【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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【*謝罪

え〜〜・・・また言われる前に謝罪をさせてください。
第162話、【希望のペンデュラム 四竜降臨!】で一部の読者様は違和感を覚えた方がいると思います。


そう、「PモンスターをPゾーンにセットする時は魔法カード扱い」と「スピード・ワールド2」の関係です。

スピード・ワールド2の基本ルールは『「SP」以外の魔法カードを使用した場合、2000ポイントのダメージを受ける』と書いています。それを読者に言われて、私も気が付きました・・・・だからArc-VはSPを使わなかったのかと・・・・・

こちらは世界観が5D'sですのでスピード・ワールド2のまま、そしてSPを使うことを前提としていますので、矛盾してしまいますが『PモンスターをPゾーンに置く場合のみ、この効果を適用しない』ということにしてください。じゃないとこの世界ではライディングデュエルでペンデュラムモンスターを使えないです・・・・】


【*人気投票、質問を活動報告、メッセージで受け付けてます。ハーメルンに登録していない人もできるのでドシドシと応募してください。匿名も希望できます】


最強カードの紹介〜

アリア「は〜い♪アリアだよ♪ってか前編って?」

なんかね・・・・想像以上に遊輝と遊星のデュエルが長くなった。頭の中だと9ターン10ターン11ターンとかかる。しかも1ターン1ターンが長そう。

アリア「うわぁ・・・・さすがにヘビー・・・」

だからサブタイトルも変えました・・・
それとさ、最近、音ゲーでバンドリの曲をよく聞くんだけどさ・・・

アリア「さ?」

あれを聞くたびにyoutubeで放課後ティータイムを聞く、そして思うんだ、けいおん!の偉大さが・・・・

アリア「あれは今でも伝説でしょうね・・・本格的なバンドのアニメってあれが初めてのはず」

今でこそバンドを主体としたアニメはいっぱいあるけど、当時は革新的だったよ。そりゃ当時、軽音ブームになるわけだな。

アリア「あれ?でも作者ってけいおん!は合わないって・・・」

バンドリの影響で興味を持つようになりました。そして改めてけいおん!の凄さが身に沁みました。
最強カードの紹介に行こう!

アリア「今回は慧眼の魔術師!《魔術師》デッキを強デッキに押し上げた当時ぶっ壊れカード!」

当時って言うな、当時って。今でもめちゃくちゃ強い。☆4の光属性・魔法使い族・ペンデュラムモンスター、モンスター効果はPゾーンのスケール数値が異なるPカードの数値を元に戻す効果。

アリア「本命のペンデュラム効果はもう片方のPゾーンに《魔術師》または《EM》がある場合、自信を破壊してデッキから《魔術師》PモンスターをPゾーンにセットする。しかも1ターンに何回も」

これ、本当に魔術師のストラクチャー出た時にぶっ壊れカードになったよな・・・・まあ同時に応募者全員で付いていたペンデュラム・マジシャンはもっとぶっ壊れだったけど・・・

アリア「第181話、ライティングデュエル!アクセラレーション!」


第180話 WRGP決勝戦 スピードの境地に達した星屑龍とカオスの力を得た黒い太陽龍

前回までの状況

 

 

遊輝 手札 4枚 LP 4000 SPC 10

【モンスターゾーン】

E・HERO アブソルートZero 攻2500

鳥獣士カステル 攻2000

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

遊星 手札 5枚 LP 4000 SPC 9

【モンスターゾーン】

ブラックフェザー・ドラゴン 攻2800

【魔法・罠ゾーン】

なし

 

 

 

遊輝 side

 

 

『いよいよ長きに渡って続けられたWRGP、その決勝戦、ついに大将同士の対決がやって来た!!奇しくもこの組み合わせはフォーチュン・カップ決勝戦と同じ組み合わせ!!フォーチュン・カップ準優勝、エクシーズ・ペンデュラム召喚の創始者!!チームSECRETのリーダー、遠藤遊輝と!!!フォーチュン・カップ優勝、この街を救った英雄!!相手がエクシーズ・ペンデュラムならこちらは最強のシンクロ召喚の使い手!!チーム5D'sのリーダー、不動遊星とのデュエルが今、始まる!!」

 

