【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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【*・・・・・謝罪
今回の話、作者のルールミスにより使いたかったカードが使えなくなりました。よって、話のサブタイトルを変えました。

今回の展開は読者様の方によっては気に入らない方もいますが、ご了承ください。
どうしても壊獣だけは使いたくなったのです。あれを使うと面白くないし、甘えになってしまいますから。

また、今回のルール裁定に協力を下さったゾネサーさん、この場を借りてお礼を申します。今回は本当にありがとうございました】


最強カードの紹介〜・・・・・

ダイヤ「テンション駄々下がりじゃないですか。シャキッとしてください」

だって〜・・・・・使いたかったカード使えなかったし・・・・前回の予告で感づいた人がほとんどだから言うけど『ぶつかり合う魂』を使いたかった。

ダイヤ「あれはどちらにせよ、ズシン相手では使えなかったじゃないですか」

OCG版はともかくアニメやTFだったら行けると思ったんや・・・・・格好よく使いたかった・・・・・

ダイヤ「また別の時に使えばいいじゃないですか」

使えるかどうかも分からないし・・・・・もういいや。最強カードの紹介に行こう。今回は罠カード、妖精の風。

ダイヤ「ペンデュラム召喚が流行っていた時期にメタカードとして採用されてましたね。効果はお互いの表側表示の魔法・罠カードを全て破壊して、破壊したカードの枚数×300ポイントのダメージをお互いが受ける」

ペンデュラムメタだけでなく、永続魔法・永続罠、フィールド魔法を多用するデッキには刺さるぞ。まぁ最近は破壊されたら〜〜ってカードも多いけど。

ダイヤ「第159話、ライティングデュエルアクセラレーション!!」


第159話 奇跡のエクシーズ ガガガマザー

前回までの状況

 

 

遊輝 手札 6枚 LP 4000 SPC 5

【モンスターゾーン】

ホワイト・サン・ドラゴン 攻2400

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 3枚

リビングデッドの呼び声 (使用済み)

 

 

太郎 手札 1枚 LP 1600 SPC 3

【モンスターゾーン】

眠れる巨人 ズシン 攻0

【魔法・罠ゾーン】

スクラム・フォース

 

 

遊輝 side

 

 

さあてと・・・・・奏の伏せカードは・・・・ああ、一枚は使えそうな奴だな。もう一枚はさすがに無理。

 

「(グッ・・・・まさかズシンを狙わずにダイレクトアタックで攻撃してくるとは・・・さすがチームSECRETのリーダー・・・)俺のターン!ドロー!」

 

太郎 手札 2枚

 

遊輝 SPC 5→6 太郎 SPC 3→4

 

「(SPはさっきサンダー・ブレイクのコストに使ってしまった・・・ここは温存だ)バトル!眠れる巨人 ズシンでホワイト・サン・ドラゴンに攻撃!ズシンパンチ!!」

 

「おっと待った!!メイン終了時、リバースカードオープン!威嚇する咆哮!!」

 

「なんだって!?」

 

俺が発動した威嚇する咆哮により、カードから雄叫びがあげて、ズシンは攻撃をしようとしない。

 

「威嚇する咆哮はプレイヤーにかかる効果のトラップ!!ズシンも攻撃できないぜ!」

 

「ぐっ!?」

 

『チームSECRET、ラストホイーラーの遠藤遊輝!!無敵と謳われたズシンの僅かな弱点を突いている!!このままチームSECRETが勝つのか!?』

 

「カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

太郎 手札 1枚 LP 1600 SPC 4

【モンスターゾーン】

眠れる巨人 ズシン 攻0

【魔法・罠ゾーン】

スクラム・フォース

伏せカード 1枚

 

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 7枚

 

遊輝 SPC 6→7 太郎 SPC 4→5

 

「ホワイト・サンの効果発動!オーバーレイ・ユニットを一つ取り除いて自分フィールドのモンスター1体を選択!このターン、そのモンスターはダイレクトアタックができる!ライト・サプリメーション!」

 

ホワイト・サン・ドラゴン OVR 1→0

 

『この攻撃が決まればチームSECRETの勝利だ!!』

 

「バトル!!ホワイト・サンでダイレクトアタック!!サンシャイン・パティズム!!」

 

「リバースカードオープン!罠カード、スーパージュニア対決!!ホワイト・サンの攻撃を無効にしその後、お互いのフィールドの攻撃力が一番低いモンスター同士でバトルを行う!」

 

「なっ!?」

 

ホワイトの放ったブレスは相手のDホイーラーに躱されて、代わりにズシンとホワイトが対峙することになった。

 

