【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち 作:DICHI
*コラボの受付は終了しました。ご応募してくれた方、ありがとうございました
今回はちょっとしたお願い、というより作者の欲求を満たして欲しいと思ったので最強カードの紹介は無しです。これのためにわざと早く執筆しました。
とりあえず前回の話の後、皆様からの質問や人気投票、コラボなど色々とありがとうございました。
そしてそれらを頂いて読んで思ったこと・・・・・・みんな魔法少女遊輝ちゃんが気に入ってるんですねww
本当にビックリしたよ。正直な話、4.5章は私の自己欲求で書いた話もあってあまり読まれておらず、「人気が無いんだな・・・」と思っていたら魔法少女3人組を結成したあたりから「魔法少女遊輝ちゃんを見たい!!」という声が多数寄せられました。いや、マジで。R18の影響か分かりませんが、魔法少女3人組の番外編もおかげさまで本編よりも読まれています。
中には「遊輝が可哀想だ!」という声もありますが、それ以上に魔法少女遊輝ちゃんの人気が凄すぎです。人気投票に魔法少女遊輝ちゃんが出るほどに。(そして主人公の名前が無いほどに・・・・・)
そこで思いました。
「イラストあればな・・・・」と、
残念ながら私には絵の才能が皆無なのでイラストを掛けないんです。
そこで、今回初めてなのですが魔法少女遊輝ちゃんのイラストを募集してみようかな・・・と思いました。本気で描きたいと思った人は私の活動報告やメッセージに描きたいとおっしゃってください。遊輝ちゃんの特徴と服の衣装を言いたいと思います。
あっ、できたら魔法使いアリアと魔法少女龍可ちゃんもお願いしたいな・・・・・
まぁこれは作者の個人的な欲求ですので、無視していただいて結構です、ではでは。
遊輝 side
「・・・・・・・・・・・・・」
「遊輝ちゃん♪そんなムッス〜とした表情をしていたらシワが多くなるよ」
「・・・・誰のせいでこうなっていると思ってるんだ?」
「気にしたらダメだよ♪はい、あ〜ん」
「ア、アリアお姉さんダメ!!次は私!!」
「ハーレム、リア充、女の天敵」
「龍亞・・・・後で覚えておけよ・・・・」
時刻は夜の7時過ぎ・・・・・
世間は晩御飯の時間、この家も例外はなくいつも7時にはご飯を食べれるようにしている。そして今日、この家に新たな住民が増えた。そいつがまぁ・・・・・好き放題やりまくって非常に困っている。(主に俺が)
「・・・・なぁ、頼むから普通に食わしてくれ。俺、まだ箸を触ってないんだけど」
「そんな事しなくても大丈夫大丈夫♪はい、あ〜ん」
「ダメ!!アリアお姉さんさんダメ!!」
「・・・・・・・普通に食った方が早く終わるぞ」
何でこんなことになったのか・・・・・それはアリアがこの家に住むと宣言したあの時からだ・・・・・
〜〜(回想)〜〜
「私、今日からここに住むことになったから!!」
「「「・・・・・・え、ええええ!?!?!?」」」
「ちょ、ちょっと待て!?一体何がどうなってこうなったんだ!?」
「えっとね・・・・・これ、ジュノン様とエンディミオンの手紙、遊輝ちゃんに渡してって」
アリアはポケットをゴソゴソとしてクシャクシャになった紙を取り出して俺に渡した。俺はそれを受け取って綺麗に広げた。
