【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

23 / 202
最強カードの紹介!今回は!

パール「皆久しぶり!パールだよ♪」

主人公遊輝のデュエルがフォーチュン・カップ以降無いので、かなり暇を持て余しているパールだ!

パール「変な紹介をしないでよ!」

事実だろうが。というか、単純に使いずらい

パール「こらああ!!!」

それじゃ最強カードの紹介に行こう!」

パール「もう・・・・・今回はライフ・ストリーム・ドラゴン!龍亞くんのシグナーの龍ね」

シンクロ召喚に成功した時、自分のライフを4000まで回復できるよ。

パール「さらにこのカードがフィールドにいるだけで、自分への効果ダメージを無効にするよ!」

そして、墓地の装備魔法1枚を除外する事で、破壊からまぬがれる!

パール「第19話、デュエルスタート!」


第19話龍亞VSディヴァイン輝けライフ・ストリーム・ドラゴン!

龍亞 side

 

「デュエル‼」 「デュエル‼」

 

ディヴァイン LP 4000 龍亞 LP 4000

 

遊輝に代わって、俺がデュエルをする。俺が皆に迷惑をかけちゃったからな。絶対に勝ってみせる!

 

「私のターン、ドロー」

 

ディヴァイン 手札 6枚

 

「私はクレボンスを召喚してターンエンド」

 

 

ディヴァイン 手札 5枚 LP4000

【モンスターゾーン】

クレボンス 攻1200

【魔法・罠ゾーン】

なし

 

 

あれっ?伏せカードなし?まあいっか。

 

「俺のターン!ドロー!シャキーン!」

 

龍亞 手札 6枚

 

確かあのモンスターは自分のLPを払う事で攻撃を無効に出来たはず・・・・なら少しでも削らないと!

 

「D・ステープランを召喚!チャッキーン!」

 

D・ステープラン 攻1400

 

「バトル!ステープランでクレボンスを攻撃!」

 

ステープランがクレボンスに突っ込む。

 

「無駄だ!クレボンスが攻撃対象になった時、ライフを800払う事でその攻撃を無効にする!」

 

ディヴァイン LP 4000→3200

 

ディヴァインのライフが減り、クレボンスの前にバリアが貼られてステープランの攻撃を弾く。

これでいいんだ。あいつのライフを減らせるからな。

 

「カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 

龍亞 手札 3枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

D・ステープラン 攻1400

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「私のターン、ドロー」

 

ディヴァイン 手札 6枚

 

「メンタルプロテクターを召喚」

 

メンタルプロテクター 攻0

 

「Lv3のメンタルプロテクターにLv2のクレボンスをチューニング!」

 

☆3 + ☆2 = ☆5

 

「心の深淵に燃え上がる我が憎しみの炎よ。黒き怒濤となりてこの世界を蹂躙せよ!シンクロ召喚!現れろ!マジカル・アンドロイド!」

 

マジカル・アンドロイド 攻2400

 

光の中から杖を持った神官みたいな女性が現れた。

 

「バトル!マジカル・アンドロイドでD・ステープランを攻撃!」

 

マジカル・アンドロイドが杖に魔力を貯めてステープランに撃った。

 

「リバースカードオープン!攻撃の無力化!マジカル・アンドロイドの攻撃を無効にしてバトルフェイズを終了させる!」

 

ステープランの前に渦が現れて、マジカル・アンドロイドの攻撃を全て吸い込んだ。

 

「ちっ・・・まあいい。ターンエンド。エンドフェイズ時、マジカル・アンドロイドの効果で私はライフを600回復する」

 

 

ディヴァイン 手札 5枚 LP 3200→3800

【モンスターゾーン】

マジカル・アンドロイド 攻2400

【魔法・罠ゾーン】

なし

 

 

さっきから伏せカードが無いけど、もしかして手札事故?だったらチャンスだ!

