【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち 作:DICHI
最強カードの紹介〜〜!!
遊輝「久しぶりだけど・・・・最近感想欄の俺へのコメントが酷すぎる!!」
そりゃまぁ・・・・モデルで働いたり、肝試しであんな感じになるから
遊輝「俺、台本で聞いてなかったぞ!?」
うん、だって言ってないから(キリッ)
遊輝「んにゃろ〜〜!!!!!」
最強カードの紹介に行くぞ!!今回はエクシーズ・ユニバース!!
遊輝「(また逃げやがった・・・)通常罠で、フィールドのエクシーズモンスター2体を墓地に送り、送ったモンスターのランクを足して、それと同じランクか1つしたのランクのエクシーズモンスターをエクストラデッキから特殊召喚してこのカードをエクシーズ素材にできる」
『フィールドのエクシーズモンスター』なので相手のエクシーズモンスターも素材に出来る!!★3・★4のエクシーズモンスターが流行っているから★6〜★8のエクシーズモンスターを入れておけばメタることが出来るぞ!
遊輝「第108話、ライディングデュエル、アクセラレーション!!」
遊輝 side
「いくぜ!E・HERO スピリット・ドラゴンでヴェルズ・ウロボロスに攻撃!フレア・アースシュート!」
「トラップ発動!次元幽閉!」
「カウンター罠、エレメントの加護!フィールドのエアーマンを除外して魔法・罠の効果を無効にする!」
「うっそ!?」
「攻撃続行!フレア・アースシュート!!」
スピリット・ドラゴンが身体を円形の形にして作った炎のエネルギー弾がウロボロスに直撃、その攻撃が茜にも及び茜のライフは0になる。勝ったスバルはそのままコースを半周してピットに戻り、次いで茜が戻ってくる。
「よっしゃ!!」
「あ〜〜もう・・・・・勝てると思ったらグランドマンなんか出てきて・・・・」
「(あいっかわらずのチートドローだよな)」
「じゃあ次は私と奏ね!」
ピットに戻ってきたスバルと茜と入れ替わるように響と奏がDホイールに乗ってコースに出て行く。
本日、合宿最終日前、最終日は掃除してからペンションを出るため練習出来るのは今日まで。午前中にDホイールの基礎練習を行い、午後からはデュエル1本だけ、その後はみんなでバーベキューでもやる予定だ。それにしても響と奏か・・・・・また連続バーンで終わりそうだな。
〜〜(数分後)〜〜
「ハックション!!!(ブルブル)」
「早く着替えてこいよ・・・・・」
案の定、4ターン目くらいにアイス・スプラッシュ→サファイアの連続バーンコンボでライフを一気に削った。何故か響は奏とデュエルをするとこのコンボがかなりの確率で成功する(ていうかどのデュエルでもフィニッシャーになる)。ほんと、タチが悪い。
「それじゃラストは俺とレミか・・・・」
「私先に行くよ」
俺の後ろでDホイールを整備していたレミは既に準備万端で、ヘルメットを被りすぐにDホイールを走り出す。一方の俺はベンチの操作をスバルに任せてDホイールの点検をしてから乗り込む。
「さて・・・・・じゃあ新型ガガガのお披露目と行きますか」
「そう言えばずっと遊輝ここに来てからずっとデッキを弄っていたよね」
「なかっなか良い案が思い浮かばなかったけど、ようやく出来たからな」
そう・・・・・ガガガにとって重要なチェインが前世の改定でとうとう禁止になっちゃったので、少し回るカードを入れて構築した。前ほど突然の展開力とは言えなくても安定した戦いは出来るようになった。
「よし・・・行くか」
・・・・ブルルル!!!
