【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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久しぶりの最強カードの紹介〜〜

祈「お久しぶりです」

最近はデュエルする回でもあんまりにも短い回は飛ばすようになったからね・・・正直、前回の話は繋ぎだとしてももうちょっと工夫するべきだった。

祈「確かに・・・・3ターンだけでしたから」

普段はデュエルする話を決めた時は前々からメモ帳にメモするようにしているんだが、あの時は突然決まったようなものだったからな・・・・それでもやるべきだった。

祈「ま、まぁ、次から気をつければ」

そうだな。最強カードの紹介に行くか!

祈「今回はスカーレッド・ノヴァ・ドラゴン。ジャックさんのエースモンスター、レッド・デーモンズ・ドラゴンが進化したモンスターです」

初めて・・・・いや、初めてはヴァイロン・オメガだったな。2体目のチューナー2体を必要とするシンクロモンスターだ。攻撃力3500にプラスして墓地のチューナーの数×500ポイントアップする!

祈「さらに効果では破壊されず、相手モンスターの攻撃宣言時にこのモンスターを除外することでその攻撃を無効にします。このカードはエンドフェイズに戻ってきます」

まぁぶっちゃけ、今の世の中効果破壊よりもバウンスの方が多いけど・・・・

祈「第177話、ライディングデュエル、アクセラレーション!!」


第177話 WRGP決勝戦 紅き魂vs龍の姫

遊輝 side

 

 

「一ヶ月ぶりの家だな・・・・長かった」

 

無事にホールツアーも終わり、最終日の次の日は少しだけ秋田観光して新幹線から帰ってきた。時刻は7時前、ようやくトップスの一番下の階のエレベーターホールに着いた。手にはスーツケースを1つ持っている。

 

「これでアリーナまでゆっくりしたいけど、WRGPの決勝まで数日しかないからそうは言ってられんもんな・・・・」

 

ホールツアー中、イェーガーから電話がかかってきてWRGPの再開のメドが立ったと教えてくれた。ただ、ツアー中の俺たちの日程の関係上、ホールツアーが終わってすぐにしか日程が取れないため急遽という形で明日から練習が始まる。

その決勝戦、俺たちと当たるチームはもちろんチーム5D's、準決勝でチームラグナロクと対決してまぁほぼ原作通りに勝ち上がってきた。お互いにイリアステルのことを気にすることもなく、全力でぶつかり合い、接戦の末に勝ち上がってきた。

 

「とりあえず今日はゆっくりお風呂に入って早々に寝よう・・・・1ヶ月で6都市移動とかたまったもんじゃないな」

 

ガチャ

 

「ただい「遊輝ちゃ〜ん!!!!!」ドワアア!!!!!」

 

ボスン!!!

 

「い、いつつつつ・・・・・」

 

「遊輝ちゃん!!お土産な〜に!?」

 

「あっ、おかえり。二股」

 

「二股言うな!!」

 

「・・・・・お、おかえり(汗)」

 

玄関の扉を開けてすぐにアリアがダイブをしてきて、驚いた俺はアリアが飛び込んだ勢いに押されて背中から倒れてしまう。

 

「全く・・・・お土産なら送ったはずだぞ」

 

「荷物なら届いてないわ。今日は3人とも遅くまで出かけていて、明日の午前中に届くようにしたから」

 

「えっ?マジ?あの中に歯ブラシとか入ってるんだけど」

 

荷物をできる限り少なくしようと買ってきたお土産とかもう使わないであろう生活用品に関しては高くついてでも宅急便で送ったのにそれが仇になるとは・・・・参ったな・・・・

 

「だいじょ〜ぶ!!わたしの貸してあげるから!!」

 

「・・・・・・・・・」

 

純粋な笑顔で言ってくるアリア、龍可が何やら文句を言って突っかかるがそんな事よりも俺は一つ気にしていることがある。アリアの奴さ、もうアレじゃね?一種の中毒症状じゃね?あんまり聞きたくないけど、俺がいない間どうしていたんだろう・・・・マジで想像もしたくない。

 

「そんな事より腹減ったよ〜、早く何か作って〜」

 

「お前は一ヶ月ぶりに帰ってくるやつを労わる気持ちが無いのか」

 

「無い無い。だって旅行じゃん、京都のやつなんかYa○ooで見たよ。即席サイン会だって」

 

「旅行じゃねえよ!!仕事だよ!!」

 

「ご飯なら私とアリアお姉さんが作っているわ。もうすぐで出来るわよ」

 

「助かるわ・・・・・・」

 

こんな身も心もクッタクタな時にご飯を作るという重労働はしたくなかった・・・・

 

