【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

20 / 202
今回の最強カードの紹介~。

レミ「久しぶり!レミだよ!」

レミに来てもらったよ~。

レミ「この話、改定前に投稿してた時期ってあれだよね、事故をしたって」

何で2年も前の話を引っ張ってくるんだよ。そんな事もう忘れてたわ

レミ「いや、やっぱり車にひかれたっていうのに何であんなにピンピンだったのか」

どうでもいいだろ、もういいや。最強カードの紹介に行こう。

レミ「今回はNo,61 ヴォルカザウルス!★5のモンスターだよ!」

エクシーズ素材を1つ取り除く事で、相手フィールド上の表側表示モンスター1体を破壊して、ダメージを与えるぞ!マグマアァァァックス!

レミ「うるさい!その代わり、この効果を使用したら、直接攻撃できないから」

そして今回はオリジナルのSPを使います。

レミ「第16話、ライディングデュエル!アクセラレーション!」


第16話 遊輝VS遊星 後編! 閃光龍VS太陽龍 勝利の行方は

前回までの状況

 

 

遊輝 手札 0枚 SPC 4 LP 3200

【モンスターゾーン】

ホワイト・サン・ドラゴン 攻2400

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 4枚

 

 

遊星 手札 3枚 SPC 4 LP 4000

【モンスターゾーン】

ジャンク・ウォリアー 攻0

シールド・ウィング 守900

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚 (内1枚 くず鉄のかかし)

 

 

遊輝 side

 

さあ遊星!どんなデュエルをしてくれる?すげぇ楽しみだぜ!

 

「俺のターン!」

 

遊星 手札 4枚

 

遊星 SPC 4→5 遊輝 SPC 4→5

 

「(遊輝がシグナーの龍を出すなら俺も出さないとな!)チューナーモンスター、ドリル・シンクロンを召喚!」

 

ドリル・シンクロン 攻800

 

頭と両手にドリルを備えたモンスターが現れた。☆3のチューナー・・・・・遊星もあいつを出すのか、おもしろい!

 

「来い遊星!全力でやろうぜ!」

 

「当たり前だ!Lv5のジャンク・ウォリアーにLv3のドリル・シンクロンをチューニング!」

 

ドリル・シンクロンが3つの輪になり、その中にジャンク・ウォリアーが入る。

 

☆5 + ☆3 =☆8

 

「集いし願いが新たに輝く星となる。光差す道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ!スターダスト・ドラゴン!」

 

スターダスト・ドラゴン 攻2500

 

光の中から星屑が落ちてスターダスト・ドラゴンが舞い降りてきた。ソリッド・ビジョンで見ると本当に綺麗だな・・・そんな事を思っていたら・・・

 

「ぐっ!?痣が!?」

 

痣が光りだした。やっぱりシグナーの龍が対峙しているからか?

 

「遊輝!上を見ろ!」

 

「上?」

 

俺は遊星に言われ、上を向く。そこには・・・

 

「!赤き龍!!」

 

赤き龍がスタジアムに舞い降りたのだ。

何でこのデュエルで!?確かにシグナーの龍は出ているが早過ぎだろ!

赤き龍は俺と遊星、さらにシグナーたちをつつんで空に駆け上がった・・・

 

 

 

 

気がつくと、スタジアムではなく赤い道を走っていた。隣に遊星もいる。

 

「ここは・・・」

 

これって赤き龍がシグナーたちを神殿に導いた時の話!という事は上に・・・

 

「遊輝!遊星!」

 

「ここは・・・・」

 

「何・・・・?」

 

「龍可!それに龍亞やレミ!」

 

「ジャック!十六夜も!」

 

上にはシグナーである龍可や龍亞、レミ、そしてジャックとアキさんも一緒だ。

 

「な、何!?何があったの!?」

 

「どうやらシグナー全員がここにいるみたいだな」

 

「えっ!?キングとアキ姉ちゃんってシグナーなの!?」

 

龍亞が物凄く驚いている。

何でそんなに驚くの?ジャックはともかく、アキさんは俺とのデュエルで分かっただろ。

 

「(しかしおかしいな。原作通りならここであのビジョンが出るはずなんだが・・・・)」

 

「とりあえずデュエルを続けよう。何が起こるか分からないがデュエルが終わればここから出れるかもしれない。手札のモンスターを墓地に送りチューナーモンスター、クイック・シンクロンを特殊召喚!」

 

クイック・シンクロン 攻700

 

ガンマンのようなモンスターが現れた。

しかしこいつ、この大会で5回目の登場だぞ。過労戦士(スピード・ウォリアー)より出ているんじゃね?

