【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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最強カードの紹介〜〜!!!

クロウ「・・・・何だこの話?」

いや〜・・・・・響って運動神経が鬼畜という付箋を何回かやったんだけど、よく考えたら実際にどれだけ凄いのかというのを載せてなかったな〜と思って。

クロウ「それで書いた?だったら俺の話を載せろよ!!」

だってぇ・・・・原作の話は絡みづらい上にどう考えてもあれは平日の昼間だろ?学生は学校に行ってるのが当たり前だし・・・・・

クロウ「俺まだ1回しかデュエルしてないぞ!!」

んなこと言ったらすみれさん1回もデュエルしてないぞ。まぁあの人のデュエルの話は無いつもりなんだけど・・・・

クロウ「誰だ?すみれって?」

茜のお母さん、

クロウ「・・・・あ〜〜、あれか」

?知ってるの?会ったこと無いだろ?

クロウ「たまたま見た番組に映っていた」

ふ、ふ〜ん・・・・・最強カードの紹介にいくか。

クロウ「今回はデブリ・ドラゴン!!遊星も愛用しているLv4のドラゴン族チューナーだ!」

ドラゴン族シンクロモンスターのシンクロ素材にしか使用できない且つ、他のシンクロ素材はLv4以外という厳しい制約がある代わりに、墓地から攻撃力500以下のモンスターを効果を無効化にして特殊召喚できる!

クロウ「遊星のデッキみたいに墓地から蘇生したり特殊召喚を多用としているシンクロデッキには好都合だ!

おまけに素材の制約はシンクロモンスターだけなので、★4のエクシーズなら何でも出せるぞ!

クロウ「第98話、デュエルスタート!」


第98話 氷結界の神 降臨!!

響 side

 

 

ピーーーーー!!!!!

 

「やった!!!勝った!!!」

 

「ありがとう響!!響のお陰で勝てたよ!」

 

今日はバスケ部の助っ人でとある大会に出場、結果は優勝!!決勝の相手は強かったけど、相手のエースが独りよがりで助かったよ!!こっちは私以外にも上手い人はたくさんいるからコンビネーションとエースのマークで勝てたわ!!

 

「くっ・・・・・完敗だわ・・・」

 

「これからみんなで打ち上げに行こう!!祝勝会よ!!」

 

「良いね!!行こう行こう!!」

 

やっぱり部活終わりの打ち上げは最高だよね!!これの為だけに助っ人を引き受けてるんだから!!

 

 

〜〜次の日 放課後〜〜

 

 

「・・・・・・どう?」

 

「悪くは無いけど、ここの『だから』が合わない」

 

「う〜ん・・・・『そして』?」

 

「そっちの方が良いかもね、曲は?」

 

「このサビ前さ、もう少し貯めて『そして』の次の1符でテレキャスだけってのは?」

 

「大サビでテレキャスってどうなのよ?」

 

「いや・・・・・凄いここは聞いて欲しいんだよ」

 

「う〜ん・・・・・・ドラムとシンセを弱くしてみるか・・・・」

 

「奏っち〜〜、後半3曲目の符何処にあるの?」

 

「そっちに渡したわよ」

 

♪♪♪〜〜〜♪♪♪♪♪!!!!

 

「・・・・・・もう少し間を空けて」

 

「分かった」

 

今日も今日とて部活中。今は文化祭に向けて練習中。この部活、基本的にコンテストみたいなものには出ずにお客さんに披露するだけだからこうやってゆとりを持って曲構成とか練習時間を取れるからいいよね。技術向上にもなるし。

 

♪♪〜〜♪♪♪♪〜〜〜〜♪♪♪!!!

 

「そうそう、それでここの時にロッカバラードで・・・・」

 

「・・・・・あ〜あ、そういう事か。これはちと練習しないとな・・・・」

 

私はスバルのドラムの練習に付き合っている。こう見てもスバルがいない時はたまにドラムをしていたんだからね、技術指導ぐらいは出来るよ。

 

バン!!!

