【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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今回も始まったー!最強カードの紹介!今回は・・・

遊輝「なぜ俺?」

遊輝にきてもらったよ!遊輝、まだキャラが少ないからね。

遊輝「だから2週目かよ!他のメインキャラは!?」

ジャック→出てない クロウ→出てない
アキ→この前から ブラック&ホワイト→喋れない

遊輝「・・・じゃあ行きましょうか・・・」

今回はCNo,39 希望皇ホープレイだ!

遊輝「遊馬が使っているホープの進化したモンスターだな」

素材にLv4の光属性モンスターが3体必要だけど、希望皇ホープの上に重ねることで特殊召喚ができるぞ!

遊輝「自分のLPが1000ポイント以下の時、エクシーズ素材を取り除くことで、自身の攻撃力を500ポイントアップして、相手モンスター1体の攻撃力を1000ポイントダウンさせるよ」

この効果は発動回数に制限がないから、このターンで決める!という時に使えばいいぞ!

遊輝「その代わりにエンドフェイズまでしか効果が続かないので、そのターンに決められないと返しのターンにやられる可能性が高いからね」

こっから始まったホープのコスプレ・・・・制作側はホープに何を求めるのか・・・・

遊輝「・・・・第12話、デュエルスタート」


第12話 遊輝VSアキ 心を開け!希望皇ホープレイ!

遊輝 side

 

「デュエル‼」 「デュエル‼」

 

遊輝 LP 4000 アキ LP 4000

 

アキさんとのデュエルが始まる。

アキさんの心を開く為に出来る限りのことはしよう。

 

「私のターン、ドロー」

 

アキ 手札 6枚

 

「私はボタニカル・ライオを守備表示で召喚」

 

ボタニカル・ライオ 守2000

 

首に牡丹の花をつけたライオンがでてきた。何で守備表示なんだ?攻撃表示でもこいつはいいと思うけど。

 

「カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

アキ 手札 4枚 LP4000

【モンスターゾーン】

ボタニカル・ライオ 守2000

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 6枚

 

さて、守備表示にしてくれたおかげでボタニカル・ライオは倒せそうだな。

 

「ズババナイトを召喚!」

 

ズババナイト 攻1600

 

このデッキの切り込み隊長、ズババナイトがでてきた。

今回は遊馬のデッキだ。聖刻龍だとすぐ終わってしまう。勝つだけならそれでいいかもしれない。でもそれじゃアキさんの心は開かない。長期戦を覚悟してこのデッキにした。

 

「バトル!ズババナイトでボタニカル・ライオを攻撃!」

 

『ボタニカル・ライオの方が守備力が高いぞ!!自爆する気か!!』

 

「ズババナイトは表側守備表示モンスターを攻撃する時、ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する!ズババソード!」

 

ズババナイトがボタニカル・ライオを斬りつける。

 

「やるわね・・・」

 

「そりゃどうも。カードを伏せターンエンド!」

 

 

遊輝 手札 4枚 LP4000

【モンスターゾーン】

ズババナイト 攻1600

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

とりあえず先制したかな。でもこれからだ。

 

「私のターン、ドロー」

 

アキ 手札 5枚

 

「ローンファイア・ブロッサムを召喚」

 

ローンファイア・ブロッサム 攻500

 

「(ロンファ!?やばい!何かくる!)」

 

「ローンファイア・ブロッサムの効果発動!フィールドの植物族モンスターをリリースして、デッキから植物族モンスターを特殊召喚する!ローンファイアをリリースして、ギガプラントを特殊召喚!」

 

ギガプラント 攻2400

 

ロンファが地面の中に吸い込まれていき、地面からでっかい怪物が現れた。ギガプラント!?これで手札にスーペルヴィスがあったら・・・・・

 

「手札から装備魔法、スーペルヴィスをギガプラントに装備」

 

持ってたーー!?やばいよ!!完全に動いてくるじゃねか!!