ヘルメットを被り、Dホイールのエンジンをかけてピットからコースに飛び出す。少し時間をかけるとレミには予め言っていたので、コースを1周してタイヤを温めていたレミもスタートラインに並ぶ。
「それじゃ行くぞ!!」
「負けないわよ!!」
俺たちの目の前に電子で出来たシグナルが現れ、赤のシグナルが点滅を始める。
「「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」」
遊輝 LP 4000 レミ LP 4000
シグナルが赤から青に変わるタイミングと同時にアクセルを全開にして飛ばす。レミも同じタイミングでアクセルを飛ばし、スタートダッシュは同じ。そこで俺はさらにアクセルを回す。
「(!?このスピードで突っ込む気!?まさか奏と同じパターン)!?)」
約300km/hのほぼ全速力に近い感じのスピードになりそのまま第一コーナーを取る。
「俺の先行!ドロー!」
遊輝 手札 6枚
遊輝 SPC 0→1
レミ SPC 0→1
「(・・・これだったら守りを固める方を優先するべきだな)チョコ・マジシャン・ガールを召喚!」
チョコ・マジシャン・ガール 攻1600
ブラマジガールのコスチュームをさらに青に濃くした感じの服を着たちょっと小さめの魔法使いがウィンクをしながら現れた。
「チョコ・マジシャン・ガールの効果!手札の魔法使い族モンスター1枚を捨てて1枚ドロー!そして墓地に送られたEm トリック・クラウンの効果!墓地に送られた場合、墓地の《Em》1体を攻守を0にして特殊召喚する!」
Em トリック・クラウン 守1200→0
「その後、俺は1000ポイントダメージを受ける!」
遊輝 LP 4000→3000
墓地からピエロの格好をしたモンスターが現れて、俺のライフが1000ポイント削れる。
「ダメージを受けてまで出したってことは・・・そこまでして出したいモンスターがいるわけ!?」
「こいつは先行で立ててこそだからな!Lv4のチョコ・マジシャン・ガールとトリック・クラウンでオーバーレイ!」
☆4 × ☆4 = ★4
「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!フレシアの蠱惑魔!」
フレシアの蠱惑魔 守2500
ブラックホールから出てきたのは頭に大きな花が付いたピンク色のカチューシャを同じピンク色の長い髪に身につけ、同じくピンク色のドレスみたいな衣装を身につけた美しい少女だ。
「(守備力2500・・・・ただ高いわけじゃないよね)」
「カードを2枚伏せてターンエンド!」
遊輝 手札 3枚 LP 3000
【モンスターゾーン】
フレシアの蠱惑魔 守2500
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 2枚
「私のターン!ドロー!」
レミ 手札 6枚
遊輝 SPC 1→2
レミ SPC 1→2
「(とは言っても破壊できないし・・・動くしかないよね)SPーエンジェル・バトン!SPCが2つ以上ある時、2枚ドローして手札を1枚捨てる!ドラグニティードゥクスを召喚!」
ドラグニティードゥクス 攻1500
「ドゥクスの効果!墓地からレベル3以下の《ドラグニティ》のドラゴン族モンスターを装備する!墓地からファランクスを選択して装備!そしてファランクスの効果で解除!」
ドラグニティーファランクス 攻500
相変わらず流れるような展開力だよな・・・・これ、本当に渓谷が無いデッキかよ。
「(下手に動くより手札を整えた方がいいわね)Lv4のドゥクスにLv2のファランクスをチューニング!」
☆4 + ☆2 = ☆6
「竜の渓谷を舞うさすらいの騎士が、楽園の未来に立ち向かう。竜の意志で羽ばたけ!シンクロ召喚!カモン!ドラグニティナイトーガジャルグ!」
ドラグニティナイトーガジャルグ 攻2400
ドゥクスとファランクスが一つになって出てきたのはドラグニティの切り込み隊長、ガジャルグだ。
