【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち 作:DICHI
響 side
「じゃっじゃ〜〜ん!!!」
「「「「「おおおお!!!」」」」」
「すっげぇ・・・・・マジココア・・・」
「髪型じゃなくてヘアアクセサリーに服まで、何から何までココアだ・・・・」
文化祭1週間前、この週からはどのクラスも文化祭の準備に向けてラストスパートをかけている。私たちは劇に向けて練習をしてきたけど、今日ついにアリアさんが服を完成させたという事なのでアカデミアに来て、私たちに届けてくれた。早速試着をして、アリアさんに髪型を整えてもらい、クラスメイトに披露した。
主人公、ココアちゃんが働いているラビットハウスの制服、黒いロングフレアスカートに長袖のYシャツ、そしてココアちゃんのトレードマークであるピンクのベストと胸元の赤い胸リボンを付けている。
「響、響!!あれやって!!こうやって・・・『お姉ちゃんに任せなさ〜〜い』って!」
「えっと・・・・お姉ちゃんに任せなさ〜〜い!!」
「おおお・・・・・」
「すげぇ・・・ポンコツぶりも出てる」
「ちょっとそれどういう意味!?」
沙織に言われてココアのモノマネをする。右袖のシャツをめくって右腕を90度曲げて左手を右腕に添えてココアちゃんのモノマネをする。
ガラガラ〜〜
「こんな感じ・・・・なのかな?」
「凄いわね・・・・着物とは思えないくらいに着心地がいいんだけど・・・しかも軽い」
「ねぇ、このメイド服のスカート、丈短すぎじゃない?膝上のスカートなんか私、来たことないんだけど」
「「「「「おおおお!!!!!!」」」」
扉が開いた音が聞こえてみんなそっちの方に向くと、着替えと髪型を整えたレミと奏と茜がやって来た。奏は私と同じ服だけど、ベストが紫、胸リボンも紫となっている。茜は緑色の着物を来てフリルのついた白いエプロンを羽織っている。レミは少し長めのロップイヤーを付けて両手首に黒のカフス、膝上のスカートを着ていた。
「すっげぇ・・・・・」
「再現度高すぎる・・・・」
「天使だ・・・・天使がいる・・・ここは楽園だ・・・」
「可愛い!!!レミ!!写真とらせて!!」
「茜にあっているわよ!!着物美人!!」
「奏!!口に薔薇を加えて銃を構えてよ!」
教室に戻ってきた3人にクラスメイトは色々と要望を言ってくる。あれだね、人気者ってあんな感じになるんだね。
「みんな〜〜、どう?」
「・・・・・・凄い、美穂も京子も小学生」
「小学生じゃないわよ!!中学生だよ中学生!!」
次に教室に戻ってきたのは学校の制服のような物を着た美穂と京子だった。青い帽子を被って白のワイシャツ、その上から群青色の服を、同じく群青色のスカートを履いている。うん、身長も相まって小学生にしか見えないや。こうなると遊輝も同じ制服を着ると怪しいな。
「こうやってみると、やっぱり身長は高い方がいいって思うわね。レミ達は高校生に見えるから」
「それはこの4人が制服を着ていないからでしょ!」
ガラガラ〜〜
「う〜〜ん・・・・なんか私の普段来ている私服とは違うから違和感があるな」
「どうかしら?大人の女性の雰囲気を醸し出しているかしら?」
「彩・・・・無理矢理大人の女性にならなくても」
「それに大人の女性になるんだったらここがボッキュン「悪かったわね貧乳で、あんたの大事なところを潰してあげようかしら?ええ?」ご、ごめんなさい・・・・・」
さらに教室に戻ってきた今回の劇の総監督、彩と琴音、二人とも大人の女性の私服という事で普通の私服、彩は大人の女性のような口調で話したが、男子生徒一人が彩の・・・・・虚しいところを言ってきたので、彩は無言の威圧を放って男のその・・・・・大事な所手前でグーパンチの構えをした。
