【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち 作:DICHI
最強カードの紹介〜〜
茜「やっほ〜〜!!私だよ!!」
皆さん、蒸し暑い日が続いていますかいかがお過ごしですか?私は7月に入ったその日にたまらずクーラーを付けました。
茜「私もダメ〜〜、蒸し蒸しとしたのがもう・・・・」
響はそんなこと関係なしだけどな。能力で自身の身体冷やしているし、逆に大変なのは遊輝。
茜「わかるわ・・・・何か周りの人より暑いから近づきたくないんだよ」
最強カードの紹介に行くぞ!今回はABFー神立のオニマル!
茜「Lv12のBFシンクロモンスター、BFモンスターのみでシンクロ召喚に成功した場合、このカードはチューナー扱いになるよ」
さらにカード効果で破壊されず、墓地のBFモンスターと同じレベルになる!
茜「そして、シンクロ素材をシンクロモンスターのみで行なった場合、攻撃する時に攻撃力は3000ポイントアップする!」
最後の一撃にトドメとして使おう!
茜「第179話、ライディングデュエル、アクセラレーション!!」
前回までの状況
スバル 手札 5枚 LP 4000 SPC 9
【モンスターゾーン】
なし
【魔法・罠ゾーン】
なし
クロウ 手札 3枚 LP 4000 SPC 2
【モンスターゾーン】
BFー星影のノートゥング 攻2400
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 1枚
スバル side
レミから受け取ったバトンを胸に秘めて、俺は先に走っているクロウを追いかけ、後ろにピタリとつける。
『チームSECRET、セカンドホイーラーの遊城スバルがクロウに追いついた!ここから次鋒戦に入る!!トリッキーな戦いが得意なクロウに対して正面突破なデュエルをするスバルがどこまで戦えるか注目だ!!』
「悪いがこのまま俺で逃げ切らせてもらうぜ!」
「そんな事したら遊星さんに悪いと思わないのか!?その天狗の鼻をポキッと折ってやるぜ!」
「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」
スバル LP 4000 クロウ LP 4000
「俺のターン!ドロー!」
スバル 手札 6枚
スバル SPC 9→10 クロウ SPC 2→3
・・・・・ここは様子見だな。
「召喚僧サモンプリーストを守備表示で召喚!」
召喚僧サモンプリースト 守1600
「サモンプリーストの効果発動!手札の魔法カードを墓地に送り、デッキからE・HERO シャドー・ミストを特殊召喚!」
E・HERO シャドー・ミスト 攻1000
俺の横に現れたサモンプリーストが手札の魔法カードをコストにした事で詠唱の呪文を唱えて、シャドー・ミストがフィールドに現れた。
「シャドー・ミストの効果発動!特殊召喚成功時、デッキから《チェンジ》速攻魔法を手札に加える!俺はSPーマスク・チェンジを加えて、カードを4枚伏せてターンエンド!」
スバル 手札 1枚 LP 4000 SPC 10
【モンスターゾーン】
召喚僧サモンプリースト 守1600
E・HERO シャドー・ミスト 攻1000
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 4枚
「へっ、見え見えの罠を張ったところでクロウ様は止まらねぇぜ。俺のターン!ドロー!」
クロウ 手札 4枚
スバル SPC 10→11 クロウ SPC 3→4
「このカードは自分フィールドに《BF》がいる場合、特殊召喚できる!チューナーモンスター、BFー突風のオロシを特殊召喚!」
BFー突風のオロシ 攻100
ここでLv1のチューナーだと!?ここからホーク・ジョーに繋げられたら不利だ!
「リバースカードオープン!速攻魔法、SPーマスク・チェンジ!スピードカウンターが3つ以上ある時に発動できる!シャドー・ミストをリリースして変身!M・HERO ダーク・ロウ!!」
M・HERO ダーク・ロウ 攻2400
シャドー・ミストが風に包まれていき、黒の光が漏れ始める。その風が音を立てて消えるとダーク・ロウがポーズを決めてフィールドに現れた。
「墓地に送られたシャドー・ミストの効果!デッキから《HERO》モンスターを手札に加える!俺はE・HERO エアーマンを手札に加えるぜ!」
これでもし突風のオロシとノートゥングがシンクロ召喚してホーク・ジョーが出てもシンクロ素材となったモンスターは除外されて後続が続かない!これで良し!