「ガジャルグの効果を発動!デッキからLv4以下の鳥獣族またはドラゴン族モンスターを手札に加えて、その後鳥獣族かドラゴン族モンスターを墓地に捨てる!」
ガジャルグが大きく上空に飛び上がり、旋回を始める。だが・・・・・
・・・・・・ピカーーン
『ギャアアアアア!!!!』
「えっ!?ちょ!?ちょっと!?何で!?」
シンクロ召喚して出てきたガジャルグは突然真下に現れた底が見えない落とし穴にゆっくりと引きずり込まれていく。
「フレシアの蠱惑魔の効果を発動したのさ。こいつはオーバーレイ・ユニットを1つ取り除くことで、デッキから通常トラップの「ホール」または「落とし穴」カードを墓地に送ることでそれと同じ効果を得る!」
「デッキから落とし穴を落として同じ効果!?」
「俺が選択したのは蠱惑の落とし穴!こいつはこのターンに特殊召喚したモンスターが効果を使った時、その発動を無効にして破壊する!」
フレシアの蠱惑魔 OVR 2→1
フレシアの蠱惑魔がオーバーレイ・ユニットを1つ使い、自身の身体から甘い香りが出てきて、その匂いにつられたガジャルグは引きずり込まれていたはずの落とし穴に自分から突っ込んでいく感じで落ちていった。
「さらにオーバーレイ・ユニットととして取り除いたトリック・クラウンの効果!自身を特殊召喚して、俺は1000のダメージを受ける!グウウ・・・・」
Em トリック・クラウン 守1000→0
遊輝 LP 3000→2000
「そしてダメージを受けたことでリバースカードオープン!ダーク・ホライズン!自分が受けたダメージ以下の闇属性・魔法使い族モンスターをデッキから特殊召喚する!ガガガガールを特殊召喚!」
『はいは〜い!』
ガガガガール 攻1000
俺の横に黒い球体が現れて、その中からパールが飛び出してくる。こいつとチョコのおかげで少しは安定して戦えるようになったからな・・・・《ガガガ》しかデッキに入らないようになったけど。
「私のモンスターを破壊して私のターンに展開しないでよ!カードを2枚伏せてターンエンド!」
レミ 手札 3枚 LP 4000
【モンスターゾーン】
なし
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 2枚
「俺のターン!ドロー!」
遊輝 手札 4枚
遊輝 SPC 2→3
レミ SPC 2→3
「俺もSPーエンジェル・バトンを使う!カードを2枚ドローして1枚を捨てる!」
遊輝 手札 5枚→4枚
・・・・・これだったらこいつだな。
「リバースカードオープン!リビングデッドの呼び声!墓地からさっき捨てたアステル・ドローンを特殊召喚!」
アステル・ドローン 攻1600
「Lv4のトリック・クラウンとアステル・ドローンでオーバーレイ!」
☆4 × ☆4 = ★4
「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れろNo,39 希望皇ホープ!」
No,39 希望皇ホープ 攻2500
アステル・ドローンとトリック・クラウンがブラックホールに吸い込まれて出てきたのは今でも現役で頑張ってくれている最初のエクシーズモンスター、ホープだ。
「素材になったアステル・ドローンの効果で効果を追加したホープの効果!エクシーズ召喚成功時に1枚ドロー!」
遊輝 手札 4枚→5枚
「ガガガマジシャンを召喚!」
『ハアア!!』
ガガガマジシャン 攻1500
パールの隣に今度はダイヤが持っている鎖付きの杖を振り回して現れる。
「ダイヤの効果発動!レベルを6にする!」
ガガガマジシャン ☆4→☆6
「パールの効果発動!レベルをダイヤと同じにする!」
ガガガガール ☆3→☆6
「Lv6になったダイヤとパールでオーバーレイ!」
☆6 × ☆6 = ★6
「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!白夜の地に輝く純白の太陽よ!天空の世界から降臨して、この世界の光の神となれ!エクシーズ召喚!輝け!ホワイト・サン・ドラゴン!!」
