【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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最強カードの紹介!

レミ「私だよ!」

3度目の登場、レミだよ〜。

レミ「みんな3週目だからそんな事を言う必要はないでしょ」

そんな事はないぞ。初登場組がまだ出てないからね。

レミ「だったら先に出してあげれば良いでしょ?」

順番を守らないと何かイライラする。

レミ「何それ?そんなくだらない物捨てなさいよ」

そこは譲れない。最強カードの紹介に行くよ。

レミ「今回はセイクリッド・プレアデス、ランク5のエクシーズモンスターだよ」

1ターンに1度、エクシーズ素材を1つ取り除くことで、フィールド上のカード1枚を手札に戻すことができる。相手のカードを戻すのも良し、自分のカードを戻すのも良しという便利なカードだ。その代わりに光属性の縛りがあるけどね。

レミ「第30話、ライセンス試験のはじまり、はじまり〜」


第30話 ライセンス試験

遊輝 side

 

アカデミア編入から数週間・・・・・

クラスにも馴染んできて、クラブの方も順調に進んでいる。何でも、中間テストの2ヶ月後に文化祭があるらしく、それに向かって練習を積んでいるみたい。・・・・・しかし、スバルの言う通りあの3人は音楽のことになると鬼になるな。コードをちょっとでも間違うたびに、やり直しをくらうからたまったもんじゃないよ。おまけに文化祭で弾く曲がどれもこれも難しい!!!初心者の俺にとって、「弾けるかああ!!!!」って楽譜を放り投げたいところだよ。

 

とまあ学園生活の事はこれほどにして、今は・・・・・

 

『クロウ・ホーガンさん、コースに入ってください』

 

「よっしゃ!俺の番だぜ!」

 

遊星たちと一緒にライセンスの試験を受けに行ってます。

あの戦いの後、Dホイールを乗るのにライセンスが必要となったから。今は、Dホイールを乗ったことがある経験者がライセンスを取り、新規で取る人たちは来年あたりかららしい。

 

俺はクラブの事もあったけど、何とか試験の日までに調整することができた。ちなみに、ライセンスは16歳以上からだけど俺は特別にライセンスを取ることが許された。中学生からのライセンスも俺の様子で決まるから、余計に合格しておかないといけない。

 

すでに筆記試験は終わり、遊星とジャックの実技試験を終わった。残りはクロウと俺のみ。まあクロウの場合、BFだからすぐに終わりそうだけどね。

 

「アームズ・ウィングとアーマード・ウィングでダイレクトアタック!」

 

試験官 LP 4000→0

 

ほらね。あっという間の出来事だったよ。

 

「へへ、どんなもんだ!」

 

「いつもやっている事でしょ?」

 

「ふん、あれくらいの事で自慢するな」

 

ジャックのこの一言で、二人の喧嘩が始まった。ほぼ毎日喧嘩しているのに、飽きないのかな?8割がジャックのコーヒー代だけど、1杯3000円とかボッタくってるだろ、あの店。

 

『遠藤遊輝さん、コースに入ってください』

 

「あっ、俺の番だ」

 

「頑張れよ」

 

「もちろん!」

 

遊星たちから離れ、止めておいたDホイールのエンジンをかけて、コースに入る。試験官がスタートラインで待っている。

 

「君が遠藤遊輝君だね。第一コーナーをとった方が先行だからね」

 

「知ってますよ。それじゃ早速」

 

「「フィールド魔法、スピード・ワールド2!セットオン!」」

 

遊星と戦った時以来のライディングデュエル、今回は聖刻デッキのテストも兼ねて行きますか!

 

「「ライディングデュエル!アクセラレーション!」」

 

遊輝 LP 4000 試験官 LP 4000

 

第一コーナーを取ろうと内側を攻めて、スピードを出す。

 

「ライディングデュエルならこんな事もあるぞ!」

 

「!?くっ!」

 

試験官が俺のDホイールにぶつけ内側に入る。ラフプレイか、確かによくあるけど少し無茶があるだろ。

 

「俺のターン、ドロー!」

 

試験官 手札 6枚

遊輝 SPC 0→1 試験官 SPC 0→1

 

「電動刃虫を召喚!」

 

電動刃虫 攻2400

 

角が電動ノコギリでできたクワガタらしきモンスターが現れた。電動刃虫?これまた珍しいカードを入れているな。

 

「カードを2枚伏せてターンエンド」

 

 

試験官 手札 3枚 LP 4000 SPC 1

【モンスターゾーン】

電動刃虫 攻2400

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

さてと、懐かしいモンスターといっても攻撃力2400は無視できないな。気を引き締めないと、

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 6枚

遊輝 SPC 1→2 試験官 1→2

 

「スタンバイフェイズ時、リバースカードオープン!永続罠、スキルドレイン!」

 

スキドレ!?やっべ!!

