【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち 作:DICHI
感想で色々と言われる前に先に言っておきます。今回使用した『眠れぬ巨人 ズシン』は《TF版》の効果を採用しました。
理由として、アニメ版は対象を取らない効果では除去されてしまうからです。現代の遊戯王では対象を取らない除去カードがたくさんありますので、少々厳しいですがTF版を採用しました】
最強カードの紹介〜〜。
レミ「・・・ようやく出たわね」
ようやく出ました・・・・そして文字数の関係上、決着は次回以降になりました。予定ではこの回で終わる予定だったのに・・・
レミ「無駄に長い説明を使うからでしょ」
いやだって・・・・・あれは長くしたいよ。皆、あのロマンカードは誰だって使いたいんだから。
レミ「その感覚が私たちには分からないわ・・・」
OCGプレイヤーはロマンを求める人が多いからね。じゃあ最強カードの紹介に行こう!今回は皆さんお待ちかね!!!眠れる巨人 ズシンだ!!
レミ「今回はTFというゲーム版の効果を採用したけど、OCGにもちゃんと存在するからね。1ターンに1度、このカードをターン終了時まで相手に見せることで自分フィールドの☆1の通常モンスターにズシンカウンターを載せることが出来て、そのズシンカウンターを10個以上乗ったモンスターをリリースした場合のみ、手札から特殊召喚できる」
コンマイ語を知っている読者なら分かるけど、この効果同名ターンに1度ではない。つまり手札から捨ててまた手札に戻った場合にはもう一度発動することができて、1ターンに何個でもズシンカウンターを乗せることができる!
レミ「第二の効果としてあらゆるカード効果を受け付けない。はい、ぶっ壊れ」
そして相手モンスターと戦闘を行う際、そのモンスターの攻撃力+1000ポイントの数値がこのカードの攻撃力となる。
レミ「戦闘面ではほぼ無敵ね。それとこういうタイプでは苦手とするホープ・ザ・ライトニングも戦闘破壊するよ」
ただし、壊獣などの召喚時によるコストによるリリース、アポクリフォートキラーや強制転移などのプレイヤー対象の効果には弱いぞ。また月鏡の盾を装備したモンスターややクリスタル・ウィング・ドラゴンでも戦闘で破壊されてしまうのでそこには注意だぞ!
レミ「第158話、ライディングデュエル、アクセラレーション!」
前回までの状況
スバル 手札 4枚 LP 4000 SPC 8
【モンスターゾーン】
奇跡の代行者 ジュピター 攻1800
E・HERO Great TORNADO 攻2800
E・HERO エアーマン 攻1800
E・HERO オーシャン 攻1500
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 2枚
リビングデッドの呼び声 (エアーマン)
太郎 手札 5枚 LP 4000 SPC 3
【モンスターゾーン】
キーメイス 守150
ジャグラー 守800
裏側守備モンスター (プリヴェント・ラット)
【魔法・罠ゾーン】
スクラム・フォース
伏せカード 2枚
スバル side
何で自滅したんだ?あの場面、わざわざコストのかかるバースト・リバースを使う必要があったとは思えないしな・・・まぁいいか、これで後一人倒せば準決勝に進める。今はこのデュエルに集中しよう。そう思っていたら後ろからチーム太陽の最後のDホイーラーが迫ってきた。
「君はあの時のメカニックだな。まさか英雄の子孫だとは思わなかったよ」
「そんな話関係ないぜ。俺はこのデュエルを楽しめばいいんだから!!」