「俺のターン!」

 

遊星 手札 6枚

遊輝 SPC 10→11 遊星 SPC 9→10

 

「SPーエンジェル・バトン!SPCが2つ以上ある時、カートを2枚ドローして手札を1枚捨てる!」

 

遊星 手札 7枚→6枚

 

「シンクロン・エクスプローラーを召喚!」

 

シンクロン・エクスプローラー 攻0

 

「シンクロン・エクスプローラーは召喚時、墓地から《シンクロン》と名のついたチューナーモンスターを特殊召喚する!ロード・シンクロンを召喚!」

 

ロード・シンクロン 攻1600

 

フィールドに現れたシンクロン・エクスプローラーの効果により墓地にいたロード・シンクロンが現れる。

 

「このカードは自分の墓地からモンスターが特殊召喚された時、手札から特殊召喚できる!ドッペル・ウォリアーを特殊召喚!」

 

ドッペル・ウォリアー 攻800

 

さらに墓地から現れたロード・シンクロンの隣からドッペル・ウォリアーが現れる。

 

「来いよ遊星!!最初から全力で!!」

 

「Lv2のシンクロン・エクスプローラーとLv2のドッペル・ウォリアーにLv4のロード・シンクロンをチューニング!」

 

☆2 + ☆2 + ☆4 = ☆8

 

「集いし願いが新たに輝く星となる。光差す道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ!スターダスト・ドラゴン!!」

 

スターダスト・ドラゴン 攻2500

 

ニトロ・シンクロンがつくった2つの緑色の輪の中にレベル・ウォリアーとシンクロン・エクスプローラーの2体が入り、一筋の光が生まれる。その光から星屑が降り注いでスターダスト・ドラゴンがフィールドに現れる。

 

『来たああ!!遊星のエース、スターダスト・ドラゴン!!1ターン目から容赦しない!!』

 

「シンクロ素材に使われたドッペル・ウォリアーの効果!ドッペル・トークン2体を特殊召喚する」

 

ドッペル・トークン 攻400 ×2

 

「バトルだ!スターダスト・ドラゴンで鳥獣士カステルを攻撃!シューティング・ソニック!」

 

「それでブラックフェザー・ドラゴンでアブソルートを攻撃させようってか!?甘いな!!スバルの残してくれたカードを使わせてもらうぜ!!リバースカードオープン!!罠カード、立ちはだかる強敵!!」

 

「なんだと!?」

 

「相手モンスターの攻撃宣言時、自分フィールドのモンスター1体を選択してこのターン、相手は俺が選択したモンスターしか攻撃できない!!選択するのはアブソルートZero!!反撃だ!!瞬間凍結《Freezing at moment》!!」

 

スターダストがカステルに向かってブレス攻撃をしようとしたが、カステルの前にアブソルートZeroが立ち塞がり、スターダストに向かって反撃をする。同じ攻撃力同士のモンスターとの戦いは相打ちとなり、両方とも破壊された。

 

「この瞬間、フィールドから離れたアブソルートZeroの効果発動!相手フィールドの全てのモンスターを破壊する!」

 

破壊されたアブソルートZeroの周りから冷たい冷気が再び出て来て、それがブラックフェザー・ドラゴンとドッペル・トークンを襲って凍りづけ、破壊してしまう。

 

『チームSECRETの遊輝、華麗なカウンターで遊星のエースモンスター2体をアッサリと倒した!!』

 

「・・・・カードを3枚伏せてターン・エンド!」

 

 

遊星 手札 1枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

なし

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 3枚

 

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 5枚

 

遊輝 SPC 11→12 遊星 SPC 10→11

 

「SPーシフト・ダウン!SPCを6つ取り除いて2枚ドロー!」

 

「リバースカードオープン!逆転の明札!相手がドローフェイズ以外でカードをドローした時、俺は相手の手札と同じ枚数になるようにカードをドローする!」

遊輝 SPC 12→6

遊輝 手札 4枚→6枚 遊星 手札 1枚→6枚

 

『チーム5D'sの遊星!わずか1枚しか無かった手札が一気に6枚まで回復した!』

 

う〜ん・・・・やけに伏せてカードが多いと思ったがそういうためだったのか・・・かといって俺のやることは変わらないけど。

 