 

「俺のターン!ドロー!シャキーン!」

 

龍亞 手札 4枚

 

・・・これは遊輝に貰ったカードの1枚!けどこのターンは無理だな。次のターンで決まるな。

 

「チューナーモンスター、D・スコープン召喚!ドカーン!」

 

D・スコープン 攻800

 

ステープランの隣に顕微鏡のようなモンスターが現れて、ロボットのように変形していく。

 

「Lv4のステープランにLv3のスコープンをチューニング!」

 

☆4 + ☆3 = ☆7

 

「世界の平和を守るため勇気と力をドッキング!シンクロ召喚!愛と正義の使者!パワー・ツール・ドラゴン!」

パワー・ツール・ドラゴン 攻2300

 

光の中からパワー・ツール・ドラゴンが武器を装着して出てきた。やっぱりパワー・ツールはかっこいいな!

 

「パワー・ツールの効果発動!1ターンに1度、デッキから装備魔法をランダムに1枚手札に加える!パワー・サーチ!」

 

デッキがシャッフルされ1枚のカードが飛び出す。そのカードを手に取り、直ぐに発動する。

 

「手札に加えたダブル・ツールD&Cをパワー・ツールに装備!俺のターンの間、攻撃力を1000ポイントアップする!」

 

パワー・ツール・ドラゴン 攻2300→3300

 

パワー・ツールの武器が赤いカッターと緑のドリルに変わる。

 

「バトル!パワー・ツールでマジカル・アンドロイドに攻撃!クラフティ・ブレイク!」

 

パワー・ツールが突進してマジカル・アンドロイドをカッターで斬りつける。

 

パワー・ツール・ドラゴン 攻3300

マジカル・アンドロイド 攻2400

 

ディヴァイン LP 3800→2900

 

フィールドで見ると俺の方が有利だけど油断は出来ない。あいつの手札は次のドローで6枚になる。いつ動いていくるか分からないから注意しないと。

 

「カードを2枚伏せてターンエンド!エンドフェイズになったから、ダブル・ツールD&Cの効果でパワー・ツールの攻撃力は元に戻る」

 

 

龍亞 手札 1枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

パワー・ツール・ドラゴン 攻3300→2300

【魔法・罠ゾーン】

ダブルツールD&C 《パワー・ツール》

伏せカード 3枚

 

 

「私のターン、ドロー」

 

ディヴァイン 手札 6枚

 

「子供だと思って少し手加減してやったが・・・・・・・私にダメージを与えるとは許さんぞ!」

 

「(!く、来る!)」

 

「魔法カード、死者蘇生!墓地のマジカル・アンドロイドを特殊召喚する!」

 

マジカル・アンドロイド 攻2300

 

「速攻魔法、緊急テレポート!デッキか手札からLv3以下のサイキック族モンスター1体を特殊召喚する!Lv3のサイコ・コマンダーを特殊召喚!」

サイコ・コマンダー 攻1400

 

「Lv5のマジカル・アンドロイドにLv3のサイコ・コマンダーをチューニング!」

 

☆5 + ☆3 = ☆8

 

「逆巻け!我が復讐の黒煙!シンクロ召喚!来い!メンタルスフィア・デーモン!」

 

メンタルスフィア・デーモン 攻2700

 

「(メンタルスフィア・デーモン!?でも攻撃力はまだパワー・ツールが)」

 

「そして魔法カード、ミラクルシンクロフュージョン!」

 

「ミラクルシンクロフュージョン!?」

 

ま、不味い!不味いよ!サイキック族のデッキでミラクル・シンクロフージョンってあの厄介なモンスターしかないじゃん!

 

「墓地のマジカル・アンドロイドとサイコ・コマンダーを除外して、アルティメットサイキッカーを融合召喚!」

 

アルティメットサイキッカー 攻2900

 

マジカル・アンドロイドとサイコ・コマンダーがディヴァインの後ろにできた渦に吸い込まられ、代わりにメンタルスフィア・デーモンよりさらに巨体なモンスターが現れた。

どうしよう・・・・メンタルスフィアだけならいけたけど、あいつを破壊するのはなかなか難しいぞ・・・・

 

「さらにサイコ・ウォールドを通常召喚!」

 

サイコ・ウォールド 攻1900

 

「サイコ・ウォールドの効果!LPを800払い、フィールドのサイキック族モンスター1体を選択して、このターンそのモンスターは2回攻撃できる!私はこの効果を2回使ってアルティメットサイキッカーとメンタルスフィア・デーモンを選択する!」

 

ディヴァイン LP 2900→2100→1300

 

不味い!全ての攻撃が決まれば俺の負けだ!

