獄の暴走召喚!攻撃力1500以下のモンスターの特殊召喚に成功した時、同名モンスターを特殊召喚する!ガガガガールを2体特殊召喚!」

 

ガガガガール 攻1000 ×2

 

「その後、相手は表側表示のモンスター1体を選択して、同名モンスターを特殊召喚できるけど」

 

「裁きの龍は自身の効果でしか特殊召喚出来ないし、カオス・ソルジャーはデッキに1体しか存在しない・・・・・」

 

「よって特殊召喚出来ない!ガガガマジシャンの効果!エンドフェイズまでLvを7にする!」

 

ガガガマジシャン ☆4→☆7

 

「次!ガガガガールの効果!フィールドの《ガガガマジシャン》のLvと同じLvにする!この効果は1体だけ使う!」

 

ガガガガール ☆3→☆7

 

「Lv7になったガガガマジシャンとガガガガールでオーバーレイ!」

 

☆7 × ☆7 = ★7

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!心の目を掴め!No,11 ビッグ・アイ!」

 

No,11 ビッグ・アイ 攻2600

 

大量の赤い視神経が絡み合って、先端に付いている白い球体が集合して、巨大な目玉を付けた白い物体が現れた。周りには黄色の輪っかがある。

 

「ランク7のエクシーズモンスター!?」

 

「ガガガガールの効果!このカードを含む《ガガガ》と名のついたモンスターのみでエクシーズ召喚したエクシーズモンスターに『相手フィールドの特殊召喚したモンスター1体の攻撃力を0にする』を追加する!裁きの龍の攻撃力を0にする!ゼロゼロコール!」

 

パールが携帯電話の番号を押し、裁きの龍に向ける。

 

裁きの龍 攻3000→0

 

「裁きの龍が!」

 

「そしてビッグ・アイの効果!オーバーレイ・ユニットを1つ取り除き、このターンの攻撃を放棄する事で、相手フィールドのモンスター1体のコントロールを得る!」

 

「嘘っ!?コントロール奪取!?」

 

「カオス・ソルジャーを選択!テンプテーション・グランス!」

 

ビッグ・アイの巨大の目が怪しく光り始め、それを見たカオス・ソルジャーは眼の色が赤くなって俺のフィールドに来る。

 

「カオス・ソルジャー!(まずい!カオス・ソルジャーの効果は・・・)」

 

「さてと、エンシェント・コメットには悪いが退場してもらおう!カオス・ソルジャーの効果!このターンの攻撃を放棄して、フィールドのモンスター1体をゲームから除外する!カオス・マジック!」

 

カオス・ソルジャーが剣を振り回し地面に突き刺すと、大きな穴が出来てその中にエンシェント・コメット・ドラゴンが吸い込まれる。

 

『くっ、申し訳ありません』

 

「良いのよ、十分働いてくれたわ。これは遊輝の方が一枚上手みたいだったね」

 

「・・・・・・・罪悪感があるな。続けてもいい?」

 

「良いわよ。でも、攻撃が出来ないモンスターをどうするの?」

 

「こうするんだよ!ビッグ・アイとカオス・ソルジャーをリリース!現れろ!銀河を宿いし光の龍!銀河眼の光子竜!」

 

銀河眼の光子竜 攻3000

 

上空に出来た銀河からプラチナが舞い降りて来た。

 

「プ、プラチナ!?何でそのデッキにプラチナが入っているの!?」

 

「いや〜多分、デッキ調整の時に間違えて入れんだと思う、アハハ・・・・」

 

「デッキ調整はちゃんとやりなさいよ・・・・・」

 

『まったくです』

 

レミやスバル達、プラチナに龍亞と龍可にも呆れられた。う〜ん、やっぱり2ついっぺんに調整をするのは失敗か、

 

「とりあえず言っておくぞ。プラチナは自分フィールドの攻撃力2000以上のモンスターを2体リリースしたら特殊召喚できるから、この召喚は特殊召喚だから」

 

「そんな効果を持っているんだ」

 

「いつもはレダメから出しているからね。あっちの方が効率は良いんだよ」

 

『でも、聖刻にも合うから入れているのでしょう?』

 

「それもあるな」

 

苦笑いしてプラチナに返す。聖刻はリリースされて効果を発動できるからシナジーすると思って入れてあるし、ランク8の手助けにもなるからね。

 