 

「響!!」

 

「あっ、洋子!どうし 「ここに小野寺響っていうのはいるのか!?」・・・・・?誰?」

 

「昨日のバスケの決勝戦にいたチームのメンバーよ」

 

突然扉が開いて何事かと思ったらバスケ部のキャプテンの洋子が息を切らしながら来き、次にアカデミアではない制服を着た女の子が入ってきた。

 

「・・・・・あ〜〜思い出した!!!相手チームのエースだった人!!」

 

「小野寺響!!俺はお前に挑戦状を叩きつける!!」

 

「はい?」

 

「昨日の試合、俺はお前に完膚なきまでに叩きのめされた。だが、俺はバスケ以外にも色んなチームの助っ人をしている。そこでいつも耳にするんだ、「この子も良いけど、小野寺響はもっと凄い」ってな!!」

 

「・・・・・私別に大したことしてないけどな」

 

「(中学2年の女子が日本最速の165km/hを投げる時点で大したことだよ)」

 

「(100m走で10秒切りそうなタイムを叩き出しているのは何処のどいつだよ)」

 

「(テニスや卓球で高等なテクニックで相手を振り回しているのに何言ってるのかね)」

 

「(フルマラソンを2時間8分切るようなペースで走って1時間後にまたフルマラソンで2時間4分台を出すような人の言うセリフ?)」

 

「俺はいつもいつもお前と比較されるのがうんざりなんだよ!!だから、俺はお前に挑戦状を叩きつける!!今から勝負してもらうぞ!!」

 

「ちょっ!?い、いきなり!?」

 

「グラウンドで待ってるぞ!!」

 

そう言って・・・・・・・あっ、名前聞いてなかった。とにかく、バスケ部のエースだった人は出て行った。

 

「・・・・・何か知らないけど行った方が良いかな。ちょっと抜けるね」

 

「良いわよ。私も面白そうだし行ってみるか」

 

「じゃあ俺も」

 

「私も!!」

 

う〜ん・・・・とりあえず体操服に着替えてくるか!

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「にしてもさっきの女の子、『俺』とかいって凄かったよね。髪もショートだし、ボーイッシュっていうか・・・」

 

「遊輝より男らしいね」

 

グサッ!!!!

 

「・・・・・俺だって、俺だって剣道とかスポーツは出来るもん(ボソッ)」

 

「あ〜〜あ・・・・・(汗)」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

「・・・・・来たな」

 

「来るも何も・・・・・受け取った勝負からは逃げないよ」

 

更衣室で着替えてグラウンドに行くと、私に挑戦状を叩きつけた女の子がグラウンド中央を堂々と仁王立ちしていた。周りの部活がぜんぜん練習していないのが少し気になるけど・・・・

 

「最初は持久走からだ。15分間でこのグラウンドを何周するか勝負だ」

 

「まぁ・・・いいよ。レミ〜〜!!!カウントよろしく!!」

 

「はいは〜い」

 

朝礼台に登って立っていたレミに周回数のカウントのタイムを頼む。私ともう一人の女の子はスタート地点に並ぶ。端にはスバルが白の旗を持っていた。

 

「行くぞ・・・・位置について、ドン!!」

 

白い旗が上から下に上がるタイミングと同時に相手の方はスタートダッシュをかけた。私も遅れないようにと相手の真横にピタリとつく。

 

「(フッ、私のスピードに付いてきたか。しかし、このスピードを15分も付いていけない)」

 

う〜ん・・・・・・・何というか・・・・・

 

「・・・・遅いねぇ!先行くよ!!」

 

「えっ!?ちょっ!?」

 

あんまりにも遅すぎたのでいつものペースに上げ、直ぐに離す。ほぼ全速力に近いスピードで走っていき、体幹感覚20秒でグラウンドの半分を走り抜く。

「(な、何てスピードで走るんだ!?あんなスピードで15分も持つのかよ!?)」

 

体幹感覚感覚40秒過ぎでグラウンド1周。このグラウンド1周400mだから・・・・・・まぁ20周近くかな。

 

 

(*豆知識・・・400m40秒近くの凄さ、400m走の世界記録が43秒18。つまり響は世界記録に近いタイムのスピードで15分間走り抜くのだ)

 

 

「ほっほっほっほっ・・・・・・・・・」

 

「くっ・・・・ま、負けられるか!!」

 

「(あっ、馬鹿・・・・・・響のスピードに付いていけるかよ・・・・)」

 

 

〜〜10分後〜〜

 

 

「ゼェ・・・・ゼェ・・・・・ゼェ・・・・」

 

「ほっほっほっほっほっ・・・・・・・・」

 