「やれ!ズシンパンチ!!」

 

ズシンがホワイトに向かって再び右手による鉄槌が下されてホワイトは破壊されてしまった。

 

眠れる巨人 ズシン 攻0→3400

ホワイト・サン・ドラゴン 攻2400

 

遊輝 LP 4000→3000

 

「グワアアア!!!!」

 

『チーム太陽!!ここで起死回生のカウンターが炸裂!!チームSECRETのDホイーラー、遠藤遊輝の攻撃を無効にしただけでなくモンスターも破壊できた!』

 

ちっ・・・・スーパージュニア対決!なんてあったのか・・・・昔のカードだから忘れてた。不味いな・・・・となるとあのカードにかけるしかないな・・・・

 

「モンスターをセット!これでターンエンド!」

 

遊輝 手札 6枚 LP 3000 SPC 7

【モンスターゾーン】

裏側守備モンスター 1体

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

リビングデッドの呼び声 (使用済み)

 

 

「俺のターン!ドロー!」

 

太郎 手札 2枚

 

遊輝 SPC 7→8 太郎 SPC 5→6

 

「(・・・SPじゃない)バトルだ!眠れる巨人 ズシンで裏側表示モンスターを攻撃!ズシンパンチ!」

 

再びズシンが右腕を振りかぶり、俺の伏せモンスターに向かって振り下ろす。伏せモンスター・・・・・チョコ・マジシャン・ガールはそのまま何もできずに破壊されてしまう。

 

「カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

太郎 手札 1枚 LP 1600 SPC 6

【モンスターゾーン】

眠れる巨人 ズシン 攻0

【魔法・罠ゾーン】

スクラム・フォース

伏せカード 1枚

 

 

不味いな・・・・・手札にまだモンスターがいるとは言えジリ貧になってしまう。それまでに何とか対策しないと。

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 7枚

 

遊輝 SPC 7→8 太郎 SPC 6→7

 

・・・・SPか。手札にも抱えてあるからスピードワールド2を使えば勝てるんだが・・・・つまんねえな。俺としもズシンと戦って勝ちたいし。

 

「SPーマジック・プランター!SPCが4つ以上ある場合、自分フィールドの永続罠を墓地に送って2枚ドローする!リビングデッドの呼び声を墓地に送って2枚ドロー!」

 

遊輝 手札 6枚→8枚

 

・・・・・・よし、これならしばらくいけそうだ。

 

「ゴブリンドバーグを召喚!」

 

ゴブリンドバーグ 攻1400

 

「ゴブリンドバーグの効果発動!このカードの召喚時、手札からLv4以下のモンスター1体を特殊召喚する!チューナーモンスター、霞の谷(ミスト・バレー)の戦士を特殊召喚!」

 

霞の谷の戦士 攻1700

 

俺の横にゴブリンドバーグが現れて、さらにゴブリンドバーグが少し上昇をしてぶら下げていたコンテナを地面に落とす。そのコンテナが開いて霞の谷の戦士がフィールドに現れる。

 

「この効果の後、ゴブリンドバーグは守備表示になる!」

 

ゴブリンドバーグ 攻1400→守0

 

「行くぞ!Lv4のゴブリンドバーグにLv4の霞の谷の戦士をチューニング!」

 

☆4 + ☆4 = ☆8

 

「極夜の地に潜む漆黒の太陽よ!暗黒の世界から舞い降りて、この世界の闇の神となれ!シンクロ召喚!染まれ!ブラック・サン・ドラゴン!!」

 

ブラック・サン・ドラゴン 守2100

 

『・・・・・グオオオオオオ!!!!!』

 

霞の谷の戦士が作った4つの輪の中にゴブリンドバーグが入り4つの星となる。そして、それらが一つの光となってやがて漆黒の太陽が登り始める。その漆黒の太陽が変形していき、ブラックが姿を現した。

 

「ブラック・サンの効果発動!このカードの特殊召喚成功時、墓地のエクシーズモンスター1体をこのカードの装備カードとして装備する!俺はホワイト・サンを選択!」

 

『ギャアアアアア!!!!!!』

 

ブラックが大きな咆哮を上げ、地面からホワイトが姿を現し、その魂を吸収した。

 

「この効果で装備したモンスターの攻撃力分、このカードの攻撃力はアップする!」

 

「だけど、いくら攻撃力を上げたところでズシンの前では何の意味もない!」

 

「ああそうだな・・・リバースカードオープン!罠カード、妖精の風!フィールドの表側表示の魔法・罠カードを全て破壊して、お互いにその破壊した枚数×300ポイントのダメージを受ける!」