ホワイト・サン・ドラゴン 攻2400
『・・・・・ギャアアアアア!!!!!!』
ブラックホールから純白の太陽が昇り、その太陽が変形をしてホワイトが姿を現した。
「これでバトル!ホワイトでダイレクトアタック!サンシャイン・パティズム!!」
「終わらせないわよ!リバースカードオープン!罠カード、リジェクト・リボーン!相手の直接攻撃時に発動して、バトルフェイズを終了させる!」
ホワイトの攻撃はレミの前に現れたバリアの前に弾かれてしまう。
「その後、墓地からシンクロモンスター1体とチューナーモンスター1体を効果を無効にして特殊召喚する!ドラグニティナイトーガジャルグとドラグニティーファランクスを特殊召喚!」
ドラグニティナイトーガジャルグ 攻2400
ドラグニティーファランクス
レミの周りに出来たバリアがピキピキとヒビ割れてガジャルグとファランクスが飛び出してくる。
面倒くさいカード伏せていたな・・・しゃあない、ビックリドッキリメカでも伏せておきますか。
「カードを3枚伏せてターンエンド!」
「エンドフェイズ時、リバースカードオープン!針虫の巣窟!デッキトップ5枚を墓地に送る!」
「何でそんな都合よく針虫を引けるんだよ!」
墓地に落ちたカード
・ドラグニティーアキュリス
・次元幽閉
・聖なるバリア〜ミラー・フォース〜
・SPーデッド・シンクロン
・ドラグニティーレギオン
遊輝 手札 1枚 LP 2000 SPC 3
【モンスターゾーン】
フレシアの蠱惑魔 守2500
No,39 希望皇 ホープ 攻2500
ホワイト・サン・ドラゴン 効果を2400
【魔法・罠ゾーン】
リビングデッドの呼び声 (使用済み)
伏せカード 3枚
「私のターン!ドロー!」
レミ 手札 4枚
遊輝 SPC 3→4
レミ SPC 3→4
「Lv6のドラグニティナイトーガジャルグにLv2のドラグニティーファランクスをチューニング!」
☆6 + ☆2 = ☆8
「嵐が吹き荒れる時、竜の渓谷の救世主が舞い降りる。龍の騎士と共にこの楽園を救え!シンクロ召喚!吹きあれろ!フェザー・ウィング・ドラゴン!」
フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800
ガジャルグとファランクスが一つの光となると、コース全体に大きな竜巻が巻き起こり、上空へと伸びていく。その中心から回転しながらフェザーが現れる。
「(フレシアを知っているのに出したってことは何かあるんだろうな・・・)フレシアの蠱惑魔の効果発動!オーバーレイ・ユニットを取り除いて、奈落の落とし穴をデッキから落とす!」
フレシアの蠱惑魔 OVR 1→0
「(さあどう出てくる?)」
「速攻魔法、SPー禁じられた聖杯!SPCを1つ取り除いて、フレシアの蠱惑魔の攻撃力を400ポイントアップする代わりに効果を無効にする!」
あ〜、そいつを引いたからか。
レミ SPC 4→3
フレシアの蠱惑魔 攻300→700
「フェザーの効果!シンクロ召喚に成功したから、墓地からファランクス・アキュリスを選択してこのカードに装備する!」
フェザーの前にファランクス、アキュリスの2体が現れて、フェザーの身体と合体する。
「フェザーの効果発動!墓地のドゥクスを戻してホープをデッキに戻す!」
「まぁそうするよな・・・・それじゃ、ビックリドッキリメカを使うか!」
「はっ?」
「リバースカードオープン!エクシーズ・ユニバース!!フィールドのエクシーズモンスター2体を選んで発動!俺はフレシアとホープを選択!」
ホープがフェザーの効果でいなくなる前に黄色のエネルギーが包まれる。フレシアも同様に包まれる。
「この2体を墓地に送り、墓地に送ったエクシーズモンスターのランクを足して、それと同じランクか一つ低いランクのエクシーズモンスターを特殊召喚する!」
「はぁ!?」
