【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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最強カードの紹介・・・・・

スバル「なんだそのやる気の無さ」

だってさ・・・・忙しい合間を塗って執筆して、読者様に持ってもらったのに出来上がりはあんまり良くないんだぞ?凹むよ。

スバル「そんなのやり直したらいいじゃねぇか」

簡単に言うなよ・・・・・次の遊輝とアリアの最終決戦に神経を使わなきゃいけないんだぞ・・・それにこれ以上待たせてられるか・・・

スバル「んなこと知らん知らん」

ハァ・・・最強カードの紹介に行こう。今回はBK スイッチヒッター。

スバル「《BK》のキーカード!Lv4のモンスターで召喚時、墓地の《BK》を特殊召喚できる!この効果を使ったターン、《BK》以外は特殊召喚できないけどな」

この効果でBKを釣り上げてリードブローや新星のカイザーになって攻めていったり、グラスジョーで回収して何回も使いまわそう!

スバル「第167話、デュエルスタート!」



第167話 竜の騎士vs熱き拳

レミ side

 

 

「うざったいわね!!少しは大人しくなりなさい!!」

 

『ンギャア・・・・・』

 

『レミ様、こちらは片付けました』

 

「よくやったわフェザー!」

 

私は今、目的の場所である観覧車に向かってフェザーと協力しながら敵を倒しながら走っている。

 

「全く!!何でこんなに気色悪いのが多いのよ!!」

 

『ゴタゴタ言っても仕方ありません。それに、向こうからしてみれば我々は邪魔な存在ですから』

 

「んな事分かってもイライラはするでしょ!」

 

何でこんなに敵が多いわけ!?明らかに入り口から来た時よりも多いのだけど!?嫌がらせ!?

 

『ンガアァ・・・・・・』

 

「フェザー・ショット!!」

 

後ろから気味の悪い声が聞こえてきたので即座に振り向いて羽根の弾を放つ。その弾は黒い物体を貫通してベチャッとスライムのように崩れていった。

 

「さっさと行くわよ!フェザー!」

 

『御意』

 

敵を倒した私たちは目的の場所めがけて走っていく。走る事数分、ようやく観覧車の前に辿り着いた。

 

「さあて、ここにいる敵は誰かしら?」

 

「慌てない慌てない、私はここにいるんだから」

 

「!?何処!?」

 

「あなたの目の前にいるわよ」

 

「め、目の前!?」

 

目の前と言われて目の前にある観覧車を目にする。すると中心部の黒い骨組みがニョキニョキと動き出して地面に降りてくる。地面に降りたところで黒い物体は人型へと変形をしていった。その顔は何処かアリアに似ている。

 

「どう?私の魔法は?」

 

「き、気色悪・・・・・・・」

 

「失礼ね、これも立派な魔法よ」

 

「そ、そんな魔法いらないわ・・・・」

 

さ、さすがにあんな得体の知れない物体を操る魔法なんて使いたくも相手にもしたくないよ・・・・

 

「えぇ、あなたには魔法の素晴らしさが伝わらないのね・・・・・」

 

「そんな魔法で素晴らしさを伝えようとしてくるのが間違いだと思うわ」

 

お互いにそれぞれ口で攻め合いながらデュエルディスクをつけてデッキをセットする。遊輝が苦戦する相手だから慎重にいかないと・・・・

 

「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」

 

レミ LP 4000 アリア LP 4000

 

「先行は私!ドロー!」

 

アリア 手札 6枚

 

BK(バーニングナックラー) ヘッドギアを守備表示で召喚!」

 

BK ヘッドギア 守1800

 

頭にヘッドギアをつけて赤いグローブをはめたボクサーみたいなモンスターが現れる。

 

「ヘッドギアの効果!デッキから《BK》と名のついたモンスター1体を墓地に送る!BK カウンターブローを墓地に!カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 

アリア 手札 3枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

BK ヘッドギア 守1800

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「私のターン!ドロー!」

 

レミ 手札 6枚

 

「魔法カード、調和の宝札!攻撃力1000以下のドラゴン族チューナーモンスター、ドラグニティーブランディストックを捨てて2枚ドロー!」

 

レミ 手札 4枚→6枚

 

・・・・・よし、時間を掛けてられない。一気に行くわよ。

 