 

「スーペルヴィスの効果によりギガプラントは再度召喚状態になる。ギガプラントの効果発動!1ターンに1度、手札か墓地から植物族モンスターを特殊召喚する!墓地からローンファイア・ブロッサムを特殊召喚!」もう一度ローンファイア・ブロッサムの効果を発動!自身をリリースしてデッキから椿姫ティタニアルを特殊召喚!」

 

椿姫ティタニアル 攻2800

 

とてつもなくでかい椿姫が出てきて、その中からティタニアルが現れた。

まずい!ガチじゃねえか!ギガプラントに椿姫ティタニアルってどうやって倒そう・・・

 

「バトル!ギガプラントでズババナイトを攻撃!」

 

ギガプラントの蔓がズババナイトを襲う。

 

「リバースカードオープン!永続罠、グラヴィティ・バインド~超重力の網~」

 

上空から網が落ちてきて、ギガプラントの攻撃を止めた。

 

「知ってますよね?効果によりLv4以上のモンスターは攻撃宣言出来ない!」

 

このカードと《レベル制限B地区》はこのデッキとギミックするからね。こういう時に助かるよ。

 

「厄介ね・・・ターンエンド」

 

 

アキ 手札 3枚 LP4000

【モンスターゾーン】

ギガプラント 攻2400

椿姫ティタニアル 攻2800

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

さてと・・・どうしよっかな?まあ、あの人の言葉を借りてドローしてから考えるか。

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 5枚

 

これは・・・・・・ダメージを受けてしまうが打開策がないし・・・しょうがない!覚悟しようか!

 

「ズババナイトを守備表示に変更」

 

ズババナイト攻1600→守900

 

「カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 

遊輝 手札 3枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

ズババナイト 守900

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「私のターン、ドロー」

 

アキ 手札 4枚

 

まあ、グラビティバインドがあるから数ターンは持つかな?

 

「速攻魔法、サイクロン。グラヴィティ・バインドを破壊する」

 

フィールドにサイクロンが出てきてグラヴィティ・バインドを破壊した。

・・・うっそーー!1ターンしかもたなかったー!ちくしょう!やっぱロックカードは破壊される運命なのか!

 

「ギガプラントの効果発動!対象は墓地のボタニカル・ライオ!ボタニカル・ライオは自分フィールドの植物族モンスター1体につき攻撃力を300ポイントアップする。私のフィールドには植物族モンスターは3体!」

 

ボタニカル・ライオ攻1600→2500

 

やばい!ダメージを覚悟してたとは言え、攻撃力2000オーバーが3体!

 

「バトル!ギガプラントでズババナイトを攻撃!」

 

ギガプラントの蔓がズババナイトを襲う。

 

ギガプラント攻2400

ズババナイト守900

 

「ボタニカル・ライオでダイレクトアタック!」

 

「リバースカードオープン!罠カード、ダメージ・ダイエット!このターン、俺が受ける全てのダメージを半分にする!」

 

俺の前にバリアが貼られる。

 

遊輝 LP4000→2750

 

「ぐわあああーー!!」

 

ボタニカル・ライオが種を飛ばして、地面に当たって爆発した。

これがサイコパワー!?これ程の衝撃をうけるのか!?

 

「椿姫ティタニアルでダイレクトアタック!」

 

ティタニアルが近づいて、蔓を鞭のようにして攻撃した。耐えきれず俺は吹き飛ばされる。

 

「ぐわっ!ぐっ・・・」

 

遊輝 LP 2750→1350

 

ぐぅ・・・・身体中蔓の後がついている。おまけに全身血が出てる。覚悟してたとは言えここまで痛みがくるとは。

 

「リ、リバースカードオープン!ショック・ドロー!このターン俺が受けたダメージ1000ポイントにつき1枚ドローする!2650のダメージを受けたので2枚ドロー!」

 

遊輝 手札 3枚→5枚

 

まさかもう使うとは・・・くっ、ドローする時も腕が痛むのか・・・・

 

「私はこれでターンエンド」

 

 

アキ 手札 3枚 LP4000

【モンスターゾーン】

ギガプラント 攻2400

椿姫ティタニアル 攻2800

ボタニカル・ライオ 攻2500

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード1枚

 

 

「はぁ・・・はぁ・・・」

 

顔から汗が流れ、地面に落ちる。かなりライフをもっていかれたな・・・だが手札が増えたお陰で何とかなる!

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札6枚

 

まずはモンスターの除去からだ!

