【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち 作:DICHI
龍可「久しぶりね!龍可だよ!」
いや〜、最近なかなかカードに触れてなくてデッキの回し方とか忘れそうだよ。
龍可「デッキの回し方って・・・・作者が使うデッキにそんな難しい」
ディフォーマー
龍可「・・・・・確かにあれは難しいわね」
マジで忘れたよ。運ゲー要素もあるけど。最強カードの紹介に行くか!
龍可「今回はブリザード・プリンセス!☆8のモンスターだけど、魔法使い族のモンスターを1体リリースすれば、攻撃表示でアドバンス召喚できるよ!」
そして召喚に成功したターン、相手は魔法・罠カードを発動できない。
召喚した時からだから、奈落の落とし穴も回避できるよ。
龍可「第28話、デュエルスタート!」
遊輝 side
家に着いて、みんなにシグナーとシークレットシグナー、そしてダークシグナーとの戦いのことを話した。
龍亞と龍可は外でデュエルをしている。
「そんな事があったんだね・・・・・」
「でもこうして無事にいれるから良かったよ!」
それもそうだな。こうして無事にいれるからみんなに会えたのだから、
「しかし遊輝もレミも不動遊星やジャックと知り合いって凄いな」
「私はエクシーズモンスターが気になって付いて行っただけだけどね」
「それでそのシークレットシグナーの試練は私たちも受けるの?」
「そうだよ。これは絶対みたいだからね」
「遊輝とレミの能力は何?」
響が能力のことを聞いてきたから、俺は手のひらに太陽を作る。
「俺は太陽を操る能力、実際は太陽を作って操るのだけど」
「私は風、風を作ってそれを操るの」
「・・・・・人間じゃないね」
「お前たちもそのうち人間じゃなくなるから」
スバルの剣は分からないけど、響は水だから水を操る、奏は雷だから雷だね。
「それでこの可愛い精霊たちは何で触れるの?」
今だにブラックとホワイトを抱いている奏が聞いてきた。
「実体化って言えば分かるかな?」
「簡単に言ったら、モンスターが精霊世界から現実世界に出ること。ブラックとホワイトはそれが出来るみたいだから毎日実体化しているのよ」
「へぇ〜、それでブラックとホワイトのモンスター名は?」
「ブラック・サン・ドラゴンとホワイト・サン・ドラゴン、俺のシグナーの龍だよ」
「うそっ!?こんなに可愛い精霊があのドラゴン!?」
「2人ともまだ赤ちゃんなんだ。デュエルの時はイラストと同じ姿だけど、精霊の時はその姿なんだ」
「だからさっきから『きゃっきゃっ』って言ってるのか」
スバルがホワイトの頭を撫でる。ホワイトは嬉しそうだ。
「試練の時期はダイヤが教えてくれるから、その時に連絡するよ」
「分かった。それでさ〜、明日の時間割りって何だっけ?」
「聞いて無かったの?数学、国語、歴史、英語、そして午後から実技よ」
「英語があるの?嫌だな〜」
「勉強しておかないとまた補習を受けさせられるよ」
「じゃあそろそろ帰りましょうか。また明日ね」
レミたちがリビングを出る。俺も明日の準備をするか。
「やったーー!龍可に勝てた!」
「あの時発動のタイミングを間違えなければ・・・・・」
龍亞が大喜びでリビングに戻ってきた。あのカオス・ライトロードに勝てたの?ディフォーマーで勝てたの?確かにパワー・ツール/バスもライフ・ストリームも破壊耐性を持っているけど・・・・・・龍可も何処かでミスをしてしまったみたいだし、珍しいね。明日は雨かな?