 

「なっ!?」

 

「フィールドには装備カード状態のホワイト・サンと永続罠のスクラム・フォースが2枚!よって互いのプレイヤーは600ポイントのダメージを受ける!」

 

フィールドに青い瘴気が集まってそれらが構成されて仮面のマスクみたいなものが現れる。その瘴気から強い風がフィールドに吹き、フィールドにあった表側表示のカードを全て破壊して俺と相手のDホイーラーはダメージを受けた。

 

遊輝 LP 3000→2400

太郎 LP 1600→1000

 

「カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

遊輝 手札 4枚 LP 2400

【モンスターゾーン】

ブラック・サン・ドラゴン 守2100

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 3枚

 

 

『チームSECRETのラストホイーラー、遠藤遊輝、着々とチーム太陽の山下太郎にダメージを与えている!一方、山下太郎は逆に苦しくなってきた!!』

 

「ぐっ・・・・俺のターン!ドロー!」

 

太郎 手札 2枚

 

遊輝 SPC 8→9 太郎 SPC 6→7

 

「(・・・・さすがチームSECRETのリーダー、俺たちの切り札であるズシンを目の前にしても堂々と、そして少ない隙をついて俺たちを追い詰めて行く・・・・・強い・・・・・だから、だからこそ!勝ちたい!!)スピード・ワールド2の効果発動!SPCを4つ取り除き、手札のSP1枚につき800ポイントのダメージを与える!!俺の手札にはSPが1枚!よって800ポイントのダメージを受けてもらう!」

 

太郎 SPC 7→3

遊輝 LP 2400→1600

 

「ガアアアア!!!!」

 

「そして手札からSPー起爆化を発動!SPCが2つ以上ある場合、自分フィールドの魔法・罠カードを1枚破壊して、相手フィールド上の全てのモンスターの表示形式を入れ替える!」

 

フィールドにあった相手の伏せカードが破壊されて、それによりブラック・サンの表示形式は入れ替わった。

 

ブラック・サン・ドラゴン 守2100→攻1000

 

「バトル!眠れる巨人 ズシンでブラック・サン・ドラゴンを攻撃!ズシンパンチ!!」

 

「リバースカードオープン!罠カード、ガード・ブロック!この戦闘ダメージを0にして1枚ドローする!」

 

ズシンの右手が再び鉄槌を下してブラックを破壊する。だけど俺はガード・ブロックを発動してこの戦闘ダメージを無効にした。

 

遊輝 手札 4枚→5枚

 

「ぐっ・・・・ここまでしてもダメージを削れないのか・・・・ターンエンド!」

 

 

太郎 手札 1枚 LP 1000 SPC 3

【モンスターゾーン】

眠れる巨人 ズシン 攻0

【魔法・罠ゾーン】

なし

 

 

さあてと・・・・・もうそろそろライフポイントもヤバくなってきた・・・・あれの発動のためにはかなりのライフポイントが必要となる。ハネワタもピン差しだからこれ以上効果ダメージを防ぐことは出来ない。つまり・・・・このドローに賭けるしかない!!

 

「俺の・・・・タアアアン!!!!!」

 

遊輝 手札 5枚

 

遊輝 SPC 9→10 太郎 SPC 3→4

 

「(・・・・・来た!!!)ガガガシスターを召喚!」

 

『イエイ!!』

 

ガガガシスター 攻200

 

「ガガガシスターの効果発動!召喚時、デッキから《ガガガ》と名のついたカードを1枚手札に加える!俺はデッキから装備魔法、SPーガガガリベンジを加えて発動!SPCが6つ以上ある場合、墓地から《ガガガ》と名のついたモンスター1体を特殊召喚してこのカードを装備する!ガガガマジシャンを特殊召喚!」

『ハアアアア!!!』

 

フィールドに現れたガガガシスター・・・・・サファイアが手にしている鍵の杖を振り、俺のデッキから1枚のカードを抜き取る。すぐに俺はそのカードを発動して、墓地にいたダイヤを再びフィールドに舞い戻らせた。

 

「さらにSPーサモン・スピーダー!SPCが4つ以上ある場合、手札からLv4以下のモンスター1体を特殊召喚する!ガガガガールを特殊召喚!」

 

『出番だああ!!!』

 

ガガガガール 攻1000

 

さらにSPーサモンスピーダーの効果で手札にいたガガガガール・・・・・・パールがフィールドに現れる。

 

「ガガガシスターの効果発動!ガガガマジシャンを対象に、この2体のレベルを2体の合計分のレベルとする!」

 

ガガガマジシャン ☆4→☆6

ガガガシスター ☆2→☆6

 

「さらにガガガガールの効果発動!自分フィールドのガガガマジシャン1体を選択して、同じレベルにする!」

 

ガガガガール ☆3→☆6

 

「Lv6のガガガマジシャン・ガガガガール・ガガガシスターでオーバーレイ!!」

 

☆6 × ☆6 × ☆6 = ★6

 

「3体の闇属性・魔法使い族モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!全てのガガガの創世者!!ガガガマザー!!!」

 

ガガガマザー 攻?