 

「私のライフを1000ポイント払って、フィールドの効果モンスターの効果を無効にする!」

 

試験官 LP 4000→3000

 

試験官のデッキがガチなんだけど!スキドレって事はバルバロスとかも入ってるってことだろ!パワーで押し切ろうとするのか!

手札は・・・・・よし、何とかなりそうだ。

 

「カードカー・Dを召喚!」

 

カードカー・D 攻800

 

このデッキでは、お世話になりまくっているカーDが後ろから走ってきた。

 

「カードを2枚セットしてカードカー・Dの効果!このカードをリリースして、デッキからカードを2枚ドローする!このカード自身がリリースされるからスキルドレインの効果で無効化されない!」

 

遊輝 手札 3枚→5枚

 

「そしてエンドフェイズとなる。ターンエンド」

 

 

遊輝 手札 5枚 LP 4000 SPC 2

【モンスターゾーン】

なし

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

お互いにカーブを曲がり、試験官のターンが始まる。

 

「私のターン、ドロー!」

 

試験官 手札 4枚

遊輝 SPC 2→3 試験官 SPC 2→3

 

「神獣王バルバロスを召喚!」

 

神獣王バルバロス 攻3000

 

ほら来た!やっぱりバルバロスを持っていたか!

 

「バルバロスは妥協召喚できる代わりに元々の攻撃力が1900になるが、スキルドレインの効果で攻撃力は3000のままだ!バトル!バルバロスでダイレクトアタック!」

 

「リバースカードオープン!和睦の使者!このターンに俺が受ける戦闘ダメージは0になる!」

 

目の前に女神が現れ、バルバロスの攻撃を止める。ライディングデュエルだと、いつものような魔法カードが発動できないからこうやって罠カードでカバーするしか方法がない。第一、俺の使っているカードは半分以上がこの世界に存在しないカードだからね。

 

「ならばSPースピードストーム!SPCが3つ以上存在する場合、相手に1000ポイントのダメージを与える!」

 

遊輝 LP 4000→3000

 

試験官のDホイールから竜巻が出来て、俺に襲う。竜巻にバランスを崩されたが、持ち直して試験官を追う。危ねえな〜、遊星との特訓のおかげでこれくらいの事ならスピンを起こさない。

 

「カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

試験官 手札 2枚 LP 3000 SPC 3

【モンスターゾーン】

電動刃虫 攻2400

神獣王バルバロス 攻3000

【魔法・罠ゾーン】

スキルドレイン

伏せカード 2枚

 

 

「(私の伏せカードは奈落の落とし穴と次元幽閉。バルバロス以上のモンスターを出してもこのカード達で防ぐ)」

 

おっしゃ!このターンで決めるか!

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 6枚

遊輝 SPC 3→4 試験官 SPC 3→4

 

さてと、まずはあのリバースカードとスキルドレインを封じるか。

 

「スタンバイフェイズ時、リバースカードオープン!トラップ・スタン!このターン、このカード以外の罠カードの効果は無効になる!」

 

「くそっ!(これでは伏せカードを発動しても意味がない!)」

 

そんじゃ、パーミッションの時は全く動けなかったから今回は派手に暴れてやる!

 

「聖刻龍ーアセトドラゴンを妥協召喚!」

 

聖刻龍ーアセトドラゴン 攻1900→1000

 

後ろからアセトドラゴンがやってきた。

 

「アセトドラゴンもバルバロスと同様にリリースなしで召喚できる!その代わりに攻撃力が1000になるけどね」

 

「攻撃力1000のモンスターを召喚・・・・・一体何を」

 

「アセトドラゴンをリリースして、聖刻龍ーネフテドラゴンを特殊召喚!」

 

聖刻龍ーネフテドラゴン 攻2000

 

アセトドラゴンが消えて、代わりにアセトドラゴンと同じような姿をしたネフテドラゴンが現れた。

 