ー(翌日)ー
予想が間違い、見事な晴天。今日から本格的に授業が始まる。と言っても、一度やったことがある内容だから、復習ぐらいのつもりで授業を受けている。隣にいるスバルは毎時間爆睡していたけど・・・・・
そして午後の実技授業、
先生に名前を呼ばれた人から順番にデュエルをして行くみたいだけど、みんなはいつも最後の方らしい。
「次!スバル君とレミさん!そして遊輝君と響さん!」
「おっ、俺たちの番だ」
「今日はスバルね、勝たせてもらうわよ!」
「私は遊輝とね!よろしく!」
「ああ、じゃあ行こうか」
「みんな頑張ってね〜」
奏を残して、みんなデュエルフィールドに立つ。スバルたちは早速始まったようだ。
「それじゃやりましょう!」
「デュエル‼」 「デュエル‼」
遊輝 LP 4000 響 LP 4000
「先行はもらうね!私のターン、ドロー!」
響 手札 6枚
「私は氷結界の軍師を召喚!」
氷結界の軍師 攻1600
頭に木の帽子をかぶったお爺さんが現れた。響のデッキは氷結界か、ブリューナクが禁止カードだけどトリシューラとグングニールには気をつけておかないと。
「軍師の効果!1ターンに1度、手札の《氷結界》と名のついたモンスターを墓地へ送ってカードを1枚ドローする!氷結界の破術師を墓地に送ってカードを1枚ドロー!カードを1枚伏せてターンエンド!」
響 手札 4枚 LP 4000
【モンスターゾーン】
氷結界の軍師 攻1600
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 1枚
「俺のターン!ドロー!」
遊輝 手札 6枚
「魔法カード、闇の誘惑!デッキからカードを2枚ドローして、闇属性モンスター1体をゲームから除外する!ガガガマジシャンを除外する!召喚僧サモンプリーストを召喚!」
召喚僧サモンプリースト 守1600
「サモンプリーストは召喚した時、守備表示になる。さらにカゲトカゲの効果!Lv4のモンスターの召喚に成功した時、手札から特殊召喚できる!」
カゲトカゲ 攻1100
サモンプリーストの影からトカゲが出てくる。
「そしてサモンプリーストの効果!1ターンに1度、手札の魔法カードを墓地に送りデッキからLv4のモンスターを特殊召喚する!ダブル・アップ・チャンスを墓地に送り、ゴゴゴゴーレムを特殊召喚!」
ゴゴゴゴーレム 攻1800
サモンプリーストが呪文を唱え、下からゴゴゴゴーレムが出てきた。
「早いわね。もうLv4のモンスターを3体も揃えたね。今度はどんなモンスターを出してくれるの?」
「今回はこいつからだ!Lv4のサモンプリースト、カゲトカゲ、ゴゴゴゴーレムでオーバーレイ!」
☆4 × ☆4 × ☆4 = ★4
「3体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!No,16 色の支配者 ショック・ルーラー!」
No,16 色の支配者 ショック・ルーラー 攻2300
下から赤紫の正八砲体の機械が現れて、変形してショック・ルーラーが出てきた。胴体の右側には『16』と刻まれている。
「へえ〜、モンスターを3体素材か、とても強い効果を持っているの?」
「まあな。ショック・ルーラーの効果!オーバーレイ・ユニットを取り除き、カードの種類を1つ宣言する。宣言した種類のカードは次の相手ターン終了までお互い発動できない!選択するのは罠カード!」
「うそーーーーーー!?」
No,16 色の支配者 ショック・ルーラー OVR 3→2
これで響のカードを気にせずに攻撃ができる!
「バトル!ショック・ルーラーで氷結界の軍師に攻撃!カラー・アイ!」
ショック・ルーラーの目から赤色の光線が出て、氷結界の軍師を破壊する。
No16 色の支配者 ショック・ルーラー 攻2300
氷結界の軍師 攻1600
響 LP 4000→3300
よし、先制出来た。先ずは上出来かな?
