【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

110 / 202
今回はデュエル無しですので最強カードの紹介が無しです。

質問・人気投票・アンケートを活動報告で受け付けてます!!アンケートは誰も答えてくれないので困ってます!!私の活動報告・メッセージでご意見お願いします!!

それでは第106話、優姫ちゃんに新しい男の娘のお友達が出来ました。(笑)


第106話 優姫ちゃん再び、モデルとして頑張ります

レミ side

 

「嫌だ!!!!絶対に嫌だ!!!」

 

「誰のおかけでこの合宿の費用を出していると思ってるの?貴方に拒否権は無いのよ優姫ちゃん、明日は朝から頑張って貰うからね♪」

 

「嫌だあああああああ!!!!!」

 

最初の日曜から数日・・・・

この週からはライディングデュエルの練習に切り替えた。「交互に練習するのは効率が良くないから1週間ごとに分けてやろう」、遊輝の提案に全員が乗って1週目の音楽関係の作業を終わらせた。それで今日もDホイールの練習が終えて晩飯を食べ終わった時、すみれさんから「明日はモデルとして働いてもらう!!」と宣言した。正直、私や茜も突然のことで固まって「・・・・・はっ?」と言ってしまった。

 

 

すみれさん曰く、「誰のおかげで合宿の費用を出してあげていると思ってるの?夏休みぐらいはキッチリ働いてもらうからね」とのこと。確かに、私が合宿を考えていた時、費用と場所でつまずいて「これだったら部室でやった方が良いね・・・」と嘆いたところを茜が聞いてすみれさんに相談したら「費用なら全部出してあげるよ」と言ってくれた。だからかなりの恩があるっちゃあるんだよね・・・(汗)。

 

「ところですみれさん、遊輝が喚いているのはわかりますが・・・・」

 

「話が違う!!話が違うぞ!!!俺はアシスタントだって」

 

「ハイハイ、もう諦めなさい」

 

「・・・・・何で龍亞君も喚いているのですか?」

 

さっきから喚いているのは遊輝だけじゃない。別の部屋(仕切りがないけど)で龍亞君がすごい喚いている。それを龍可ちゃんが半分他人事のように、恭輔君と祈ちゃんは完全他人事で龍亞君を止めている。

 

「龍亞君も明日はモデルとして働いてもらうから」

 

「あれ?お母さん、男物の服なんてデザインしていたの?」

 

「いいえ、私は女物専門よ。知っているでしょ茜」

 

「じゃあ何で龍亞君も?」

 

「あの子、龍可ちゃんと瓜二つの双子なんでしょ?」

 

「「((・・・・・・そういうことね(汗)))」」

 

つまりすみれさんの犠牲者が増えたと・・・・(汗)すみれさん、そのうち男の娘のモデルだけ募集とかしないよね・・・(汗)

 

「とにかく、明日は新しい服の写真撮影よ!朝早くから移動するから早く寝てね!!」

 

そう言って遊輝と龍亞君の服の襟を掴んだ。

 

「えっ!?」

 

「ちょ!?何すんだ!?」

 

「あなたたちは逃げないようにベッドで拘束してから寝てもらう♪」

 

「「この人、変態だ!!!」」

 

「そう・・・・それなら君たちにはもっともっと痛い目に合わないと分からないみたいね」

 

目が怪しくなっていくすみれさん、龍亞と遊輝を引っ張っていきペンションのリビングを出て行った。うん・・・・・あの人が本当にファッションデザイナーか疑いたくなるね(汗)どこかのSM嬢になっても可笑しくない性格だもの(汗)

 

 

レミ side out

 

 

遊輝 side 〜(翌日)〜

 

 

「それじゃ撮影場所に行くわよ〜〜♪」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「ふ、二人とも・・・・大丈夫?(汗)」

 

「・・・・・・眠い」

 

「俺・・・・昨日部屋に連れ込まれてからの記憶が無い・・・・」

 

「「「(((この人(すみれさん)、この二人に何をしたの?(汗))))」」」

 

昨日は・・・・うん、部屋に入る前までは龍亞と一緒に抵抗していたんだが部屋に入った途端、何か抵抗出来なかった・・・・というか抵抗したかどうかとの記憶も残ってない・・・・・今ももう・・・頭が働いてない。

 