 

「魔法カード、ブラック・ホール!フィールドのモンスターを全て破壊する!」

 

上空からブラックホールが出てきて全てのモンスターを吸い込んだ。

 

「くっ、スーペルヴィスの効果発動!表側表示に存在するこのカードが破壊された時、墓地の通常モンスターを特殊召喚する!ギガプラントをもう一度特殊召喚!」

 

ギガプラント 攻2400

 

また出てきたな・・・何とかしてこのターンで倒さないと次のターンからまたデュアルして展開される。

 

「魔法カード、死者蘇生!アキさんの墓地のボタニカル・ライオを特殊召喚!」

 

ボタニカル・ライオ 攻1600→1900

 

「何故ティタニアルにしない・・・ギガプラントを倒せるのに・・・」

 

何か言ってるけど気にしない。今はこれでいいからな。

 

「ゴゴゴゴーレムを召喚!」

 

ゴゴゴゴーレム 攻1800

 

「さらに手札からカゲトカゲを特殊召喚!」

 

カゲトカゲ 攻1100

 

ゴゴゴゴーレムのカゲからトカゲが出てくる。

 

「カゲトカゲはLv4のモンスターを召喚に成功した時、手札から特殊召喚出来る!」

 

ふ~・・・・やっと息が整ってきた。さあ反撃開始!

 

「Lv4のボタニカル・ライオ、ゴゴゴゴーレム、カゲトカゲでオーバーレイ‼」

 

ボタニカル・ライオとカゲトカゲとゴゴゴゴーレムが下に出来たブラックホールに吸い込まれる。

 

☆4 × ☆4 × ☆4 = ★4

 

「3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!来い!No,32 海咬龍 シャーク・ドレイク!」

 

No,32 海咬龍 シャーク・ドレイク 攻2800

 

巨大なサメのようなモンスターが下のブラックホールからでてきた。胴体に32と刻まれてる。

 

「攻撃力2800・・・」

 

『いいぞーー!』

『そのまま魔女を倒せー!』

 

また観客が罵声を飛ばす。いい加減にしつこいぞ!

 

「バトル!シャーク・ドレイクでギガプラントを攻撃!デプス・バイト!」

 

シャーク・ドレイクがギガプラントに噛み付いて、ギガプラントが倒れた。

・・・グロいな、小さい子が見たら泣くぞ。

 

No,32 海咬龍 シャーク・ドレイク攻2800

ギガプラント攻2400

 

アキ LP4000→3600

 

「ぐっ!」

 

「まだだ!シャーク・ドレイクの効果発動!戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、1ターンに1度オーバーレイユニットを1つ取り除き、破壊したモンスターの攻撃力を1000ポイント下げて特殊召喚する!」

 

No,32 海咬龍 シャーク・ドレイク OVR3→2

ギガプラント攻2400→1400

 

「そしてシャーク・ドレイクはこの効果を使ったバトルフェイズにもう1度攻撃できる!」

 

「何ですって!」

 

「シャーク・ドレイクで再びギガプラントを攻撃!デプス・バイト!」

 

もう一度シャーク・ドレイクがギガプラントに噛み付く。

 

No,32 海咬龍 シャーク・ドレイク攻2800

ギガプラント攻1400

 

アキ LP3600→2200

 

『いけーー!魔女を倒せ!』

『魔女なんか消えろーー‼」

 

カチン!

 

「てめぇら・・・いい加減にしろおおおおおおお!!!!!」

 

完全に観客に切れてしまった俺の声が会場全体に響き渡る。突然の事で観客が黙ってしまった。

 

「さっきから人を盾にして言いたい事言いやがって!!!そんなに言いたい事があるならお前らがデュエルしろ!!!何も出来ない奴がごちゃごちゃとうるせぇんだよ!!!!」

 

俺の一言一言が怒鳴るよつな口調でスタジアム全体に響き渡る。

 

「それとも俺に文句があるのか!?いいぜ!!!!掛かって来いよ!!!相手にしてやる!!!!」

 

俺の挑発的な行為も誰も言い換えせずに黙ったまま下を向く観客が多いの。本当にムカつくな・・・・自分勝手な奴が多くて。

 

「止めて悪かった・・・続けよう」

 

「・・・何で止めたの?」

 

疑問に思ったことをアキさんが質問してくる。そんなの、ただ一つだけだ。

 