「え、えっと・・・・『お久しぶりです遊輝さん。今回はアリアの処遇について一つ決まったことがあるのでご報告させていただきます。この子は人間なのでやはり人間世界で生活するのが一番だと、私とエンディミオンは結論付けました。幸いにも、この子は奉仕活動を積極的に行い、周りの方にもある程度は認められる存在にはなりました。そこで、これからの処罰の事、アリア自身の事を踏まえまして彼女を人間世界で生活させる事を決めました。そこで、遊輝さんにはアリアの責任者として彼女を監視してもらいます』・・・・・・・ふざけんなよ!!!!」
〜〜(回想終わり)〜〜
とまぁこんな風に・・・・要約するとジュノンはアリアの更生を早めたのだがその条件として、まず一つ目が人間世界で人間として生活をすること、次にたくさんの人と触れ合うこと、最後にその保証責任者として俺がずっと見ていること・・・・・・・つまり纏めると・・・・・
「(ジュノンとエンディミオン・・・・・2人して俺に全責任を投げやがった・・・・・)」
俺からすればもうこう思うしかないくらいである。非常に面倒くさい(汗)。
「(アリアは確かに人間だけどさ・・・・精霊世界で育った人間なんだから精霊世界で生活させたら良いのに・・・・)」
「はい遊輝ちゃん♪」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
結局、晩御飯を食べ終えるのに1時間もかかってしまった。ご飯を食べるというのは人間の欲望を満たして幸せにするはずなのに、俺は非常に不満を抱いて尚且つ非常に疲れた。
「はぁ〜・・・・やっとゆっくりできる」
今は一人でお風呂に入っている。俺が最後だ・・・・まぁアリアや龍可の誘いを断るのに時間がかかってしまったが(汗)
「とりあえずアリアの住むところはここでいいにしても、問題は・・・・・どうやって働き口を探すか、だな・・・・・」
一番の問題はここだ。アリアをどうやって働かせるか。アリア自身は頭が非常に良いからアルバイトとかすればすぐに採用してもらえるだろう。ただ、そのためにはどうしても通らないといけない道がある。
「学歴どうするんだよ・・・・しかもこいつ、住民票とかないぞ・・・・」
人間世界ではなく、精霊世界で生活をしてきたアリア。精霊世界では中退とはいえ、学校には通っていた。だが人間世界では小学校にすら通っていない事になっている。この情報をごまかすことはハッキリいって難しい。
「なんとかしようと思ったら・・・・やっぱりコネでアルバイトを探すしか方法がないか・・・・ああもう!!明日だ明日だ!!最悪、適当な内職させれば良い!!」
なんで俺はアリアに対してこんな悩まなければならんだろう・・・そう思いつつ、洗面所からリビングに戻るとアリアは一生懸命布を切っていた。
「・・・・何してんだお前?」
「うん?これ!!このキャラの服を作るのよ!!」
アリアが手にしたのは何かのアニメのキャラのデザイン集に乗っている女性のイラストだ。白を基調にしたマントみたいなものがついた服を着て、赤のスカートを履いている。
「・・・・誰だっけ?えっと・・・」
「ソード○ードオンラインのアス○だよ!」
「あぁ・・・・この小説は読んでないな・・・・」
「今からこのキャラの服を作るんだよ!」
「それで布を並べているのか・・・・・しかしまた高そうな布だな・・・・安物にはない光沢があるぞこれ・・・・」
「さ〜てと・・・・寸法はこれだから・・・」
「・・・・お前、まさか今から作る気か?俺が言うのもあれだがもう10時は過ぎてるんだぞ?」
「大丈夫大丈夫!!徹夜すれば10時間くらいで出来るから!!」
「はっ!?えっ!?じゅ、10時間!?」
「一人分で大体3時間、計10時間を見積もってる。これでも遅い方よ」
こ、これで遅い方って・・・・コスプレイヤー恐ろしい(汗)・・・ん?ちょっと待てよ?