「ていうか二人とも・・・・手錠されたまま・・・(汗)」

 

「お、お母さん、頭がフラフラ〜としているけどこれ、本当に大丈夫(汗)?」

 

「大丈夫大丈夫、着いた時にきつけ薬でも飲ませてあげるから」

 

「きつけ薬?」

 

「これこれ」

 

すみれさんが運転席のポケットから取り出したビンをレミが受け取り、それを奏や響が覗き込むように見る。

 

「(・・・・ダメだ、頭が動かない。寝よう・・・・zzzz)」

 

「すみれさん・・・・・これ風邪薬ですけど」

 

「ビンは飾りよ。使い終わった物を再利用しているのよ」

 

「それじゃこれ、何が入ってるのですか?」

 

「きつけ薬って言ったでしょ?正確には私が作ったきつけ薬だけど」

 

「・・・・・・・何が入ってるのですか?」

 

「シュールストレミング♪」

 

「「「「((((この人、鬼畜(汗)))))」」」」

 

「(・・・・・zzzz)」

 

 

〜〜数十分後〜〜

 

 

「「・・・・・・・・・・・」」

 

「はい、2人ともバッチリ覚醒したね」

 

「2人とも臭い!!近寄らないで!!」

 

「な、何ですみれさんシュールストレミングの臭いを平気で・・・うぷっ!!」

 

気がついたら口の中に変なもの突っ込まされて鼻に何か置いてあるな〜と思ったら突然の激臭で意識が一気に覚醒、隣にいた龍亞も同時タイミングで覚醒した。とりあえず俺と龍亞は何も交わさずに車から出ようとしたけど、とにかく慌てていたため手錠のことを忘れたり、車の扉に鍵を掛けられていることも分からずに扉をガチャガチャしていた。車の中には訳の分からない臭いものの臭いが凄い充満しており・・・・・もう頭が割れそうだった。そんなこんなで先に龍亞が扉を開けて俺も本能的にそっちに脱出、新鮮な空気を肺に吸い込んだところだ。

 

「すみれさ〜ん、遅いじゃないですか」

 

「あっ、壮太さん」

 

「あれ?茜ちゃんの友達じゃないですか。今日のモデルってこの子達だったんですね」

 

「壮太さんって前の事務所にいたんじゃないですか?」

 

「すみれさんに引っこ抜かれましたよ。まあ日本に帰って来れるという条件だったので」

 

「ほら!!さっさと歩きなさい!!」

 

「・・・・臭っ!!!!!!な、何ですかこの臭い!?」

 

「これ開けたのよ」

 

「すみれさん・・・・一体何やったのですか?(汗)」

 

「まぁまぁ、壮太君はこの子達をお願いね。私たちは彼女達をお世話するから」

 

「分かりましたよ。じゃあ君たちはこっちの部屋に入って。中にメイクさんがいるから」

 

壮太さんだけとレミたちは先に部屋に入っていき、俺と龍亞はすみれさんに連れられて別の部屋に入れられた。

 

「さて、流石にその臭い匂いのまま仕事してもらうわけにもいかないから先にお風呂に入ってちょうだい」

 

「「・・・・・・は〜〜い」」

「あっ、脇毛とかのムダ毛剃りをしてよ!!女の子らしくしないと!!後でチェックするから、ちゃんと処理してなかったら帰りも女の子でいてもらうからね!!」

 

くそう・・・・この人、俺たちから男のプライドを粉々に壊そうとしている・・・・

 

 

〜〜(2時間後)〜〜

 

 

「もう・・・・匂い取るだけで結構な時間がかかっちゃって・・・」

 

「シュールストレミングなんて使うからですよすみれさん」

 

「「・・・・・・・・////////」」

 

「・・・・・相変わらずすみれさんのメイクの技術が凄い」

 

「何でこんなに薄いのに別人にしか見えないの?」

 

「長年この業界で働いてきた私の経験よ!」

 

「龍亞君なんてもう・・・・龍可ちゃんと瓜二つの双子だったのにさらによく似てる」

 

「本当に・・・・鏡で自分自身を見ているみたい」

 

色々と言われたい放題で顔を赤くして小さくなっていく俺と龍亞。服は俺は水色の横のボーダーが入ったワンピースを着せられて、龍亞は龍可とお揃いのインナーとポロシャツを着て、龍可はズボンを履いて龍亞はスカートを履いていた。