「俺は純粋にあなたとデュエルがしたいんだ。あなたは魔女なんかじゃない、決闘者だ、そして人間です。人間に対してあんな事をいう奴らのほうがおかしいんです」

 

俺の考えをアキさんに言った。アキさんは「そう・・・」としか帰ってかない。まだ開いてくれないか・・・

 

「これでターンエンド!」

 

 

遊輝 手札 2枚 LP1350

【モンスターゾーン】

No,32 海咬龍 シャーク・ドレイク攻2800

【魔法・罠ゾーン】

なし

 

 

「私のターン、ドロー」

 

アキ 手札 4枚

 

「リバースカードオープン!リビングデッドの呼び声!墓地からギガプラントを特殊召喚!」

ギガプラント 攻2400

 

またか・・・これで3度目だぞ。ティタニアルじゃないあたり、またデッキから高攻撃力のモンスターを出そうしてるのか?

 

「チューナーモンスター、コピー・プラントを召喚」

 

コピー・プラント 攻0

 

「(チューナー!!来る!!)」

 

「Lv6、ギガプラントにLv1、コピー・プラントをチューニング!」

☆6 + ☆1 = ☆7

 

「冷たい炎が世界の全てを包み込む。漆黒の花よ!開け!シンクロ召喚!現れよ!ブラック・ローズ・ドラゴン!」

 

ブラック・ローズ・ドラゴン 攻2400

 

アキさんの後ろに大きなバラの花が咲いて、花が開くとブラック・ローズ・ドラゴンがでてきた。

来たよ・・・・アキさんのエースモンスター!

 

「ブラック・ローズ・ドラゴンの効果発動!シンクロ召喚成功時、フィールド上のカードを全て破壊する!ブラック・ローズ・ガイル!」

 

ブラック・ローズ・ドラゴンの周りに風が吹き始めて、シャーク・ドレイクと一緒に破壊された。

 

「(くっ!またガラ空きだ。だけどそれは向こうも一緒、何とか1ターンは持つだろう・・・)」

 

「魔法カード、星屑のきらめき!墓地のドラゴン族シンクロモンスターを選択、そのモンスターと同じレベルになるように選択した以外のモンスターを除外して選択したモンスターを特殊召喚する!」

 

・・・何でそんなカード持ってるの!?それは遊星の使ったカードのはず!てかよくデッキにいれたな!?ドラゴン族シンクロモンスターってブラック・ローズ・ドラゴンだけだろ!?

 

「墓地のLv6ギガプラントとLv1コピー・プラントを除外して再びあらわれよ!ブラック・ローズ・ドラゴン!」

 

ブラック・ローズ・ドラゴン 攻2400

 

また来たか・・・結局シャーク・ドレイクしか破壊されなかったか・・・

 

「装備魔法、憎悪の棘をブラック・ローズ・ドラゴンに装備!攻撃力を600ポイントアップする!」

 

ブラック・ローズ・ドラゴン 攻2400→3000

憎悪の棘!?完全に俺を叩きのめすきか!!あんなの食らったら終わっちまうぞ!!

 

「バトル!ブラック・ローズ・ドラゴンでダイレクトアタック!ヘイト・ローズ・ウィップ!」

 

ブラック・ローズ・ドラゴンが俺に向けて棘の鞭を向けてきた。直ぐに身体が反応して手札のカード1枚をデスクにセットする。

 

「手札のガガガガードナーの効果発動!相手のダイレクトアタック宣言時、手札から特殊召喚する!守備表示で特殊召喚!」

 

ガガガガードナー 守2000

 

右手に盾を持ったモンスターが現れた。

これで何とかダメージだけは・・・

 

「モンスターを出しても無駄よ!憎悪の棘を装備したモンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、貫通ダメージを与える!」

 

なっ!?そういえばそうだった!!

 

ブラック・ローズ・ドラゴン攻3000

ガガガガードナー 守2000

 

遊輝 LP1350→350

 

「がああぁぁーーーー!!!!」

 

ガガガガードナーが攻撃され、鞭が俺を攻撃した。

ぐっ!?頭から血が・・・

 

「憎悪の棘を装備したモンスターと戦闘したモンスターは破壊されない。その代わり、攻撃力と守備力が600ポイントダウンする」

 

ガガガガードナー攻/守1500/2000→900/1400

 

やばい・・・意識が・・・飛びそう・・・

 

「カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

アキ 手札 0枚 LP2200

【モンスターゾーン】

ブラック・ローズ・ドラゴン 攻3000

【魔法・罠ゾーン】

憎悪の棘《ブラック・ローズ》

伏せカード 1枚

 

 

駄目だ・・・持たない・・・

ガタッ!