「ネフテドラゴンはフィールドの《聖刻》と名のつくモンスターをリリースする事で手札から特殊召喚できる!そしてリリースされたアセトドラゴンの効果!デッキ・手札・墓地からドラゴン族通常モンスター1体を攻撃力と守備力を0にして特殊召喚する!デッキからエレキテルドラゴンを特殊召喚!」

エレキテルドラゴン攻/守 2500/1000→0/0

 

「さらにネフテドラゴンの効果発動!1ターンに1度、手札・フィールドからこのカード以外の《聖刻》と名のつくモンスター1体をリリースして、相手のモンスター1体を破壊する!手札の聖刻龍ーシユウドラゴンをリリースしてバルバロスを破壊!」

 

ネフテドラゴンが突風を起こして、バルバロスを破壊する。

 

「バルバロスが・・・・・」

 

「リリースされたシユウドラゴンの効果!このカードもリリースされた時にドラゴン族通常モンスターを特殊召喚できる!2体目のエレキテルドラゴンを特殊召喚!」

 

「Lv6が2体・・・・・来るか!」

 

「Lv6のエレキテルドラゴン2体でオーバーレイ!」

 

☆6 × ☆6 = ★6

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!聖刻龍王ーアトゥムス!」

 

聖刻龍王ーアトゥムス 攻2400

 

上空からこのデッキの要、アトゥムスが舞い降りてきた。

 

「アトゥムスの効果!1ターンに1度、オーバーレイ・ユニットを1つ取り除き、このターンのこのカードの攻撃を放棄してデッキからドラゴン族モンスターを攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する!レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを特殊召喚!」

 

レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン 攻/守 2800/2400→0/0

 

アトゥムスの咆哮でどこからかレダメが出てきた。

 

「レダメの効果!手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族モンスターを特殊召喚する!アセトドラゴンを特殊召喚!そしてLv5のネフテドラゴンとアセトドラゴンでオーバーレイ!」

 

☆5 × ☆5 = ★5

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!セイクリッド・プレアデス!」

 

セイクリッド・プレアデス 攻2500

 

左に特徴的な刀を持ち、マントを身につけた白い鎧の戦士が現れた。

 

「セイクリッド・プレアデスの効果!オーバーレイ・ユニットを1つ取り除いて、フィールド上のカード1枚を手札に戻す!レダメを選択!」

 

セイクリッド・プレアデス OVR 2→1

 

プレアデスが剣を使い、レダメを上空に放り投げた。

 

「何故電動刃虫を選択しないんだ?私のフィールドをなくす事が出来たのだぞ」

 

「レダメは自分フィールドのドラゴン族モンスターをゲームから除外して手札から特殊召喚できる!戻って来い!」

 

レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン 攻2800

 

アトゥムスがDホイールの後ろに行き、穴に吸い込まれてそこからレダメが戻って来た。

 

「レダメの効果!墓地からエレキテルドラゴンを特殊召喚する!」

 

エレキテルドラゴン 攻2500

電気を帯びた青い龍が現れた。さてと、これで勝てるな。さすがに龍可みたいにオーバーキルを狙う必要が無いからね。

 

「バトル!エレキテルドラゴンで電動刃虫を攻撃!」

 

「くっ!」

 

エレキテルドラゴン 攻2500

電動刃虫 〈チェーンソー・インセクト〉 攻2400

 

試験官 LP 3000→2900

 

「続けて、セイクリッド・プレアデスで攻撃!ライトブレード!」

 

プレアデスが試験官のDホイールを斬りつける。

 

試験官 LP 2900→400

 

「ラスト!レダメでダイレクトアタック!ダークネスメタルフレア!」

 

試験官 LP 400→0

 

 

WIN 遊輝 LOS 試験管

 

 

 

 

 

試験官のDホイールが止まった為、俺もブレーキをかけて止める。

 

「見事だ。試験は合格だ」

 

「ありがとうございます」

 

無事にライセンス修得したぜ!




遊輝「これでDホイールに乗れるな」

遊星「練習だけはおこなるなよ」

遊輝「分かっているよ。ライセンスを取ったって言っても、Dホイールが乗れるだけなんだから」

クロウ「お前のデッキインチキだぞ!あの展開力はないだろ!」

遊輝「BF使いのクロウに言われたくない!」

ジャック「どっちもどっちだな」

遊星「そうだな。次回は、アカデミアの中間試験か」

クロウ「タイトルは【中間試験 箒星VS銀河】 」

遊輝「箒星?まさか・・・・・でも学年が違うし」

遊星「次回も宜しく」

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