「あ〜あ・・・・・」

 

「止めさせた方が良いんじゃない?」

 

「響のスピードに付いていこうとするから・・・・・」

 

「響!!!ストップストップ!!!」

 

「うん?」

 

レミの大声が聞こえたので何事かな〜〜と思って走るのを止める。大体4周目ぐらいから周回で抜かしたのは覚えているけど、あの後何周抜かしたのか全く覚えてない。

 

「これ以上は相手が無理!!」

 

「ゼェ・・・・ゼェ・・・・ゼェ・・・・」

 

相手の方をよく見ると足が1歩出るのに相当苦労していて今直ぐにでも膝に手がつきそうなくらい疲れていた。

 

「えぇ〜〜、私まだ行けるのに」

 

「(あ、あのスピードであれだけ走っているのにまだ行けるだと!?)くっ・・・・じ、持久走は負けだ、次だ・・・」

 

「おいおい・・・・せめて5分くらい休憩してからにしないと」

 

「ゼェ・・・ゼェ・・・つ、次は瞬発力だ・・・ゼェ・・ゼェ・・・は、走り幅跳びだ・・・」

 

「まぁ良いよ」

 

「ゼェ・・・ゼェ・・・せ、先行はお前でいい」

 

何か疲れている相手に先行を譲ってもらった。う〜ん・・・こういうのって後の方が有利だから嫌なんだけど相手があの調子だしね。砂場に移動したあと、軽く屈伸運動して膝に溜まった乳酸を施す。その間に遊輝たちが助走の位置と飛ぶ位置を決めるなどの準備をしてくれる。

 

「・・・・こんなもんか。何回飛ぶんだ?」

 

「ゼェ・・・ゼェ・・・る、ルール通り3回だ」

 

「わかった。交互でやれよ。響!!」

 

「はいは〜い」

 

遊輝たちが作ってくれた助走路の白線の中に入り、自分の助走をつけるスタート地点を確認する。

 

「(・・・・ここかな)じゃあいっくよ〜〜!!」

 

ピンポイントと思う場所を見つけ、そこから2,3歩下がり一気に加速して飛ぶ。踏切台で右足に思いっきり力を込めて飛び両腕を奥へやるような動作で飛ぶ。

 

「・・・・・・・8m90だな」

 

「は、8m90!?!?嘘だろ!?」

 

(*豆知識・・・・・走り幅跳びの世界記録は8m95)

 

「はい、次どうぞ」

 

「ぐっ・・・・・・・・おんりゃ!!」

 

息が整った相手の方も助走路の一番端からトップスピードで助走を付けて飛ぶ。でも、歩幅が合わなかったのか踏切台の50センチ後ろで飛んでしまって見た感じあんまり記録が伸びていない。

 

「・・・・・5m16」

 

「ぐっ・・・・・ぜ、全然足元にも及ばねぇ・・・・」

 

「次、響の2回目だよ!!」

 

「は〜い」

 

う〜ん・・・・・ちょっと助走の距離が長かったからもう少し前から始めるか。

 

「(・・・・・うん、この辺)じゃあいっくよ。・・・・・・とりゃぁ!!!!」

 

「・・・・・・・8m96」

 

「(な、何でこいつはこんな平然に世界記録レベルをポンポンと出せるんだ!?)」

 

「次!!」

 

「お、おう・・・・・」

 

〜〜(1時間後)〜〜

 

「ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・・」

 

「フゥ〜〜、こんなものか」

 

「あ〜もう・・・・見てられないぜ」

 

あれから・・・・休憩挟みながら4種目やってきたのかな?全部私が相手に完勝した。相手もすごいんだけどねぇ。

 

「おい、そこの人。これ以上やっても無駄だと思うけど」

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ま、まだだ。さ、最後にこいつだ」

 

息絶え絶えの相手がグラウンドの端に置いてあったカバンのところまでヨレヨレで歩いていき、中からデュエルディスクを取り出してきた。

 

「い、いくら運動神経が良くてもデュエルが強いとはかぎらない。これで決着を付けてやる!」

 

「ハァ・・・・まぁ良いけど、ちょっと待って。デッキとデュエルディスク持ってくるから」

 

こんな事になるんなら部室に置いておくんじゃなかった・・・・・

 

 

〜〜(数分後)〜〜

 

 