「彩・・・・そんな事言ったらキャラとして台無しだよ」
「あいつが私の胸を貧乳って言ってきたんだよ!女として侮辱する言葉だよ!」
「心配しなくても世の中には貧乳が素晴らしいっていうマイナーな人もいるから」
「何よ琴音!!いいわね貴方は!!!私よりも胸があって!!」
「どうどうどう、そんな争いをしていたら彩が負けるのが目にみえるじゃない」
凄い口論になりかけた所でレミが二人の間に割って入って争いを止めた。まぁ・・・・・ああいう系の口論は結局、劣っている方が負けるんだよね。
「何か・・・・首が苦しいんだけどおかしくないか?」
「そんな事ないわよスバル、普通のバーの制服なんだから」
次に教室に入ってきたのは白いYシャツに黒いズボン、そして黒のベストを着たスバルとスバルの肩を掴んでいるこの服を作ったアリアさんだった。
「何だかんだスバルで良かったかもな〜、モデルのタカヒロさんってスラッとしているし」
「かもな〜、それに俺、ああいうタイプの服は苦手だな」
「あとは・・・・チノちゃん」
「ここまで来たら・・・・チノちゃんがどうなっているのか・・・」
クラスメイトの関心、それはこのアニメの主要キャラにして一番の人気キャラ、チノちゃんがどんな感じで出てくるからだ。
「そういえば・・・・遊輝遅いわね」
「可笑しいなぁ・・・・スバルの後ろにいたはずなんだけど」
そう言ってアリアさんが教室の扉を開けて廊下を見る。
「?何あれ?」
「どうしたの?」
「いや、あそこに人だかりがあるのだ「本当か!?チノちゃんがいるって!?」け・・・・ど・・・・?」
「マジで言ってるのか!?あの子は空想のキャラだぞ!!」
「本当だって!!ほらあそこに!!」
「本物だ・・・・本物がいるぞ!!」
廊下で騒ぎ声がしたので何事かとと思い、私も扉から顔を出す。私だけじゃない、レミや奏、クラスメイトも全員廊下に顔を出した。
「何の騒ぎ?」
「何か・・・チノちゃんがいるって」
「・・・・まさか・・・もしかして・・・」
「いや、もしかしかなくても・・・」
「・・・・・おいお前ら!!チノちゃんを助けに行くぞおお!!」
「「「「「オオオオオ!!!!!」」」」」
何を思ったのか、うちのクラスの男子生徒全員が突如結束、一斉に廊下へと駆け出して集団の中に突撃していった。それはもう・・・・辺り構わずに体当たりをしていった。数分後、男子生徒が誰かを囲むようにして教室へと戻ってきて、扉を閉めた。向こうからは他のクラスの人たち(主に男子生徒)が残念そうな顔をしたり、悔しそうな顔をしている。
「長く苦しく、そして険しい戦いだった・・・・この戦いで散っていった」
「いや、あんたたち集団で突撃して辺り構わずに体当たりして強奪するようにしてきただけじゃない」
なんか変な寸劇を男子生徒がしようとしたが即刻レミがツッコんだ。それにしても・・・・
「・・・・・・・・・チノちゃんだね」
「チノちゃんだな」
「遊輝という面影が何一つ残ってない」
「/////う、ううう・・・・」
「どうよ!!私の最高傑作!!すみれさんから教えてもらったメイク術をフル活用したのよ!!」
フフンと息を出して胸を築き上げるアリアさん。その横には見事にチノちゃんにしか見えない・・・・・・ダメだ、遊輝って思えない。チノちゃんだ。恥ずかしい仕草から何から何まで、何でこうもビンゴなの?
「マジ可愛い・・・・アニメからそのままポンっと出た感じ・・・」
「ってか遊輝、お前なんで内股なんだよ」
「/////う、ううう・・・・・」
そう言われたら・・・・教室に来た時からずっと内股で股間を抑えてウズウズしているわね・・・・・何があったの?