 

遊輝 side out

 

龍可 side

 

 

うそ・・・!?遊輝が倒れた!?

 

『あーーと!!遊輝が倒れてしまった!!このまま立たなければデュエル続行不可能となり、十六夜アキの勝利となる!!」

 

「そんな!?」

 

「まずいよ!遊輝が負けてしまう!!」

 

「だけどあいつ頭から血が流している!!このまま続けたら死んでしまうぞ!!」

 

そんな・・・遊輝が死んでしまう!?

 

「どうしよう・・・大会のルールでデュエル中にデュエル会場には行けないし・・・」

 

このままじゃ遊輝が・・・・・・

「(お願い!立って!立って遊輝!)」

 

 

龍可 side out

 

遊輝 side

 

 

「絶対に無事に帰ってきてね‼」

 

龍可の声が頭に響く。

・・・そうだったな・・・帰ってくるって約束したんだな。こんな所で寝ている場合じゃないな・・

 

「ぐっ・・・・ぐおっ!このっ!」

 

『ななな、何と遊輝が立ったーー!!!、しかし頭から血が出ている!!そんな状態でデュエルをしても・・・』

 

うるさいんだよ。身体が動いているんだからデュエルぐらいやれるわ!

 

「どうして・・・何故諦めない」

 

「まだ諦めるわけにはいかねぇんだよ・・・。帰りを待ってくれてる仲間の為にな!それにデュエルは終わってない!デッキがある限り絶対に諦めない!」

 

「そんなの・・・まやかしにすぎない!」

 

今まで冷静だったアキさんが声をあげる。・・・今が言うべき所かな?

 

「・・・貴方は・・・破壊を楽しんでいるな?」

 

「破壊を・・・楽しむ?私が・・・」

 

そうだよ!貴方は今まで破壊を楽しんできた。だから苦しんでるのだ。

頭から血が流れてる・・・このターンで決めないと!

 

「俺の・・・・ターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 2枚

 

・・・来てくれたか。これで勝てる!まずは・・・

 

「速攻魔法、サイクロン!そのリバースカードを破壊する!」

 

サイクロンが現れて、リバースカードを破壊する。

破壊されたのは・・・ミラーフォースか・・・これで行ける。

 

「くっ・・・・たとえリバースカードを破壊しても攻撃力3000のブラック・ローズ・ドラゴンは倒せない」

 

『グオオオーーーー!!』

 

アキさんの声に合わせてブラック・ローズが咆哮をあげる。

 

「そいつはどうかな?ガガガマジシャンを召喚!」

 

ガガガマジシャン 攻1500

 

『マスター!頭から血が・・・』

 

そんなの分かっている!だからこのターンで決めるのだよ!

 

「あとちょっとで終わる。心配するな」

 

『・・・・わかりました』

 

「何をするかと思えばLv4のモンスターを召喚しただけじゃ・・・!Lv4が2体!」

 

「気づくのが遅かったな。Lv4のガガガマジシャンとガガガガードナーでオーバーレイ!」

 

今度はガガガガードナーとダイヤが吸い込まれる。

 

☆4 × ☆4 = ★4

 

「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れろ!No,39 希望皇 ホープ!」

 

No,39 希望皇ホープ 攻2500

 

ブラックホールからホープが姿を現した。頼むぞ・・・・・俺のエース!