「魔法カード、テラ・フォーミング!デッキからフィールド魔法の竜の渓谷を加えて、そのまま発動!」

 

辺り一面が遊園地から夕陽が指す大きな渓谷へと変わる。

 

「竜の渓谷の効果!手札のカードを1枚捨てる事でデッキから《ドラグニティ》モンスター1体を手札に加える!私はドラグニティードゥクスを加えて、そのまま召喚!」

 

ドラグニティードゥクス 攻1500→1700

 

渓谷に風が吹き始め、その風に乗ってドゥクスが羽ばたきながら現れる。

 

「ドゥクスの効果発動!」

 

「リバースカードオープン!罠カード、ブレイクスルースキル!ドラグニティードゥクスを対象にこのターン、そのモンスターは効果を使えない!」

 

「えっ!?」

 

「ドゥクスからの超展開なんて許さないわよ!」

 

ドラグニティードゥクス 攻1700→1500

 

ドゥクスの効果を発動させようとした時、相手が発動したブレイクスルースキルのカードから大きな腕が飛び出してドゥクスを捕まえる。あ〜あ・・・・・作戦が台無しだよ・・・・しかも攻撃力も下がっちゃったし・・・・

 

「カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

レミ 手札 3枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

ドラグニティードゥクス 攻1500→1700

【魔法・罠ゾーン】

竜の渓谷 (フィールド)

伏せカード 1枚

 

 

「私のターン!ドロー!」

 

アリア 手札 4枚

 

「BK グラスジョーを召喚!」

 

BK グラスジョー 攻2000

 

ヘッドギアの隣に身体が緑色のボクサーが現れる。

 

「ヘッドギアを攻撃表示に変更してバトル!グラスジョーでドゥクスに攻撃!」

 

BK グラスジョー 攻2000

ドラグニティードゥクス 攻1700

 

レミ LP 4000→3700

 

「ヘッドギアでダイレクトアタック!」

 

レミ LP 3700→2700

 

「グウゥゥ!!!!!!」

 

グラスジョー、ヘッドギアによる連続ジャブで私は吹っ飛ばされてしまう。足で勢いを殺して何とか体制を立て直して相手をキリッと見つめる。

 

「まだまだ!メイン2にLv4のグラスジョーとヘッドギアでオーバーレイ!」

 

☆4 × ☆4 = ★4

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!BK 拘束蛮兵リードブロー!」

 

BK 拘束蛮兵リードブロー 攻2200

 

グラスジョーとヘッドギアがブラックホールに吸い込まれていき、その中から後ろ手に木で両手を拘束された人型のモンスターが現れる。

 

「カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

アリア 手札 2枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

BK 拘束蛮兵リードブロー 攻2200

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「私のターン!ドロー!」

 

レミ 手札 4枚

 

危ない危ない・・・・・よく生き残ったわ。こっから反撃していくわよ!

 

「フィールド魔法、竜の渓谷の効果!手札のカードを1枚捨てて、デッキから2枚目のドラグニティードゥクスを手札に加える!そしてドラグニティードゥクスを通常召喚!」

 

「リバースカードオープン!激流葬!」

 

「リバースカードオープン!罠カード、トラップ・スタン!このターン、このカード以外の罠カードの効果を無効にする!」

 

相手が発動した激流葬は私がカウンターで発動したトラップ・スタンの効果により激流葬の効果は無効になる。

 

「これでもう除去カードは怖くないわよ!ドゥクスの効果!墓地からLv3以下の《ドラグニティ》ドラゴン族チューナーモンスター1体をこのカードに装備する!墓地からドラグニティーファランクスを装備する!」

 

フィールドに現れたドゥクスの横に風が吹いてその風に乗るようにファランクスが現れてドゥクスの身体につく。

 

「ファランクスの効果発動!装備状態のこのカードを特殊召喚する!」

 

ドラグニティーファランクス 攻500

 

『・・・・・・・・・・・』

 

ドゥクスの身体に装備していたファランクスがフィールドに現れる。

 

「さらにファランクスをリリース!ドラグニティアームズーミスティルを特殊召喚!」

 

ドラグニティアームズーミスティル 攻2100

 