「・・・そうだな。行くぞ!」
「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」
スバル LP 4000 太郎 LP 4000
「俺のターン!ドロー!」
太郎 手札 6枚
スバル SPC 9→10 太郎 SPC 3→4
「まずはリバースカードオープン!SPースピードストーム!SPCが3つ以上ある時、相手に1000ポイントのダメージを与える!」
「ぐうぅ!!」
スバル LP 4000→3000
「さらにスピード・ワールド2の効果発動!SPCを4つ取り除き、手札のSP1枚につき800ポイントのダメージを与える!俺の手札にはSPが1枚!よって800ポイントのダメージを与える!」
スバル LP 3000→2200
「ブロッカーを守備表示で召喚!」
ブロッカー 守1800
「俺はカード3枚セットしてターンエンド!」
太郎 手札 2枚 LP 4000 SPC 0
【モンスターゾーン】
キーメイス 守150
ジャグラー 守800
裏側守備モンスター (プリヴェント・ラット)
ブロッカー 守1800
【魔法・罠ゾーン】
スクラム・フォース
伏せカード 4枚
「(次のターン・・・・次のターンに遂に俺たちの最強のモンスターが出る!!!)」
「(三人目も戦法は変わらずか・・・・手札にはSPが1枚だけだし、こいつは普通に使いたいから純粋に殴って・・・うん?フラッグ?)」
相手の戦法を考えて次のターンの行動を考えていた時、スタート地点に戻ってきたところで祈がフラッグを振って奏が電子ボードを持っているのが目に見えた。
「(何だ・・・・・CAUTION ZUSHIN?・・・・・ズシン!?)」
スバル side out
遊輝 side
ガヤガヤガヤガヤ
奏がスバルに知らせるために出した電子ボード、それは観客席にいた観客にも見えていた。そして、その電子ボードの内容を見た観客たちが一斉にざわつき始めた。
『お、おい・・・・今のボード見たか?』
『あ、ああ・・・・嘘だろ?』
『ズ、ズシンって・・・・あのズシンか!?』
『あれの召喚方法ってすっげぇめんどくさかったよな!?』
『おおっと!!ここでビッグニュースだ!!!チーム太陽が呼び出そうとしているモンスターは!!なななな何と!!!!眠れる巨人 ズシンだ!!!!!』
リーゼントMCの会場に響き渡るアナウンスとともに、観客席の至る所のビジョンにズシンのカードが現れる。それを見た観客たちは驚きの声をあげた。
「(くっ・・・・チームSECRET、こっちの作戦に気づいたのか)」
『眠れぬ巨人 ズシンの召喚条件はLv1の通常モンスターを自分のターンで10ターン以上表側表示で存在する場合のみ特殊召喚できる!!』
『そ、そんなの、普通はありえないじゃないか!!20ターンもフィールドに存在しなきゃいけないだろうが!!!』
そう・・・・今のデュエルはハイスピードでモンスターを展開していくデュエル。20ターンは愚か、最近では10ターン以内で終わることも当たり前になってきた。
「ヤバイですよ師匠!!このカードの効果は本当にまずいですよ!!」
「圧倒的な召喚条件と引き換えに得る能力はどんなカード効果も受け付けず、戦闘では常に相手より1000ポイント上の攻撃力、さらに戦闘を行うモンスター効果は無効になってしまう・・・・」
「どうしてこんなモンスターを伏せていたのよ遊輝!?こっちが圧倒的に不利になるじゃない!!」
「見たかったから」
「「「「「み、見たかったから!?!?」」」」