「レフト・Pゾーン、ライト・Pゾーンに2体の慧眼の魔術師をセッティング!」

 

俺の両横に天空から青い一筋の光が地面に降り注ぐように表れて、雲の間から2体の慧眼の魔術師がセッティングされた。

 

「物質の本質を見極める2体の魔術師よ!今ここでその力を発揮し、新たなる魔術師を創生せよ!慧眼の魔術師のペンデュラム効果!もう片方のPゾーンに【魔術師】か【EM】カードの場合、自身を破壊することでデッキからこのカード以外の【魔術師】PモンスターをPゾーンにセットする!俺はデッキからスケール8の龍穴の魔術師をライト・Pゾーンにセッティング!さらにもう1枚の慧眼の魔術師の効果でデッキからスケール2の賤竜の魔術師をレフト・Pゾーンにセッティング!」

 

ライト・Pゾーンの慧眼の魔術師が先に破壊されて龍穴の魔術師がセッティング、次にレフト・Pゾーンの慧眼の魔術師が破壊されて賤竜の魔術師がセッティングされた。

 

「賤竜の魔術師のペンデュラム効果!もう片方のPゾーンに《魔術師》カードが存在する場合、エクストラデッキに表側表示の《魔術師》Pモンスター1体を手札に戻す!俺は慧眼の魔術師を戻す!」

 

さて、龍穴の魔術師の効果なんだが・・・・慧眼は置いておきたいし、かといって他のカードでも残しておきたいし・・・・ここはあえて使わずに、

 

「さあ行くぜ!!俺のフィールドにはスケール2の賤竜の魔術師とスケール8の龍穴の魔術師が存在する!!これによりLv3から7までのモンスターが同時に召喚可能!!揺れろ!!魂のペンデュラム!!天空に描け!!光のアーク!!ペンデュラム召喚!!現れろ俺のモンスター達!!」

 

賤竜の魔術師と龍穴の魔術師の間に青色に輝く大きな振り子が現れて、最初はゆっくりと、徐々に早さをあげて円を描くように振れる。その円の中から3つの光がフィールドに現れた。

 

「エクストラデッキから慧眼の魔術師!!手札から調弦の魔術師とEMペンデュラム・マジシャン!!」

 

慧眼の魔術師 攻1500

調弦の魔術師 攻0

EM ペンデュラム・マジシャン 攻1500

 

『出たあああ!!準決勝で初披露となったペンデュラム召喚!!一気にモンスターを3体も増やした!!』

 

「調弦の魔術師、さらにペンデュラム・マジシャンの効果!まずはペンデュラム・マジシャン!!特殊召喚成功時、自分フィールドのカードを2枚まで破壊して、破壊した枚数だけペンデュラム・マジシャン以外の《EM》モンスターを手札に加える!カステル1枚だけを破壊してEMセカンドンキーを手札に加える!」

 

ペンデュラム・マジシャンが手にしている振り子を使ってカステルを破壊、飛ばした振り子が帰ってくると手の中には1枚のカードがあり、それが俺の手札に来る。

 

「調弦の魔術師の効果!このカードが手札からペンデュラム召喚に成功した時、デッキから《魔術師》Pモンスター1体を守備表示で特殊召喚する!龍脈の魔術師を特殊召喚!」

 

龍脈の魔術師 守900

 

「Lv4の慧眼の魔術師にLv4の調弦の魔術師をチューニング!」

 

☆4 + ☆4 = ☆8

 

「極夜の地に潜む漆黒の太陽よ!暗黒の世界から舞い降りて、この世界の闇の神となれ!シンクロ召喚!染まれ!ブラック・サン・ドラゴン!!」

 

ブラック・サン・ドラゴン 攻1000

 

『・・・・・グオオオオオオ!!!!!』

 

調弦の魔術師が作った4つの緑色の輪の中にペンデュラム・マジシャンが入って一つの光となる。その光から黒い太陽が現れて、変形していきブラックがフィールドに姿を表す。

 

「ブラック・サンは特殊召喚成功時、墓地のエクシーズモンスター1体を選択してこのカードの装備カードとして装備する!装備するのは鳥獣士カステル!」

 