「装備魔法、ガガガリベンジ!墓地から《ガガガ》と名のついたモンスターを特殊召喚して、このカードに装備する!3度目のガガガマジシャンを特殊召喚!」

 

ガガガマジシャン 攻1500

 

『マスター、やけに私を出しますね』

 

「悪い・・・・・・このデッキの主要モンスターだから」

 

『私は?』

 

「もちろんパールもプラチナも、そしてブラックとホワイトもだよ。仲間だからね」

 

『きゃっ♪』 『キャッ♪』

 

ブラックとホワイトが実体化して、俺の頭の上に乗る。実体化するのは良いんだけど、今試験中だよ・・・・・・

 

「ガガガガールの効果!今度は2体同時にLvを4にする!」

 

ガガガガール ×2 ☆3→☆4

 

「Lv4のガガガマジシャンと2体のガガガガールでオーバーレイ!」

 

☆4 × ☆4 × ☆4 = ★4

 

「3体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!ヴェルズ・ウロボロス!」

 

ヴェルズ・ウロボロス 攻2750

 

ブラックホールから三つの頭を持った龍、ウロボロスが現れた。

 

「!そのモンスターは!!」

 

「そう!最初に龍可とのデュエルで出したモンスターだ!まずは墓地に送られたガガガリベンジの効果!装備モンスターがエクシーズ素材となってこのカードが墓地に送られた時、自分フィールドの全てのエクシーズモンスターの攻撃力を300ポイントアップさせる!」

 

ヴェルズ・ウロボロス 攻2750→3050

 

「次にガガガガールの効果!相手フィールドの特殊召喚したモンスターの攻撃力を0にする!菅魔人メロメロメロディを選択!」

 

パールが再び携帯電話の番号を押して、メロメロメロディに向ける。

 

菅魔人メロメロメロディ 攻1400→0

 

「メロメロメロディも0に!」

 

「そしてウロボロスの効果!1ターンに1度、オーバーレイ・ユニットを1つ取り除いて、3つの効果の中から1つだけ選択できる!3番目の効果を選択!ネクロ・ガードナーをゲームから除外する!破壊神の咆哮!」

 

ヴェルズ・ウロボロス OVR 3→2

 

ウロボロスが咆哮を上げて、龍可の墓地にあったネクロ・ガードナーを吹き飛ばす。

 

「くっ!」

 

「す、すごい・・・・・・・」

 

「あれだけの大型モンスターを並べた龍可ちゃんのフィールドが1ターンでこんなに・・・・」

 

「バトル!ヴェルズ・ウロボロスで裁きの龍に攻撃!ダーク・ブレス!」

 

「墓地のネクロ・ガードナーの効果発動!このカードを除外してヴェルズ・ウロボロスの攻撃を無効にする!」

 

ウロボロスの攻撃が裁きの龍に届く前にネクロ・ガードナーの幻影が現れ、攻撃を防ぐ。やっぱまだ墓地にあったか、という事は・・・・・・

 

「銀河眼の光子竜で裁きの龍に攻撃!破滅のフォトン・ストリーム!」

 

「3体目のネクロ・ガードナーの効果!銀河眼の光子竜の攻撃も無効にする!」

 

再びネクロ・ガードナーが現れて、攻撃を防ぐ。

 

「(これで遊輝のモンスターは攻撃できない。次のターンで私の勝ちだわ!)」

 

「龍可、まさか本当に攻撃を全て防いだと思っている?」

 

「!!だって遊輝のモンスターは攻撃を・・・・」

 

「確かに攻撃はしたよ。でもね、手札にこのカードがあるの」

 

俺は手札にある最後のカードを龍可に見せる。

 

「ダ、ダブル・アップ・・・チャンス・・・・・・」

 

「そう、攻撃が無効になったモンスターの攻撃力を2倍にしてもう一度だけ攻撃できる!」

 

銀河眼の光子竜 攻3000→6000

 

プラチナの身体が大きくなっていく。

 

「これでラスト!銀河眼の光子竜で裁きの龍に攻撃!破滅のツイン・ストリーム!」

 

プラチナが再び力を貯め、裁きの龍に撃つ。

 

「きゃああああ!!!」

 

銀河眼の光子竜 攻6000

裁きの龍 攻0

 

龍可 LP 5000→0

 

 

WIN 遊輝 LOS 龍可

 

 

 

 

『これにて実技試験を終了します』

 

俺と龍可のデュエルが終わると実技試験終了の放送が流れた。

 