フィールドにいたファランクスがリリースされて、その代わりにミスティルが現れる。ミスティルはフィールドに出てきたところで地面に大剣を突き刺した。

 

「ミスティルの効果!墓地からファランクスを装備!ファランクスの効果で自身を特殊召喚!Lv4のドラグニティードゥクスにLv2のドラグニティーファランクスをチューニング!」

 

☆4 + ☆2 = ☆6

 

「竜の渓谷を舞うさすらいの騎士が、楽園の未来に立ち向かう。竜の意志で羽ばたけ!シンクロ召喚!カモン!ドラグニティナイトーガジャルグ!」

 

ドラグニティナイトーガジャルグ 攻2400

 

「ガジャルグの効果発動!デッキからLv4以下のドラゴン族または鳥獣族を手札に加えてその後、手札の鳥獣族かドラゴン族を墓地に送る!デッキからBFー精鋭のゼピュロスを加えてそのまま捨てる!」

 

「長いわね・・・・・早く進めてくれない」

 

「うるさいわね!Lv6のガジャルグとミスティルでオーバーレイ!」

 

☆6 × ☆6 = ★6

 

「2体のドラゴン族モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!聖刻龍王ーアトゥムス!」

 

聖刻龍王ーアトゥムス 攻2400

 

フィールドのガジャルグとミスティルがブラックホールに吸い込まれていき、その中からアトゥムスがフィールドに現れた。

 

「遊輝ちゃんの仲間・・・いつの間にこんなエクシーズを使うようになったのよ・・・・・まぁいいわ。速攻魔法、月の書!アトゥムスを裏側守備表示にする!」

 

「えっ!?」

 

相手が発動した月の書、その効果によってエクシーズ召喚されたアトゥムスは裏側守備表示になってしまった。

 

「それ以上の頭おかしい展開なんてさせないわよ」

 

「ぐっ・・・・・ 魔法カード、壺の中の魔術書!互いのプレイヤーは3枚ドローする!」

 

レミ 手札 1枚→4枚 アリア 手札 2枚→5枚

 

・・・・・・よし、何とか耐えれそう。

 

「カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

レミ 手札 2枚 LP 2700

【モンスターゾーン】

裏守備モンスター 1体

【魔法・罠ゾーン】

龍の渓谷 (フィールド)

伏せカード 2枚

 

 

「私のターン!ドロー!」

 

アリア 手札 6枚

 

「手札のBK シャドーの効果!自分フィールドの《BK》エクシーズモンスターのオーバーレイ・ユニットを一つ取り除くことで特殊召喚できる!」

 

BK 拘束蛮兵リードブロー OVR 2→1

BK シャドー 攻1800

 

相手のリードブローのオーバーレイ・ユニットが一つなくなって、黒いボクサーが現れた。

 

「この瞬間、リードブローの効果と墓地のグラスジョーの効果発動!このカードのオーバーレイ・ユニットが取り除かれた時、このカードの攻撃力は800ポイントアップする!」

 

「えっ!?」

 

BK 拘束蛮兵リードブロー 攻2200→3000

 

オーバーレイ・ユニットが取り除かれて強化されるとかアリ!?不味い!だんだん不利になってきている!!

 

「さらに墓地に送られたグラスジョーの効果!カード効果で墓地に送られた時、墓地の《BK》モンスター1体を手札に戻す!BK ヘッドギアを戻してそのまま召喚!効果でデッキからスイッチヒッターを墓地に送る!Lv4のシャドーとヘッドギアでオーバーレイ!」

 

☆4 × ☆4 = ★4

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!No,79 BK 神星のカイザー!」

 

No,79 神星のカイザー 攻2300

 

2体のモンスターがブラックホールに吸い込まれていって次に出てきたのは赤を基調にした翼がでかいヒーロースーツみたいな物を着た人型のモンスターだ。

 

「神星のカイザーの攻撃力はこのカードのエクシーズ素材×100ポイントアップ、さらに1ターンに1度、墓地の《BK》モンスター1体をこのカードのオーバーレイ・ユニットとする!」

 

No,79 BK 神星のカイザー OVR 2→3

攻2300→2600

 

神星のカイザーが拳を地面に突き落としてそこから地割れが起き、その中からグラスジョーがオーバーレイ・ユニットとして吸収された。

 