墓地に眠っていたカステルがフィールドに戻って来てブラックの体内に吸収されて行く。

 

ブラック・サン・ドラゴン 攻1000→3000

 

「さらにLv4のペンデュラム・マジシャンと龍脈の魔術師でオーバーレイ!」

 

☆4 × ☆4 = ★4

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!Em トラピーズ・マジシャン!」

 

Em トラピーズ・マジシャン 攻2500

 

ブラックホールに吸い込まれた2体のモンスター、やがてブラックホールが爆発してトラピーズ・マジシャンがフィールドに現れた。

 

『この2体の攻撃が通れば遊星は負けてしまう!!』

 

「バトルだ!トラピーズ・マジシャンでダイレクトアタック!」

 

「リバースカードオープン!くず鉄のかかし!」

 

Dホイールを90度左回転させて横滑りで走りながら星刻の魔術師に攻撃を支持、星刻の魔術師は遊星に向かって攻撃をするが遊星が発動したくず鉄のかかしによって無効にされた。

 

「ならばブラック・サンでダイレクトアタック!ダークネス・ブラスト!」

 

「リバースカードオープン!カード・ディフェンス!手札のカードを1枚捨てることで、相手の攻撃を無効にして1枚ドローする!」

 

『遊星、この攻撃を全て防ぐことができた!!』

 

「チッ・・・仕方ない、やりたくなかったがくず鉄のかかしだけは破壊させてもらう!メインフェイズ2に入って、龍穴の魔術師のペンデュラム効果!手札の慧眼の魔術師を捨てて、くず鉄のかかしを破壊する!ドラゴンズマジック!」

 

手札にあった慧眼の魔術師を墓地に送り、Pゾーンの龍穴の魔術師が手にしている杖を振り回して遊星のくず鉄のかかしを破壊した。

 

「これでターンエンド!」

 

「エンドフェイズ時、リバースカードオープン!永続罠、ウィキッド・リボーン!ライフを800払い、墓地のシンクロモンスターを効果を無効にして特殊召喚する!再び飛翔せよ!スターダスト・ドラゴン!!」

 

遊星 LP 4000→3200

 

遊星が発動したウィキッド・リボーンの効果でフィールドのコースに穴が開いてスターダスト・ドラゴンがフィールドに戻って来た。

 

 

遊輝 手札 2枚 LP 4000 SPC 6

【モンスターゾーン】

ブラック・サン・ドラゴン 攻3000

星刻の魔術師 攻2400

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

鳥獣士カステル (ブラック・サン)

【ペンデュラムゾーン】

赤:龍穴の魔術師 (スケール8)

青:賤竜の魔術師 (スケール2)

 

 

「俺のターン!」

 

遊星 手札 7枚

遊輝 SPC 6→7 遊星 SPC 11→12

 

「カードを1枚伏せてSPーハイスピード・クラッシュ!SPCが2つ以上ある時、自分フィールドのカード1枚とフィールドのカード1枚を破壊する!俺は伏せカードとお前の伏せカードを破壊する!」

 

「リバースカードオープン!和睦の使者!このターン、俺のモンスターは戦闘で破壊されず、戦闘ダメージは全て0になる!」

 

遊星が発動したハイスピード・クラッシュによって遊星がさっき伏せたカードと俺が伏せていた和睦の使者が破壊される。

 

「(攻撃できない・・・・ならここは盤石の体制を整える!)破壊されたリミッター・ブレイクの効果!デッキからスピード・ウォリアーを特殊召喚する!」

 

スピード・ウォリアー 攻900

 

「このカードは手札のモンスター1枚を墓地に送ることで特殊召喚できる!チューナーモンスター、クイック・シンクロンを特殊召喚!」

 

クイック・シンクロン 攻700

 

「Lv2のスピード・ウォリアーにLv5のクイック・シンクロンをチューニング!」

☆2 + ☆5 = ☆7

 

「集いし叫びが木霊の矢となり空を裂く!光さす道となれ!シンクロ召喚!出でよ!ジャンク・アーチャー!」

 

ジャンク・アーチャー 攻2300

 

「ジャンク・アーチャー!?まっず!?」

 