 

「バトル!アルティメットサイキッカーでパワー・ツール・ドラゴンに攻撃!超念力〜アルティメットサイコ〜!」

 

「パワー・ツールの効果!装備されているダブル・ツールD&Cを墓地に送り、この戦闘では破壊されない!」

 

「だがダメージは受けてもらう!」

 

アルティメットサイキッカー 攻2900

パワー・ツール・ドラゴン 攻2300

 

龍亞 LP 4000→3400

 

「うわっ!」

 

アルティメットサイキッカーの攻撃をパワー・ツールが受け止めるけど、衝撃が俺に来て、足を2・3歩引いてしまう。たった600ポイント削られただけでこんなに衝撃が来るなんて・・・

 

「大丈夫か!龍亞!」

 

「だ、大丈夫!それで墓地に送ったダブル・ツールD&Cの効果で装備モンスターと戦闘を行った相手モンスターは破壊されるけど・・・・・・」

 

「その様子だとアルティメットサイキッカーの効果を知っているだな!このカードはカード効果で破壊されない!くたばれ!アルティメットサイキッカーの追撃!超念力、アルティメットサイコ!」

 

再びアルティメットサイキッカーの攻撃がパワー・ツールに来る。今度は耐えられず破壊された。

 

アルティメットサイキッカー 攻2900

パワー・ツール・ドラゴン 攻2300

 

龍亞 LP 3400→2800

 

「ううう!!!!ぐわっ!」

 

「アルティメットサイキッカーの効果で破壊したパワー・ツール・ドラゴンの攻撃力2300だけ私のライフを回復する」

 

ディヴァイン LP 1300→3600

 

今度は耐えられずに吹き飛ばされ、壁に当たる。痛い・・・だけど!ここで負けるわけにはいかない!

 

「ぐっ、ま、まだまだ!!まだ終わってない!!」

 

「ほぉ〜、だがこの攻撃には耐えられない!今度こそくたばれ!メンタルスフィア・デーモンでダイレクトアタック!スパニカル・サイコ!」

 

どうする・・・・・・あのカードを使えば防げる。だけどモンスターが・・・俺の考えを待たずにメンタルスフィア・デーモンが俺の前に来て、念力で俺を壁まで吹っ飛ばす。

 

龍亞 LP 2800→100

 

「うわああぁぁぁぁ!!!!」

 

「「龍亞!!!」」

 

メンタルスフィア・デーモンの攻撃をまともに食らってしまって壁に激突してしまった。身体中に痛みが走り、意識がもうろうとする。

 

「意識はまだあるのか。まあいい、貴様の敗北は決まりだからな!本当の止めだ!メンタルスフィア・デーモンの追撃!スパニカル・サイコ!」

 

メンタルスフィア・デーモンが俺の前に来る。躊躇している暇はないと、急いでデスクのボタンを押す。

 

「り、リバースカードオープン・・・・罠カード、D・スクランブル!相手モンスター1体のダイレクトアタックを無効にして、手札のDと名のついたモンスター1体を特殊召喚する!頼んだぞ!D・ライトンを守備表示で特殊召喚!」

 

D・ライトン 守200

 

メンタルスフィア・デーモンの前にライトンが出てきて、攻撃が止まる。

 

「何で1回目のダイレクトアタックの時に使わなかったの!?そうすればダメージを受けずにすんだでしょ!!」

 

「何か考えがあるんだろう。あのモンスターを残しておきたい訳が・・・(だが手札はこれで0だ。どうするつもりだ?)」

 

次のターンに何か逆転できるカードを引けばまだ勝機が・・・・

 

「勝機がある。そんな事を考えているのかな?」

 

「あ、当たり前だ!まだ終わってない!次のターンであんたを倒して見せる!」

 

それにもし良いカードが来なくてもまだこの伏せカードで何とかなる!