「バトル!神星のカイザーで裏側モンスターを攻撃!」

 

神星のカイザーが突撃してきて、反転して膝まづいているアトゥムスを破壊した。

 

「ぐぅぅ!!」

 

「そしてリードブローでトドメのダイレクトアタック!」

 

「リバースカードオープン!罠カード、ガード・ブロック!戦闘ダメージを0にして1枚ドロー!」

 

レミ 手札 2枚→3枚

 

「しぶといわね・・・・・カードを2枚伏せてターンエンド!」

「エンドフェイズ時、速攻魔法、ツインツイスター!手札のカードを1枚捨てて左側と真ん中のカードを破壊する!」

 

「ぐっ!」

 

 

アリア 手札 2枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

BK 拘束蛮兵リードブロー 攻3000

No,79 BK 新星のカイザー 攻2600

【魔法・罠ゾーン】

なし

 

 

「私のターン!ドロー!」

 

レミ 手札 3枚

 

「魔法カード、貪欲な壺!墓地のモンスター5体を戻して2枚ドローする!」

 

・ドラグニティードゥクス

・ドラグニティードゥクス

・ドラグニティアームズーミスティル

・ドラグニティナイトーガジャルグ

・聖刻龍王ーアトゥムス

 

レミ 手札 2枚→4枚

 

「さらにフィールド魔法、龍の渓谷の効果!手札のカードを1枚捨ててデッキからドゥクスを加える!」

 

「いい加減しつこいわね!」

 

「これが私の戦法よ!ドラグニティードゥクスを召喚!効果で墓地からファランクスを装備して、ファランクスを自身の効果で特殊召喚!さらに装備魔法、ドラグニティの神槍をドゥクスに装備!ドラグニティこ神槍の効果でデッキから2体目のファランクスを装備して特殊召喚!」

 

ドラグニティードゥクス 攻1500→2100

ドラグニティーファランクス 攻500

 

「(チィ・・・・さっきのツインツイスターでカウンターカードが全部墓地に行っちゃったよ・・・・)」

 

「さらに墓地のBFー精鋭のゼピュロスの効果!フィールドの龍の渓谷を手札に戻して墓地からこのカードを特殊召喚!その後、私は400ポイントのダメージを受ける!」

 

BFー精鋭のゼピュロス 攻1600

レミ LP 2700→2300

 

墓地にいた精鋭のゼピュロスがフィールドに戻ってきて、その効果で龍の渓谷が消え私はダメージを受けてしまう。

 

「Lv4のゼピュロスにLv2のファランクスをチューニング!」

 

☆4 + ☆2 = ☆6

 

「竜の渓谷を舞うさすらいの騎士が、楽園の未来に立ち向かう。竜の意志で羽ばたけ!シンクロ召喚!カモン!ドラグニティナイトーガジャルグ!」

 

ドラグニティナイトーガジャルグ 攻2400

 

「本当にしつこいわね!!」

 

「ガジャルグの効果発動!デッキからブランディストックをサーチして、ブランディストックを墓地に送る!Lv4のドゥクスにLv2のファランクスをチューニング!」

 

☆4 + ☆2 = ☆6

 

「竜の渓谷を守りし赤い騎士が、楽園の窮地に立ち上がる。竜の絆で駆け抜けろ!シンクロ召喚!カモン!ドラグニティナイトーヴァジュランダ!」

 

ドラグニティナイトーヴァジュランダ 攻1900

 

ファランクスの2つ色の緑の輪の中にドゥクスが入って4つの光となる。やがて一筋の光となってその中からヴァジュランダがフィールドを駆け抜けてきた。

 

「ヴァジュランダの効果発動!特殊召喚成功時、墓地の《ドラグニティ》ドラゴン族チューナー1体を装備する!墓地からファランクスを装備!そしてファランクスの効果で特殊召喚!Lv6のヴァジュランダにLv2のファランクスをチューニング!」

 

☆6 + ☆2 = ☆8

 

「嵐が吹き荒れる時、竜の渓谷の救世主が舞い降りる。龍の騎士と共にこの楽園を救え!シンクロ召喚!吹きあれろ!フェザー・ウィング・ドラゴン!」

 

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800

 