「なぁ、一人3時間なんだろ?あと7時間は?」
「私の分と遊輝ちゃんの分と龍可ちゃんの分♪」
「・・・・・・ハッ?」
「とりあえず私の分の寸法から切り出そう。えっと・・・・これこれ」
アリアは胴体が人型の紙を布に当てて、布をその型に合わせて切っていく。
「・・・・・もういい、寝よう」
さっきまで風呂で色々と考えていた俺の善意を返して欲しい・・・・・そう思ってリビングを出て、自分の部屋に戻る。扉を開けると部屋の中に龍可がいた。
「・・・・・・・・・・あ、あの、龍可さん?最近は一人で寝る練習をしていましたよね?」
「今日からまた一緒に寝る」
「・・・・・・何故に?」
「このままだと遊輝がアリアお姉さんに取られてしまう」
「(・・・・・・女の争いってこえぇな(汗)。しかも俺は物じゃねぇ・・・)」
てか俺、ギターの調整をしたかったんだけど・・・・・そう思いつつ、俺はベッドに入った。俺が入るのと同時のタイミングで龍可も入ってきて俺の右手両手で、右足を両足でガッチリと固めた。
〜(次の日)〜
「ふわぁ・・・・ねっむ・・・・」
いつも通り、朝の6時過ぎに起きて寝室から出て顔を洗いにいく。
「えっと・・・・今日もあんまりやる事ねぇんだよな・・・ここんとこずっと家にいたからたまには外にでも《ゴゴゴゴ・・・・・》ん?」
タオルを持って廊下を歩いているとリビングの方から何かの機会音が聞こえて来たのでそっちの方にいく。リビングへと向かう扉を開けると、テーブルに座ったアリアがミシンを使って作業しているのが目に入った。
ゴゴゴゴ・・・・・・・
「(・・・・あいつマジで徹夜して作ったよ・・・しかも本当に三着作ってるし・・・)」
「出来たああああ!!!!」
「バカ!!大声出すな!!朝の6時だぞ!!」
ミシンを止めて両腕を高く突き上げて大声で叫ぶアリアに俺は慌てて止めに入る。
「えっ?朝の6時過ぎ?ってことは8時間くらいで出来たのか」
「出来たのか、じゃなくて・・・・・」
「んん〜〜!!!久しぶりにいい感じに出来たよ!早速遊輝ちゃん!!試着して!!」
「誰が女物のコスプレなんかするか!!」
「だって着てくれないと本当に寸法が合っているか分からないじゃない」
「だから俺は着ないぞ!!」
「うるさい・・・・・朝早くから何なの?」
「うるさいよ!!ゆっくり寝てられない!!」
階段から降りてくる龍亞とリビングの扉を開けて龍可が入ってきた。
「いや、こいつが騒ぐから・・・・」
「ちょうどいいところに来た!!龍可ちゃん!!これ着て!!」
「?何ですかこれ・・・・」
「まぁまぁいいから!!遊輝ちゃんも来なさい!!」
「いててて!!み、耳引っ張るな!!」
〜〜(数十分後)〜〜
「じゃっじゃ〜ん!!」
「・・・・ああ!!○AOの○スナ!!」
「そうそう!!大正解!!」
「・・・・・・誰か全く分からないのだけど(汗)」
「/////い、嫌だって・・・・嫌だって言ったのに」
部屋に連れ込まれて何も抵抗出来ずに着替えされられた・・・・・何!?あいつ非力とか言いながら俺を力で押さえつけたんだけど!?あいつ、実は密かに筋トレしてたんじゃね!?
「へっへ〜〜ん!!アリアさんにかかればどんな衣装でも再現できるわよ!!」
「(・・・・どんな、衣装でも?)」
アリアが言った一言が俺の脳裏に引っかかった。
「(・・・・そう言えばあいつ、確か裁縫は得意で服も自前とか前に言っていたな・・・・)」
「すげぇ・・・・本物にしか見えねぇ」
「(これだったら、ひょっとしたら・・・・・)」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「スカウト?この子を裁縫で?」
「はい」
その日の午後、俺はアリアを連れて茜のお母さん、すみれさんの事務所に来た。目的は一つ、アリアをこの事務所の裁縫部門に置いてもらうためだ。
・・・・・・本当は行きたくなかったけど(汗)。だってこの人、何しでかすか分からないもん。龍亞と龍可に言ったらあの二人、速攻で逃げ出したし・・・・・
「知ってると思うけど、私の事務所は小さな個人経営だからそんなに人は雇えないのよ。ましてや私は裁縫は他の会社の方が優秀だと思ってるくらい」