「よいしょっ、待たせてごめんね。準備できたよ」

 

「こ、これで決着を付けてやる・・・・」

 

「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」

 

響 LP 4000 女の子 LP 4000

 

「先行は俺がもらう!ドロー!」

 

女の子 手札 6枚

 

「魔法カード、テラ・フォーミング!この効果でデッキからフィールド魔法を手札に加える!俺が加えるのはアマゾネスの里!!そしてそのまま発動!」

 

フィールド全体がジャングルに覆われて私たちの周りには昔のひとが済みそうな木や藁で作られた家が建ち並ぶ。

 

「こいつはフィールドの《アマゾネス》モンスターの攻撃力を200ポイントあげる!アマゾネスの鎖使いを守備表示で召喚してターンエンド!」

 

 

女の子 手札 4枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

アマゾネスの鎖使い 守1300

【魔法・罠ゾーン】

アマゾネスの里 (フィールド)

 

 

「私のターン!ドロー!」

 

響 手札 6枚

 

「魔法カード、氷結界の紋章!デッキから《氷結界》とついたモンスターを手札に加える!氷結界の破術師を手札に加えて、次に増援!デッキから戦士族モンスターを手札に加える!E・HERO エアーマンを加えてそのまま召喚!」

 

E・HERO エアーマン 攻1800

 

「エアーマンの効果でデッキから《E・HERO》1体を手札に加える!オーシャンを加えて、バトル!エアーマンでアマゾネスの鎖使いに攻撃!」

 

エアーマンがアマゾネスの鎖使いを攻撃、アマゾネスの鎖使いは破壊されるけどその時に鎖を投げて私の手に当てて手札を上へ投げ飛ばした。

 

「いった!?何するのよ!!」

 

「アマゾネスの鎖使いは戦闘で破壊された時、1500ポイント払うことで相手の手札を見てその中からモンスター1体を自分の手札に加えることができる!」

 

「えっ!?ピーピング効果!?」

 

 

響 手札

・E・HERO オーシャン

・デブリ・ドラゴン

・氷結界の破術師

・ワンダー・ワンド

・聖なるバリア〜ミラー・フォース〜

・氷結界の意思

 

「(大したカードないわね・・・)E・HEROオーシャンをもらう」

「くっ・・・・はい!」

 

手札を全部見られたからミラー・フォースも伏せ辛いわね・・・・

 

「さらにアマゾネスの里の効果!《アマゾネス》モンスターが戦闘またはカード効果で破壊され墓地へ送られた時、破壊されたモンスターのレベル以下の《アマゾネス》モンスターをデッキから特殊召喚する!アマゾネスの聖戦士を特殊召喚!」

 

アマゾネスの聖戦士 攻1700

 

「アマゾネスの聖戦士は自分フィールドの《アマゾネス》1体につき攻撃力が100ポイントアップする!さらにアマゾネスの里の効果で200ポイントアップ!」

 

アマゾネスの聖戦士 攻1700→2000

 

リクルーターで2000!?エアーマンが破壊されるじゃない!!

 

「カードを1枚伏せてターンエンド」

 

響 手札 4枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

E・HERO エアーマン 攻1800

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

「俺のターン!ドロー!」

 

女の子 手札 6枚

 

「伏せカードも手札を見た今は強くない!速攻魔法、サイクロン!そのミラーフォースを割るぜ!」

 

「くっ!!」

 

「そしてオーシャンを召喚!」

 

E・HERO オーシャン 効果で1500

 

「バトル!アマゾネスの聖戦士でエアーマンに攻撃!」

 

アマゾネスの聖戦士 攻2000

E・HERO エアーマン 攻1800

 

響 LP 4000→3800

 

「次にオーシャンでダイレクトアタック!」

 

響 LP 3800→2300

 

「よし!カードを伏せてターンエンド!」

 

 

女の子 手札 4枚 LP 2500

【モンスターゾーン】

アマゾネスの聖戦士 攻2000

E・HERO オーシャン 攻1500

【魔法・罠ゾーン】

アマゾネスの里 (フィールド)

伏せカード 1枚

 

 

「私のターン!ドロー!」

 

響 手札 5枚

 

ピーピングは焦ったけどオーシャンで助かったわ・・・・・デブリドラゴンとか破術師の方が結構痛かったから。

 