吹き荒れる風が徐々に竜巻のように渦巻き、その中心となる目からフェザーが姿を現し、私の隣へと舞い降りてきた。

 

『やはり油断できない相手ですね・・・・』

 

「全く・・・・・遊輝が苦戦するわけよ。フェザーの効果!シンクロ召喚成功時、墓地からドラゴン族モンスターを任意の枚数だけこのカードに装備する!墓地のファランクス1体、ブランディストックとアキュリスを装備!」

 

フェザーが大きな咆哮を上げて地面が揺れ始めて大きく割れる。その中からファランクスとブランディストック、アキュリスが現れてフェザーの身体にくっついた。

 

「チッ・・・アキュリスは色んなコストの時か・・・」

 

「さらにフェザーの効果!墓地の風属性モンスター1体を戻すことでフィールドのカード1枚をデッキに戻す!ドラグニティードゥクスを戻してリードブローを戻す!ウィンドセプション!」

 

フェザーが左手の刃を地面に突き出すとそこから竜巻が再びできて、リードブローがその中に巻き込まれて遥か彼方へと飛ばされていった。

 

「これでバトル!フェザーで新星のカイザーを攻撃!ストーム・ウィングブレイク!」

 

「墓地のBK カウンターブローの効果!ダメージステップ時に墓地のこのカードをゲームから除外して神聖のカイザーの攻撃力を1000ポイント上げる!」

 

「なっ!?」

 

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800

No,79 BK 新星のカイザー 攻2600→3600

 

レミ LP 2300→1500

 

フェザーが竜巻を起こして左手の刃で新星のカイザーを斬りつけようとしたが、相手の墓地に眠っていたカウンターブローの効果で攻撃力を上げられたことでカウンターを食らってしまった。

 

「どう?これであなたの自慢のドラゴンは粉々よ?」

 

「・・・・・まだよ!!私のエースを舐めないでちょうだい!!」

 

『・・・・ギャアアアアア!!!!!』

 

「なっ!?破壊されてない!!」

 

カウンターを食らって攻撃を受けたことで煙が舞ったけど、その煙が晴れるとフェザーは破壊されずにフィールドに残っていた。

 

「フェザーは装備カードを墓地に送ることで破壊から免れる!私はこの効果でアキュリスを墓地に送った!」

 

「!?ア、アキュリス!?」

 

「ドラグニティーアキュリスの効果!装備カードのこのカードが墓地に送られた時、フィールドのカード1枚を破壊する!私が破壊するのは新星のカイザー!!」

 

装備されたアキュリスが新星のカイザーに向かって突進をしかけ、そのまま相打ちとなって破壊された。

 

「フェザーに装備されたブランディストックの効果でフェザーは2回攻撃できる!ガジャルグの攻撃と合わせてあんたの負けよ!!」

 

「ぐっ・・・・破壊された新星のカイザーの効果発動!相手によって破壊されて墓地に送られた時、このカードのオーバーレイ・ユニットの数まで墓地からLv4以下の《BK》モンスターを特殊召喚する!私はBKヘッドギア・グラスジョー・シャドーを特殊召喚!」

 

BK ヘッドギア 守1800

BK グラスジョー 守0

BK シャドー 守1400

 

アリアの破壊された新星のカイザーのオーバーレイ・ユニットが全て光って、それぞれ墓地にいたモンスターに姿が変わり、守備表示で現れる。もう、めんどくさいわね・・・・

 

「フェザーで2回目の攻撃!攻撃対象はヘッドギア!」

 

フェザーが再び刃を相手に見せつけて、竜巻に乗ってヘッドギアを破壊した。

 

「続いてガジャルグでグラスジョーを攻撃!」

 

「グラスジョーは相手の攻撃対象になった時、自爆する!」

 

ガジャルグが攻撃をする前にグラスジョーは自分から勝手に爆発をした。

 

「そしてグラスジョーの効果!効果によって墓地に送られた時、墓地の《BK》モンスター1体を手札に戻す!私はスイッチヒッターを手札に戻す!」

 

「なら巻き戻しによりガジャルグでシャドーに攻撃!」

 

戦闘の巻き戻しが発生して、ガジャルグはシャドーに標的を変えて攻撃をした。

 

「ぐぅぅ!!」

 

「カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

レミ 手札 1枚 LP 1500

【モンスターゾーン】

ドラグニティナイトーガジャルグ 攻2400

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800

【魔法・罠ゾーン】

ドラグニティーファランクス (フェザー)

ドラグニティーブランディストック (フェザー)

伏せカード 2枚

 

 

「さすがに不味いわね・・・・・ここらで私の力を見せて上げるわ!ドロー!」

 

アリア 手札 4枚

 

「さっき手札に戻したスイッチヒッターを召喚!効果で墓地のグラスジョーを特殊召喚!さらに手札から魔法カード、バーニング・スピリッツ!デッキの一番上のカードを墓地に送り、墓地から《BK》とついたモンスターを守備表示で特殊召喚する!BK シャドーを特殊召喚!Lv4のスイッチヒッター、グラスジョー、シャドーの3体でオーバーレイ!」

☆4 × ☆4 × ☆4 = ★4

 

「3体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れろNo,105!熱き拳を秘めて全てを撃ち砕け!BK 流星のセスタス!」

 

No,105 BK 流星のセスタス 攻2500

 

3体のモンスターがブラックホールに吸い込まれていき、爆発が起きる。その中から青と黄色を主にした肩に大きな盾をつけた人型のモンスターが現れた。

 

「さらにRUMーバリアンズ・フォース!」

 

「ら、ランクアップマジック!?」

 

「流星のセスタスでオーバーレイ!」

 

★4→★5

 

「1体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを再構築!!カオス・エクシーズ・チェンジ!!CNo,105!!闇の力を得た絶対的王者!!BK 彗星のカエストス!!」

 

CNo,105 BK 彗星のカエストス 攻2800

 

ついさっき出てきた流星のセスタスがまたブラックホールに吸い込まれていき、先ほどよりも大きな爆発が起きる。その中から4つの赤と青が混ざった羽みたいなものをつけて、黒のゴムのようなものを素材にした人型のモンスターが現れた。

 

「彗星のカエストスの効果発動!オーバーレイ・ユニットを一つ使って、相手モンスター1体を破壊してそのモンスターの攻撃力分のダメージを与える!!」

 

「なっ!?」

 

「フェザー・ウィングって言いたいけどまた破壊を免れるわけにもいかないわ。ガジャルグを選択!!」

 

CNo,105 BK 彗星のカエストス OVR 4→3

 

彗星にカエストスがオーバーレイ・ユニットを一つ使い、ガジャルグに向かって拳を放ち、その拳がエネルギー弾となってガジャルグを襲う。

 

「これで本当に終わりよ!!」

 

「リバースカードオープン!!罠カード、ダメージ・ダイエット!!このターンの受けるダメージを全て半分にする!!」

 

ガジャルグが破壊される直前にダメージ・ダイエットの発動が成立、ガジャルグぎカエストスの効果で破壊されてその爆風が私を襲ってきた。

 

「キャアアアアア!!!!!!!」

 

レミ LP 1500→300

 

『レ、レミ様!!!』

 

「本当にしぶといわね・・・・・いい加減倒れなさいよ!カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

アリア 手札 0枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

CNo,105 BK 彗星のカエストス 攻2800

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

「ゴホッ・・・・ゴホッ・・・・・ッツツツ」

 

『だ、大丈夫ですか!?』

 

「だ、大丈夫よ、慌てすぎよフェザー・・・・」

 

とはいえ、今の一撃はかなり聞いたわね・・・・ダメージ・ダイエットで半分にしてあれなんだから・・・・・シャレにならないわ・・・

 

「私のターン!ドロー!」

 

レミ 手札 2枚

 

「フェザーの効果!墓地のミスティルを戻してその伏せカードをデッキに戻す!」

 

「リバースカードオープン!カウンター罠、神の通告!ライフを1500ポイント払ってフェザー・ウィングの効果を無効にして破壊する!」

 

「カウンター罠、神の宣告!!ライフを半分払って、神の通告の効果を無効にする!ぐぅぅ!!」

 

アリア LP 4000→2500

レミ LP 300→150

 

フェザーの効果に対して相手はカウンター罠を打ち込んできて、私はそれにチェーンをして神の宣告を発動。これによって相手のカウンター罠は無効になった。

 