 

「悪いがこのデュエルは貴様の負けだ」

 

「な、何を言ってる!あんたのバトルフェイズは終了している!もうこれ以上俺にダメージは・・・・」

 

「あるんだ、このカードがね。魔法カード、ファイヤーボール!」

 

「ファイヤーボールだと!?」

 

「そ、そんな・・・・そんな・・・・」

 

「相手に500ポイントのダメージを与える!死ね!」

 

ディヴァインの頭上に大きな火の玉ができて、俺に向かって来る。ファイヤーボールに当たって壁に激突して、意識が消えていく・・・・

龍亞 LP 100→0

 

 

龍亞 side out

 

 

遊輝 side

 

 

「おい龍亞!しっかりしろ!」

 

壁に激突した龍亞に何度も呼びかけるが、反応しない。龍可も泣きながら叫び続けている。くそっ!負けてしまうとは!俺が行っとけば・・・・

 

「これで1人。お前らもさっさと倒してアルカディア・ムーブメントに入ってもらおうか」

 

「何だと!?」

 

「私たちをアルカディア・ムーブメントに入れるですって!?」

 

「そうだ!お前たち3人はフォーチュン・カップの時にシグナーになった!さらにお前らは精霊世界に行った事も分かっている!こんな奴らを見逃すか!まあそこの少年は既に負けたがな!」

 

「このやろう・・・・!だったら次は「・・・・させない・・・・」!?龍亞!?」

 

龍亞の声が聞こえ、龍亞を見ると、ヨロヨロと立ちデュエルデスクを構えた龍亞の姿が・・・・

 

「ハァ・・・・ハァ・・・・・」

 

「ふん、生きていたとはな。だがデュエルに負けた奴にようはない!!」

 

「ハァ・・・・ラ、ライフを見・・・・ろよ・・・・」

 

「何・・・・・・・!?!?」

 

龍亞 LP 0→100

 

「な、何故だ!?何故ライフが残っている!?」

 

「ラ、ライトンは、ハァ・・・・守備表示の時・・・・ハァ・・・ハァ・・・・プレイヤーのライフが0になった時に縁にあるルーレットが起動する・・・・・・・その光が緑に止まった時、俺のライフを100ポイント回復する・・・・・・!!!」

 

ライトンを見てみると、確かに光が緑の所で止まっている。ヒヤヒヤさせやがって・・・・寿命が縮んだぞ・・・

 

「だ、だから・・・・俺はまだ負けていない!絶対に・・・・遊輝と龍可を・・・・守ってみせる!」

 

龍亞が一歩ずつ歩み、ディヴァインに対峙する。

 

「無茶だ龍亞!俺が代わりにする!」

 

「遊輝は黙って!これは俺とあいつのデュエル!最後まで俺がする!」

 

龍亞が大声で返す。意地でもするみたいだな・・・だけど・・・・

 

「ぐっ!だが私が有利なのは変わらない!速攻魔法、神秘の中華なべ!サイコ・ウォールドをリリースして、その攻撃力分ライフを回復する!」

 

ディヴァイン LP 3600→5500

 

「ターンエンド!さあこの状況をひっくり返してみろ!もっとも、次の私のターンで決着がつくがな!」

 

 

ディヴァイン 手札 0枚 LP 5500

【モンスターゾーン】

アルティメットサイキッカー 攻2900

メンタルスフィア・デーモン 攻2700

【魔法・罠ゾーン】

なし

 

 

ちょっとやばいな・・・ディヴァインのライフが5000を超えているし、アルティメットサイキッカーが厄介だ。次の龍亞のドローとあのリバースカードで全てが決まるな。

 

 

遊輝 side out

 

龍亞 side

 

 

俺のフィールドにはライトンとリバースカード2枚がある。あっちは攻撃力が2700と2900のモンスターだけ。

こっちの方が不利になってしまったけど。

 

「(絶対に諦めない!遊輝や遊星みたいに強くなるって決めたんだ!赤き竜!俺に力を貸してくれ!)俺の!!」

 

カードをドローしようとした時、エクストラデッキが光りだした。エクストラデッキを見ると、1枚の白紙のカードが光っている。何だろう?このカード・・・・でも、これだけは分かる!俺の・・・シグナーの龍!

 

「俺のターン!ドロー!シャキーン!」

 

龍亞 手札 1枚

 

このカードの召喚方法は・・・・なるほど、こうすればいいんだな。

 

「魔法カード、死者蘇生!墓地のパワー・ツール・ドラゴンを特殊召喚!」

パワー・ツール・ドラゴン 攻2300

 

「パワー・ツールの効果発動!パワー・サーチ!」

 

デッキがランダムにシャッフルされ、1枚のカードが飛び出てそのカードを手札に加える。このカードはあとで使うとして、さあ行くよ・・・・・ライフ・ストリーム・ドラゴン!