「氷結界の破術師を召喚!」

 

氷結界の破術師 攻400

 

「装備魔法、ワンダー・ワンドを装備!装備モンスターの攻撃力は500ポイントアップする!」

 

氷結界の破術師 攻400→900

 

「たかが500ポイントあげたところでオーシャンにすらかなわないぞ」

 

「ワンダー・ワンドのさらなる効果!このカードと装備モンスターを墓地に送って2枚ドローする!」

 

響 手札 3枚→5枚

 

・・・・あっ、良いのきた。

 

「手札の沼地の魔神王の効果!このカードを手札から捨ててデッキから融合を手札に加える!さらに魔法カード、二重召喚(デュアルサモン)!これでもう一度通常召喚権を得る!チューナーモンスター、デブリ・ドラゴンを召喚!」

 

デブリ・ドラゴン 攻1000

 

「デブリ・ドラゴンの効果!召喚時、墓地の攻撃力500以下のモンスター1体を特殊召喚する!沼地の魔神王を特殊召喚!」

沼地の魔神王 攻500

 

「これでLv7・・・」

 

「まだよ!魔法カード、氷結界の意思!墓地のLv4以下の《氷結界》と名のついたモンスターをゲームから除外して、デッキから除外したモンスターと同じレベルの《氷結界》と名のついたモンスター1体を攻撃力・守備力を0に、効果を無効化にして特殊召喚する!Lv3の氷結界の破術師を除外して2体目の破術師を特殊召喚!」

 

氷結界の破術師 攻/守 400/1000→0/0

 

「Lv3の氷結界の破術師と沼地の魔神王にLv4のデブリ・ドラゴンをチューニング!」

 

☆3 + ☆3 + ☆4 = ☆10

 

「氷の洞窟の奥に封印されし隠された龍が、トリシューラの咆哮と共に共鳴する。悠然の心を持ち、洞窟から突き抜けろ!シンクロ召喚!貫け!氷結界の龍 ロンギヌス!」

 

氷結界の龍 ロンギヌス 攻2300

 

デブリ・ドラゴン、沼地の魔神王、氷結界の破術師が一つとなって現れたのは綺麗な一本角をしたロンギヌスだ。

 

「ロンギヌスの効果!シンクロ召喚時にこのカードはに使ったシンクロ素材の数まで相手フィールドのカードを墓地に送る!」

 

「何だと!?」

 

「オーシャンと聖戦士、それにその伏せカードよ!アイス・ライジング!」

 

「ぐうっ・・・チェーンで速攻魔法、収縮!ターン終了までロンギヌスの攻撃力は半分になる!」

氷結界の龍 ロンギヌス 攻2300→1150

 

収縮によってロンギヌスの身体が小さくなったけど、相手フィールドにいたモンスター全員と伏せカードだった収縮は凍りついていき、粉々に砕け散った。

 

「仕方ないわね・・・・バトル!ロンギヌスでダイレクトアタック!フリージングウェーブ!」

 

女の子 LP 2500→1350

 

「きゃあ!!」

 

「(・・・・以外と女の子らしい一面もあるんだね)カード1枚伏せてターンエンド!」

 

 

響 手札 1枚 LP 2300

【モンスターゾーン】

氷結界の龍 ロンギヌス 攻1150→2300

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

「くぅ・・・私のターン、ドロー!」

 

女の子 手札 5枚

 

「(くそう・・・・モンスターばっかり塊やがって・・・・一応ブラフでサイクロンも伏せておこう)モンスターをセット、カードを1枚伏せてターンエンドだ・・・」

 

女の子 手札 3枚 LP 1350

【モンスターゾーン】

伏せモンスター 1体

【魔法・罠ゾーン】

アマゾネスの里 (フィールド)

伏せカード 1枚

 

 

「私のターン!ドロー!」

 

響 手札 2枚

 

・・・・・あ〜、ちょうどグッドタイミングで良いカード引けたわね。

 

「チューナーモンスター、氷結界の術者を召喚!」

 

氷結界の術者 攻1300

 

「Lv10のロンギヌスにLv2の氷結界の術者をチューニング!」

 

「!?れ、レベル12のシンクロ召喚だと!?」

 

☆10 + ☆2 = ☆12

 