「正確にはちょっと違うけど・・・・俺はホープとフレシアでオーバーレイ!2体のエクシーズモンスターでオーバーレイ・ネットワークを再構築!現れよ!DDD双暁王カリ・ユガ!」
DDD双暁王カリ・ユガ 攻3500
ホープとフレシアが上空に出来たブラックホールに吸い込まれていき、現れたのは王様が座るような大きな椅子に座ったこれまた大きな身体をした巨人だ。
「そしてエクシーズ・ユニバースは特殊召喚したモンスターのオーバーレイ・ユニットとなる」
DDD双暁王カリ・ユガ OVR 0→1
本当はね〜、こいつの「フィールドの効果をエンドフェイズまで無効」って言いたいけど、エクシーズ召喚扱いじゃないからそれも出来ないし、しゃあないか。
「墓地に送られたトリック・クラウンの効果!こいつを特殊召喚して俺は1000ポイントのダメージを受ける!」
Em・トリック・クラウン 守1000→0
遊輝 LP 2000→1000
「(予定がかなり狂ったわね・・・とりあえずあのデカ物とホワイトだけは処理しておきましょう)ファランクスの効果発動!自身を特殊召喚!Lv8のフェザー・ウィング・ドラゴンにLv2のファランクスをチューニング!」
☆8 + ☆2 = ☆10
「エメラルドの宝玉が輝きし時、風の龍が覚醒する。大空の時の流れを取り戻せ!!シンクロ召喚!!吹き荒れろ!!風玉霊 エメラルド・クロック・ドラゴン!!」
風玉霊 エメラルド・クロック・ドラゴン 攻3000
フェザーとファランクスが一つになって、光となるところが緑色に輝く大きなエメラルド色の宝石になる。その宝玉がピキピキとヒビ割れていき、最後に大きな音が聞こえて真っ二つになると刀を構えたフェザーがその中から姿を現せた。
「エメラルド・ドラゴンの効果!シンクロ召喚成功時、墓地のドラゴン族モンスターを好きなだけ装備する!墓地からファランクス・アキュリス・フェザーの3枚を装備!エメラルド・ドラゴンの攻撃力は装備カードの数×100ポイントアップする!」
風玉霊 エメラルド・クロック・ドラゴン 攻3000→3300
「さらにエメラルド・ドラゴンの効果発動!アキュリスを墓地に送り、ホワイトの効果を無効にして攻撃力と守備力を0にする!」
『時よ・・・・過去へ・・・・』
「タイム・リフレックス!」
フェザーが掛けている胸にある懐中時計の針が止まり、逆回転を始める。すると、周りの空や風、虫たちの動きが止まってしまい、さっきとは逆方向に動き始める。時の逆方向の流れにホワイトは乗ってしまい、身体が見る見るうちに小さくなって精霊状態・・・・赤ちゃんの姿の時になってしまう。
風玉霊エメラルド・クロック・ドラゴン 攻3300→3200
ホワイト・サン・ドラゴン 攻/守 2400/2000→0/0
『きゃっ・・・・?』
「こらこら!!無防備な赤ちゃん相手にサンドバッグ状態で殴るんか!!」
「これはデュエルでしょ!!墓地に送られたアキュリスの効果!破壊するのはカリ・ユガよ!」
「チェーンで永続罠、安全地帯!カリ・ユガを対象にして破壊から守る!」
カリ・ユガの後ろに宇宙に飛んでいそうな巨大な施設が現れて、カリ・ユガがその中に吸い込まれていく。アキュリスの攻撃はその施設から出来たバリアによって弾かれた。
「でも関係ないわよ!バトル!エメラルド・ドラゴンでホワイトに攻撃!時空・封殺斬!!」
「リバースカードオープン!ガード・ブロック!ガード・ブロック!戦闘ダメージを0にして1枚ドロー!」
遊輝 手札 1枚→2枚
エメラルドが刀を横に振り向いて放った真空波はホワイトを綺麗に真っ二つにして破壊されてしまうが、俺の前に出来たバリアによってダメージは無効になった。
「ああもう!!攻撃を防がれたよ!!カードを2枚伏せてターンエンド!!」
「エンドフェイズ時、カリ・ユガの効果発動!オーバーレイ・ユニットを取り除いて、フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する!!」
「!?お、大嵐を内蔵しているの!?」
「行け!!」
DDD双暁王カリ・ユガ OVR 1→0