「すごいぜ遊輝!あの状況から逆転するなんて!」

「おわっ!」

 

スバルが俺の身体に飛びついてそれを止める。それに続いて響や奏、レミとアキさん、さらに龍亞や龍可も俺の所に来た。

 

「あ〜あ、補習は私だけか・・・・」

 

「だから俺を巻き込むな!」

 

「惜しかったな・・・・・・次のターンで決められたのに」

 

「手札は何だったの?」

 

龍亞に言われて龍可が手札をみんなに見せた。

 

「えっ!?裁きの龍に死者蘇生!?おまけに死者転生!?」

 

「さっきの壺の中の魔術書で引いたのかよ!」

 

龍可が頷いた。危ねえ・・・・・・決められなかったら、次のターンでオーバーキルだった・・・・・

 

「まあ龍可も成績は下がらないと思うからいいじゃないの?」

 

「そうですね。でも勝ちたかったな・・・・」

 

「今度は勝てばいいじゃん!」

 

「そうね。私たちも遊輝にはもう一回デュエルしたいね」

 

「奏は勝ったからいいでしょ!」

 

そんな談笑をしながら、俺たちは会場をあとにした。

 

 

 

ちなみに響はあの後きっちり補習を受けていたよ。泣きながら俺たちに助けを求めたが、どうする事もできないので後ろから見守る事しかできなかった。




遊輝「後書きで7人揃うのは初めてだな」

龍可「そうね。前の前の話まで私と龍亞は出ていなかったし」

レミ「ずいぶん賑やかね」

スバル「おら!!」

龍亞「あっ!!ヨッシー!!」

響「甘いよ!!」

奏「・・・・スマブラしていないで今回の話の後語りしましょうよ」

レミ「今回のデュエルで、龍可ちゃんのチートドローが良くわかったわ」

「「えっ?普通じゃないの?(じゃないか?)」」

「「「「「普通じゃない!!!」」」」」

龍亞「なんであれを普通と思うのよ!!」

響「特に最後!!何あのドロー!!」

遊輝「なんでスバルも龍可に共鳴してるんだよ!!」

スバル「あれくらい普通だよな?」

龍可「普通よ」

奏「(ダメね、これは・・・・)オリカ紹介に行きましょう。今回は2体のライトロードのチューナーよ」


ライトロード・スネーク キラー ☆3 チューナー
光属性 爬虫類族 攻600 守1100
このカードはデッキから墓地に送られた時、墓地から特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚したこのカードがフィールドから離れる時、ゲームから除外する。
また、このカードをシンクロ素材とする場合、他のシンクロ素材は「ライトロード」と名のついたモンスターでならなければならない。


ライトロード・バタフライ ファルファッラ ☆1 チューナー
光属性 昆虫族 攻0 守0
このカードがデッキから墓地に送られた時、このカードを墓地から特殊召喚する事ができる。


遊輝「この話の投稿時、まだミネルバとライデン・フェリスはまだOCG化されていなかったよ。まぁ、ファルファッラはコメットを出そうするなら必要だけど」

龍亞「両方ともデッキから墓地に送られたら特殊召喚出来るよ。ファルファッラはそれだけだけど、キラーの方はそれにデメリットがついた感じかな?」

スバル「ミネルバと違って特殊召喚出来るだけまだマシじゃないか?」

響「次はまたまた祝札さんから頂いたフィールド魔法、ジャスティス・ロード!」


ジャスティス・ロード フィールド魔法
このカードの②の効果は1ターンに1度しか使用出来ない。
①このカードがデッキから墓地に送られた時、墓地からこのカードを発動する。
②手札の「ライトロード」と名のついたモンスター1体を墓地に送る事で、デッキから「ライトロード」と名のついたモンスター1体を墓地に送る事ができる。
③このカードが破壊された時、デッキからカードを2枚墓地に送る。



遊輝「ぶっ壊れてるな」

龍亞「ぶっ壊れてるね」

龍可「そこまで言うの!?」

奏「悪いことにしか使われないのは間違いないわね。墓地に落ちても絶対発動、毎ターンおろかな埋葬。破壊されても2枚墓地に送る」

響「悪いことしか書いてないでしょ!!」

奏「次は私達のシグナーの試練ね」

響「え〜と、タイトルは【剣・水・雷の能力】なんか変なタイトルね」

龍可「次回もよろしくお願いします」

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