♪♪〜〜

 

「電話?ちょっと・・・・」

 

アリアから解放されて、ズボンのポケットに入れていたスマフォを取り出す。相手は・・・・・レミか。

 

「もしもし」

 

『もしもし、とりあえずお疲れ様』

 

「お疲れ、んで何の用だ?」

 

『今日の帰りにクロウさんと会って、明日の練習を一緒にやらないかだって』

 

「ふ〜ん・・・・クロウにしてはやけに優しいな」

 

『偵察兼ねてじゃない?それと私たちの腕が鈍ってないとか』

 

「まぁ別に良いけど、分かった。場所は変わらないんだよな?」

 

『えぇ、いつもの場所』

 

「サンキュー」

 

通話ボタンを切ってスマフォをポケットに直す。にしてもクロウから練習を誘うとはな・・・明々後日がWRGPの決勝戦だからすごい気合いを入れてきそうだな。

 

 

〜〜(翌日)〜〜

 

 

「おせぇぞ遊輝!!チームリーダーが遅刻してどうするんだよ!!」

 

「しゃあねぇだろ・・・・・荷物整理して、お土産を持ってきたんだから」

 

翌日、出発直前で届いた荷物の荷ほどきと次いでだから遊星達に渡すお土産を引っ張ってきたら結構な時間が経ってしまい遅刻をしてしまった。俺たちのホームグラウンド、アカデミアのRD専用コースにはチームSECRETのメンバーだけでなく、チーム5D'sのメンバー全員も揃っている。

 

「これ遊星さん、これジャックとクロウ、これがアキさんね」

 

「ありがとう、私のは・・・・お財布ね

 

「食料は助かる。しばらくの間困ることはないな」

 

「よし!じゃあ早速やろうぜ!まずはお前らからだ!全国旅行して訛ってないかちゃんと見極めてやる!」

 

「旅行じゃなくてツアーだよツアー!!ちゃんとした仕事です!!」

 

「5人全員でやるには無理がある。遊輝だけは残ってまずは肩慣らしで走ってもらおう」

 

「分かりました遊星さん」

 

遊星さんの指示でまずは俺以外のメンバーがDホイールに乗ってスタートラインまで走っていく。そのまま綺麗に一列に整列したタイミングでピット席に座った遊星さんが機械を触って4人の前にシグナルを出す。赤から青に変わったタイミングで4人はスタートする。俺は遊星の隣に座る。

 

「・・・・・スタートはまずまずってところだな。奏の加速は相変わらずすごいが」

 

「ああ、いつ見てもあの加速はすごい。俺も習得しようとしたがなかなか出来なかった」

 

「・・・・・・早いものでもう決勝か」

 

「・・・そうだな。あの戦いから3ヶ月が経とうとしたな」

 

「遊星さんたちはその間に街の復興を手伝いながら準決勝、決勝に照準を当ててきたんだろう?俺たちとは練習量も期間も違うな」

 

「準決勝も紙一重だった、少しの判断ミスで負けていた」

 

「それに比べて、こっちは復興の手伝いが終わったらライブまでスパートをかけていたもんな・・・・ろくに練習してなかった」

 

「そういう割には余裕そうだな。風格が漂っている」

 

「これでも内心は心臓が破裂しそうなほどにバックバクだよ。なんせ世界大会の決勝なんだから」

 

平常心、平常心っと心で言ってもやっぱり舞い上がってしまうものは舞い上がってしまう。こんな経験、下手したら人生でもう二度と味わうこともできないかもしれないし。

 

「・・・・・いつも通りのことをする。これだけで良いんだ」

 

「・・・・・・・・そうだな。いつも通りにやって、それで勝つか負けるか、だな・・・・っと言っても俺もやられっぱなしは嫌だからな。決勝戦は勝たせてもらう」

 

「それはこっちも同じ思いだ。ずっと望んでいた優勝が手に届きそうなところまで来たんだ。負けるわけにはいかない」

 

「決勝戦、お互いに全力を出し切って悔いの残らないデュエルにしよう」

 

「ああ」

 

お互いに誓い合い、コースを走っている4人の状況を確認する。

 

 

〜〜(数日後)〜〜

 

 

パーン!!パーーン!!!