「神の通告は不発になったけど、これでもうそのドラゴンの効果は使えないわよ!」

 

「まだよ!装備されているファランクスの効果!自身を特殊召喚!Lv8のフェザー・ウィング・ドラゴンにLv2のドラグニティーファランクスをチューニング!」

 

☆8 + ☆2 = ☆10

 

「エメラルドの宝玉が輝きし時、風の龍が覚醒する。大空の時の流れを取り戻せ!!シンクロ召喚!!吹き荒れろ!!風玉霊 エメラルド・クロック・ドラゴン!!」

 

風玉霊 エメラルド・クロック・ドラゴン 攻3000

 

フェザーとファランクスが一つになって、光となるところが緑色に輝く大きなエメラルド色の宝石になる。その宝玉がピキピキとヒビ割れていき、最後に大きな音が聞こえて真っ二つになると刀を構えたフェザーがその中から姿を現せた。

 

「エメラルド・ドラゴンの効果!シンクロ召喚成功時、墓地のドラゴン族モンスターを好きなだけ装備する!墓地からファランクス・アキュリス・フェザー・ブランディストックの4枚を装備!エメラルド・ドラゴンの攻撃力は装備カードの数×100ポイントアップする!」

 

風玉霊 エメラルド・クロック・ドラゴン 攻3000→3400

 

「さらにエメラルド・ドラゴンの効果発動!フェザー・ウィングを墓地に送り、彗星のカエストスの効果を無効にして攻撃力と守備力を0にする!」

 

「なっ!?」

 

『時よ・・・・過去へ・・・・』

 

「タイム・リフレックス!」

 

フェザーが掛けている胸にある懐中時計の針が止まり、逆回転を始める。すると、周りの空や風、虫たちの動きが止まってしまい、さっきとは逆方向に動き始める。時の逆方向の流れに彗星のカエストスは乗り、身体が見る見るうちに小さくなっていった。

 

風玉霊エメラルド・クロック・ドラゴン 攻3400→3300

CNo,105 BK 彗星のカエストス 攻2800→0

 

「これで終わりよ!!エメラルド・クロックで彗星のカエストスを攻撃!!時空・封殺斬!!」

 

エメラルド・クロックが刀を抜いて、横に素早く音を立てて切った。それが真空波となって、空気を切りながらカエストスの身体を真っ二つに切り、カエストスは爆発した。

風玉霊エメラルド・クロック・ドラゴン 攻3300

CNo,105 BK 彗星のカエストス 攻0

 

アリア LP 2500→0

 

 

WIN レミ LOS アリア

 

 

レミ side out

 

遊輝 side

 

 

・・・・・・ゴゴゴゴッ

 

「開いた・・・・っていうことは全員勝ったんだな」

 

最後の扉が大きな音を立てながら開いていく。その様子を俺は床に座りながら様子を見ていた。その扉の先は階段となっていて、さらに上の階を目指せと言っている。

 

「・・・・・・・フゥ〜、まさかもうないよな・・・・・」

 

今までのことを考えると可能性は否定できないが、アリアとの決戦の前にあれで体力を削られるのは勘弁してほしい。そう思いつつ、俺は立ち上がって扉の向こう側に行った。

 

「・・・・・・・・・どうやら何も起こらないようだな。これで良いんだが・・・・・」

 

扉の向こう側に行っても今回は変な頭痛みたいなものは起きずにすんだ。起きないことが嬉しいんだが何か拍子抜けだな・・・・

 

「まぁいいか・・・・みんな繋げてくれたんだ。最後は俺が決めてやる!」

 

そう心に決めて俺は階段を駆け上がって行った。




レミ「あ〜あ・・・・せっかく当てたエクシーズモンスターを活躍させることができなかったよ」

霊夢「あれは私でも止めるわね」

魔理沙「だな、あれを許したらほぼ負け同然だぜ」

レミ「もうちょっと魔法と罠の除去カードを入れても良かったかも・・・・」

霊夢「ドラグニティは罠カード少ないイメージがあるわね」

魔理沙「だな、カウンター系以外は全く入れないっていう」

レミ「次は遊輝とアリア、ついに最終決戦よ」

霊夢「【龍の魔術師vs四龍の魔術師 前編】。次回もよろしく」

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