「古の三龍が一つになりて、絶対零度の神が神殿から降臨する!シンクロ召喚!世界を凍結させろ!氷結界の神龍 ヴォルガルス!!」

 

氷結界の神龍 ヴォルガルス 攻3000

 

上空に出来た雲にロンギヌスが入っていき、ロンギヌス自身の身体が分厚く凍りついていく。その後、分厚くなった氷に術者が2つの輪になってその氷と一つになるとピキピキという音とともに分厚い氷が少しずつ割れる音が聞こえる。そして、氷が二つに割るとロンギヌスの代わりに新たな龍が姿を現した。全身が水色の鱗で覆われて身体の中央部からは大きな一対の翼を羽ばたかせる。首は3つあって尻尾は大きなものが2つある。

 

「氷結界の神龍 ヴォルガルスの効果発動!このカードのシンクロ召喚成功時、相手フィールドのカードを全てゲームから除外する!」

 

「な、何だと!?」

 

「悪魔の咆哮で凍りつかせて異次元の彼方で粉々になれ!ヘルフローズンブレス!!」

 

ヴォルガルスの3つの頭の内、中央にある頭から稲妻のような冷凍光線が相手フィールドに放たれて、相手のフィールドは全てが凍りついた。そして、残りの左右の顔から普通の光線が撃たれて相手フィールドのカードを粉々に砕け散った。

 

「これで最後よ!氷結界の神龍 ヴォルガルスでダイレクトアタック!エターナルブリザード!!」

 

ヴォルガルスの3つの頭からエネルギーが溜められて、強力な冷凍光線が相手に向かって放たれた。

 

「う、うわあああああ!!!!!!!」

 

女の子 LP 1350→0

 

 

WIN 響 LOS 女の子

 

 

「く、くそう・・・・・デュエルでも勝てなかった・・・・・」

 

デュエルで負けたショックなのか相手は膝を地面についてしまっている。

 

「ふぃ〜〜・・・・あ〜疲れた」

 

「くそう・・・・結局俺は小野寺に何にも勝てないのか・・・・」

 

「別にそんなこと気にしなくていいと思うぞ」

 

「えっ?」

 

相手がショックで凹んでいる時に遊輝が近づいてそう言ってきた。

 

「まぁ確かに結果が求められるスポーツの世界だと優越の差が出てしまうのは仕方ないことだけど、何もそれだけで決まるわけじゃないんだからさ。チームワークに個人のメンタル、頭脳プレイとか、その辺を見ている指導者はちゃんと見ていると思うぞ」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「それに、響だって全知全能なわけないんだし、事実、この前の中間も赤点の教科3つもあったし」

 

「遊輝いいいいい!!!!!!それは言わないで!!!!!」

 

あれのせいで私1週間も補講受ける羽目になってもう大変だったんだから!!

 

「だからさ、そんな他人と比較して自分の劣っている部分だけ見なくても勝っている部分を見つけてそれを武器に戦うのもアリだと思うぜ」

 

「・・・・・・・・・・・またな。今度はコテンパンにしてやるよ」

 

遊輝の話を聞いた相手(結局最後まで名前聞いてなかった・・・・・)は何か考えて、直ぐに立ち上がりカバンを持って帰ってしまった。

 

「やれやれ・・・・・無愛想な奴だな」

 

「もう来なくていいよ。疲れるだけだから・・・・」

 

「もう時間も時間ね・・・・・今日はこれまでにしましょう」

 