 

「そして墓地に送ったレベル・スティーラーの効果!スターダスト・ドラゴンのLvを1つ下げて墓地から特殊召喚する!」

 

レベル・スティーラー 攻600

スターダスト・ドラゴン ☆8→7

 

背中に星のマークが入ったてんとう虫が飛んできた。

 

「Lv1、レベル・スティーラーとLv2、シールド・ウィングにLv5、クイック・シンクロンをチューニング!」

 

☆1 + ☆2 + ☆5 = ☆8

 

「集いし闘志が怒号の魔人を呼び覚ます。光差す道となれ!シンクロ召喚!粉砕せよ!ジャンク・デストロイヤー!」

 

ジャンク・デストロイヤー 攻2600

「(ここでジャンク・デストロイヤーか・・・何を破壊しにきたんだ?)」

 

「ジャンク・デストロイヤーの効果発動!シンクロ召喚に成功した時、素材となったチューナー以外のモンスターの数までフィールドのカードを破壊する!俺が選択するのは一番左のリバースカードとホワイト!タイダル・エナジー!」

 

ジャンク・デストロイヤーの4本の腕のエネルギーが、ホワイトと伏せカードに向かって殴りかかろうとする。

 

「それにチェーンで破壊されるリバースカードオープン!和睦の使者!このターン、俺のモンスターは戦闘では破壊されず俺へのダメージも0にする!」

 

目の前に女神が現れて、何か呪文を唱える。

 

「でもそれじゃホワイトが・・・」

 

「戦闘が出来なくてもホワイトは破壊する!」

 

ジャンク・デストロイヤーがホワイトを襲うが・・・

 

「!?何故破壊されない!?」

 

エネルギーがホワイトの身体をすり抜けたのだ。そう簡単に破壊されたら困るんだよな~。

 

「ホワイトはオーバーレイ・ユニットがある時、カード効果では破壊されない!」

 

「何だと!?」

 

「つまりホワイト・サン・ドラゴンが効果を使わない限り、戦闘以外の除去は難しいのか」

 

「だけどこのターン、遊輝は和睦の使者を使ったから戦闘でも破壊されない!」

 

「遊星さんはこのターン何もできない!」

 

これがホワイトの強み。カード効果で破壊されないのは大分強いけど、攻撃力で負けることが多いから攻撃無効系のカードを多めに入れた。これならホワイトはフィールドにずっと存在できるから。

 

「ジャンク・デストロイヤーの効果は無駄だったか・・・ターン・エンド!」

 

 

遊星 手札 1枚 SPC 5 LP 4000

【モンスターゾーン】

スターダスト・ドラゴン 攻2500

ジャンク・デストロイヤー 攻2600

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚 (内1枚 くず鉄のかかし)

 

 

良し!ホワイトを守れた!一気に行くか!

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 1枚

 

遊星 SPC 5→6 遊輝 SPC 5→6

 

・・・ここでこのカードか!手札0だったから助かる。

 

「SPーエンジェル・バトン!SPCが2つ以上ある時、デッキから2枚ドローして、1枚を墓地に送る!」

 

遊輝 手札 2枚→1枚

 

デッキからカードをドローする。引いたのはLv5のモンスターとSPだ。

これだったら・・・俺はカードを1枚墓地へ送る。

 

「そしてSPーエンジェル・バトン!」

 

「2枚目⁉」

 

「さっきのドローで引くなんておかしいでしょ!」

 

「その言葉!そっくりそのまま龍可に返すぜ!」

 

「何でよ!?」

 

1ターンにソーラー・エクスチェンジを3枚に光の援軍を引いた龍可には言われたくないぜ!