「はっ、大方、ホーク・ジョーを警戒したんだろうがあいにく俺の考えは違うんだよ!リバースカードオープン!罠カード、ゴッドバード・アタック!」
「なにっ!?」
「さっき召喚した突風のオロシをリリースして、ダーク・ロウと左側の伏せカードを破壊する!」
突風のオロシが一度引いて、スピードを付けてダーク・ロウに向かって突進する。ダーク・ロウは突風のオロシの攻撃を受け止められずに破壊、さらに俺の伏せカード1枚も破壊した。
「BFー蒼炎のシュラを召喚!」
BFー蒼炎のシュラ 攻1800
「バトルだ!BFー蒼炎のシュラで召喚僧サモンプリーストを攻撃!」
蒼炎のシュラが両翼の黒い羽を飛ばしてサモンプリーストを攻撃、サモンプリーストは破壊される。
「蒼炎のシュラはバトルで相手モンスターを破壊した時、デッキから攻撃力1500以下の《BF》モンスターを効果を無効にして特殊召喚する!BFー上弦のピナーカを特殊召喚!」
BFー上弦のピナーカ 攻1200
「上弦のピナーカ、そして星影のノートゥングでダイレクトアタック!」
「ノートゥングのダメージ計算時、リバースカードオープン!ガード・ブロック!ノートゥングの戦闘ダメージを0にして1枚ドローする!」
スバル LP 4000→2800
手札 2枚→3枚
「メインフェイズ2、Lv4のBFー蒼炎のシュラにLv3のBFー上弦のピナーカをチューニング!」
☆4 + ☆3 = ☆7
「漆黒の翼濡らし、そぼ降る雨に響け!雷鳴の一撃!シンクロ召喚!突き抜けろ!ABFー涙雨のチドリ!」
ABFー涙雨のチドリ 攻2600
蒼炎のシュラが上弦のピナーカの身体からできた3つの緑色の輪の中に入り、一つの光となって黒い羽が飛び散る。フィールドに現れたのは左手に刀を持った鳥人間のようなモンスターだ。
「涙雨のチドリの攻撃力は墓地の《BF》の数×300ポイントアップする!俺の墓地には4体のBFがいる!」
ABFー涙雨のチドリ 攻2600→3800
「3800だと!?」
「カードを1枚伏せてターンエンド!エンドフェイズにシンクロ素材として墓地に送られた上弦のピナーカの効果!デッキからLv4以下の《BF》1体を手札に加える!俺は極北のブリザードを手札に加える!」
クロウ 手札 2枚 LP 4000 SPC 4
【モンスターゾーン】
BFー星影のノートゥング 攻2400
ABFー涙雨のチドリ 攻3800
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 1枚
「俺のターン!ドロー!」
スバル 手札 4枚
スバル SPC 11→12 クロウ SPC 4→5
「E・HERO エアーマンを召喚!」
E・HERO エアーマン 攻1800
「エアーマンの効果発動!デッキから《HERO》モンスター1体を手札に加える!俺はE・HERO バブルマンを選択!そしてバブルマン以外の残りの手札を全て伏せる!」
「全てだと!?」
「バブルマンは手札がこのカード1枚の場合のみ、手札から特殊召喚できる!」
E・HERO バブルマン 守1200
「へっ、数を揃えたところで意味がないぜ!」
「そんな口叩いていられるのも今のうちだ!Lv4のエアーマンとバブルマンでオーバーレイ!」
「な、なにぃ!?」
☆4 × ☆4 = ★4
「2体の戦士族モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!H-C エクスカリバー!」
H-C エクスカリバー 攻2000
エアーマンとバブルマン、2体のモンスターがフィールドに現れたブラックホールに吸い込まれていき、エクスカリバーがフィールドに現れた。
「H-C エクスカリバーの効果発動!オーバーレイ・ユニットを2つ取り除いて攻撃力を倍にする!」
「げっ!?涙雨のチドリを超えるだと!?そんな化け物相手にしてられるか!!リバースカードオープン!!強制脱出装置!!」