 

「Lv7のパワー・ツール・ドラゴンにLv1のライトンをチューニング!」

 

☆7 + ☆1 = ☆8

 

ライトンが輪になり、パワー・ツールがその中に入り、上に行く。そして・・・・

 

「見て!赤き竜!」

 

「なっ!?(嘘だろ!?もうあいつが出るの!?)」

 

「世界の未来を守るため勇気と力がレボリューション!シンクロ召喚!進化せよ!ライフ・ストリーム・ドラゴン!」

 

ライフ・ストリーム・ドラゴン 攻2900

 

赤き竜がパワー・ツールを吐き出すと、甲冑が全て壊れて黄色に輝く龍が出てきた。これが俺のシグナーの龍か!かっこいいな!それでこのカードの効果は・・・・

 

「ライフ・ストリーム・ドラゴンの効果!シンクロ召喚に成功した時、ライフが2000未満のプレイヤーのライフを2000にする!」

 

「何だと⁉」

 

龍亞 LP 100→2000

「さらにリバースカードオープン!永続罠、リビングデットの呼び声!墓地から再びパワー・ツールを特殊召喚!」

 

パワー・ツール・ドラゴン 攻2300

 

「もう一度パワー・ツールの効果!パワー・サーチ!」

 

再びデッキがシャッフルされて、カードが1枚飛び出す。

 

「そしてリバースカードオープン!罠カード、バスター・モード!」

 

「バ、バスター・モード!?」

 

「パワー・ツール・ドラゴンをリリースして、デッキからパワー・ツール・ドラゴン/バスターを特殊召喚!」

 

パワー・ツール・ドラゴン/バスター 攻2800

 

パワー・ツールの手に着いてあった武器が外れ、サーベルが代わりに着き背中に大きなブースターが取り着けられた。これが遊輝から貰ったカード。貰う時に「何で俺なんだよ・・・・」って呟いていたのが気になるけど、気にしない。

 

「パワー・ツール/バスターの効果!1ターンに1度、デッキから装備魔法を1枚選択して手札に加える!俺は巨大化を選択してそのまま発動!パワー・ツール/バスターに装備!今の俺のライフはあんたより低いから攻撃力は倍になる!」

 

パワー・ツール・ドラゴン/バスター 攻2800→5600

 

「まだまだ!装備魔法、魔導師の力と団結の力をライフ・ストリーム・ドラゴンに装備!魔導師の力の効果で魔法・罠ゾーンのカードの数×500、団結の力の効果で俺のフィールドのモンスターの数×800アップする!」

 

ライフ・ストリーム・ドラゴン 攻2900→4900→6500

 

「攻撃力5600と6500だと⁉」

 

ディヴァインが攻撃力が上昇したパワー・ツール/バスターとライフ・ストリームに驚く。2体の龍はそんなディヴァインに悠然と構えている。

 

「バトル!パワー・ツール/バスターでメンタルスフィア・デーモンに攻撃!フルメタルクラフティ・ブレイク!」

 

パワー・ツール/バスターがサーベルでメンタルスフィア・デーモンを斬りつける。

 

パワー・ツール・ドラゴン/バスター 攻5600

メンタルスフィア・デーモン 攻2700

 

ディヴァイン LP 5500→2900

 

「これで最後!ライフ・ストリーム・ドラゴンでアルティメットサイキッカーに攻撃!ライフ・イズ・ビューティーホール!」

 

ライフ・ストリーム・ドラゴンが力を貯めて、アルティメットサイキッカーに撃つ。

 

ライフ・ストリーム・ドラゴン 攻6500

アルティメットサイキッカー 攻2900

 

ディヴァイン LP 2900→0

 

 

WIN 龍亞 LOS ディヴァイン

 

 

 

 

 

「勝ったよ!遊輝!龍可!」

 

「見てたぞ。頑張ったな!」

 

「でもあんなデュエルはしないでね。途中で負けてどうしようと思ったのよ!」

 

「勝ったからいいじゃん!」

 

俺の勝利を遊輝と龍可が讃えてくれる。正直、あの状況だったら負けたと思ったけど・・・・・

 

「くっ、まさか私が負けるとは・・・こうなったら・・・・」

 

ディヴァインがデスクにカードをセットして、ディヴァインの頭上にファイアーボールが現れる。

 

「これでもくらえ!」

 

!?こっちに来る!?あんなの受けたら怪我で済まないよ!