またカードを2枚ドローする。今度はダイヤと違うSPがきた。俺はそのうちの1枚を墓地へ送る。

 

「リバースカードを2枚オープン!永続罠、リビングデッドの呼び声×2!」

 

「同じリバースカード!?」

 

「何でさっきから同じカードが来るの!?」

 

「知るか!墓地からダイヤと太陽風帆船を特殊召喚!」

 

ガガガマジシャン 攻1500

太陽風帆船 攻800

 

下からダイヤと上下に白い帆をつけた船が出てきた。

 

「さっき墓地に送ったカードたちか!」

 

「その通り!ダイヤの効果!今度はLv5になる!」

 

ガガガマジシャン ☆4→5

 

「Lv5となったダイヤと太陽風帆船でオーバーレイ!」

 

☆5 × ☆5 = ★5

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!燃えたぎれ!No,61 ヴォルカザウルス!」

 

No,61 ヴォルカザウルス 攻2500

 

ブラックホールから上下に溶岩の突起を持った球体が出てきて、変形して背中と両膝、爪にオレンジ色の太いツノが飛び出ているモンスターが現れた。胸の突起に61と刻まれている。

 

「またNo・・・一体Noは何体存在するんだ?」

 

「悪い。俺もよく分からないや」

 

100体いるらしいけどアニメの話だし、まず俺そんなに持ってない。

 

「さらに手札からSPースピード・エナジーを発動!SPCが2つ以上ある時、エンドフェイズまで自分フィールドのモンスター1体の攻撃力をSPCの数×200ポイントアップする!ホワイトを選択!今の俺のSPCは6!」

 

ホワイト・サン・ドラゴン 攻2400→3600

 

「攻撃力3600!これならスターダストがジャンク・デストロイヤーのどっちか倒せる!」

 

「だが遊星の伏せカードにくず鉄のかかしがある。あれを何とかしないと攻撃できないぞ」

 

龍亞がスターダストを倒せると喜んでるところに、ジャックが注意をうながす。知っているさ、その対策もバッチリだよ。

 

「バトル!ホワイトでスターダストに攻撃!サンシャイン・パティズム!」

 

「ジャックの言葉を忘れたのか!リバースカードオープン!くず鉄のかかし!」

 

「もちろん忘れてないぜ!チェーンでリバースカードオープン!トラップ・スタン!」

 

「なっ!?トラップ・スタン!(クロウが使っているカード!?あいつも持っていたのか!?)」

 

「チェーンの逆順でトラップ・スタンの効果から発動する!このターン、このカード以外の罠カードの効果を無効にする!これでくず鉄のかかしの効果は無効となる!さらに再びセットすることもできない!行け!サンシャイン・パティズム!」

 

「迎え撃て!シューティングソニック!」

 

ホワイトとスターダストの攻撃が激突する。けど攻撃力で勝るホワイトが徐々に押してスターダストを破壊する。

 

ホワイト・サン・ドラゴン 攻3600

スターダスト・ドラゴン 攻2500

 

遊星 LP 4000→2900

SPC 6→5

 

「ぐわっ!?な、何だこの痛みは!?」

 

遊星がホワイトの衝撃でバランスを崩す。その間に俺は遊星を抜いて遊星も持ち直して走りだす。まさか、ダメージが実体化している!?

 

「遊星さん!大丈夫ですか!」

 

「大丈夫だ!遊輝!続けろ!」

 

「だけど・・・」

 

「続けろ!全力で俺に挑むのだろ!」

 

「・・・・・・分かった。全力で行く!バトルを終了して、ヴォルカザウルスの効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ取り除いて相手フィールド上のモンスター1体を破壊し、その元々の攻撃力分ダメージを与える!」

 

「何だと!?」

 

「対象はジャンク・デストロイヤー!マグマックス!」

 

No,61 ヴォルカザウルス OVR 2→1

 

ヴォルカザウルスの両胸の突起のカバーが開き、高熱の火炎が放射されてジャンク・デストロイヤーを破壊、遊星にも火炎が包まれる。

 

遊星 LP 2900→300

SPC 5→3

 

「うわああぁぁぁーーーーー!!!」

 

「遊星!」

 

遊星のDホイールがスピンして、レーンギリギリの所で持ち直す。

やっぱり使わない方が良かったのか・・・

 

「ターンエンド・・・ホワイトの攻撃力は元に戻る」

 

 

遊輝 手札 0枚 SPC 6 LP 3200

【モンスターゾーン】

ホワイト・サン・ドラゴン 攻3600→2400

No,61 ヴォルカザウルス 攻2500

【魔法・罠ゾーン】

リビングデッドの呼び声×2 (使用済み)

 

 

 

「そこのお前!気にしなくていいぞ!遊星はこんな所で倒れる男ではない!」

 

「(簡単に言うなよジャック。実際にダメージを受けているんだぞ)」

 

「俺のターン!」

 