「カードを1枚伏せてターンエンド!」
遊輝 手札 2枚 LP 4000
【モンスターゾーン】
No,16 色の支配者 ショック・ルーラー 攻2300
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 1枚
「やってくれるね!今度は私の番よ!私のターン!ドロー!」
響 手札 5枚
「魔法カード、死者蘇生!墓地の氷結界の軍師を特殊召喚!」
氷結界の軍師 攻1600
「氷結界の軍師の効果!手札の氷結界の虎将 グルナードを墓地に送って1枚ドロー!そして氷結界の軍師をリリースしてブリザード・プリンセスをアドバンス召喚!」
ブリザード・プリンセス 攻2800
軍師が消えて、頭に王冠を乗せた白い服の女の子が現れた。右に持っている氷の棒には巨大な氷の玉がある。ブリザード・プリンセスか、ちょっとやばいな。このターン魔法も罠も使えないや。
『響〜、今日の相手は知らない子だね〜』
「昨日転入してきた遊輝よ。ほら、フォーチュン・カップで準優勝した」
『へぇ〜、ていう事は強いのか〜。楽しみだね〜』
・・・・・ブリザード・プリンセスが喋っている・・・・・ということは、
「そのモンスターが響の精霊?」
「そうよ!私の精霊のブリザード・プリンセスよ!」
『私の事が見えるの?また愉快な仲間が増えたね』
「そうだね!でも、今はデュエルよ。バトル!ブリザード・プリンセスでショック・ルーラーに攻撃!ヘイル・ブリザード!」
ブリザード・プリンセスが氷の玉を使い、ショック・ルーラーの周りに吹雪を起こして破壊する。
ブリザード・プリンセス 攻2800
No,16 色の支配者 ショック・ルーラー 攻2300
遊輝 LP 4000→3500
「よし!あのエクシーズモンスターを倒した!ターンエンド!」
響 手札 3枚 LP 3300
【モンスターゾーン
ブリザード・プリンセス 】攻2800
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 1枚
ひっくり返されたか・・・・・しかしブリザード・プリンセスが精霊とは。さてと、何とかしてプリンセスを倒さないとこっちが不利になる。
「俺のターン!ドロー!」
遊輝 遊輝 手札 3枚
よし、まずは・・・・・
「ゴゴゴジャイアントを召喚!」
ゴゴゴジャイアント 攻2000
「ゴゴゴジャイアントの効果!召喚に成功した時、墓地の《ゴゴゴ》と名のつくモンスターを守備表示で召喚する!ゴゴゴゴーレムを特殊召喚!」
ゴゴゴゴーレム 攻1800
ゴゴゴジャイアントが地面を叩き割り、そこからゴゴゴゴーレムが出てきた。
「そしてゴゴゴジャイアントは守備表示になる」
ゴゴゴジャイアント 攻2000→守0
「また揃えたね。プリンセス、今から面白いものが見れるよ」
『面白いもの?何かな〜』
「Lv4のゴゴゴジャイアントとゴゴゴゴーレムをオーバーレイ!」
☆4 × ☆4 = ★4
「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!撃ち抜け!ガガガガンマン!」
ガガガガンマン 攻1500
両手に拳銃を持ち、西部劇いる保安官のような格好をしたモンスターが現れた。
『エクシーズ召喚か!あの子が使っていたんだね!』
「ガガガガンマンの効果!1ターンに1度、オーバーレイ・ユニットを1つ取り除いて表示形式によって効果が変わる!」
ガガガガンマン OVR 2→1
「へぇ〜、それで攻撃表示の時は?」
「ダメージステップ時にガガガガンマンの攻撃力を1000ポイントアップして、戦闘する相手モンスターの攻撃力を500ポイントダウンさせる」
「え、ちょっと待ってよ・・・・・あのモンスターの攻撃力が1000アップで、ブリザード・プリンセスの攻撃力が500下がるから・・・・・」
『計算が遅いよ。向こうのモンスターが2500で、私が2300だよ』
「あ、ありが・・・・・・負けている!」
「バトル!ガガガガンマンでブリザード・プリンセスに攻撃!」
ガガガガンマンが銃を構え、ブリザード・プリンセスに撃つ。
ガガガガンマン 攻1500→2500
ブリザード・プリンセス 攻2800→2300
響 LP 3300→3100
「カードをもう1枚伏せてターンエンド!」
遊輝 手札 1枚 LP 3500
【モンスターゾーン】
ガガガガンマン 攻1500
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 2枚
「プリンセスも倒されてしまった・・・けど!ここで決めなきゃ女がすたる!私のターン!ドロー!」
響 手札 4枚
ドローしたカードを見て響が笑った。何を引いたんだ?