「だからですよ。自分のブランドを立てる時に服を作る人は一人や二人はいるでしょ。それにこいつ、ルックスも良いですし」
「いやだね遊輝ちゃ〜ん。ルックスが良いなんて♪」
アリアは両手を頬につけて顔を赤くする。
「・・・・・・まぁいいわ。じゃあとりあえず実力を確認させてもらうわ。今までに作った服を見せて」
「アリア」
「は〜い♪」
上機嫌のアリアは袋の中に入れていた自分自身で作った服を取り出す。ほとんどは精霊世界にいた魔法使いの衣装かコスプレ衣装だが、中にはちゃんとしたワンピースやニット系の帽子、ブレザーなどもある。
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
すみれさんは真剣な表情でアリアが持ってきた服を見る。一つ一つ手にとって肌触りやデザイン、機能性など全てのことを見ている。
「・・・・・縫い目が細かくて肉眼では見えにくいわね。それに所々縫い目を隠すようにして布を当て、それを生地として使っている。こんな技術、見たことがないわね」
「私の技術は誰にも負けない自信があるからね!」
「それにしてもいい素材ね・・・・肌触りも通気性も伸縮性も全て絶妙なバランスで尚且つ最高の状態を保っているわ・・・・」
すみれさんから出てくる言葉は絶賛の嵐。俺にはよく分からないがとにかく凄いらしい。
「・・・・・確かにこの子、凄いわね。こんな子が内に入ってくれるなら百人力だわ。あとは制作時間ね・・・・・一着辺りの平均は?」
「大体3時間くらいかな?」
「平均的ね・・・・いいわ、じゃあ一つ試験よ。この紙に書いてある服、ここにある好きな材料を使ってこのイラスト通りに仕上げて。制限時間は特に設けないけどストップウォッチで時間を測らせてもらうわ」
「分かった。じゃあ紙を見させて」
すみれさんから渡された紙をアリアは真剣な表情で見ていく。少し見た後に服の材料が置かれている場所に言って紙にあるデザインに似合う布を探す。
「・・・・・これとこれ、あとはこれも」
手際よく材料を手にしたアリアはそのままこの事務所唯一のミシンがある作業台に移動する。ここはすみれさんが他の会社にプレゼンする衣装を作るための作業台で大量に服を作るような場所ではない。現にミシンも業務用の高級感のある物ではなくそこら辺にある家庭用のミシンだ。
〜〜(2時間後)〜〜
「出来た!」
しばらくして、アリアは大きく両手を伸ばして椅子から立ち上がる。作業台の上には一着の服が出来上がっていた。
「これでどう?」
「・・・・・・・・・・完璧ね。合格だわ」
すみれさんはアリアが作り上げた服をものの数秒で判断した。
「デザインの再現度に材料、縫い目の技術もそう。そして時間、この服をこの時間で出来たなら文句なしだわ」
「じゃあ・・・」
「えぇ、あなたは私の事務所のスタッフとして働いてもらうわ」
「やった!!」
「ほっ・・・・・」
これでアリアの就労の問題は解決だな・・・・これさえ解決できれはあとは何とかなりそうだ・・・・
「それじゃ悪いけど早速やってほしいことがあるの」
「はい!何でしょうか!?」
「じゃあ俺はもうこれで・・・・」
「何言ってるの優姫ちゃん、あなたも仕事があるわよ」
「(ビクッ!!)お、俺用事があるので失礼「逃さない!!」ドフッ!?」
身の危険を感じた俺は速攻で逃げようとしたが、後ろから茜がダイブしてきて俺を関節技で締め上げてきた。
「イタタタタタッ!!!ギブギブギブギブ!!!」
「逃さないわよ!!さぁ遊輝っち!!あなたの分の撮影だけが終わってないのよ!!このままじゃ発売日に間に合わないわ!!」
「だ、誰がやるもんイダダダダダッ!!!!」
「さあやると言いなさい!!このまま関節技で締め上げてやるわ!!」
「お、俺、骨折治したばかイダダダダダッ!!!!!!」
「・・・・・何してるの?」
「あぁ、優姫ちゃんはこの事務所の看板モデルだから♪」
「!?!?や、やめろ!!それをアリアにイダダダダダッ!!!!!!」
すみれさんがアリアに俺の黒歴史が写っている写真を見せた。
「(不味い!!あいつにあれを見せたら不味い!!)」