奏がすごい問い詰めてきたので俺は心の奥底から思っていたことを口にした。だってあのズシンだよ?せっかく、公式で出すチャンスを潰すわけにはいかないじゃん。
『私の手元の資料では公式大会でズシンの召喚に成功したデュエリストは歴史上、一度もない!!!つまり、ここでズシンを召喚すればデュエルモンスターズ界の奇跡を目の当たりにできる!!!』
『見たい!!!!ズシンを見たい!!!!』
『こんなチャンス2度とおきねぇ!!!!!俺たちにその奇跡を見せてくれ!!!』
『頑張れチーム太陽!!!!ズシンを見せてくれ!!!!』
『ズシン!!ズシン!!ズシン!!ズシン!!ズシン!!ズシン!!ズシン!!』
それまでチーム太陽をブーイングしていた観客たちは一変してチーム太陽を応援するようになった、ズシンのカードを持ちながら・・・・・あの時は何とも思わなかったけどさ、何でこいつら都合よくズシンのカードを持ってるんだ?いや、確かにノーマルカードだけどさ、お前ら使いづらいって言っていたじゃん。
「(まぁいいや。さっさと次の曲を聴こうと。それと・・・・スバルには悪いけど、こうさせてもらうかな)」
俺は恭輔が置いた電子ボードを手にして文字を打ち込んでいき、それをスバルに送信した。
「マジかよ・・・・ズシンなんて召喚されたら勝ち目ねぇぞ・・・何として『ブーブー』?通信?・・・・・『スピードカウンターを残してくれ』?・・・・まぁいい。遊輝の考えだ。あいつを信じよう。俺のターン!」
スバル 手札 5枚
スバル SPC 9→10 太郎 SPC 0→1
「SPーマスク・チェンジ!SPCが3つ以上ある場合、フィールドの《HERO》モンスター1体をリリースしてエクストラデッキから《M・HERO》を特殊召喚する!エアーマンをリリースして変身!M・HERO ブラスト!」
M・HERO ブラスト 攻2200
「ブラストの効果発動!1ターンに1度、ライフを500ポイント払って相手の魔法・罠カードを持ち主の手札に戻す!」
スバル LP 2200→1700
「俺は一番左の伏せカードを戻す!」
「チェーン!その伏せカードを発動!サンダー・ブレイク!手札を1枚コストにして、Great TORNADOを破壊する!」
ブラストが突風を巻き起こして相手の伏せカードを1枚手札に戻そうとしたが、先にそのカードを使われてしまい、逆にGreat TORNADOが破壊されてしまう。
「ちっ・・・・ならチューナーモンスター、E・HERO マッハ・ウィンドを召喚!」
E・HERO マッハ・ウィンド 攻300
「Lv6のM・HERO ブラストにLv2のマッハ・ウィンドをチューニング!」
☆6 + ☆2 = ☆8
「摩天楼の暗闇に潜む魂が月光の光に反射する。勝利の雄叫びをあげろ!シンクロ召喚!轟け!E・HERO スピリット・ドラゴン!」
E・HERO スピリット・ドラゴン 攻2200
ブラストとマッハ・ウィンドが一つの光となって、その光は大きな満月となる。その満月が放つ強い光が映ったコースから大きな地響きが鳴り響いて、地面が割れる。そこからスピリット・ドラゴンがフィールドに現れた。
「スピリット・ドラゴンの効果発動!墓地の《HERO》融合モンスター1体をゲームから除外して、次の相手ターンのエンドフェイズまでそのモンスターの半分の攻撃力を吸収して同じ効果を得る!俺はM・HERO ブラストを選択!スピリットドレイン!!」
E・HERO スピリット・ドラゴン 攻2200→3300
なるほどね・・・・それでまた伏せカードを除去しようというのか。しかし相手はフリーチェーンのカードが多いぞ。大丈夫なのか?