 

 

お風呂であのくっさい匂いを出来る限りとって、抵抗しても無駄なためムダ毛を出来る限り剃ってお風呂から出て身体と髪を乾かした後すぐにすみれさんに引っ張られて椅子に拘束、気づいた時にはメイクが始まっていていた・・・・・・・裸のままで/////

 

「・・・もう・・・嫌だ////」

 

「////な、何で・・・・俺、合宿前はアシスタントって聞いていたのに・・・・」

 

「個人の事務所何だから知り合いのモデルを増やした方がこっちの都合が良いからね。その代わりに貴方達の給料増しているんだからね。さ、まずは龍亞ちゃんと龍可ちゃんからよ。双子はやっぱり双子で撮らないと良い絵が撮れないわ」

 

「えっと・・・・じゃあ二人ともこっちに着て、撮影します」

 

龍亞と龍可が呼ばれて白の布で囲まれていて椅子と机がセットされている撮影スペースに行く(龍亞は行かされている)。

 

「それじゃまずは普通に座ってください」

 

「2人とも、双子だから仲良くするような仕草でね」

 

あの壮太っていう人、カメラマンだったのか・・・・すみれさんも一緒に指導して・・・・これは時間かかるぞ(汗)

 

 

〜〜(数時間後)〜〜

 

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「2人とも笑顔笑顔!!それとそんな男らしい仕草じゃなくて女の子らしい仕草で!!」

 

「「「「((((鬼だわ・・・・ここのスタッフ(汗)))))」」」」

 

終わる気配が全くしません(涙)俺と龍亞だけ別撮り撮影が始まってもう一時間経過・・・・予定の1/5も終わってないらしい(涙)

 

ボーン、ボーン・・・・・・

 

「あれ?もう1時?早いわね」

 

「仕方ないわね・・・・茜、出前取ってちょうだい。お寿司だけはダメよ」

 

「は〜い。みんな〜〜、何する?」

 

「お寿司ダメって言われたら・・・」

 

「ピザ!!ピz「誰が終わって良いなんて言った?」うっ・・・・・」

 

お昼と聞いて元気になってピザと叫ぶ龍亞を睨みつけるすみれさん。俺たちに対して容赦がなさすぎる・・・・・

 

「まあでも・・・・お弁当とお寿司以外で大人数で食べるとなるとピザぐらいね」

 

「ピザ取ろう!!みんなでメニュー見よう!!」

 

ワイワイと騒ぐ女性陣、さっさと撮影スペースから出て行ってしまう。俺と龍亞も出たいんだけどすみれさんが睨みつけてくるため一歩も動けない状態です・・・・

 

「君たちはお昼が来るまでこのまま続行ね」

「そんな〜〜!!お昼休憩ぐらいさせてよ!!」

 

「ちゃんとお昼休憩は取らせるわよ、午後からはレミと響から始める予定だし。でも仕事中に駄々をこねるようなモデルには・・・・・」

 

「ひっ!?近寄らないで!!」

 

「お仕置きが必要ね」

 

「・・・・・・えっ!?ちょっ!?アハハハ!!!!!」

 

すみれさんが龍亞に何をしたかと言うと・・・・・こちょこちょ、しかも何故かピンポイントで龍亞の弱点部位を(汗)

 

「ほら、こことか?」

 

「アハハハ!!!!!も、もう止めて!アハハハ!!!!!」

 

「反省した?」

 

「し、しました!!アハハハ!!!!!しましたから!!!!!」

 

「今回はこれくらいにしてあげる」

 

「ゼェ・・・ゼェ・・・・」

 

「それじゃ次は優姫ちゃんね♪」

 

「・・・・・・・あい」

 

「もっと元気よく返事しなさない!!あと女の子らしく!!」

 

「は、はい・・・・・」

 

「えっと・・・・人形を抱き抱える写真撮りますのでこの人形を抱き抱えてください」

 

壮太さんからクマの人形を渡された。

抱き抱えるようにって言われても・・・・どうすれば・・・(汗)

 

「こら!!そんなお人形を潰すような握り方をしない!!大事に抱き抱えなさい!!」

 

「いや・・・どうやって?(汗)」

 

「(ギロリッ)」

 

「え、えっと・・・どうやってすれば良いのですか?」

 