「・・・・・!?ゆ、遊輝ちゃん!?」
「そうよ〜、彼女はこの事務所の看板モデルなんだから♪」
「す、すごい・・・・私が魔法少女にした時以上にすごい・・・・・」
「あら?そう言えば優姫ちゃんの魔法少女はあなたからだったっけ・・・・ちょうどいいわ。魔法少女遊輝ちゃんの人気もすごいのよ。次いでだから龍可ちゃんも連れてきてまたペアで撮影したいわ」
「嫌だ!!絶対にイダダダダダッ!!!!!」
「う〜ん・・・・じゃあこうしましょう。私がデュエルに勝ったら遊輝ちゃんは撮影、遊輝ちゃんが勝ったら撮影無し・・・っていう事で・・・」
「・・・・まぁいいわ。茜、外しなさい」
「は〜い」
「イデデデッ・・・・この野郎、俺を舐めちぎりやがって・・・・・」
茜からの関節技に解放された俺は右腕を労わる。だが、それよりもさっきのアリアの発言、明らかに俺に勝てると自信満々な雰囲気で言ったのが気にくわない。
「(見返してギャフンと言わせてやる!)」
そう心に誓い、事務所から出て前の道でアリアと対峙、デュエルディスクを起動させる。
「行くわよ」
「必ず勝ってやる!」
「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」
遊輝 LP 4000 アリア LP 4000
「先行は私!ドロー!」
アリア 手札 6枚
・・・・よし!この手札は最高だ!これなら次のターンに勝てる!!
「フィールド魔法、ドラゴニックDを発動!」
「はっ!?」
フィールドが住宅街から広大な平野へと変わり、俺たちは崖の上に立っている。いやちょっと待て!?あいつ、まさか《真竜》なのか!?
「ドラゴニックDの効果!手札のベビケラザウルスを破壊して、デッキから《真竜》カードを手札に加える!真竜皇リトスアジムDを手札に加える!破壊されたベビケラザウルスの効果発動!デッキからLv4以下の恐竜族モンスターを特殊召喚する!魂喰いオヴィラプターを特殊召喚!」
魂喰いオヴィラプター 攻1800
ちょちょちょ!?!?【恐竜真竜】!?しかもこの流れ!!一番最悪なパターンじゃねぇか!!
「オヴィラプターの効果!デッキから恐竜族モンスター1体を手札に加える!2体目のベビケラザウルスを手札に加えて、そのまま召喚!」
ベビケラザウルス 攻500
「オヴィラプターの第二の効果!このカード以外の恐竜族モンスターを破壊して墓地から別の恐竜族モンスター1体を特殊召喚する!ベビケラザウルスを破壊して、墓地のベビケラザウルスを特殊召喚!」
フィールドにいたオヴィラプターがベビケラザウルスを食い尽くして、後ろに卵を産む。その卵から別のベビケラザウルスが生まれた。
「破壊されたベビケラザウルスの効果!デッキからプチラノドンを特殊召喚!」
プチラノドン 攻500
「手札の真竜皇リトスアジムDの効果!手札・フィールドからこのカード以外の地属性モンスター1体以上含む2体のモンスターを破壊してこのカードを特殊召喚!」
真竜皇リトスアジムD 攻2500
フィールドにいた2体の卵から生まれたばかりの恐竜が破壊されて、アリアの上からリトスアジムDが舞い降りて来た。
「さらにリトスアジムDの効果!このカードの特殊召喚時に破壊したモンスターが2体とも地属性の場合、相手のエクストラデッキを見てその中からモンスター3体をゲームから除外する!」
「おいバカやめろ!!」
俺のエクストラデッキのモンスターカードが電子化されてアリアの目の前に現れる。
「・・・・ブラック、ホワイト、ホープを選択」
「この野郎・・・・人のエースモンスターを容赦なく・・・・」
とは言っても効果は効果なので俺は仕方なくエクストラデッキからアリアに言われた3枚のカードを抜き取りポケットに突っ込む。
「さらに破壊されたベビケラザウルスとプテラノドンの効果!プテラノドンはデッキからLv4以上の恐竜族モンスターを特殊召喚する!プテラノドンの効果で幻想のミセラサウルス、ベビケラザウルスの効果でチューナーモンスター、ジュラック・アウロを特殊召喚!」
幻想のミセラサウルス 攻1800
ジュラック・アウロ 攻200
「Lv4のオヴィラプター、ミセラサウルスにLv1のジュラック・アウロをチューニング!」