グラウンドから見える時計はもう6時前、結局この日はこの訳の分からない出来事で1日が終わってしまった。




魔理沙「随分久しぶりだぜ!」

遊輝「ここんところ作者の用事ばっかで出番がなかったからな。お前一人だけ?」

魔理沙「いや、もう一人きているぞ」

パチュリー「初めまして、パチュリー・ノーレッジよ。普段は紅魔館の図書館で過ごしているわ」

遊輝「・・・・・分かるの?」

パチュリー「魔理沙やフランから話を聞いているからある程度ね」

響「何か・・・・・・ひ弱そうな身体」

パチュリー「・・・・・否定できないわね」

魔理沙「何か凄い記録ばっか出していたけどあれってそんなに凄いのか?」

遊輝「じゃあおまえやってみたらいいだろうが。持久走15分、響のペースで走ってみろ。飛ぶなよ?」

魔理沙「もちろんだぜ!」

〜〜数分後〜〜

魔理沙「ゼェ・・・・ゼェ・・・・む、無理・・・・・・」

遊輝「なっ、どれだけ凄いか分かるだろ?」

魔理沙「お、おぅ・・・・ゼェ・・・・ゼェ・・・・・」

響「普通なのにな・・・・・」

パチュリー「・・・・これを見る限り普通ではないわね・・・」

遊輝「それじゃ今回出たオリカの紹介に行きますか」

響「今回はメタルダイナスさんから頂いたオリカを作者が改良しました。今回は余裕があるので原案を載せて何でこうしたのかを言っていきたいと思います」


《改良》

氷結界の神龍 ヴォルガルス ☆12
水属性 ドラゴン族 攻3000 守2000
チューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上
①このカードがシンクロ召喚に成功した場合、相手のフィールド上のカードを全て除外する。
②このカードがフィールド上に存在する限り、このカード以外の「氷結界」と名のついたモンスターは戦闘及び相手の効果では破壊されない。


《原案》



氷結界の神龍 ヴォルガルス ☆12
水属性 ドラゴン族 攻4000 守2000
チューナー+チューナー以外の「氷結界」と名のついたモンスター2体以上
①このカードがシンクロ召喚に成功した時、相手フィールド上のモンスターを全て墓地に送る。
②このカードがフィールド上に存在する限り、このカード以外の自分フィールド上の「氷結界」と名のついたモンスターの攻撃力は200ポイントアップし、戦闘及び相手の効果では破壊されない。
③このカードが墓地へ送られた場合、墓地の「氷結界」と名のついたモンスター1体を効果を無効化にして特殊召喚する。



魔理沙「・・・・かなり弄っているぜ」

遊輝「まず、氷結界の龍というのが一番の大きな所で、氷結界の龍のシンクロモンスターというと極悪カードばっかりなんだよ。ブリューナク・トリシューラ、この小説のオリカだとロンギヌス、グングニールも結構悪いけどな」

響「それで考えた時に『やっぱり氷結界の龍、しかも神なんだから鬼畜にしないとダメだよな』ということでシンクロ召喚時の効果をかなり強くしました」

遊輝「その代わり、その代償として攻撃力を下げて③の効果を無くしました。③の効果は下手したら、こいつが不死身だから」

パチュリー「どういうことかしら?」

魔理沙「《このカード以外》とか《○○以外》って書いてないからだぜ」

遊輝「その通り、このままの効果だとこいつ自身が蘇生してしまうからな。それに氷結界の龍は基本的に切り札的カードでトドメを刺すのに向いているカードだと考えたから③の効果は無くしたという訳」

響「攻撃力も『①の効果をかなり強くしたんだからそれなりに下げないと』ということで1000ポイント下げました」

遊輝「次にシンクロ素材、これも氷結界の龍の特徴上、出しやすいようにしようとしたんだけど・・・」

パチュリー「だけど?」

遊輝「まぁこんな化け物モンスターがあまりにも出しやすくしてはダメだということと、響のデッキにレベルの関係上合わないということからこういうことになったの」

響「知らない人にいうと、氷結界ってLv6と7のシンクロモンスターは出しやすいけど、Lv9以降ってかなり難しいの。トリシューラを出せない要因もそこでなかなかレベルが合わないのよ」

遊輝「Lv10なら辛うじて合うから作者がロンギヌスを作った訳」

魔理沙「へぇ・・・・・」

遊輝「とまぁ・・・・改良した訳で、感想に入ると・・・・何だこの化け物カード?」

響「酷い!!!さっき出しにくい言ったくせに!!」

遊輝「どう考えても化け物カードだろ・・・・シンクロ召喚に成功したら相手のフィールド全部除外って・・・・」

魔理沙「チューナーの縛りがシンクロモンスターを素材にするぐらいだからな・・・・」

パチュリー「切り札というには持ってこいというカードね」

遊輝「まぁ、さっき言った通り、☆12のシンクロって案外難しいし、出来たとしてもほとんどが『クェーサーで良いじゃん』ということになるだろうし・・・・」

響「もう・・・次回はちゃんと予告があるよ!」

魔理沙「次回は【遊星が誘拐!?侍従の覚悟vs聖刻』」

響「(あっ・・・・・これ結果見えた)」

パチュリー「次回もよろしくね」

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