 

「攻撃力2500・・・ランク4のモンスターがでてきてもブラック・ローズには勝てない!」

 

「まだだ!希望皇ホープは進化する!希望皇ホープをエクシーズ素材としてカオス・エクシーズチェンジ!」

 

「カオス・エクシーズチェンジ!?」

 

ホープが剣に変形してまたブラックホールに吸い込まれて次の瞬間、ブラックホールが爆発した。

 

「現れろ!CNo,39!混沌を希望に変える覇者!希望皇ホープレイ!」

 

CNo,39 希望皇ホープレイ 攻2500

 

中央に水色の球体を持つ大剣が現れて、それが変形していって、ホープレイが現れた。

 

「なに!?そのモンスターは!?」

 

「諦めなければ奇跡は起きる!こいつは希望皇ホープが進化したモンスターだ!」

 

「それでも攻撃力は2500!ブラック・ローズには勝てない!」

 

「そんな事はない!言っただろ!諦めなければ何か変わる!貴方はずっと苦しみから逃げて来たんだろ!」

 

「逃げる・・・私は逃げてなんか・・・」

 

「いや逃げて来たのさ!貴方は破壊を楽しんだ!その事に苦しんで、苦しみに耐えられずに逃げたんだろ!」

 

「それは・・・」

 

俺の説得するような言葉にアキさんが動揺してる。もう少しだ!

 

「破壊を楽しむから苦しいんだ‼最初俺は言ったよな?この痣が本当に忌むべき力かって?違うな!この痣は本当の仲間を導いてくれる痣だ!」

 

「仲間を・・・導く?」

 

「そうだ!この痣があるから俺は今の仲間と会えたんだ!そして貴方の痣も仲間を導いてくれる!貴方自身が変わる時が来たんだ!それを自分で考えるんだ!」

 

「仲間・・・魔女の私に・・・仲間なんて・・・いない・・・何を考えばいいの・・・ディヴァインが私を導いて愛してくれれば・・・」

 

アキさんが泣きながら言っている。

ディヴァインかよ!あいつ余計な事しやがって・・・

 

「自分で愛して、自分で考えて、自分で答えを見つけるんだよ!そして本当の仲間を自分で探すんだよ!希望皇ホープレイの効果発動!自分のLPが1000ポイント以下の時、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、攻撃力を500ポイントアップする!俺は全てのオーバーレイユニットを使う!オーバーレイ・チャージ!」

 

CNo,39 希望皇ホープレイOVR3→0

攻2500→4000

 

希望皇ホープレイの大きな剣に、3つのオーバーレイユニットが吸収される。

 

「そしてこの効果で使ったオーバーレイユニットの数だけ相手モンスターの攻撃力を1000ポイントダウンさせる!」

 

ブラック・ローズ・ドラゴン攻3000→0

 

これで準備は整った。後はアキさんが心を開けてくれるかどうか・・・

 

「希望皇ホープレイ!アキさんの心の苦しみを開放しろ!ブラック・ローズ・ドラゴンに攻撃!ホープ剣・カオススラッシュ!」

 

両手に持った剣を重ねて、ブラック・ローズ・ドラゴンを切りつけた。

 

「た・・す・・け・・て・・・」

 

CNo,39 希望皇 ホープレイ攻4000

ブラック・ローズ・ドラゴン攻0

 

アキ LP2200→0

 

 

WIN 遊輝 LOS アキ

 

 

 

「(か、勝った・・・・)」

 

ドタッ!

 

『決まったーー!勝者!遠藤遊輝ーー!し、しかし、勝者が倒れてしまった!」

 

『仕方ありませんね。準決勝第2試合が終わるまでに彼が目覚めなかった場合、十六夜アキを決勝戦に進出させましょう』

 

「(はぁ・・・はぁ・・・結構やばいな・・・ちょっと無茶をしすぎたかな?)」

 

「遊輝!」

 

「(・・・・る・・・・か?)」

 

龍可の声が頭に響く・・・悪いな・・・約束守れそうにないわ・・・

俺の意識は飛んで行く・・・




遊輝「キッツ・・・・・・しんどかったわ・・・・」

レミ「・・・何で平気に立ってらるのよ?(汗)」

遊輝「だってこれ、収録後の後語り」

レミ「メタ発言やめなさい」

遊輝「へ〜い・・・・・何とかアキさんに勝てたが、危ないところだらけだったな」

レミ「植物族・・・・主にロンファとギガプラントの展開力。やっぱり凄いね」

遊輝「俺、トラウマになりそうだよ」

レミ「勝った人が何を言ってるのよ」

遊輝「次回は準決勝第2試合、遊星と龍可のデュエルだ」

レミ「【準決勝第2試合 遊星VS龍可 前編】次回もよろしくね〜」

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