「ブラストの効果を得たスピリット・ドラゴンの効果発動!LPを500払って今度は右側の伏せカードを手札に戻す!」
スバル LP 1700→1200
「リバースカードオープン!はさみ撃ち!俺は裏側表示モンスターとコピックスを破壊してスピリット・ドラゴンを破壊する!」
「なっ!?」
ブラストの能力を得たスピリット・ドラゴンが伏せカードを相手の手札に戻そうとしたが、またフリーチェーンのカードでスピリット・ドラゴンを破壊されてしまった。
「ちっ!しょうがねぇ!!バトル!!オーシャンでキーメイスを攻撃!」
『ああっとここでキーメイスを破壊されてしまうとズシンの召喚ができなくなってしまう!!』
『や、やめろ!!!!』
「リバースカードオープン!攻撃の無敵化!選択したモンスターはこのバトル中破壊されない!俺はキーメイスを選択!」
「なっ!?」
オーシャンがキーメイスに向かって攻撃をしたが、相手は攻撃の無敵化を使ってキーメイスの破壊を凌いだ。これでこのターン、キーメイスを破壊することは不可能になった。
「ち、ちくしょう・・・・・ターンエンド・・・・」
スバル 手札 3枚 LP 1200 SPC 10
【モンスターゾーン】
E・HERO オーシャン 攻1500
奇跡の代行者 ジュピター 攻1800
【魔法・罠カード】
伏せカード 2枚
リビングデッドの呼び声 (使用済み)
「やった・・・・・やったぞ!!!!ついに!!!ついに俺たちは守り抜いた!!!!」
『チーム太陽のターンが始まる!!歴史の扉が開く時が来た!!!』
「俺の・・・・ターン!!!」
太郎 手札 2枚
スバル SPC 10→11 太郎 SPC 1→2
観客の熱気がさらに高くなる。そして、チーム太陽のDホイーラーは1枚のカードを手にした。
「このカードは通常召喚出来ない代わりに、自分フィールド上にLv1の通常モンスターを自分ターンで10ターン以上フィールドに存在する時のみ、そのモンスターをリリースすることで手札から特殊召喚できる。俺はキーメイスをリリース!!現れろ、眠れる巨人 ズシン!!!」
眠れる巨人 ズシン 攻0
キーメイスがフィールドからリリースされて、上空に黒い雷雲が現れて渦上に巻いている。その渦上の雲から大きな衝撃波と雷が同時にコースのレーンに撃たれ、コースは粉々に砕け散る。そこから大きな腕が現れて、フィールドに地響きを鳴らしながら巨人がフィールドに現れた。
『・・・・・・オオオオオ!!!!!』
その巨人が大きな唸り声を出すと、その近くにあったレーンの壁が衝撃波によって全て粉々に破壊されてしまった。
「で、デッケェ!?!?なんてデカイ図体をしているんだよ!?」
『この放送を見ている皆、そしてこのデュエルを見ている全ての皆!!誰がこの瞬間を待っていただろうか!?デュエルモンスターズの長きの歴史に渡り、誰もが忘れ去られたカード!眠れる巨人 ズシン!!このモンスターを召喚したデュエリストは誰一人としていなかった!!そして今回、我々はその奇跡を目の当たりにできた!!その奇跡を起こしたのは、全く無名のチーム、チーム太陽!!!!』
『ワアアアアアアアア!!!!!!!』
『ズシン!!ズシン!!ズシン!!ズシン!!ズシン!!ズシン!!』
「で、出ましたよ・・・・・本当に出ましたよ・・・・・」
「な、何・・・・これ・・・本当にノーマルカードなの?」
みんなは唖然としているが俺は逆に燃えて来た。この世界のズシンはTF版の完全態勢を持ったズシンだ。もちろん、俺は対戦することを望んでこのカードの対策を練っている。さあて・・・・スッゲェワクワクしてきたぞ。どんな風にズシンを扱ってくるか見せてもらおうじゃないか。
「眠れる巨人 ズシンの攻撃力は0だが相手モンスターと戦闘を行う場合、その戦闘を行うモンスターの効果を無効にしてダメージ計算時の間、そのモンスターの攻撃力+1000ポイントの数値となる!バトルだ!眠れる巨人 ズシンで奇跡の代行者 ジュピターに攻撃!ズシンパンチ!!!」
ズシンが右手を大きく振りかぶり、その鉄槌をジュピターに向かって振り下ろした。ジュピターは何の抵抗もできず、破壊されてしまった。