☆4 + ☆4 + ☆1 = ☆9
「万年雪に眠りし伝説の龍よ、遥かなる古代より甦れ!!シンクロ召喚!!Lv9!!氷結界の龍 トリシューラ!!」
氷結界の龍 トリシューラ 攻2700
ジュラック・アウロの身体から出来た緑色の輪の中にオヴィラプターとミセラサウルスが入って8つの星になる。それらが一つとなって、フィールドに吹雪が吹き始めた。その吹雪の中からトリシューラが咆哮をあげながら現れた。
「トリシューラの効果発動!シンクロ召喚時、相手の手札・フィールド・墓地からカードを1枚除外する!」
「ぐっ・・・・」
トリシューラの咆哮によって俺の手札1枚が何処かに吹っ飛んで言ってしまった。
「さらにLv9のトリシューラとリトスアジムDでオーバーレイ!」
☆9 × ☆9 = ★9
「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!ランク9!幻子力空母エンタープラズニル!」
幻子力空母エンタープラズニル 攻2900
トリシューラとリトスアジムDがブラックホールに吸い込まれていき爆発、エンタープラズニルがフィールドに現れた。
「エンタープラズニルの効果!オーバーレイ・ユニットを一つ取り除いて、手札の方を選択!相手の手札1枚をランダムに選んで除外する!」
「この野郎・・・・・」
幻子力空母エンタープラズニル OVR 2→1
エンタープラズニルがオーバーレイ・ユニットを一つ吸収して、俺の手札1枚を吸い込んでしまった。
「カードを3枚伏せてターンエンド!」
アリア 手札 1枚 LP 4000
【モンスターゾーン】
幻子力空母エンタープラズニル 攻2900
【魔法・罠ゾーン】
ドラゴニックD (フィールド)
伏せカード 3枚
「(んやろう・・・いきなり2ハンデスとか・・・しかもエクストラ全部見られたし・・・・)俺のターン!」
遊輝 手札 4枚
「スタンバイフェイズ、リバースカードオープン!永続罠、魔封じの芳香!」
「!?」
「これでお互いに魔法カードは一度伏せて次のターン以降じゃないと使えない!ペンデュラムなんて使わせないわよ!」
「・・・・まだだ!!まだ終わってない!!EM ドクロバット・ジョーカーを召喚!効果により」
「リバースカードオープン!カウンター罠、神の通告!ライフを1500払ってドクロバット・ジョーカーの効果を無効にして破壊する!」
アリア LP 4000→2500
「・・・・・・・・カ、カードを1枚伏せてターンエン「エンドフェイズ時、リバースカードオープン!速攻魔法、ツインツイスター!手札のカードを1枚捨てて、伏せカードと魔封じの芳香を破壊!」・・・ターンエンド」
遊輝 手札 2枚 LP 4000
【モンスターゾーン】
なし
【魔法・罠ゾーン】
なし
「私のターン!ドロー!」
アリア 手札 1枚
「墓地のミセラサウルスの効果!墓地のこのカードを含む恐竜族モンスターを任意の枚数除外して、除外した枚数と同じ枚数の恐竜族モンスターを特殊召喚する!ミセラサウルスとベビケラザウルスを除外して3体目のベビケラザウルスを特殊召喚!フィールド魔法、ドラゴニックDの効果!ベビケラザウルスを破壊して、リトスアジムDを手札に!ベビケラザウルスの効果でデッキからオヴィラプターを特殊召喚!」
気が動転してもう頭が回ってない俺を良いことにやりたい放題してくるアリア、まるで死体をさらにフルボッコにされている気分だ。
「オヴィラプターの効果!デッキから
究極伝導恐竜 攻3500
墓地にいたベビケラザウルス2体がゲームから除外されて、フィールドに地割れが起きてマグマが噴出、究極伝導恐竜がフィールドに現れた。
「バトル!全てのモンスターでダイレクトアタック!!」
遊輝 LP 4000→0
WIN アリア LOS 遊輝
「うしっ!!!やっぱり遊輝ちゃんは弱い!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「あれ?遊輝っち?お〜い」
「・・・・・・・・・・・・」
「あ〜、気が動転して固まってる」
「そういう時はこうするのよ」
バチンッ!!!