普通に喋ったらこうだよ・・・(涙)普通に喋られせてくれずに絶対に高い声をさせられる・・・(汗)」

 

「仕方ないわね・・・・こうやって座って抱くのよ」

 

すみれさんが撮影用の椅子に座って人形を膝の上に乗せて軽く抱き抱える。

 

「こんな風にするのよ。お人形を持って嬉しそうな表情をするのよ!」

 

「わ、分かりました・・・・」

 

すみれさんと席を代わって同じように人形を膝の上に乗せて軽く抱き抱えるような仕草をする。顔はできる限り楽しそうな表情で・・・・

 

「はい、いきますよ〜〜」

 

パシャ、パシャパシャ!!

 

ああ〜・・・・黒歴史が増えていく・・・(涙)これが雑誌に載られると思うと本当に嫌だ・・・(汗)

 

「お母さ〜ん、30分後に来るって」

 

「分かったわ。それじゃ優姫ちゃん、あと30分ね」

 

「・・・・・は〜い(涙)」

 

絶対にこの人、俺たちの働く時間を考えていない・・・(涙)

 

 

〜〜(その夜)〜〜

 

 

「はい・・・・はい、じゃあ明日そちらに向かいます」

 

ピッ

 

「明日、○○出版の編集会議に行ってきますね」

 

「分かったわ。それで、反応は?」

 

「部長も喜んでくれてましたよ。特に優姫ちゃんと双子の龍亞ちゃん、龍可ちゃんは人気が出そうだって」

 

「あら♪良かったわ。人気モデルが茜しか居なかったから少々やり繰りがキツかったけどこれからは大丈夫そうね♪」

 

「「・・・・・・・・・・・」」

 

「お、お前ら・・・・・(汗)」

 

「な、何があったのですか?(汗)」

 

後ろの方で絶望的な会話が聞こえてきているけどそんなことを気にしている暇はない。俺と龍亞はもう・・・・今日一日だけで体力的に疲れて精神的にはプライドを粉々にされた。

 

「スバルとかは残って何していたの?」

 

「送られてきた写真をちょっと弄ったり皆さんの自己アピールみたいなものを書いてました」

 

「「自己アピール!?!?」」

恭輔から言われた衝撃的な一言で俺と龍亞は立ち上がり恭輔に詰め寄った。

 

「きょ、恭輔!?お、俺は何て書いたんだ!?」

 

「お、落ち着いてください!!僕じゃありませんよ!!」

 

「俺も違うぞ」

 

「わ、私も・・・・」

 

「あ〜、君たちの自己アピールなら私が書いたわよ」

 

「「えっ!?」」

 

恭輔でも祈でもスバルでもなく自己アピールを書いたと名乗りを挙げたのは・・・・・すみれさんだった。

 

「全部は覚えてないけど最初の見出しは優姫ちゃんは『100年に一度の天才モデル』、龍亞ちゃんは龍可ちゃんとセットで『天才双子、登場』だね」

 

「天才双子のところは合ってるってのが何か、ね・・・・(汗)」

 

「フォーチュン・カップの二人の紹介がそうだったし・・・・」

 

「あれはあれであんまり思い出したくはないですね・・・・恥ずかしいです」

 

「そ、そんな事より・・・」

 

「「((・・・・・・・・・・・・))」」

 

「あの二人をどうにかしようぜ(汗)」

 

スバルが肩を叩いてきたけど・・・・・うん、慰めになってない(涙)もう嫌だ・・・・

 

 

 

 

 

 




レミ「すみれさんって本当にメイク術凄いよね・・・・」

茜「メイクさんで良かったと私も思う。デザイナーの勉強のためとか言っていたけどメイクの技術も一、二を争うほどだし」

レミ「あとはあの性格・・・・(汗)」

茜「レミッちも影響受けてるじゃん」

レミ「そこは否定しないけど・・・・私、あそこまでしないわよ」

茜「うん・・・・まぁね、スカウト能力はピカイチでモデルを絶対に逃さないようにしているしさ・・・・・・(汗)結構お金は良いでしょ?」

レミ「確かにそうだけど・・・・」

茜「次回は・・・・夏になったらやっぱりこれが定番でしょ!」

レミ「【お墓で肝試し お化けとデュエル!?】」

茜「次回もよろしくね」





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