「ジャンク・アーチャーは1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体をこのターンのエンドフェイズまでゲームから除外する!選択するのはブラック・サン・ドラゴン!ディメジョン・シュート!」

 

シンクロ召喚で出てきたジャンク・アーチャーがブラック・サンに向けて矢を構え、放つ。その矢がブラック・サンの胸に刺さり、ブラック・サンはゲームから除外された。

 

『ああと遊輝のエースモンスターがフィールドから離れた!!これでブラックの攻撃力は元に戻ってしまう!』

 

「スピード・ワールド2の効果発動!スピードカウンターを10個取り除き、Emトラピーズ・マジシャンを破壊する!」

 

遊星 SPC 12→2

 

遊星がスピードカウンターを10個取り除き、遊星のDホイールから電撃が放たれてトラピーズ・マジシャンが破壊された。

 

「トラピーズ・マジシャンは戦闘または相手のカード効果で破壊された時、デッキから《Em》モンスター1体を特殊召喚する!Em ハット・トリッカーを特殊召喚!」

 

Em ハット・トリッカー 攻1100

 

破壊されたトラピーズ・マジシャンの帽子がボンっと音がなって煙がモクモクと出る。その中からハット・トリッカーがフィールドに現れた。

 

「カードを2枚伏せてターン・エンド。エンドフェイズ時、ジャンク・アーチャーの効果で除外されたブラック・サンは戻ってくる」

 

遊星 手札 1枚 LP 3200 SPC 2

【モンスターゾーン】

スターダスト・ドラゴン 攻2500

ジャンク・アーチャー 攻2300

【魔法・罠ゾーン】

ウィキッド・リボーン (スターダスト)

伏せカード 2枚

 

 

相変わらず遊星相手だと油断一つも出来ねぇな・・・・和睦の使者が無かったらヤバかったぜ・・・・

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 3枚

 

遊輝 SPC 7→8 遊星 SPC 2→3

 

・・・・・よし!

 

「EM セカンドンキーを召喚!」

 

EM セカンドンキー 攻1000

 

俺の横にハットを被った子馬が現れて駆け足で俺の後を付いてくる。その馬の口には1枚のカードが蓄えられていた。

 

「セカンドンキーは召喚・特殊召喚成功時、デッキから《EM》カードを墓地に送る!ただし!俺のPゾーンにカードが2枚ある場合、そのカードは手札に加える!俺はEM ペンデュラム・マジシャンを手札へ!さらに賤竜の魔術師のペンデュラム効果!エクストラデッキからの慧眼の魔術師を手札に戻す!」

 

手札が増える増える・・・・さすがEMと魔術師、サーチ能力はバカみたいに高いな。

 

「(ここからペンデュラムに繋げて大量展開を狙うのか)」

 

ふむ・・・・・先に伏せカードを破壊しようか。スターダストを使ってくれたら・・・・いや、龍穴の破壊は痛いな・・・いや、ペンデュラム・マジシャンをコストにすれば・・・

 

「龍穴の魔術師の効果発動!手札のペンデュラム・マジシャンを捨てて、その伏せカードを破壊する!ドラゴンズマジック!」

 

「スターダスト・ドラゴンの効果発動!その発動を無効にして龍穴の魔術師を破壊する!ヴィクティム・サンクチュアリ!」

 

龍穴の魔術師がペンデュラム・マジシャンのカードを杖に吸収して遊星の伏せカードを破壊しようとしたが、スターダスト・ドラゴンが自身を犠牲にして龍穴の魔術師の効果を阻止して破壊する。

 

「(・・・・・ここは無理に展開せずに行った方が良さそうだな)Lv4のセカンドンキーとハットトリッカーでオーバーレイ!」

 

☆4 × ☆4 = ★4

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!超越の名を持つ龍よ!反逆の牙を持ち、世界に轟かせ!エクシーズ召喚!ランク4!降臨せよ!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン 攻2500

 

『・・・・グキャアアアアアアアア!!!!!!』

 

セカンドンキーとハットトリッカーの2体がブラックホールに吸い込まれていき、その中からダーク・リベリオンが姿を現わす。

 

「ダーク・リベリオンの効果発動!オーバーレイ・ユニットを2つ取り除いてジャンク・アーチャーの攻撃力を半分にして、その数値分このカードに加える!トリーズン・ディスチャージ!!」