カリ・ユガを中心に大嵐が吹き荒れてフィールドの全ての魔法・罠カードが破壊されてしまう。
「安全地帯がフィールドから離れたことでカリ・ユガは破壊される」
安全地帯が消えていく中で、その中に避難していたカリ・ユガも一緒に消えていく。
「(不味いって!!伏せカードもない状況じゃエメラルド・ドラゴンを守りきることはできない!)」
レミ 手札 1枚 LP 4000
【モンスターゾーン】
風玉霊 エメラルド・クロック・ドラゴン 攻3000
【魔法・罠ゾーン】
なし
「俺のターン!ドロー!」
遊輝 手札 3枚
遊輝 SPC 4→5
レミ SPC 3→4
「ゴブリンドバーグを召喚!」
ゴブリンドバーグ 攻1400
「ゴブリンドバーグの効果発動!手札から召喚僧サモンプリーストを特殊召喚してこのカードを守備表示にする!」
召喚僧サモンプリースト 守1600
ゴブリンドバーグ 攻1400→守0
「召喚僧サモンプリーストの効果発動!手札の魔法カードを墓地に送って、チューナーモンスター、霞の谷の戦士を特殊召喚!」
霞の谷の戦士 攻1700
ゴブリンドバーグからあっという間に3体のモンスターが展開されていく。やっぱりこういうことがあるからサモンプリーストは抜けないよね。
「まずはLv4のトリック・クラウンとサモンプリーストでオーバーレイ!」
☆4 × ☆4 = ★4
「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!鳥銃士カステル!」
鳥銃士カステル 攻2000
ブラックホールに吸い込まれて出てきたのは銃を持つ、銃士の格好をした二足歩行の鳥だ。頭には赤いかんむりがあり、ピンクの翼のの下には青いマントが羽織られている。
「鳥銃士カステルの効果発動!オーバーレイ・ユニットを2つ取り除いて、こいつ以外のフィールドのカード1枚をデッキに戻す!対象はエメラルド・ドラゴンだ!」
カステルが銃を構え、放った球がエメラルド・ドラゴンに当たる直前で爆発をしてネットが出てきてエメラルド・ドラゴンを捕らえる。カステルは上空へと飛び上がり、翼を大きく羽ばたいて身動きが取れないエメラルド・ドラゴンを吹き飛ばした。
「ぐうう!!エメラルド・ドラゴンが!!」
「フィニッシャーはこいつだ!Lv4のゴブリンドバーグにLv4の霞の谷の戦士をチューニング!」
☆4 + ☆4 = ☆8
「極夜の地に潜む漆黒の太陽よ!暗黒の世界から舞い降りて、この世界の闇の神となれ!シンクロ召喚!染まれ!ブラック・サン・ドラゴン!!」
ブラック・サン・ドラゴン 攻1000
『・・・・・グオオオオオ!!!!!』
ゴブリンドバーグと霞の谷の戦士が一つなって出てきたのは、下から黒い太陽が昇ってそいつが変形を始めブラックが現れる。
毎度毎度、こいつを出すのは遅いんだがこいつの特性上、フィニッシャーのタイミングで出すのがベストだからな。
「ブラックの効果!シンクロ召喚成功時、墓地のエクシーズモンスターをこのカードに装備する!選択するのはDDD双暁王カリ・ユガ!」
ブラックの下に大きな穴が開き、そこからカリ・ユガが現れてブラックの体内に吸い込まれる。
「ブラックの攻撃力は装備したモンスターの攻撃力分上がる!」
ブラック・サン・ドラゴン 攻1000→4500
「ラスト!ブラック・サン・ドラゴンでダイレクトアタック!!ダークネス・ブラスト!!」
レミ LP 4000→0
WIN 遊輝 LOS レミ
デュエルが終わって俺とレミはピットに戻る。
「お疲れ〜」
「お疲れ、ふぅ・・・」
「トリック・クラウンで自滅して行ってくれたから一撃でも与えたら勝ちだったのにな・・・」
「たまたま運が良かったとしか言いようがないよ」
トリック・クラウンって強いんだけど、やっぱりライフ4000の世界じゃ使い辛いんだよな・・・・ライフ8000の前世だったら滅茶苦茶な強さだったんだろうけど。
「展開力を上げるために入れたけど・・・・今回のデュエルを考えると難しいな」