効果を使おうとしたエクスカリバーがクロウが発動した強制脱出装置に吸い込まれてしまい、上空へと飛ばされてしまった。
「これでお前のエクシーズモンスターは消えていったぜ!」
「焦ったなクロウ!リバースカードオープン!罠カード、戦線復帰!墓地のモンスター1体を守備表示で特殊召喚する!」
「なっ!?」
「もう一度戻ってこい!エアーマン!」
E・HERO エアーマン 守300
「エアーマンの効果で俺はバブルマンを手札に加える!さらに手札1枚の時、手札のバブルマンは特殊召喚できる!Lv4のエアーマンとバブルマンでもう一度オーバーレイ!」
☆4 × ☆4 = ★4
「2体の戦士族モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!H-C エクスカリバー!!」
「結局そいつが戻ってくるのか!!」
「エクスカリバーの効果発動!」
H-C エクスカリバー OVR 2→0
攻2000→4000
エクスカリバーがオーバーレイ・ユニットを2つ取り除き、右手の大剣を天高く突き上げる。その大剣に向かって雷が落ち、エクスカリバーの攻撃力は倍になる。
「さらにリバースカードオープン!SPーミラクル・フュージョン!SPCを3つ取り除いて、墓地のバブルマンとシャドー・ミストで融合!現れろ最強のHERO!!E・HERO アブソルートZero!」
スバル SPC 12→9
E・HERO アブソルートZero 攻2500
墓地にいたバブルマンとシャドー・ミストがフィールドに現れた融合の渦に巻き込まれていき、その渦から冷気が吹き始め、渦の中からアブソルートZeroがフィールドに現れた。
「バトルだ!H-C エクスカリバーで涙雨のチドリを攻撃!一刀両断!必殺真剣!!」
H-C エクスカリバー 攻4000
ABFー涙雨のチドリ 攻3800
クロウ LP 4000→3800
「ぐっ!」
「さらにアブソルートZeroで星影のノートゥングを攻撃!瞬間凍結《Freezing at moment》!」
E・HERO アブソルートZero 攻2500
BFー星影のノートゥング 攻2400
クロウ LP 3800→3700
「ぐおっ!」
「これでターンエンド!」
スバル 手札 0枚 LP 2800 SPC 9
【モンスターゾーン】
H-C エクスカリバー 攻4000
E・HERO アブソルートZero 攻2500
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 2枚
『決勝戦にふさわしい一進一退の攻防!!どちらが倒すのか未だに読めない状況だ!!』
本当、そうだな・・・・こっちが有利か状況に持っていってもすぐに返されて、休むことができないぜ・・・・
「やってくれるじゃねぇか・・・俺のターン!ドロー!」
クロウ 手札 3枚
スバル SPC 9→10 クロウ SPC 5→6
「チューナーモンスター、BFー極北のブリザードを召喚!」
BFー極北のブリザード 攻1300
「極北のブリザードは召喚成功時、墓地のLv4以下の《BF》を守備表示で特殊召喚する!BFー蒼炎のシュラを特殊召喚!」
BFー蒼炎のシュラ 守1200
「さらに手札にあるBFー砂塵のハルマッタンはこのカード以外に《BF》モンスターがいる場合、手札から特殊召喚できる!」
BFー砂塵のハルマッタン 攻800
「またモンスターがズラズラと並んでくる。いい加減しつこいぜ!」
「あいにく、俺は諦めの悪い奴さ!Lv2の砂塵のハルマッタン、Lv4の蒼炎のシュラにLv2の極北のブリザードをチューニング!」
☆2 + ☆4 + ☆2 = ☆8
「吹き荒べ嵐よ!鋼鉄の意思と光の速さを得て、その姿を昇華せよ!シンクロ召喚!BFー孤高のシルバー・ウィンド!」
BFー孤高のシルバー・ウィンド 攻2800
こ、孤高のシルバー・ウィンド!?まずい!!