遊星 手札 1枚

遊星 SPC 3→4 遊輝 SPC 6→7

 

「シンクロン・エクスプローラーを召喚!」

 

シンクロン・エクスプローラー 攻0

 

おい!手札1枚、フィールドもモンスター無しの状況でまたシンクロン・エクスプローラーを召喚したよ!そして効果で出すモンスターは・・・

 

「シンクロン・エクスプローラーの効果!召喚に成功した時、墓地から「シンクロン」と名のついたモンスターを特殊召喚する!戻ってこい!クイック・シンクロン!」

クイック・シンクロン 攻700

 

やっぱりこいつかよ・・・・肩で息をしているし・・・本当に過労戦士(スピード・ウォリアー)を抜いたんじゃね?

「Lv2のシンクロン・エクスプローラーにLv5のクイックシンクロンをチューニング!」

 

☆2 + ☆5 = ☆7

 

「集いし怒りが忘我の戦士に鬼神を宿す。光差す道となれ!シンクロ召喚!吠えろ!ジャンク・バーサーカー!」

 

ジャンク・バーサーカー 攻2700

 

ここでジャンク・バーサーカー!?やっべ!攻撃を防ぐカードが1枚も無い!

 

「あれは私とのデュエルで出したモンスター!」

 

「ジャンク・バーサーカーの効果発動!墓地のジャンク・ウォリアーとジャンク・シンクロンを除外して、ヴォルカザウルスの攻撃力をダウンする!」

 

No,61 ヴォルカザウルス 攻2500→200→0

 

「バトル!ジャンク・バーサーカーでヴォルカザウルスに攻撃!」

 

ジャンク・バーサーカーの巨体な斧がヴォルカザウルスを斬りつける。

 

遊輝 LP 3200→500

SPC 7→5

 

「ぐわああああぁぁぁーーーーー!!!!」

 

「遊輝!」

 

今度は俺がスピンしてしまう。なんとか持ち直して、遊星に並んで走る。痛って~。本当にダメージが実体化してやがる。でも・・・・・なんでだろう・・・・今、すげー楽しい!!

 

「遊輝!大丈夫!?」

 

「ああ!大丈夫だ!それにこんな楽しいデュエルをこんな情けない形で終わらしたくないしな」

 

こんなにもワクワクするのは久しぶりだ!もう何も考えない!全力で遊星に挑み、勝ってみせる!

 

「続けようぜ遊星!このデュエルを!そして俺が勝つ!」

 

「ああ!だが勝つのは俺だ!ターン・エンド!」

 

 

遊星 手札 1枚 SPC 4 LP 300

【モンスターゾーン】

ジャンク・バーサーカー 攻2700

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

「凄い・・・・・・」

 

「遊輝が追い詰めたら遊星さんも反撃する・・・」

 

「でも2人とも凄く楽しそう!」

 

「遊星のあんな顔、久しぶりに見たな」

 

「遊星!遊輝!頑張れーー!」

 

「もちろんだ!俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 1枚

 

遊星 SPC 4→5 遊輝 SPC 5→6

 

・・・・ここでこのカードか!

 

「SPーシフト・ダウン発動!SPCを6つ取り除いて、デッキからカードを2枚ドローする!」

 

遊輝 SPC 6→0

 

SPCが減るのと同時にDホイールのスピードも落ちる。そしてデッキに手をかける。・・・・・デッキよ、応えてくれ!

 

「ドローーー!」

 

遊輝 手札 0枚→2枚

 

俺はドローしたカードをゆっくりと見る。・・・・・そうか、あいつも出せというのが応えか・・・・

 

「待たせたなブラック!お前の番だ!」

 

『きゃっ!』

 

ブラックが実体化を止めてカードに戻る。

 

「ゴブリンドバーグを召喚!」

 

ゴブリンドバーグ 攻1400

 

戦闘機に乗ったゴブリンが横から飛んできた。下にはコンテナがついてある。

 

「ゴブリンドバーグの効果!召喚に成功した時、手札のLv4以下のモンスターを特殊召喚できる!」

 

「何を出すのかな?」

 

「遊輝のデッキを見てLv4のモンスターならエクシーズ召喚ができるけど・・・」

 

俺は手札にある最後のカードを手に取る。

 

「俺が出すのは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チューナーモンスター、霞の谷の戦士!」

 

霞の谷の戦士 攻1700

 