「!?!?いったああ!!!!!!」
おデコに強烈な痛みを感じて俺は声をあげて悶絶する。
「デコピン最強説」
「おお・・・なかなかの威力だね、アリアっち」
「いてててて・・・・・」
「はいはい、そんな所で悶絶しないの優姫ちゃん♪」
「!?」
「というわけで・・・・・まずは魔法少女からね♪茜、アリア、龍可ちゃんを引っ張ってきなさい」
「アイアイサー」
「は〜い!!」
「さぁ優姫ちゃん、こっちに来てお着替えしましょうね♪」
「嫌だああ!!!!助けてくれえええ!!!!」
〜〜(一時間後)〜〜
「///な、何で私も何ですか!?」
「魔法少女は二人一組でやるのが定石よ」
「///そ、そんな定石知りません!!」
「///う、うぅ・・・・・・」
結局何も抵抗できず、さらには途中からアリアと茜に連れられて来た龍可も一緒に着替えさせられて、魔法少女のコスプレ衣装を着るはめになってしまった・・・・
【魔法少女遊輝ちゃん、魔法少女龍可ちゃんの衣装・・・・みんな大好き《このすば》のめぐみん。遊輝ちゃんは赤、龍可ちゃんはピンク】
しかも、しかも・・・・・・
「見事なテーピング技術ね。遊輝ちゃんのもう一人の子が影も形もないわ」
「////す、すみれさん!!スカートめくらないでください!!」
すみれさんがスカートをめくって俺の下半身をガン見してきた。その羞恥に耐えることができずに俺は離れてスカートを抑えつける。アリアの奴、俺を部屋に連れ込んで俺の下半身をテーピングで固定して本物の女の子のようにしやがった・・・・・
「遊輝ちゃん遊輝ちゃん!!さっき渡した紙のセリフ!!めぐ○んみたいに厨二病っぽく言って!!」
「///だ、誰が言うか!!しかもお前、ビデオカメラ持ってるじゃねえか!!」
「言ったら撮影時間短くなるかも?」
「///ぐっ・・・・・わ、我が名は遊輝!!アークウィザードを生業とし、エクシーズとペンデュラムを操るもの!!」
「ヒュ〜〜!!!良いね良いね!!!じゃあ次龍可ちゃん!!」
「////わ、我が名は龍可・・・・アークウィザードを生業とし、最強の龍、エンシェント・フェアリーを操るもの・・・・」
「違う違う!!!もっと堂々としないと!!それに遊輝ちゃんも!!」
「///お、俺はOKじゃないのかよ!?」
「さっき確認したらマントをパサ〜としてなかった!!もう一回!!」
「////うぅ・・・・我が名は遊輝!!アークウィザードを生業とし、エクシーズとペンデュラムを操るもの!!」
「・・・・あの子、出来るわね」
「・・・お母さん、そんなドSのような目で人を見るのはやめてくれる?」
遊輝「////も、もう疲れた・・・・・」←めぐみんの服
龍可「////や、休みたいよ・・・・・」←めぐみんの服
アリア「ダメだよ!!ちゃんと杖に乗って空を飛ぶようなポーズ取らないと!!」
魔理沙「・・・・・あの衣装、意外と露出が多い上に厨二病満載だな。特にあの眼帯」
霊夢「あんたが言える台詞?」
魔理沙「私はまだ普通の魔法使いだぜ」
霊夢「・・・・まぁあれに比べたらまだマシか」
アリア「ほら!!二人とももっと堂々と!!」
遊輝「////うぅ・・・・・・」
龍可「////わ、我が名はひゅか!!い、痛い・・・・」
アリア「はいやり直し!!」
魔理沙「それじゃ、次回もよろしく頼むぜ!」