「孤高のシルバー・ウィンドの効果発動!このカードのシンクロ召喚成功時、このターンのバトルフェイズを放棄することにより、このカードの攻撃力よりも低い相手の守備力を持つモンスター2体を破壊する!行けっ!パーフェクト・ストーム!!」
孤高のシルバー・ウィンドが翼を大きく振るい、翼を羽ばたかせて突進、アブソルートZeroとエクスカリバーの2体を持っている刀で切り落として破壊した。
「ぐうぅ!!アブソルートZeroがフィールドから離れた時、相手フィールドのモンスターを全て破壊する!」
破壊されたアブソルートZeroの後から猛吹雪が吹き溢れ、シルバー・ウィンドを氷付けにして破壊した。
「カードを1枚伏せてターンエンド!」
クロウ 手札 0枚 LP 3700 SPC 6
【モンスターゾーン】
なし
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 1枚
「俺のターン!ドロー!」
スバル 手札 1枚
スバル SPC 10→11 クロウ SPC 6→7
・・・・・このターンには決められそうにないな。だが、蓋をすることはできる!
「リバースカードオープン!SPー増援!SPCを3つ取り除いて、デッキからチューナーモンスター、E・HERO グランドマンを手札に加えて、そのまま召喚!」
スバル SPC 11→8
E・HERO グランドマン 攻100
頭にドリルがついたヒーローが現れ、コースに向かって穴を掘り始める。
「グランドマンはシンクロ召喚にする時、その素材なるモンスターは墓地の融合またはシンクロモンスター1体を使用する!俺はLv6のM・HERO ダーク・ロウとLv2のE・HERO グランドマンをチューニング!」
☆6 + ☆2 = ☆8
「摩天楼の暗闇に潜む魂が月光の光に反射する。勝利の雄叫びをあげろ!シンクロ召喚!轟け!E・HERO スピリット・ドラゴン!」
E・HERO スピリット・ドラゴン 攻2200
ダーク・ロウとグランドマンが一つの光となって、その光は大きな満月となって上空に登っていく。その満月が放った光がコースに写り、そこから大きな地響きが鳴り響く。地面がヒビ割れていき、その中からスピリット・ドラゴンがフィールドに現れた。
「スピリット・ドラゴンの効果発動!墓地の《HERO》と名のついた融合モンスターをゲームから除外することで、相手ターンのエンドフェイズまでそのモンスターの半分の攻撃力を吸収して、同じ効果を得る!俺が選択するのはアブソルートZero!スピリット・ドレイン!」
スピリット・ドラゴンの前にアブソルートZeroが墓地からフィールドに戻ってきて、アブソルートZeroの魂がスピリット・ドラゴンに吸収された。
E・HERO スピリット・ドラゴン 攻2200→3450
「バトル!スピリット・ドラゴンでダイレクトアタック!フレア・アースシュート!!」
クロウ LP 3700→250
「グワアアア!!!!!!」
スピリット・ドラゴンの攻撃はそのままクロウに直撃、攻撃を受けたことでクロウのDホイールが減速したのを見逃さずに俺は横からクロウを追い抜く。
『強烈な一撃が決まった!!クロウは大丈夫か!?』
「へっ、心配される筋合いはねぇ!リバースカードオープン!ショック・ドロー!このターンに俺が受けたダメージ1000ポイントにつき1枚ドローする!俺が受けたのは3450!3枚ドローするぜ!」
クロウ 手札 0枚→3枚
ッチ、手札を増やすカードだったか・・・・参ったな・・・残りの手札はモンスターだ。
「これでターンエンド!」
スバル 手札 1枚 LP 2800 SPC 8
【モンスターゾーン】
E・HERO スピリット・ドラゴン 攻3450
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 1枚
「行くぜ・・・・俺のターン!ドロー!」
クロウ 手札 4枚
スバル SPC 8→9 クロウ SPC 7→8