「ライフが高速で減っていく以上、何かしらの対応策を練っておかないとまけてしまうぞ」
「そうだな・・・」
「レミは?」
「やっぱり竜の渓谷を入れたいわね・・・」
「それやったらライディングデュエルの意味がなくなるだろ」
「それはそうなんだけどね・・・ドゥクスやレギオンを持ってくる方法を探さないといかないわね」
「それじゃ、今日で合宿の練習は終わりだな。先に帰って仕込んでくる」
「気をつけていけよ〜」
〜〜(同日 夜)〜〜
「ハァ・・・休憩休憩」
ペンションの庭で合宿最終日の晩飯をみんなでバーベキューしている。大体一時間ぐらい経ったところで胃を休ませるために少し休憩がてら、目の前のビーチに堤防があるのでそこまで行って腰を下ろす。
「いや〜・・・・ここは星が綺麗だな・・・・」
そのまま寝転がって上を見ると、沢山の星空が目に映る。ネオドミノシティのネオンも確かに綺麗だけど、これは自然的な光で何か心が和むな・・・・・
「(WRGPまではまだまだ先だけど、あっという間に時は過ぎるだろ・・・・)」
WRGP開催は来年の3月・・・・それまでにどれだけライディングの腕を見上げてデュエルの技術も上げるか・・・
「(・・・・あとはイリアステルのこともあるけど、あのアリアって女・・・・)」
ゴーストの事件の時に出会ったあの謎の女性・・・あれっきり目立ったことはこっちでも精霊世界でも起こしていないが、そろそろ何かしらのアクションを起こしそうだな・・・・
「(・・・・あいつがヤバイことを始めたら俺は止めに行かないとな・・・)」
「・・・・遊輝」
「ん?・・・・龍可か」
後ろの方から声が聞こえたので首を上に振り向くと龍可が見えた。・・・・・下着は見てないぞ。龍可、ズボンを履いているんだから。
「そこで何をしているの?」
「休憩、ちょっと食べ過ぎた」
「そう・・・・」
「龍可もこうしたら?星が綺麗に見えるぞ」
「うん」
龍可も同じように寝転がって上を向く。ここはリゾート地でそこまで高いビルもないし、本当に星が綺麗だ。
「・・・・遊輝」
「ん?」
「何か・・・・・考えことでもしていたの?」
「ん〜〜・・・・まぁしていたな。WRGPの事もあるし、文化祭のLIVEも成功させなきゃってあるし」
「それ以外・・・・それ以外にもあるのでしょ?」
「それ以外?」
「だって、さっきの遊輝の顔・・・・凄い思い詰めていたから」
「・・・・・・・・・・・」
「あんなに思い詰めているってことは・・・・それ以外にも何か大きな事があるってことだよね」
・・・・・さすがに龍可は感づかれてしまうか。どこまで隠し通せるか分からなかったけど、早くにバレてしまったな。
「・・・・あのね遊輝、別に話せないのなら無理に話さなくてもいいよ。でも、あなたは一人じゃない、何時でも私や仲間に頼っていいんだよ」
「・・・・・・・ああ」
「お〜〜い!!二人とも!!スイカ割りするから帰ってきてよ!!」
「あっ、龍亞か・・・・じゃあ帰るか」
「うん」
龍亞の声が聞こえたので降ろしていた腰を上げて、二人で手を繋いで帰る。
文「エクシーズ・ユニバースは良いですよね。私もメタとして1枚だけですが入れていますよ」
フラン「フランのダンテやブレイクソードがインフィニティになったり、魔理沙や霊夢の★4モンスターがカリ・ユガとかに化けちゃうもんね・・・」
遊輝「こっちだとエクシーズモンスターを使うデュエリストが少ないからあんまり役にはたたないけど、おいおい役にたつかな」
文「遊輝さんって今回のデュエルを見た感じ、まだ力を残している感じがしますね」
遊輝「力は残してないよ。ただ、切り札のモンスターは取っておかないと」
フラン「次は合宿から帰ってきて原作通りの話だよ」
文「【偽ジャックvsジャック 現れろ!レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト!】」
遊輝「と言っても最後の方をちょっと変えるだけだけど・・・・次回もよろしくお願いします」