「まぁまぁ良いじゃない!!女の子らしさがアップして!!」
何事も無いようにアリアさんがチノちゃ・・・・間違えた、遊輝の肩をトントンと叩く。その後は体育館や講堂が使えないのでこのまま教室で練習することに・・・・っとその前に、私はアリアさんに近づいて・・・
「(で、実際何したのよ。さすがにずっと内股は怪しく無い?)」
「(簡単簡単♪遊輝ちゃんの(ピー)を(ピーーー)しただけだから♪)」
「アウトオオオオオ!!!!それアウトだからね!!!」
「響、何大声出しているの?」
耳元で話したアリアさんに私は大声で叫んでしまった。えっ!?何!?じゃあ遊輝は今どうなってるの!?
「(冗談冗談♪実際は(ピー)をテーピングしただけだから)」
「(・・・・・それもギリギリアウトだからね)」
「(セフセフ♪)」
「あとはティッピーだね。アンゴラウサギなんて誰も持っていなかったから人形を作ることになったけどなかなかの出来だよね〜」
「これで動いてくれたら完璧なんだけどなぁ〜、まあ流石にそんな事は出来ないか」
「そんな事になったら怖すぎるだろ」
「声の当て振り自体は男子たちの中から声優っぽくやってもらいましょう。それじゃ練習しましょう」
「響〜、何してるのよ。早く並んで、ダンスから始まるから」
「えっ、は、は〜〜い」
彩に急かされて私はポジションに着く。
「・・・・・ねぇ、あそこにいる男子生徒何とかしてよ。さすがに鬱陶しい」
レミが指を指してまだ廊下に群がっている男子生徒を指差す。気のせいかもしれないけど、ちょっと増えた・・・・いや、確実に増えているわね。
「確かにあれは鬱陶しいわね・・・・」
「迷惑行為だね。ちょっと男子たち、あれ追い返してきてよ。ご褒美にチノちゃんをモフモフさせてあげる」
「///ちょっ!?」
「マジで!?」
「お前ら行くぞ!!チノちゃんをモフモフするために!!」
「「「「「オオオオオ!!!!!」」」」」
気合いのこもった声を上げた男子生徒たちはドドドドッと音を立てて教室から出て追い返す・・・・いや、あれはもはや作業ね。所々殴っているのが目に見えるが見なかったことにしよう。
練習後、男子生徒全員にモフモフされていたチノちゃんだったけど一番モフモフしていたのはデレッデレのアリアさんだった。
響 side out
龍可 side
「おおい!!この景品どこのゲームのだよ!?」
「はぁ・・・・ヨーヨー釣りじゃなくてハイパーボールすくいにすれば良かった・・・風船膨らますの面倒臭い」
「射的って楽しいなぁ。こうやって重い物を狙ってお客さんから金をむしとっていくんだろ?」
「龍可、これはどこ?」
「それは・・・・・あっちね。ボーリングの方よ」
「ありがとう」
私たちのクラスは文化祭で小規模の屋台を沢山やるお祭りみたいなことをすることが決定した。最初はあれやこれや言っていたけど、誰かが「纏めて全部やれば?」と言って、それが採用された。
「たっだいま〜〜、業務用のスーパーから飲み物を仕入れてきたよ」
「流石に5ケースは重いです・・・・」
飲み物の買い出しをしてきた龍亞と恭輔君が段ボール箱に入ったケースを運びながら帰ってきた。
「ご苦労様。それは資材室にある冷蔵庫で冷やしといてね」
「えぇ・・・・あんな離れまで行くの・・・」
「仕方ないですよ。運びましょう・・・・そう言えば何か中等部がやけに騒がしかったですよ」
「中等部?どういう事だ恭輔?」
段ボール箱を持った恭輔君が言った一言に教室にいた男子生徒一人がくっ付いた。
「いや、よく分かりませんでしたけど・・・・何か人だかりが出来たらしくて、それを3-1の男子たちが無理矢理崩して、他のクラスの生徒は泣いていたって」
「泣いていた?何で」
「さぁ・・・・核心には迫れませんでしたから・・・」
「あ、それなら私知ってるよ。さっきトイレ行った時にチラッと見た。なんかね、一人の女子生徒に群がっていたよ」