「SPーエンジェル・バトン!SPCが2つ以上ある時、カードを2枚ドローして手札を1枚捨てる!このカードは自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札から特殊召喚できる!チューナーモンスター、BFー朧影のゴウフウ!」
BFー朧影のゴウフウ 守0
フィールドに竜巻が何本も現れて、クロウの目の前に鎖で縛られた鳥モンスターが現れる。その鳥モンスターの周りには黄色の風で纏われていた。
「朧影のゴウフウがこの効果で特殊召喚した時、自分フィールドに朧影トークン2体を特殊召喚する!」
朧影トークン 守0 ×2
「そして朧影のゴウフウはこのカードとチューナー以外のモンスターをゲームから除外することで、墓地の《BF》シンクロモンスターをチューナーモンスターとして特殊召喚する!」
「なっ!?」
「俺は朧影トークン1体と朧影のゴウフウをゲームから除外してファントムシンクロ!墓地から舞い降りろ!BFー星影のノートゥング!」
BFー星影のノートゥング 攻2400
フィールドにいたゴウフウとトークン1体がフィールドから上空へと登っていき、一つになる。そこから強い風が吹き始めて、星影のノートゥングがフィールドに戻ってきた。
「星影のノートゥングが特殊召喚に成功した時、相手のモンスター1体の攻撃力と守備力を800ポイント下げて、相手に800ポイントのダメージを与える!舞い戻る剣《ホーミング・ソード》!」
「グワァ!!」
E・HERO スピリット・ドラゴン 攻3450→2650
スバル LP 2800→2000
星影のノートゥングが剣を投げつけて、それが俺とスピリット・ドラゴンに斬りつける。俺はバランスを崩してしまってスピードが落ちてしまい、クロウに並ばれてしまった。
「グウゥ・・・・けど、スピリット・ドラゴンの方が攻撃力が上だ!」
「まだ終わらないぜ!俺のスピードはどこまでも伸びて行く!!チューナーモンスター、BFー極北のブリザードを召喚!極北のブリザードの効果で墓地の蒼炎のシュラを特殊召喚!Lv4の蒼炎のシュラにLv2の極北のブリザードをチューニング!」
☆4 + ☆2 = ☆6
「漆黒の翼!大いなる翼に宿りて、神風を巻き起こせ!シンクロ召喚!吹き荒べ!BFーアームズ・ウィング!」
BFーアームズ・ウィング 攻2300
極北のブリザードと蒼炎のシュラが一つとなって、その中から三度黒い羽が舞い踊り、その中からアームズ・ウィングがフィールドに現れた。
「行くぜ!Lv6のBFーアームズ・ウィングにLv6のBFー星影のノートゥングをチューニング!」
「れ、レベル12のシンクロだと!?」
☆6 + ☆6 = ☆12
「漆黒の翼よ!雷の力宿して鮮烈にとどろけ!シンクロ召喚!切り裂け!ABFー神立のオニマル!」
ABFー神立のオニマル 攻3000
星影のノートゥングが作った6つの緑色の輪の中に漆黒のエルフェンが入り、一筋の光になる。その中から翼が広がり、背中に背負っていた剣を右手に持って鳥人間がフィールドに現れた。
「カードを1枚伏せて、行くぜ!バトル!神立のオニマルでE・HERO スピリット・ドラゴンを攻撃!神立のオニマルはシンクロモンスターのみをシンクロ素材とした時のみ、このカードの攻撃時にこのカードの攻撃力を3000ポイントアップする!」
「なっ!?」
ABFー神立のオニマル 攻3000→6000
「いっけえええ!!!サンダーボルトフラップ!!」
神立のオニマルに光が包まれて、金色の鳥となる。そのまま高速でスピリット・ドラゴンの攻撃を交わして、スピリット・ドラゴンに斬りつける。
ABFー神立のオニマル 攻6000
E・HERO スピリット・ドラゴン 攻2650
スバル LP 2000→0
「グウゥ!!!!タダではやられない!!WRGPのルールでこのエンドフェイズが終了するまで俺のモンスター効果は有効だ!!アブソルートZeroの効果が備わったスピリット・ドラゴンの効果!!さらにチェーンしてスピリット・ドラゴンの強制効果!!チェーンの逆順処理でスピリット・ドラゴンの効果により、この効果で除外されたアブソルートZeroを融合召喚扱いで特殊召喚する!!」