「そうね!あなたたちを出してみんなで勝とう!魔法カード、地割れ!ガガガガンマンを破壊!」
ガガガガンマンの下の地面が割れて、破壊される。まずいな・・・・・・またガラ空きだよ。おまけにあの様子だと決めにきたな。
「チューナーモンスター、デブリ・ドラゴンを召喚!」
デブリ・ドラゴン 攻1000
デブリ・ドラゴン!?確かにシナジーはするけどなかなか難しいよ!墓地に攻撃力500以下は・・・・・・!破術師がいた!
「デブリ・ドラゴンの効果発動!召喚に成功した時、墓地から攻撃力500以下のモンスターを攻撃表示で特殊召喚する!氷結界の破術師を特殊召喚!」
氷結界の破術師 攻400
これでLvの合計が7!多分グングニールが来る!
「遊輝!私の切り札を出すよ!Lv3の氷結界の破術師にLv4のデブリ・ドラゴンをチューニング!」
☆3 + ☆4 = ☆7
「クレパスの奥地に眠る水の龍がオーロラの光で蘇る。永遠に降り積もる雪を降らせ!シンクロ召喚!放て!アイス・スプラッシュ・ドラゴン!」
アイス・ スプラッシュ・ドラゴン 攻2500
光が輝き、上空にオーロラが現れた。それに共鳴するように、光の中から足と頭がガラスのように透き通ったドラゴンが現れた。手は水のような物でできており、身体は鋼みたいに輝いている。アイス・スプラッシュ・ドラゴン!?グングニールじゃない!それに痣が反応しているということは・・・・・・
「痣が光っているから、私のシグナーの龍?」
「そうみたいだね。じゃなきゃこんなに痣が反応しないし」
「これが私のシグナーの龍か〜、なんか不思議だね。アイス・スプラッシュ・ドラゴンの効果!シンクロ召喚した時、相手の手札1枚を墓地に送る!」
「ハ、ハンデス!?」
アイス・スプラッシュが水を発し、俺の手札が飛ばされた。何これ!?シンクロ召喚する度にハンデスがあるの!?無茶苦茶強いじゃねぇか!
「リバースカードオープン!リビングデッドの呼び声!ブリザード・プリンセスを特殊召喚!」
ブリザード・プリンセス 攻2800
まずい!全部決まれば俺の負けだ!
「リバースカードオープン!罠カード、威嚇する咆哮!相手はこのターン、攻撃宣言できない!」
「あ〜あ、決められなかった。それじゃアイス・スプラッシュ・ドラゴンの効果!このターンの攻撃を放棄して自分フィールドの水属性モンスター1体を選択して、そのモンスターのLv×200ポイントのダメージを与える!ブリザード・プリンセスを選択!ウォーターフォール!」
アイス・スプラッシュ・ドラゴンがブリザード・プリンセスの氷の玉を持って、上空に放つと、上からものすごい水量の水が落ちてきた。
遊輝 LP 3500→1900
「ぶあっはーーーー!!何で濡れるんだよ!!」
「さあ!アハハハ!」
服がビショビショだよ!おまけにあのモンスターの効果なに!?ハンデスを持っていて、バーンも持っていて強すぎる!
「カードを1枚伏せてターンエンド!」
響 手札 1枚 LP 3100
【モンスターゾーン】
アイス・スプラッシュ・ドラゴン 攻2500
ブリザード・プリンセス 攻2800
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 1枚
あ〜あ、あとで乾かさないと、さてと、次のターンで決めないと、もう攻撃を防ぐカードが無いから。
「俺のターン!ドロー!」
遊輝 手札 1枚
・・・・・・壺の中の魔術書!