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン OVR 2→0

攻2500→3650

ジャンク・アーチャー 攻2300→1150

 

ダーク・リベリオンがオーバーレイ・ユニットを2つ吸収して、ジャンク・アーチャーに向かって自身の身体を変形させて蔓のようにしてジャンク・アーチャーを縛り上げる。そのままジャンク・アーチャーのパワーを吸収していった。

 

「バトル!ダーク・リベリオンでジャンク・アーチャーに攻撃!反撃のライトニング・ディスオベイ!」

 

「リバースカードオープン!ガード・ブロック!この戦闘で発生するダメージを0にして1枚ドローする!」

 

「だがジャンク・アーチャーは破壊される!」

 

ダーク・リベリオンが自慢の顎を使い、ジャンク・アーチャーに攻撃、ジャンク・アーチャーは何もできずに破壊されるが、遊星はガード・ブロックの効果で戦闘ダメージは0になる。

 

遊星 手札 1枚→2枚

 

「ブラック・サンでダイレクトアタック!ダークネス・ブラスト!」

 

続いてブラック・サンの攻撃、伏せカードと場のモンスターがない遊星はこの攻撃を直接受ける。

 

遊星 LP 3200→2200

 

「メインフェイズ2、スピード・ワールド2の効果!SPCを7つ取り除いて1枚ドローする!」

 

遊輝 SPC 8→1 手札 3枚→4枚

 

「カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

「エンドフェイズ時、スターダスト・ドラゴンはフィールドに戻ってくる!」

 

 

遊輝 手札 3枚 LP 4000 SPC 1

【モンスターゾーン】

ブラック・サン・ドラゴン 攻1000

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン 攻3650

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

【ペンデュラムゾーン】

赤:なし

青:賤竜の魔術師 (スケール2)

 

 

「俺のターン!」

 

遊星 手札 3枚

 

遊輝 SPC 1→2 遊星 SPC 3→4

 

「SPーマジック・プランター!SPCが4つ以上ある時、自分フィールドの永続罠を墓地に送って2枚ドローする!ウィキッド・リボーンを墓地に送り2枚ドロー!」

 

遊星 手札 2枚→4枚

 

「(・・・・・・・勝負を決める!)チューナーモンスター、ターボ・シンクロンを召喚!」

 

ターボ・シンクロン 攻100

 

ドローしたカードを確認した遊星はすぐにそのうちの1枚のカードをディスクにセットして、ターボ・シンクロンがフィールドに現れた。

 

「このカードは自分のモンスターが召喚に成功したターンに手札から特殊召喚できる!ワンショット・ブースターを特殊召喚!」

 

ワンショット・ブースター 攻0

 

「Lv1のワンショット・ブースターにLv1のターボ・シンクロンをチューニング!」

 

☆1 + ☆1 = ☆2

 

「集いし願いが新たな速度の地平へ誘う!光さす道となれ!シンクロ召喚!希望の力!シンクロチューナー!フォーミュラ・シンクロン!」

 

フォーミュラ・シンクロン 攻200

 

「フォーミュラ・シンクロンの効果発動!シンクロ召喚成功時、カードを1枚ドローする!」

 

遊星 手札 2枚→3枚

 

ほえぇ・・・・ここでスターダストとフォーミュラ・シンクロンか・・・・・

 

「来いや遊星!!!全力でぶつかり合おうぜ!!」

 

「当たり前だ!!」

 

遊星のDホイールが加速をして俺を追い抜いていく。そのままスピードを上げていき、スピードメーターが振り切れるほどではないかというくらいにどんどん加速していく。

 

「クリアマインド!!Lv8、シンクロモンスター、スターダストドラゴンにLv2、シンクロチューナー、フォーミュラ・シンクロンをチューニング!!」

 

☆8 + ☆2 = ☆10

 

「集いし夢の結晶が新たな進化の扉を開く!光さす道となれ!アクセルシンクロ!!!」

 

フォーミュラ・シンクロンが作った輪の中にスターダストと遊星が入っていき、最後に出来た輪の中に入って消える。そして俺の後ろからドンッという効果音とともに後ろから遊星と一体のドラゴンがフィールドに現れた。