破壊されたスピリット・ドラゴンの後に満月の光が当たり、そこから冷たい風が吹き始め、アブソルートZeroがフィールドに舞い戻ってきた。
「さらにアブソルートZeroの効果を吸収したスピリット・ドラゴンの効果!相手フィールドのモンスター全てを破壊する!」
「神立のオニマルはカード効果では破壊されない!」
「なにっ!?」
破壊されたスピリット・ドラゴンから冷たい冷気がクロウのフィールドのモンスターに襲い掛かる。朧影トークンはそのまま破壊されたが神立のオニマルはそのまま飛び続けていた。
「俺たちの絆はこんな冷たい風で砕けたりしないぜ!」
「くっ・・・・・」
WIN クロウ LOS スバル
スバル side out
遊輝 side
『決まったあああ!!!次鋒戦を制したのはチーム5D's、クロウ・ホーガン!!!』
「ス、スバルさんが・・・・」
「まぁたまには負けるって、スバルも」
にしても神立のオニマルがあったとは・・・・アブソルートZeroを吸収したスピリット・ドラゴンが完全にパワー負けしてたもんな。
「さあてと・・・・最後の悪あがきでもしてきますか」
「スバルさんが帰ってきました!」
ピット席からヘルメットを手に取り、バトンタッチラインで止められているDホイールのエンジンをかける。ちょうど同じタイミングでスバルが帰ってきた。
「すまねぇ遊輝・・・・」
「心配するな。アブソルートZeroが残っただけでも相手にとってはプレッシャーだ、それにクロウも満身創痍だ。このターンに決めたら最後は遊星との一対一だ」
「・・・・そうだな。最後はお前に全てを賭けるぜ!」
「頼むわよ遊輝!!優勝がかかっているんだからな!!」
「準備OK!」
「Ready Go!」
茜が降ったフラッグを見て、俺はアクセルをフルスロットルにしてレースに飛び出す。コースに誘導されて、そのままクロウの後ろについた。
『後がないチームSECRET、ラストホイーラーである遠藤遊輝が飛び出した!!果たして遊輝はここから逆転できるのか!?」
「さぁてと・・・悪いがクロウ、遊星に向けた足踏みにさせてもらうぜ!」
「へっ!鉄砲玉のクロウ様がそんなことされてたまるかよ!」
「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」
遊輝 LP 4000 クロウ LP 250
「俺のターン!ドロー!」
遊輝 手札 6枚
遊輝 SPC 9→10 クロウ SPC 8→9
「EM ドクロバット・ジョーカーを召喚!」
EM ドクロバット・ジョーカー 攻1800
俺の横にドクロバット・ジョーカーが現れて、ドクロバット・ジョーカーは自信が被っているハットを手に取り1枚のカードを取り出した。
「ドクロバット・ジョーカーは召喚時、デッキから《魔術師》、《オッドアイズ》、ドクロバット・ジョーカー以外の《EM》Pモンスター、いずれか1体を手札に加える!俺は慧眼の魔術師を手札に加える!さらにこのカードは自分フィールドに魔法使い族モンスターがいる場合、手札から特殊召喚できる!ジゴバイトを特殊召喚!」
ジゴバイト 攻1500
「Lv4のドクロバット・ジョーカーとジゴバイトでオーバーレイ!」
☆4 × ☆4 = ★4
「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!鳥銃士カステル!」
鳥銃士カステル 攻2000
ドクロバット・ジョーカーとジゴバイトがブラックホールに吸い込まれていき爆発、その中からカステルがフィールドに現れた。
「カステルの効果発動!オーバーレイ・ユニットを2つ取り除いて、フィールドのカード1枚をデッキに戻す!戻すのは神立のオニマル!!」
鳥銃士カステル OVR 2→0
カステルが2つのオーバーレイ・ユニットを取り込んで、銃をオニマルに向かって構える。照準があったところで銃を撃ち、途中で弾が爆発、捕獲用のネットが現れて神立のオニマルを捉えてそのままどこかに飛んでいった。