「魔法カード、壺の中の魔術書!お互いにカードを3枚ドローする!」
遊輝 手札 0枚→3枚 響 手札 1枚→4枚
「・・・・・・俺の勝ちだ!ドドドウォリアーを召喚!」
ドドドウォリアー 攻2300→1800
右に斧、左に盾を持った重装備のモンスターが現れた。
「ドドドウォリアーはLv6だが、元々の攻撃力を500ポイント下げることでリリースなしで召喚できる!そしてリバースカードオープン!闇次元の解放!ゲームから除外されている闇属性モンスター1体を特殊召喚する!ガガガマジシャンを特殊召喚!」
ガガガマジシャン 攻1500
フィールドに闇の穴が開き、ダイヤが現れた。
『決めるのですか?』
「そうしないと、次のターンでやられてしまうからな」
「ダイヤか〜、ドドドウォリアーのLvは6だからランク6のモンスターかな?」
「その通り!ガガガマジシャンの効果!1ターンに1度、Lvを1〜8まで任意のLvにする!Lv6を選択!」
ガガガマジシャン ☆4→☆6
「今回は昨日出せなかったダブルエースのもう1体だ!Lv6のドドドウォリアーとガガガマジシャンでオーバーレイ!」
☆6 × ☆6 = ★6
「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!白夜の地に輝く純白の太陽よ。天空の世界から降臨して、この世界の光の神となれ!エクシーズ召喚!輝け!ホワイト・サン・ドラゴン!」
ホワイト・サン・ドラゴン 攻2400
上空にあるオーロラより強い輝きを放ちながら、白い太陽が降りてきて、ホワイトが現れた。昨日出せなかったから今回はフィニッシャーとして活躍させないとね。
「ホワイトか!ブラックと並ぶ遊輝のシグナーの龍だね。この子はどんな効果を持っているかな?」
「あとのお楽しみ、魔法カード、破天荒な風!自分フィールドのモンスター1体の攻撃力と守備力を次の自分のスタンバイフェイズまで1000ポイントアップする!」
ホワイト・サン・ドラゴン 攻/守 2400/1500→3400/2500
「攻撃力がプリンセスを上回った!でもそれだけじゃ私を倒せないよ!」
「慌てるな。ホワイトの効果!オーバーレイ・ユニットを1つ取り除き、自分フィールドのモンスター1体を選択。選択したモンスターはこのターン、ダイレクトアタックができる!自身を選択!ライト・サプリメーション!」
ホワイトが自分に向かって、光りを当てる。
ホワイト・サン・ドラゴン OVR 2→1
「!?攻撃力3400のダイレクトアタック!?」
「ラスト!ホワイト・サン・ドラゴンの攻撃!サンシャイン・パティズム!」
ホワイトが光の光線を放ち、モンスターの間をすり抜けて響に攻撃する。
「リバースカードオープン!聖なるバリア〜ミラーフォース〜!ホワイトを破壊する!残念だったね」
「そっくりそのまま返すぜ!ホワイトはオーバーレイ・ユニットがある時、カード効果では破壊されない!」
「えっ、それじゃミラーフォースは・・・・・・」
「不発、行け!ホワイト!」
響の前に出来たバリアをホワイトは体当たりして壊し、もう一度響に攻撃する。
響 LP 3100→0
WIN 遊輝 LOS 響
「負けちゃった・・・・・・でも楽しかったよ!」
デュエルが終わりフィールドから降りて、響から借りたタオルで頭を吹きながら2人でさっきのデュエルの感想を言い合う。それにしても響のシグナーの龍は強いよな。ハンデスとバーン持ちって、
「お疲れさん、響も惜しかったね」
「奏も終わったの?」
「ええ、あなたたちの後に直ぐ呼ばれてさっき終わったわ」
「残るはスバルとレミだな」
3人でスバルとレミのデュエルに目を向けると・・・・・・
レミ 手札 1枚 LP 400
【モンスターゾーン】
フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800
【魔法・罠ゾーン】
ドラグニティーブランディストック (フェザー)
ドラグニティーコルセスカ (フェザー)
ドラグニティーファランクス (フェザー)
スバル 手札 0枚 LP 500
【モンスターゾーン】
E・HERO スピリット・ドラゴン 攻2200
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 1枚