コンテナから出てきたのは短刀を持った青い鳥人間だ。

 

「チューナーモンスター!?」

 

「遊輝がシンクロ召喚!?」

 

「・・・・面白い!2体目のシグナーの龍か!」

 

「その通り!Lv4のゴブリンドバーグにLv4の霞の谷の戦士をチューニング!」

 

霞の谷の戦士が加速して輪になり、その中にゴブリンドバーグが入る。

 

☆4 + ☆4 = ☆8

 

「極夜の地に潜む漆黒の太陽よ!暗黒の世界から舞い降りて、この世界の闇の神となれ!シンクロ召喚!染まれ!ブラック・サン・ドラゴン!」

 

ブラック・サン・ドラゴン 攻1000

 

上空に穴が開いて、黒い太陽がゆっくりと降りてきた。

そこから変形して、ブラックが現れた。容姿は4本の翼をつけたゼ○ロム、頭にはホワイトと違い、青いタスキを巻いている。

 

「これが・・・・2体目」

 

「皆!前を見て!」

 

遊星がブラックを見つめて何かを呟いた時、レミが突然大声で叫んだ。何事かと思い前を見ると・・・

 

「神殿・・・・・?」

 

「あれはゴドウィン邸で見た神殿!」

 

俺たちの目の前に神殿があった。

神殿に近づくと、6人の人が両手を空に掲げた。右手には・・・・

 

「あれは赤き龍の痣!」

 

「もしかしてシグナー!?」

 

遊星と龍可が叫ぶ。神殿が雲に隠れ次に見えたのは・・・・

 

「あれは・・・・サテライト!?」

 

「何でサテライトが・・・・」

 

次に見えたのはサテライト。そして・・・・

 

「何あれ!?」

 

紫色の炎がサテライトを包む。その絵はナスカの地上絵の蜘蛛と同じだった。そして、サテライトは崩壊していく・・・・

 

「嘘・・・・でしょ・・・・?」

 

「これが・・・・サテライトの未来?」

 

「そんな事はさせない!もしこれが本当にサテライトの未来なら必ず阻止する!」

 

遊星が大声で張り上げる。

 

「その通りだな!未来なんてわからないからな!続けるぞ!ブラックの効果!特殊召喚成功時、墓地のエクシーズモンスター1体を装備カードとしてこのカードに装備する!墓地のヴォルカザウルスを装備!」

 

地面に穴が開き、ヴォルカザウルスが出てきてブラックが吸収する。

 

「ブラックは装備したモンスターの攻撃力分アップする!ヴォルカザウルスの攻撃力、2500ポイントアップだ!」

 

ブラック・サン・ドラゴン 攻1000→3500

 

「攻撃力3500!?」

 

「俺のレッド・デーモンズを超えただと!?」

 

「これで遊輝の勝ちだ!」

 

まだわからないよ龍亞。ずっと伏せているあのリバースカード、あれが何なのかはっきりしていない。でも、どうせなら2人の力を合わせて行くか!

 

「ホワイトの効果発動!」

 

「この局面で使う効果・・・」

 

「一体どんな効果何だ?」

 

「1ターンに1度、オーバーレイ・ユニットを取り除いてフィールドのモンスター1体を選択する。選択したモンスターはこのターン、ダイレクトアタックが出来る!」

 

「無条件でダイレクトアタックを可能にする効果だと!」

 

「その代わりに選択した以外のモンスターは攻撃できないけどな。俺はブラックを選択!ライト・サプリメーション!」

 

ホワイトの身体がブラックに向かって光を向け、ブラックに白い翼がついた。

 

「バトル!ブラックでダイレクトアタック!ライト&ダークネス・ブラスト!」

 

ブラックが口にエネルギーを貯め、遊星に撃つ。これが決まれば勝ちだが・・・・

 

「リバースカードオープン!シンクロ・バリアー!ジャンク・バーサーカーをリリースして次のターンのエンドフェイズまで俺のダメージを0にする!」

 

ジャンク・バーサーカーが遊星の前に入り、緑のバリアが張られる。緑のバリアが消えると、ジャンク・バーサーカーも消えていく。やっぱ遊星相手に簡単には決まらないか。バックがないけどしょうがない!