眠れる巨人 ズシン 攻0→2800
奇跡の代行者 ジュピター 攻1800
スバル LP 1200→200
「ぐうぅぅ!!!!!」
「まだだ!!リバースカードオープン!!罠カード、パワー・スロー!!自分フィールドの元々の攻撃力が1000以下のモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、自分フィールドの攻撃力1000以下のモンスターをリリースすることでそのモンスターの攻撃力の2倍のダメージを与える!」
「なっ!?」
「俺は攻撃力850のブロッカーをリリースして、遊城スバル!お前に1700ポイントのダメージを与える!!」
スバル LP 200→0
WIN 太郎 LOS スバル
パワー・スローの効果を受けたブロッカーを眠れる巨人 ズシンは握り、ブロッカーをスバルに投げつけた。ブロッカーによるダイレクトアタックを受けたスバルはそのままライフが0になる。
「さてと・・・・ようやく初陣か」
俺は監督席から立ち上がり、事前に恭輔たちに出すようにお願いしていた自分のDホイールにあゆみ、座る。デッキをセットしてオートシャッフルをして、ヘルメットを被り、スロットルを少しだけ回す。
「スバルさんが帰ってきました!!」
祈の掛け声で後ろからDホイールのエンジン音が聞こえてきた。そっちの方に顔を振り向けると悔しそうな顔をしたスバルが戻ってきた。
「すまない遊輝・・・・・」
「気にすんな。元々、俺は分かっていたんだから」
『ズシンが帰ってきたぞ!!!!』
リーゼントMCの掛け声で観客や俺たちは一切にズシンの方に目を向ける。ズシンを連れたチーム太陽の最後のDホイーラーは悠然と走っていった。
「さあてと・・・・・派手にやってきますか!」
「準備OK!」
「Go!」
祈のフラッグが上がるのと同時に俺はスロットルを回してDホイールを走らせる。そのままピットからコースに出て、すぐに相手Dホイーラーの後ろに寄せた。
「君がチームSECRETのリーダーにしてエクシーズ召喚の創始者、遠藤遊輝・・・・」
「さぁチーム太陽!!お前らの最強モンスターと俺がこの世界に広めたエクシーズモンスター!!どちらが強いか白黒つけようぜ!!」
「ああ!!」
「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」
遊輝 LP 4000 太郎 LP 4000
「俺のターン!ドロー!」
遊輝 手札 6枚
遊輝 SPC 11→12 太郎 SPC 1→2
「SPーエンジェル・バトン!!SPCが2つ以上ある場合、手札を2枚ドローしてその後1枚を墓地に送る!さらにスピード・ワールド2の効果発動!SPCを7つ取り除いて1枚ドロー!」
遊輝 SPC 12→5
遊輝 手札 6枚→7枚
「E・HERO オーシャンをリリース!ガガガヘッドをアドバンス召喚!」
ガガガヘッド 攻2100
「ガガガヘッドの効果発動!このカードの召喚成功時、墓地の《ガガガ》とついたモンスターを2体まで特殊召喚する!俺は墓地からガガガマジシャンを特殊召喚!」
『ハアアアア!!!』
ガガガマジシャン 攻1500
オーシャンがリリースされてガガガヘッドが現れて、さらにガガガヘッドが地面に鎖を突き刺して、地面から鎖を引き上げる。その鎖にはガガガマジシャンことダイヤがいた。
「ガガガマジシャン・・・・遠藤遊輝を星の魔術師と言わせるレベル変換能力モンスターの第一人者・・・・」
「ガガガマジシャンの効果発動!1ターンに1度、レベルを1〜8の好きなレベルにする!俺はLv6を選択!」
ガガガマジシャン ☆4→☆6
「Lv6のガガガヘッドとガガガマジシャンでオーバーレイ!!」
☆6 × ☆6 = ★6
「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!白夜の地に輝く純白の太陽よ!天空の世界から降臨して、この世界の光の神となれ!エクシーズ召喚!輝け!ホワイト・サン・ドラゴン!」