「カードを1枚伏せて、バトル!鳥銃士カステルでダイレクトアタック!」
クロウ LP 250→0
「ガアアアア!!!!」
『決まったああ!!大将、遠藤遊輝がクロウを1ターンで片付けたああ!!』
「ま、まだ終わんねぇよ・・・・墓地のBFー天狗風のヒレンの効果発動!」
「なにっ!?」
「このカードが墓地に存在する時に俺が2000ポイント以上のダメージを受けた時、墓地のこのカードとLv3以下の《BF》モンスター1体を効果を無効にして特殊召喚する!俺は天狗風のヒレンとBFー白夜のグラディウスを特殊召喚!」
BFー天狗風のヒレン 攻0
BFー白夜のグラディウス 攻1200
墓地にいた天狗風のヒレンが白夜のグラディウスを連れてフィールドに舞い戻ってくる。
「そしてこいつが遊星につなぐカードだ!!リバースカードオープン!!緊急同調!!」
「き、緊急同調!?」
「Lv3の白夜のグラディウスにLv5の天狗風のヒレンをチューニング!!」
☆3 + ☆5 = ☆8
「黒き疾風よ!秘めたる想いをその翼に現出せよ!シンクロ召喚!舞い上がれ!ブラックフェザー・ドラゴン!!」
ブラックフェザー・ドラゴン 攻2800
天狗風のヒレンが作った5つの緑色の輪の中に白夜のグラディウスが入って3つの星となり、一筋の光を作る。その中から黒い羽が舞い始めて、ブラックフェザー・ドラゴンがフィールドに現れた。
「・・・・スバルもスバルだが、クロウもクロウだな」
「遊星・・・・後は頼んだぞ!!」
WIN 遊輝 LOS クロウ
『チーム5D's、クロウ・ホーガン、敗れはしたが最後に自身のエースモンスターをラストホイーラーの不動遊星に託した!!』
面倒くせぇの残してくれたな・・・まぁこっちもアブソルートZeroがいるし、どっこいどっこいか。
・・・ブー、ブー
「?なんだ?電話?」
遊星が来るまでコースを走っているとDホイールの画面にテレフォンのサインが出る。
「誰だよこんな時に・・・もしもし」
『は〜い遊輝ちゃん♪調子どう〜?』
「・・・・・こんな時に電話かけてくんなよ、アリア」
電話の相手は今日、観客席で決勝戦を観戦しに来ているアリアだった。
「ってかお前、Dホイール持って来ていたんだな」
『あったり前じゃない!これで来ないと遠いし!』
「そりゃそうだけど・・・」
『優勝したらすみれさんが晩御飯奢ってくれるって!!頑張りなさいよ!!』
プツン!プー、プー
「結局飯かよ・・・・」
まぁ・・・・ツアーの英気を養うためにも豪勢な飯を食わしてもらうか・・・・
『チーム5D's、ラストホイーラーの不動遊星が遠藤遊輝に追いついた!!奇しくもこの組み合わせはフォーチュン・カップ・決勝戦の組み合わせ!!またしても優勝争いはこの二人に委ねられた!!』
「来たか・・・・」
MCの声が聞こえて後ろを振り向くと遊星が迫っていた。
「結局、最後の最後に戦うのは遊星なんだな!」
「そうだな・・・・」
・・・・何でこういう時には言葉が少ないんだよ(汗)。もっと気合い入れていこうぜ・・・
「・・・・負けるつもりはない」
「それはこっちも同じだ!!」
「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」
スバル「BFにやられたぜ・・・さすがに弾丸が尽きなかった」
文「BFは強いんです!」
フラン「幻影彼岸やKozmoの相手じゃないよ」
文「ぐっ・・・・」
遊輝「ボッコボコにやられてんじゃねぇか・・・」
スバル「チェックメイトだと思ったんだけどな、さすがにショック・ドローは予定外だった」
フラン「そういえば今度、ショック・ドローに似た永続魔法が出るよね!」
遊輝「永続魔法ってところがなぁ・・・やっぱり罠カードの方がまだ奇襲性があるんだよ」
文「というわけで次回、WRGP決勝戦、最終ラウンド!大将と大将のぶつかり合い!!」
スバル「【WRGP決勝戦 太陽龍と閃光龍 栄光の優勝は・・・・】」
遊輝「・・・似たようなサブタイトルねぇか?」
フラン「次回もよろしく!」