 

『ついに・・・・ついにこの日が来た!!アーククレイドル事件により3カ月の先延ばしはあったが、ついに!!!ついにWRGPの決勝戦が始まる!!!栄光のチャンピオンチームが今日決まる!!』

 

《ワアアアアア!!!!!!!!》

 

『それではこの舞台まで勝ち進んだ2チームを紹介しよう!!決勝トーナメントAブロックを勝ち進んだのはデュエルアカデミアからの刺客!!準決勝で優勝候補最有力と言われたチームニューワールドを倒した若きチーム!!フォーチュン・カップ準優勝、エクシーズ・ペンデュラムの創始者、遠藤遊輝率いるチームSECRET!!!!』

 

《ワアアアアア!!!!!》

 

『対するは開幕カード、チームユニコーンとの死闘を制し、大逆転勝利を収め、その後危なげなく勝ち進んだ!!!元キング、ジャック・アトラス、サテライト一と言われる韋駄天、クロウ・ホーガン、そしてフォーチュン・カップ優勝者、不動遊星と言う豪華メンバーで組まれたチーム5D's!!!』

 

《ワアアアアア!!!!!!!》

 

MCの雄叫びに近いような力のこもった大声のアナウンス、そのMCに負けないくらいの割れんばかりの歓声がレース場に巻き起こる。

 

「ついに・・・・ついにここまで来たよ・・・」

 

「夢にまで見てたWRGPの決勝戦・・・・・」

 

「お前ら固すぎるだろ。っていうか今日、お前らの出番ねぇ」

 

「そ、そうは言っても・・・・」

 

ピット席に入ってガッチガチに固まっている響と奏。今日の出番はないと予め伝えているのに何でここまで目に見えて緊張しているんだが・・・スバルやレミの方がリラックスしているじゃんか。

 

「俺は自分のDホイールの調整をしてくる」

 

「分かった。レミ、気合い入れていけよ」

 

「任せてちょうだい。パワー馬鹿にパワーだけじゃ勝てないことを教えてあげるわ」

 

「・・・・それ、本人の前で言ったらボロクソに怒られるぞ」

 

すでに準備を終えてDホイールに乗りヘルメットを被っているレミ。スバルは最後の調整のために車庫に向かう。最後のアドバイスを聞いたレミは向こうよりも先にピットから飛び出す。アドバイスを終えた俺は監督席に座る。

 

『それぞれのファーストホイーラーがスタート地点に並んだ!!いよいよ注目の一戦が始まる!!歴史が刻まれる瞬間をとくとみよ!!』

 

MCのアナウンスで歓声が一際上がる。そして二人の目の前に電子のシグナルが現れる。10のカウントから減っていく。

 

『決勝戦、いよいよ開始だ!!』

 

「「ライディングデュエル!!アクセラレーション!!」」

 

レミ LP 4000 ジャック LP 4000

 

『注目の決勝戦!!お互いに良いスタートを切った!!!』

 

シグナルが青になった瞬間にお互いに飛び出す。最初のスタートは若干ジャックが早く飛び出した。そのままレミは追いつくことができず、しかも第一コーナーを内側に曲がったジャックがそのまま前に出た。

 

『第一コーナーを取ったのはチーム5D's、ジャックだ!!』

 

「俺のターン!」

 

ジャック 手札 6枚

レミ SP 0→1 ジャック SP 0→1

 

「チューナーモンスター、レッド・リゾネーターを召喚!」

 

レッド・リゾネーター 攻600

 

「レッド・リゾネーターの効果発動!このカードが召喚に成功した時、手札のLv4以下のモンスターを特殊召喚する!マッド・デーモンを特殊召喚!」

 

マッド・デーモン 攻1800

 

フィールドに現れたレッド・リゾネーター、自身が持っている共鳴機を鳴らしてジャックの手札にいたマッド・デーモンが飛び出してきた。

 

「Lv4のマッド・デーモンにLv2のレッド・リゾネーターをチューニング!」

 

☆4 + ☆2 = ☆6

 

「王者の従者、王者の咆哮と共にその紅蓮なる姿を見せつけろ!シンクロ召喚!燃えろ!レッド・ライジング・ドラゴン!」

 

レッド・ライジング・ドラゴン 攻2100

 

レッド・リゾネーターが共鳴機を鳴らして、2つの緑色の輪を作り、その中にマッド・デーモンが入って4つの星となる。やがてそれらがひとつの光となって赤いマグマの塊が燃えたぎってレッド・ライジング・ドラゴンがフィールドに現れた。

 

「レッド・ライジング・ドラゴンの効果発動!このカードのシンクロ召喚時、墓地の《リゾネーター》モンスター1体を特殊召喚する!再びレッド・リゾネーターを特殊召喚!」

 

レッド・ライジング・ドラゴンの前にプロミネンスの輪っかが現れて、その輪の内側に赤いバリアが貼られそれを突き破るようにレッド・リゾネーターが現れる。

 