「はぁ?何で女子生徒に?」
「可愛いコスプレをしていたみたいよ。3年は劇だからね」
「3-1って・・・・ああ、遊輝達のクラスじゃん」
遊輝達のクラス・・・コスプレ・・・・まさか、ね。流石にそんなことあるはずないよ。
「とりあえず恭輔、これ運びに行こうぜ。さっさと運んで遊ぼうぜ」
「遊ばないで手伝いなさいよ・・・・」
笑いながら龍亞は恭輔君と一緒に資材室へと向かって行った。
「龍可〜、こっちはもう終わりそうだから龍亞の手伝いしに行ったら?」
「祈ちゃんも、実際問題、あとは当日に設置するだけだから」
「えっ?いいの坂根さん」
「いいわよいいわよ。これくらい私たちで解決できるわ。向こうを手伝ってきて」
クラスメイトが私と祈に龍亞達の手伝いをするようにと、まぁ確かにほとんどの作業は終わっちゃって手が空いている人もチラホラ見えているし・・・・
「龍可〜〜、次いでだから中等部の方回ってきてその女の子ってのを拝んできてくれないか〜〜?知り合いがいるんだろ?写真でもとってきてくれよ」
「おおいいなぁ。後で見さしてよ」
「まぁ・・・・レミさん辺りに頼めば大丈夫かな。じゃあ行こう祈」
「は、はい」
祈と一緒に資材室へと向かって段ボールを運んでいる龍亞と恭輔君を追いかける。幸いにもまだ見える所にいたため走って追いかける。
「龍亞〜、手伝うわよ」
「ん?あれ?何で?」
「はぁ・・・・はぁ・・・だ、大分教室の方も準備を終えたみたいなので・・・」
「そうですか。こっちも飲み物を運ぶのが辛かったですから」
「あ、あと序でに例の人だかりの件も調べてって」
「ああ、3-1の?確かにあそこは遊輝達がいるし、簡単に話を聞けるな」
龍亞から段ボールの箱を一ケース、祈も恭輔君から一ケース受け取って資材室まで歩いていく。対話もない会話をしながら資材室について、近くにある冷蔵庫に段ボール箱ごと飲み物を入れていく。
「これでよしっと、じゃああとは遊輝達に話を聞きにいこうか」
「そうですね。僕自身も少し気になってましたし」
「・・・・・あの、私何かオチが見えている「「祈(さん)、それ以上は言ったらダメ」・・・は、はい」
「いい?クラスの男子生徒には夢を見させるのが一番なんだよ」
「現実を突きつけると立ち上がれない人も絶対にいますから」
・・・・・何か二人とも、まるで男子生徒が女子生徒にコスプレをしている風に言っている。まぁ、私も薄々と勘づいていたけど、ちょっとは、ねぇ・・・・
そう思いつつ、資材室から中等部のクラスがある校舎、階へと向かい「3-1」という札がある教室に着く。
「お〜〜す、レミさ〜〜ん。話題の女子生徒の写真を撮りに来たぞ〜〜」
「ん?・・・・ああ1-1の奴らか。すまんが今は無理だ。本当なら他クラスの奴らは断るが、お前達は別扱いにしてやるよ。写真を撮るんだったらこれに並んで」
ガラガラと音を立てて龍亞が先導して入る。目に入ったのは綺麗に1列に並んだこのクラスのクラスメイト達、一人の男子生徒はスマフォを操作しながらそう言ってきた。
「この列って、噂になっているあの?」
「そう、このクラスだけでも男女関わらずに人気があってな。1人1分間のモフモフタイムが決められている」
「モ、モフモフタイム?何ですかそれ?」
「っていうか誰なの?さっきから」
「お前らはもう察しがついているだろ」
「「「「・・・・・・・アッ、ハイ」」」」
そう言って男子生徒に礼をして、並んでいる列を横目にとりあえず先端に行って見ることにした。
「ふわぁ・・・・お人形だよ〜、チノちゃん、私の妹にならない〜?毎日お菓子あげるわよ〜」
「///け、結構です」
「こんな所までチノちゃんに似ているわね〜」
「おい美香、時間だ。交代だ」
「えぇ・・・・もう少しモフモフしたかったわね・・・・」