 

「生来せよ!シューティング・スター・ドラゴン!」

 

シューティング・スター・ドラゴン 攻3300

 

そのドラゴンは上空に登っていき、クルクルと身体を回転させて決めポーズを決めた。

 

『来たああ!!!遊星のエースモンスター、スターダスト・ドラゴンが新たなる力を得たモンスター、シューティング・スター・ドラゴン!!』

 

「だけどダーク・リベリオンには勝てない!」

 

「SPースピード・エナジーを発動!自分のSPCが2つ以上ある時、自分フィールドのモンスター1体の攻撃力を俺のSPCの数×200ポイントアップする!」

 

「げっ!?」

 

「俺のSPCは4つ!よってシューティング・スターの攻撃力は800ポイントアップする!」

 

シューティング・スター・ドラゴン 攻3300→4100

 

「シューティング・スター・ドラゴンの効果発動!1ターンに1度、俺のデッキの上から5枚をめくってその中にあるチューナーモンスターの数だけ攻撃が出来る!1枚目、チューナーモンスター、デブリ・ドラゴン!2枚目、SPーデッド・シンクロン!3枚目、チューニング・サポーター!4枚目、チューナーモンスター、ジャンク・シンクロン!5枚目、チューナーモンスター、スチーム・シンクロン!このターン、シューティング・スター・ドラゴンは3回の攻撃が可能だ!」

 

『この攻撃が全て決まったら遊星の勝ちだ!』

 

「バトル!シューティング・スター・ドラゴンでダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンに攻撃!スターダスト・ミラージュ!」

 

シューティング・スター・ドラゴン 攻4100

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン 攻3650

 

遊輝 LP 4000→3550

 

「グワアアア!!!」

 

「二撃目!ブラック・サン・ドラゴンに攻撃!」

 

「ぐっ・・・・あんまり調子に乗ってもらっては困るな!!リバースカードオープン!!バスター・モード!」

 

「なにっ!?」

 

「ブラック・サンをリリースしてデッキからこのモンスターを特殊召喚する!闇の太陽龍よ!混沌の力を受け、最高神となれ!降臨!ブラック・サン・ドラゴン/バスター!」

 

ブラック・サン・ドラゴン/バスター 攻1500

 

ブラック・サンが黒い太陽へと戻り、周りに電気と氷で出来た鎖らしきものが太陽を取り囲む。それが太陽の中に入っていき、大きな鼓動を鳴らして黒い太陽が変形、ブラック・サン/バスターが姿を現わす。

 

「ブラック・サン/バスターは特殊召喚成功時、墓地のエクシーズモンスターを装備、攻撃力は装備したモンスターの2倍を得る!」

 

「何だと!?」

 

「装備するのはダーク・リベリオン!」

 

『グオオオオオオオ!!!!!!!!』

 

墓地に眠っていたダーク・リベリオンがフィールドに現れてブラック・サンがダーク・リベリオンを吸収、身体が一回りもふた回りも大きくなり、シューティング・スターに向かって大きな咆哮を上げる。

 

ブラック・サン・ドラゴン/バスター 攻1500→6500

 

「さあ遊星!どうする!?」

 

「・・・・バトルは終了!カードを1枚伏せてターン・エンド!エンドフェイズにスピード・エナジーの効果は切れ、シューティング・スターの攻撃力は元に戻る!」

 

 

遊星 手札 1枚 LP 2200 SPC 4

【モンスターゾーン】

シューティング・スター・ドラゴン 攻4100→3300

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚




スバル「お高いにエースモンスターと上級モンスターを使って1ターン1ターンで戦況がひっくり返るって・・・・」

レミ「やっぱりあの二人のレベルは高いわね・・・・」

奏「私たちじゃあのレベルまでは持っていけないわね・・・」

響「奏はそもそもそんな事させないでしょ。相手の戦術を妨害するんだから」

奏「そう言う響こそアイス・スプラッシュのバーン効果で終わらせるのでしょうが!!」

レミ「・・・・どっちも大概だね」

スバル「次回、今度こそ本当に決着が着くぜ!【WRGP決勝戦 決着!栄光を手にするのは・・・・・】」

響「次回もよろしく!」

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