「レッド・リゾネーターの第二の効果!このカードが特殊召喚に成功した時、フィールドのモンスター1体の攻撃力分だけ俺のライフは回復する!レッド・ライジング・ドラゴンを選択!」

 

ジャック LP 4000→6100

 

「初っ端から全開ね!!後々のことを考えないの!?」

 

「手加減などしない!!俺のプライド、俺の魂がそんな事を許しはしない!!Lv6のレッド・ライジング・ドラゴンにLv2のレッド・リゾネーターをチューニング!!」

 

☆6 + ☆2 = ☆8

 

「王者の鼓動、今ここに列をなす!天地鳴動の力を見るがいい!シンクロ召喚!我が魂!レッド・デーモンズ・ドラゴン!!」

 

レッド・デーモンズ・ドラゴン 攻3000

 

フィールドに現れるレッド・デーモンズ。赤い炎の塊から現れたジャックの魂のカードは大きな芳香をあげる。

 

『キターーー!!!ジャックのエースモンスターが1ターン目から登場だああ!!!』

 

「カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

ジャック 手札 3枚 LP 6100 SP 1

【モンスターゾーン】

レッド・デーモンズ・ドラゴン 攻3000

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

「私のターン!ドロー!」

 

レミ 手札 6枚

 

レミ SP 1→2 ジャック SP 1→2

 

「SPーエンジェル・バトン!SPCが2つ以上ある場合、2枚ドローして手札のカードを1枚捨てる!」

 

レミ 手札 7枚→6枚

 

「そっちが本気ならこっちも本気で行くわよ!ドラグニティーレギオンを召喚!」

 

ドラグニティーレギオン 攻1200

 

「レギオンの効果発動!墓地に存在するLv3以下の《ドラグニティ》ドラゴン族モンスターを装備する!ドラグニティーファランクスを装備!」

 

フィールドに現れたレギオンが手で笛の形を作り、口笛を吹く。それに呼び答えるようにして墓地にいたファランクスがフィールドに現れてレギオンに装備される。

 

「レギオンの効果発動!装備カードを墓地に送り、レッド・デーモンズ・ドラゴンを破壊する!」

 

「甘い!手札のレッド・ガードナーの効果!自分フィールドに《レッド・デーモン》モンスターが存在するときに相手がカード効果を発動した時、手札のこのカードを墓地に送ることでこのターン、自分フィールドのモンスターはカード効果では破壊されない!」

 

レギオンが装備したファランクスを飛ばして、レッド・デーモンズを破壊しようとしたが、ジャックが手札から発動したレッド・ガードナーがレッド・デーモンズの前に現れてファランクスを受け止めてしまう。

 

「だったら破壊じゃなければ良いんでしょ!フィールドのレギオンをリリース!ドラグニティアームズーミスティルを特殊召喚!」

 

ドラグニティアームズーミスティル 攻2100

 

レギオンが風に包まれて消えていき、上空からミスティルが疾走と羽ばたいてきた。

 

「ミスティルの効果!墓地の《ドラグニティ》ドラゴン族モンスターを装備する!ファランクスを装備!そしてファランクスの効果発動!装備カード状態のこのカードを特殊召喚!」

 

ドラグニティーファランクス 攻500

 

「Lv6のドラグニティアームズーミスティルにLv2のドラグニティーファランクスをチューニング!」

 

☆6 + ☆2 = ☆8

 

「嵐が吹き荒れる時、竜の渓谷の救世主が舞い降りる。龍の騎士と共にこの楽園を救え!シンクロ召喚!吹きあれろ!フェザー・ウィング・ドラゴン!」

 

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800

 

ミスティルとファランクスが一つの光となって、その光から竜巻が発生、空へと伸びていく竜巻の中から一体のモンスターが身体をクルクルと回転させながら竜巻から現れる。

 

『決勝戦、相手にとって不足はなしですね』

 

「そうだね、ここに勝ってこそ、優勝の意味があるわ!フェザー・ウィングの効果発動!墓地のドラゴン族モンスターを好きなだけ装備する!」

 

「俺は常に二歩先を行く!永続罠、デモンズ・チェーンを発動!」

 

「なっ!?」

 

ジャックが発動したデモンズ・チェーンがフェザーの身体を巻きついていき、フェザーは身動きが取れない状況になった。

 

『ぐっ!?この!?』

 

「このカードの対象となったモンスターはこのカードが存在する限り、効果は無効になり攻撃できない!」

 

「ぐうぅ・・・・カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

レミ 手札 2枚 LP 4000 SP 2

【モンスターゾーン】

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「行くぞ!俺のターン!」

 