 

「その言葉!そっくりそのままお前に返すぜ!」

 

遊輝が前に出てきて、オーバーヘッド・キックのようにファイアーボールを蹴ってディヴァインに返す。とっさの事でディヴァインは除けられずに気絶してしまう。

・・・・実体化したのファイアーボールで合っているよね?熱くないのかな?

 

「何でだろう?ファイアーボールなのに全然熱くなかったな〜」

 

・・・・・・・やっぱ遊輝は化け物だよ。それにまた動いたから・・・・

 

「また身体を動かしたわね(ニコッ♪)」

 

「(ビクッ!)い、いやっ・・・・・・・だ、だから・・・・その〜〜〜・・・・(汗)」

 

また龍可が怒ったよ。今回は助けてあげるか。

 

「龍可、今回は許してあげようよ。遊輝が止めなかったら今頃俺たち捕まっていたんだよ。それより早くここから出よう」

 

「そ、そうだよ!早くここから出よう!」

 

俺の言葉に直ぐに遊輝が反応して、氷室のおっちゃんと矢薙のおっちゃんを急いで起こし始めた。よっぽど怖かったんだろな〜。それで、2人を起こして出口を探していたら・・・・

 

「ねぇ、あそこにいるのアキさんじゃないかしら?」

 

龍可が指を指す方に向くと、アキ姉ちゃんが誰かと話している。あれっ?あの人って・・・・

 

「あの人・・・・ミスティさんじゃないの?」

 

「言われてみれば・・・・何でアキちゃんとミスティがこんな所に?」

 

「おい!ミスティの右腕を見てみろ!光っているぞ!」

 

氷室のおっちゃんがミスティさんの右腕が光っているのに気づいて皆が注目する。確かに右腕が光っているけど・・・・・・・・何か違うような、赤く光っていなくて、紫で光っている。

 

「(あれはダークシグナーの痣!展開が早過ぎる!)!痣が!」

 

「光りだした!?」

 

俺たちの痣が突然光り始めた。まるで、あの痣に反応するかのように・・・・

 

「ねぇ、この感覚・・・・」

 

「あぁ、間違いない。遊星とダークシグナーがデュエルした時と同じ感覚だ!」

 

「ちょ、ちょっと待てくれよ!て言うことはミスティさんは・・・・」

 

「多分・・・・ダークシグナー!」

 

その直後、大きな地震が起きる。そして俺たちの周りに赤いバリアみたいなのが張った。

「何!?地震!?」

 

「かなり大きかったな。それよりもこれは・・・・」

 

「わからない・・・・でも私たちを守っているみたい・・・・」

 

「おい!あの2人、デュエルをするみたいじゃ!」

 

またアキ姉ちゃんを見ると、デュエルデスクを構えてデッキをセットした。

 

「こんな状況でデュエルなんてしたら危ないよ!」

 

「取り敢えず様子を見よう。やばくなったら、俺が途中で止める」

 

--------------------

No side アルカディア・ムーブメント ディヴァインの部屋

 

 

 

ディヴァインは現在、このビルに侵入したカーリーと2回目のデュエルをしている。1回目で圧勝したので今回も勝てると思っていたが、カーリーは別人のようになり、追い詰められていた。そして、デュエルも終盤になり・・・・・・・・

 

「死になディヴァイン!地縛神Asllapiscu(アスラピスク)の効果!フィールドから離れた時、相手の表側表示のモンスターを全て破壊し、破壊したモンスターの数×800ポイントのダメージを与える!貴方のフィールドにはモンスターが2体。1600ポイントのダメージを受けな!」

 

「う、うわああああぁぁぁぁーーーーーーー!!!!」

 

 

 

 

--------------------

 

 

 

「何だ!今の声は!?」

 

「上を見て!誰かが落ちてくる!」

 

悲鳴が聞こえてきた上を見てたら、誰かが落ちてきているのに気づいた。

 

「あれは・・・・・・ディヴァイン!?」

 

「!?ディヴァインですって!?」

 