 

「ターンエンド!」

 

 

 

遊輝 手札 0枚 SPC 0 LP 300

【モンスターゾーン】

ホワイト・サン・ドラゴン 攻2400

ブラック・サン・ドラゴン 攻3500

【魔法・罠ゾーン】

No,61 ヴォルカザウルス (ブラック 装備)

リビングデッドの呼び声×2 (使用済み)

 

 

「俺のターン!」

 

遊星 手札 2枚

 

遊星 SPC 5→6 遊輝 SPC 0→1

 

遊星がドローしたカードを見つめている。これは・・・・負けかな?

 

「SPーシンクロ・リフト発動!」

 

シンクロ・リフト?聞いた事がないSPだな。

 

「SPCが6つ以上ある時、墓地のシンクロモンスターを除外して除外したシンクロモンスターよりもLvが高いシンクロモンスターを墓地から特殊召喚する!ジャンク・バーサーカーを除外して飛翔せよ!スターダスト・ドラゴン!」

 

スターダスト・ドラゴン 攻2500

 

ジャンク・バーサーカーの霊が星空へと登っていき、再び空から星屑が流れスターダストが現れる。

 

「この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効となり、エンドフェイズに除外される」

 

なにこれ?普通に強くねぇか?発動条件がちょっと厳しいけど、ほぼ無条件で特殊召喚できるじゃん。

 

「SPーシルバー・コントレイル!SPCが5つ以上ある時、自分の風属性モンスターの攻撃力をバトルフェイズの間1000ポイントアップする!」

 

ここでシルバー・コントレイムか・・・まさかそのカードをずっと握っていたとは・・・フィールドも墓地もスターダストの攻撃を防ぐカードは無いし、本当に負けだな。

 

「う~ん、負けか・・・まあ、楽しかったから良いか!来い遊星!」

 

「ああ!バトル!スターダスト・ドラゴンでホワイト・サン・ドラゴンに攻撃!シューティングソニック!」

 

スターダストがホワイトに向かって攻撃する。ホワイトも応戦するが、スターダストに押されて倒れてしまう。

 

スターダスト・ドラゴン 攻2500→3500

ホワイト・サン・ドラゴン 攻2400

 

遊輝 LP 500→0

 

 

WIN 遊星 LOS 遊輝

 

 

 

そしてデュエルが終わると、再び目の前が光り始め、気づいたらスタジアムにいた・・・




ブラック「きゃっ・・・・・」

ホワイト「キャッ・・・・・・」

遊輝「ごめんな、初陣を勝てなくて。でも次があるさ」

ブラック「きゃっ!」

ホワイト「キャッ!」

遊輝「そうそう。じゃあ今回のオリカ紹介といきましょう。今回は俺の2体目のシグナーの龍、ブラック・サン・ドラゴン!」


ブラック・サン・ドラゴン ☆8
闇属性 ドラゴン族 攻1000 守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①このカードの特殊召喚成功時、自分の墓地に存在するXモンスター1体を選択して、装備カードとしてこのカードに装備する。
②このカードの攻撃力は装備したXモンスターの攻撃力分アップする。
③このカードが破壊される時、代わりにこのカードに装備した装備カードを墓地に送る事で破壊されない。
④このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に存在するXモンスター1体を特殊召喚して、このカードをX素材として下に重ねる事ができる。



遊輝「☆8のシンクロモンスターで、特殊召喚成功時、墓地のエクシーズモンスターを装備カードとして装備、そのモンスターの攻撃力分攻撃力が上がるよ」

ホワイト「キャッ!」

遊輝「そうだな。前回紹介したホワイトと違って、破壊されて墓地に行くと墓地のエクシーズモンスターを特殊召喚してこのカードをエクシーズ素材として下に重ねられるよ。前回紹介したホワイトとお互いに特殊召喚出来るので、半無限ループみたいな事が出来る。太陽は永遠に沈まない。この事がピッタリの効果だな」

ブラック「きゃっ!」

遊輝「あとは遊星が使ったSP」


SPーシンクロ・リフト
①SPCが6つ以上ある時、墓地のSモンスター1体をゲームから除外して発動する。
除外したモンスターよりもレベルが高いSモンスター1体を選択して墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化となり、エンドフェイズ時にゲームから除外する。


遊輝「墓地にレベルが違うシンクロモンスターが2体必要だけど、蘇生すれば爪のアタッカーになるな」

ホワイト「キャッ!」

遊輝「次回はジャックと遊星のデュエルをハイライトで。【フォーチュン・カップ終幕】次回もよろしく〜」

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