ホワイト・サン・ドラゴン 攻2400
『・・・・・ギヤアアアア!!!!!!』
ガガガヘッドとダイヤ、2体のモンスターがフィールドに現れたブラックホールに吸い込まれていき、ブラックホールが爆発する。その中から白く輝く純白の太陽が現れた。その太陽が変形をしていき、ホワイトがフィールドに舞い降りてきた。
「ガガガヘッドの効果発動!このカードと《ガガガ》のみでエクシーズ召喚した場合、エクシーズモンスターの召喚成功時に1枚ドローの効果を付与させる!よって1枚ドロー!」
遊輝 手札 6枚→7枚
ガガガヘッドの効果で1枚ドローしてそのカードを手札に加えた後、俺はホワイトの方を見る。ホワイトもこちらの方を見て、うなづいた。どうやらやる気満々のようだ。
「さあ行くぞ・・・・ホワイト・サンの効果発動!オーバーレイ・ユニットを一つ取り除き、自分フィールドのモンスター1体を選択する!俺はホワイト・サンを選択!ライト・サプリメーション!」
ホワイト・サン・ドラゴン OVR 2→1
ホワイトが自身のオーバーレイ・ユニットを一つ使って、自身の上空に太陽を出現させてその陽の光を自分自身に浴びさせる。
「バトルだ!ホワイト・サンで・・・」
「忘れたのか遠藤遊輝!!ズシンの攻撃力は戦闘を行うモンスターの攻撃力にプラス1000ポイントとなる!」
「誰がズシンを攻撃するといった・・・・ホワイト・サンでダイレクトアタック!!」
「な、なにっ!?」
「サンシャイン・パティズム!!!」
エネルギーをチャージしたホワイトはそのエネルギーから光のシャワーをズシンを通り抜けてDホイーラーに直接攻撃させる。
「ぐわああああ!!!!!!!」
太郎 LP 4000→1600
ホワイトの攻撃を受けた相手がスリップして手こずっている間に俺は横からかわして相手よりも前に出た。
「確かにズシンは戦闘面では何かしらの対策を取らない限り無敵だ・・・・・・だが!!何もわざわざズシンと戦闘を行う必要はねぇ!!ホワイト・サンのオーバーレイ・ユニットを取り除く効果を受けたモンスターはこのターン、相手プレイヤーへのダイレクトアタックの権利を得ることができる!!」
「な、なんだと!?」
「どんなに強いモンスターでも必ず弱点はある!!その少ない弱点をつけば俺たちはかてるんだ!!これで俺はズシンからの攻撃だけを意識すればいい!!カードを1枚伏せてターンエンド!!」
遊輝 手札 6枚 LP 4000 SPC 5
【モンスターゾーン】
ホワイト・サン・ドラゴン 攻2400
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 3枚
リビングデッドの呼び声 (使用済み)
まだまだ終わらさんぞ、せっかくズシンを出したんだ。最後まで楽しませてもらう!!
咲夜「確かにこのズシンというカードは一度出てしまうと厄介ですね」
レミリア「・・・・咲夜、あなたは平気で壊獣のカードを見せつけないでほしいわ(汗)」
遊輝「そうなんだよな・・・最近ではガチ・ファン問わず壊獣を入れる傾向が出ているもんな。正直、俺も《聖刻》で臨んだらすぐに除去できてしまう」
咲夜「遊輝さんは聖刻に壊獣を何枚入れているのですか?」
遊輝「3種8枚」
レミリア「・・・・すぐに除去されてしまうわね」
遊輝「というわけでオリカの紹介!今回はSPーマスク・チェンジ!」
SPーマスク・チェンジ 速攻魔法
①自分のスピードカウンターが3つ以上ある場合、自分フィールドの「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送り、そのモンスターと同じ属性の「M・HERO」モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
レミリア「マスク・チェンジのSP版ね」
咲夜「先行ダーク・ロウを立たせないような調整ですね」
遊輝「作者曰く、多分これが一番無難だと思うって。というわけで次回はチーム太陽戦、決着の時」
咲夜「【奇跡の一枚 ぶつかり合う魂】」
レミリア「次回もよろしくね」