 

3体のモンスターがブラックホールに吸い込まれていき、爆発する。そしてブラックホールから大きな女性がフィールドに現れた。《ガガガ》モンスター特有の学ランではなく、紺色のブレザーとスカートを綺麗に吐き、黒色の髪を束ねずに広げている。右手には大きな紫の水晶が乗った木の杖を持っている。

 

「ガガガマザーの攻撃力は自分フィールド・墓地・除外されている魔法使い族モンスターの数×1000ポイントアップする!墓地にはチョコ・マジシャン・ガールとガガガヘッド、フィールドにはガガガマザーの計3体!」

 

ガガガマザー 攻?→3000

 

「例え攻撃力をどれだけあげても、ズシンの前では何の意味もない!!!」

 

「ガガガマザーの効果発動!このカードはエクシーズ素材にしたモンスターによって異なる効果を得る!」

 

「なにっ!?」

 

「俺はガガガガールをエクシーズ素材にした効果を発動する!1ターンに1度、相手は自分フィールドのモンスター1体を墓地へ送らなければならない!!」

 

「忘れたのか!?ズシンはあらゆるカード効果を受けない!!」

 

「いいや、忘れてないさ・・・・こいつはズシンを対象にした効果じゃない。相手プレイヤーを対象にした効果だ!!」

 

「・・・・ハッ!?」

 

「そう・・・・どんなカード効果も受けないズシンの唯一の弱点、それはプレイヤーを対象にしたカードによる強制除去だ!さぁ太郎!!お前のフィールドにいるモンスター1体を墓地に送ってもらうぜ!!」

 

「お、俺の・・・・・俺の場のモンスターは・・・・ズシンのみ・・・・」

 

「行け・・・・・ガガガバニッシュ!」

 

ガガガマザーがズシンの目の前まで移動して、手にしている杖を掲げる。紫色の水晶が光輝いてその光がズシンを包み込む。ズシンや俺たちも手を前に出して塞ぐほど強烈な光がやがてズシンの身体を光の粒子に変えていき、その水晶球に吸い込まれていった。

 

「そ、そんな・・・・俺・・・たちの希望が・・・・」

 

『ズシンが・・・・・無敵と思われたズシンをついに倒した!!!』

 

「ラスト!!ガガガマザーでダイレクトアタック!!ガガガシュート!!」

 

太郎 LP 1000→0

 

WIN 遊輝 LOS 太郎

 

 

 

『決まったああああ!!!圧倒的な力を持ったズシンを打ち倒した遊輝!!!準決勝進出はチームSECRET!!!!』

 

『ワアアアアアアアアア!!!!!!』

 

デュエルが終わり、相手のDホイールは緊急ブレーキがかかり、止まる。俺もブレーキをかけてDホイールを止める。

 

「太郎!!!」

 

「大丈夫か!?」

 

チーム太陽のメンバーはピットから飛び出して太郎のところに駆け寄る。太郎の方はズシンを倒されたショックでまだ呆然として、その目には涙が流れていた。

 

「・・・・ヨシ・・・ジン・・・ごめん、勝てなかった・・・・・」

 

「バカヤロウ!!!そんな事どうだっていいじゃねぇか!!」

 

「そうだ!!俺たちは不可能と言われたズシンを召喚できたんだ!!!それだけでホコリじゃねぇか!!!」

 

「そうだよ。お前たちはデュエルモンスターズの歴史に名を残したじゃないか」

 

俺はDホイールから降りて泣いている太郎の前に行く。太郎たちもこっちに向いてくれた。

 

「・・・・遠藤遊輝・・・・」

 

「遊輝で良いよ。確かに試合には負けたが、チーム太陽という名はしっかりとここにいる観客たちに刻まれたじゃないか」

 

・・・・パチパチ

 

「えっ?」

 

パチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!!!