「じゃあ次俺、チノちゃん。可愛いがってあげるから」
「///ヒッ・・・・・」
「・・・・・(グリグリ)あ、あれ?」
「・・・・・・・ゆ、夢じゃない」
「あ、あの・・・・私あのキャラの名前知らないです」
「祈、あれはチノちゃんっていう漫画のキャラなんだけど・・・・コスプレのレベルじゃない」
キャラを知らないって言ってきた祈にキャラを紹介する。目に映ったのは本当にチノちゃんだった・・・・・いや、本気で誰がコスプレしたの?龍亞は何ども目をこすり、恭輔君は自分のほっぺをつねっている。
「マジ可愛い、お持ち帰りしたい。しかもモフモフして気持ちいいとか、チノちゃんマジ天使」
「///離れて仕事をしてください・・・・」
「台詞もマジチノちゃんに似てる。ヤベェ、本気でチノちゃんにしか見えなくなってきた」
「はい1分経過、終了よ」
「え、えぇ・・・・」
ストップウォッチを図っていたレミさん。1分の経過を伝えると男子生徒は凄い悲しそうな顔をしてチノちゃんから離れていった。
「あ〜・・・俺のチノちゃん・・・」
「チノちゃんは私のものよ!私の可愛い妹なんだから!!」
「響、ややこしくなるからここで劇の練習はしないで」
「あ、あの〜〜レミさん」
「ん?あれ?何でここにいるの?」
「い、いや、そんなことよりだよ!!このチノちゃん誰がやってるの!?」
「誰って・・・遊輝」
「「「「やっぱり!!!!」」」」
「///やっぱりって何ですか・・・やっぱりって」
「いや〜、ビックリだわ。喋り方まで似ているんだから本気で本物かと思った」
「そりゃそうでしょ。この劇の総監督の気合の入りようよ。ちょっとでも間違えたら鬼軍曹になるんだから」
「こりゃ本気でみんなにお見せしないと。このクラスの特権を分けてくれたんだから」
「いいけど並んでよね、さすがにこの列の順番抜かすこと出来ないから。はい次〜〜」
「別に写真撮る「アリアさんにしょっ引いてもらうわよ?」さあ並ぼう!!」
龍亞が文句を言おうとしたらレミさんが龍亞の耳元で私たちに、というか近くにいるアリアお姉さんに聞こえるようにそう呟いた。それを聞いた龍亞は何事も無かったように列の一番後ろへと並んだ。
「弱すぎでしょ龍亞さん・・・」
「ま、まぁ・・・・デュエルの実力であの人に叶う人は私たちの中ではいませんから・・・」
「う、うん・・・・」
私もアリアお姉さんに何十連敗したことだか・・・・あれに勝てる遊輝って実は凄い、凄いんだけど・・・・
「可愛い〜〜、ずっとモフモフしていられる〜〜」
「///仕事に戻ってください京子さん」
「私はマヤだよ!これくらいのスキンシップ良いじゃない!!」
・・・・あんなの見ていたらそんな威厳も感じないわね。
結局、30分以上かけて並んだ龍亞は制限時間ギリギリまで写真を撮り続けてそれをクラスメイト全員に見せた。男女関わらずに遊輝が扮したチノちゃんは大人気となってしまい、何故か3-1の劇の時はお店を休んで全員で観に行こうと言うことになった。なお、龍亞のこの写真は何処からか漏れてしまい、次の日のアカデミアは大騒ぎだった。
響「チノちゃん、モフモフさせて〜〜」
遊輝「ココアさん、仕事をしてください」
アリア「キャラに成り切っているわね〜〜・・・・」
レミ「結果的に劇の練習にはなっているか良いんじゃない。実際、アニメでもあんな感じだし」
アリア「どうよ私の最高傑作!!今回は今まで以上に気合いを入れたんだから!!」
レミ「そこに関してはうん・・・・凄かった。服のクオリテイもそうだけど」
アリア「伊達にすみれさんの下で働いているんだからね!これくらいのレベルアップは当たり前よ!」
レミ「そんな訳で次回からは3度目の文化祭、まずはその前夜祭、ツアーのファイナルと位置付けたライブよ」
アリア「【Live Fes in Poppin'star Final day 1】。次回もよろしくね♪」