ジャック 手札 3枚

 

レミ SP 2→3 ジャック SP 2→3

 

「このカードは自分フィールドにLv8以上のシンクロモンスターがいる時、手札から特殊召喚できる!チューナーモンスター、クリエイト・リゾネーターを特殊召喚!」

 

クリエイト・リゾネーター 攻撃300

 

「そしてこのカードもシンクロモンスターがいる時に特殊召喚できる!チューナーモンスター、シンクローン・リゾネーターを特殊召喚!」

 

シンクローン・リゾネーター 攻100

 

ジャックは手札から2体のリゾネーターモンスターを特殊召喚した。これは・・・・いきなりあいつの出番か。

 

「(チューナー2体?何をする気?)」

 

「荒ぶる・・・・荒ぶるぞ俺の魂!!この最高の舞台で俺の魂が荒ぶる!!Lv8のレッド・デーモンズ・ドラゴンにLv3のクリエイト・リゾネーター、Lv1のシンクローン・リゾネーターをダブルチューニング!!」

 

「ダ、ダブルチューニング!?」

 

クリエイト・リゾネーターとシンクローン・リゾネーター、そしてレッド・デーモンズが上空へと昇っていき、2体のチューナーモンスターから赤い炎の輪っかが生まれ、それがレッド・デーモンズを取り囲むように回転を初めて赤い炎に包まれていく。

 

☆8 + ☆3 + ☆1 = ☆12

 

「王者と悪魔、今ここに交わる!荒ぶる魂よ!天地創造の叫びをあげよ!シンクロ召喚!出でよ!スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン!!」

 

スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン 攻3500

 

レッド・デーモンズを包んだ炎が弾け飛んで、身体をクルクルと回転させながらそのドラゴンはジャックの上にゆっくりと舞い降りて来た。赤と黒の4つの翼を持ち、禍々しいオーラを放った悪魔みたいな龍だ。

 

『きたああ!!!ジャックのエースモンスター、レッド・デーモンズ・ドラゴンが進化したモンスター、スカーレッド・ノヴァ・ドラゴンだ!!』

 

「シンクロ素材で墓地に送られたシンクローン・リゾネーターの効果により俺は墓地のレッド・リゾネーターを手札に戻す。スカーレッド・ノヴァ・ドラゴンの攻撃力は墓地のチューナーモンスターの数×500ポイント攻撃力が上がる!」

 

スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン 攻3500→4500

 

「よ、4500!?」

 

「バトル!スカーレッド・ノヴァ・ドラゴンでフェザー・ウィング・ドラゴンに攻撃!

 

「リ、リバースカードオープン!!罠カード、ハーフ・アンブレイク!!フェザー・ウィングを対象にこのターン、戦闘で破壊されず戦闘ダメージは半分になる!!」

 

「構わん!!バーニング・ソウル!!」

 

スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン 攻4500

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800

 

レミ LP 4000→3150

 

「ぐううう!!!!!!」

 

スカーレッド・ノヴァ・ドラゴンが炎を纏いながら空へと登っていき、加速をつけてフェザーに向かって突進する。レミが発動した罠の効果でフェザーの前にバリアが張られて、スカーレッド・ノヴァはバリアに向かって突進、攻撃を抑えることには成功したが超過分のダメージは受けてしまい、スピードダウンしてしまった。

 

『先制したのはチーム5D'sのジャック!果たしてチームSECRETのレミはこの状況を返せるのか!?』

 

「カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

ジャック 手札 1枚 LP 6100 SP 3

【モンスターゾーン】

スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン 攻4500

【魔法・罠ゾーン】

デモンズ・チェーン (フェザー)

伏せカード 1枚

 

 

 

 




フラン「スカーレッド・ノヴァ・ドラゴンか・・・・・」

文「なかなかお目にかからないモンスターですね」

遊輝「最近はシンクロ召喚を連打しにくい環境でも【レッド・デーモン】は頑張ってる方なんだけど、ぶっちゃけ後に出た漫画版やArcーVの方がパワーカードだから・・・・当時は出たら強かった」

フラン「出たら強くて、そのまま色んなデッキに入ったのがシューティング・クェーサーだよね」

文「あれは・・・・トラウマです。ルール改定前、何度霊夢さんに出されて負けたことか・・・・」

遊輝「あれ、そう簡単に出せるカードじゃないのにな・・・・」

フラン「次回もWRGP決勝戦!【僭主の誇りを持つ龍vs時を操る風の龍】」

文「次回もよろしくお願いします!」

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