 

『良かったぞ!!!!チーム太陽!!!』

 

『ズシンをこの目で見ることが出来て嬉しかったぞ!!』

 

『今度デュエルするときはズシンで勝ってくれよ!!』

 

「みんな・・・・・みんな・・・・・」

 

「ほら、泣くなよ。観客の歓声にはちゃんと答えろ」

 

俺の言葉に対してか、太郎は泣きながら笑顔になって観客たちの声援に応えた。

 

「ふぅ〜・・・・・しっかしやっぱりズシンは強かったな」

 

「遊輝!!!」

 

「師匠!!」

 

「おう、約束通り勝ってきたぞ」

 

チーム太陽のことはこれで大丈夫だと思って自分のDホイールの所へ戻ると奏や恭輔たちがこっちに来ていた。

 

「全く・・・・危ないわね」

 

「褒め言葉として受け取っておくぜ。さあ・・・・・次は準決勝、チームの運命がかかった試合だ」

 

「えぇ・・・・相手はチームニューワールド・・・・・」

 

「どんな相手だって楽しくやろうぜ!!」

 

「スバルらしいわね・・・・一気に緊張感が無くなったじゃない」

 

「まぁいいじゃねえか。とにかく・・・・勝って決勝に行くぞ」

 

「「「「「「おう!!!」」」」」」」




フラン「ああ、確かに。プレイヤーに強制するカードにも弱いわね」

魔理沙「勉強になるぜ」

遊輝「といってもじゃあ痛み分けを入れるかと言われたら微妙だし・・・・痛み分けも十分強いんだが、何せ入れる枠がない」

フラン「分かる・・・・そのコンボ求めてデッキ組んで、防御カード入れたら大体ちょうどいい感じの枚数になっちゃう」

魔理沙「そうだな・・・それにこんなモンスター、最近は壊獣がいるし」

遊輝「言ったらあかん」

フラン「というわけでオリカの紹介!今回は追中命さんからいただきました!」



ガガガマザー ★6
闇属性 魔法使い族 攻撃力? 守備力?
闇属性・魔法使い族☆6モンスター×3
①このカードの攻撃力・守備力は自分フィールド・墓地・除外されている魔法使い族モンスターの数×1000ポイントアップする。
②この効果は以下のモンスターをX素材にした場合のみ発動する。
・ガガガマジシャン・・・このカードは戦闘及びカード効果では破壊されない。
③この効果は以下のモンスターをX素材にした場合のみ発動できる。
ガガガガール・・・1ターンに1度、自分のメインフェイズに発動できる。
相手は自分フィールドのモンスター1体を墓地へ送らなければならない。
④この効果は以下のモンスターをX素材にした場合のみ発動できる。
ガガガシスター・・・1ターンに1度、相手がモンスターを特殊召喚した場合にこのカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その特殊召喚を無効にして持ち主のデッキに戻す。



魔理沙「このカードの原案はこれだぜ!」



ガガガマザー  ★6
闇属性 魔法使い族 攻撃力0 守備力0
ガガガガール・ガガガマジシャン・ガガガシスターまたは魔法使い族☆6モンスター×3体
このカードの②③④は上記の3体のモンスターをエクシーズ素材に使用している時のみ発動できる。
①このカードの攻撃力は墓地及び除外されている自分と相手の魔法使い族モンスターの枚数×1000ポイントアップして、守備力は×500ポイントアップする。
②このカードは攻撃対象にはされない。
③このカードは一度のバトルフェイズに相手の手札の枚数分、攻撃ができる。
④相手が特殊召喚した時、手札を1枚捨てて無効にしデッキに戻す。



フラン「大分弄ったね」

遊輝「えっとな・・・・・まず素材によって効果を得るのは採用したけどさすがにこの3体を同時に並べるのは難しかったので、素材にした時に異なる効果を得るようにしました」

魔理沙「③の効果は削除なんだ」

遊輝「攻撃力4000の4回攻撃とかシャレにならないから・・・あと、エクシーズ素材を使う能力がなかったので特殊召喚に反応する効果に対してエクシーズ素材を取り除くようにしました。こうするとこのカードの効果はなくなるけど攻撃力は上がって行くので」

フラン「あとは・・・・除去の追加ね」

遊輝「これが今回、一番作者を悩ませた所だな。『本当はやりたくなかったけどこうするしかなかった・・・・』って」

魔理沙「まぁいいぜ。作者の事情とかどうでもいいぜ」

フラン「次回は準決勝、チームニューワールド戦だよ!」

遊輝「チームニューワールド戦は少々お待ちください。まだデュエル構成が出来ていないので」

魔理沙「【vsチームニューワールド 世界をかけた戦いの序章】。次回もよろしく!」

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