今までデュエルをしていたアキ姉ちゃんが龍可の声に反応した。ディヴァインはそのまま落下していく。

 

「ここからでもかなりの高さがあるから、それより高い所から落ちたから・・・・・・」

 

「そんな・・・・ディヴァイン・・・・」

 

「あらっ、もう終わったみたいね。十六夜アキ、この続きはまた後日ね」

 

ミスティさんがデスクを片付けて何処かに行ってしまう。アキ姉ちゃんは柵を乗り越えて下を見ている。

 

「大変だ!建物が崩れてきた!」

 

「は、早く逃げないと!」

 

「アキさん!早く逃げて!」

 

龍可がアキ姉ちゃんに言うけど、アキ姉ちゃんはずっと下を見たままでいる。

 

「駄目だ!ディヴァインが落ちたことにショックを受けている!」

 

「ちくしょう!面倒な事を増やしやがって!」

 

「遊輝!?何処に行くの!?」

 

遊輝がバリアから出て、崩れてくるコンクリートを避けながらアキ姉ちゃんと所に行く。

 

「アキさん!早く逃げましょう!」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「ああああもうう!!仕方ない!!」

 

遊輝がアキ姉ちゃんを担いでこっちにくる。その姿を見た途端、龍可がなんか悲しい目になったけど・・・・

 

「アキさんを頼む!」

 

「お前はどうするんだ!」

 

「俺は何とかなるから、アキさんと一緒に早く!」

 

遊輝がアキ姉ちゃんを氷室さんに渡した。その時。

 

「遊輝!上から壁が!逃げて!」

 

龍可が上から落ちてくる壁に気づいて遊輝に逃げるように言ったけど、間に合わず遊輝は落ちてきた壁の下敷きになる。

 

「「遊輝ーーーーー!!!」」




遊輝「あの状況からよく勝てたよな」

龍亞「正直、俺もマグレだと思っている」

龍可「自分で自分の勝利を信じてないってどういうことよ・・・・」

龍亞「だって2人とも、あの状況であのデッキで突破する方法あると思う?」

「「・・・・・・・・・・・・・」」

龍亞「なんで黙るのよ!!」

遊輝「いや、単純にリビングでパワー・ツール呼んで装備魔法適当にサーチして、/バスだして巨大化サーチすれば少なくとも1体は倒せるって・・・」

龍可「返しのターンも/バスなら耐えるだろうし、あの人手札1枚も無かったし・・・・・」

龍亞「・・・・・・・・・・・」

遊輝「・・・・まだまだ勉強しないとダメだな」

龍可「オリカ紹介に行きましょう。今回は改定前に貰ったすぴばるで活動している祝札さんのパワー・ツール・ドラゴン/バスターよ」



パワー・ツール・ドラゴン/バスター ☆9 〈祝札さん投稿〉
地属性 機械族 攻2800 守3000
このカードの③の効果は1ターンに1度しか使用出来ない。
①このカードは通常召喚できない。
②このカードは「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚ができる。
③デッキから装備魔法を1枚手札に加えることができる。
④このカードは装備魔法を装備している時、カード効果では破壊されない。
⑤このカードを対象とするカード効果が発動した時、このカードに装備されている装備カードを1枚墓地に送ることにより、そのカードの発動と効果を無効にして、破壊することができる。
⑥このカードが破壊され墓地に送られた時、墓地に存在する「パワー・ツール・ドラゴン」を特殊召喚できる。



遊輝「バスター・モードからの特殊召喚だから手札に来たら腐ってしまうけど、効果はその分パワー・ツールよりも2段階、3段階アップしたぜ」

龍亞「デッキから好きな装備魔法を持ってこれる!これが便利!!」

遊輝「『アームズ・ホールの方が強いじゃん!』とかいう野蛮なツッコミは無しでね」

龍可「あとは破壊耐性がさらに強化。装備魔法を装備しているだけで破壊されず、対象になったら装備魔法を墓地に送って免れる」

龍亞「強制脱出装置など対象を取るバウンス・除外でも耐えることが出来るぞ!」

遊輝「次回はダーク・シグナーとの戦い前の準備。俺とレミのシークレットシグナー組は精霊世界に行くぞ」

龍可「【決戦の準備】次回もよろしくお願いします」

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