それでレミのターンか、攻撃が決まれば勝ちだな。
「フェザー・ウィング・ドラゴンでE・HEROスピリット・ドラゴンに攻撃!ストーム・ウィングブレイク!」
「リバースカードオープン!罠カード、異次元トンネル〜ミラーゲート〜!攻撃対象になったE・HEROと名のついたモンスターと相手モンスターのコントロールを入れ替える!」
「何ですって!?」
フェザーとスピリットの間に大きな鏡のトンネルが出来て、フェザーとスピリットが入れ替わった。
フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800
E・HERO スピリット・ドラゴン 攻2200
レミ LP 400→0
異次元トンネル〜ミラーゲート〜 通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する「E・HERO」と名のついたモンスターを攻撃対象にした相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手の攻撃モンスターと攻撃対象となった自分モンスターのコントロールを入れ替えてダメージ計算を行う。
このターンのエンドフェイズ時までコントロールを入れ替えたモンスターのコントロールを得る。
WIN スバル LOS レミ
「ガッチャ!楽しいデュエルだったな!」
「ああもう!いつもあと一歩まで追い詰めるのに!」
スバルがお決まりのポーズを決め、レミはものすごく悔しがる。
そりゃあそこまで追い詰めて逆転されるのは悔しいだろうな。特にミラーゲートで終わってしまうんだから。
「でも知らないモンスターを出した時は焦ったぜ。いつの間にシグナーの龍を手にいれたんだ?」
「フォーチュン・カップの時よ。今はもう私のエースモンスターだからね」
レミがフェザーのカードを手に取り話す。
「そっちはどうだった?」
「遊輝が勝ったわよ。響も追い詰めていたけど」
「次は私が勝つ!」
「分からないよ」
響の宣言に冷静に返してやった。
「それでは、本日の実技授業を終わります。みんな教室に戻って!」
クラス全員がフィールドから出るので、俺たちも教室に戻る。
響「ホワイトの効果は強いわね。ダイレクトアタックが出来て、カード効果で破壊されないのだもの!」
遊輝「ハンデスとバーンを備わったドラゴンを持つ響が言えることか?」
奏「制服は乾いたの?アイス・スプラッシュの効果でずぶ濡れになっていたし」
遊輝「乾かしている途中。ひどい目にあったよ」
レミ「アイス・スプラッシュのバーンの被害はみんな受けているよ。受けていないのが、効果を使う度いつも笑っている響だけだよ」
響「だって面白いんだもん!」
スバル「せめて笑うのは止めてくれ」
遊輝「というわけで既に話題に上がってるが今回のオリカ紹介」
響「今回は私のシグナーの龍、アイス・スプラッシュ・ドラゴン!!」
アイス・ スプラッシュ・ドラゴン ☆7
水属性 ドラゴン族 攻撃力 2500 守2500
チューナー+チューナー以外の水属性モンスター1体以上
「アイス・スプラッシュ・ドラゴン」の②の効果は1ターンに1度しか使用出来ない。
①このカードがS召喚に成功した時、相手の手札をランダムに1枚墓地に送る事が出来る。
②自分フィールド上の水属性モンスター1体を選択して、そのモンスターのレベル×200ポイントのダメージを与える。この効果を使ったターン、自分は攻撃出来ない。
レミ「シンクロしたらハンデス、何て分かりやすい強さなのかしら」
スバル「しかも1ターンの制限がないってところがヤバイ」
響「バーン効果もダーク・ダイブ・ボンバーの水属性限定、リリースしないって考えたらそこそこ強いよ!」
遊輝「その代わり、これには1ターンに1度の制限があって使ったターンは攻撃できない。こんな効果なんだから当たり前だな」
奏「次回は私と遊輝のデュエル。最後のシークレットシグナーの龍の出番ね」
遊輝「タイトルは【入部デュエル! 雷を操る天使龍!】はっ?入部?」
響「どんなデュエルになるかな?」
遊輝「ちょっと待て、俺はクラブに入るつもりは・・・」
スバル「次回もよろしく!」
遊輝「おい・・・・・・」