【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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さて、今回はこの人!

遊星「不動遊星だ」

不動遊星に来てもらった!・・・・・・お願いだからなんか喋って。

遊星「何も話すことないだろう。まだあまり出てないから」

何かすいません・・・・・・最強カードの紹介と行きましょう。

遊星「今回は銀河眼の光子竜〈ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン〉だ」

アニメで出た遊馬のライバル、カイトのエースモンスターだ!

遊星「攻撃力2000以上のモンスターを2体リリースすると特殊召喚出来るが、通常召喚や蘇生条件には満たないのでレダメやミンゲイドラゴンで出した方が効率がいい」

自身または相手がこのカードと戦闘を行う時、このカードと戦闘するモンスターを除外することが出来る!つまり戦闘ではほぼ無敵だ!

遊星「そしてそれが、エクシーズモンスターだった場合、そのモンスターのエクシーズ素材1つにつき500ポイント攻撃力が上がる・・・それで、エクシーズモンスターて何だ?」

今回の話でわかるよ。

遊星「そうか・・・第6話、デュエルスタート!」


第6話 VSアカデミア三剣士!目覚めよ! 聖なる印を刻む龍!

遊輝 side

 

『Everybody Listen!さあデュエルの時間だ!1人目はアカデミアの中等部三剣士の一人、龍の姫こと葵レミーー!!!』

 

《ワァーーーーーーー!!!!》

 

すっごい歓声だな。さすが、治安維持局が運営する大会だな。

俺の相手はアカデミアに通っている生徒か。しかも三剣士って呼ばれてってことは結構強いということか・・・・・・・楽しみだな。でもあのMC、確か龍の姫とか言ってたな。俺の使うデッキと種族被ってしまったかな?今回はこの世界では初めて使うもう一つのデッキで挑むから。

 

『対戦者は未知の力を持つ少年!遠藤遊輝!』

 

「(おいMC。微妙な紹介するなよ。なんだよ未知の力って。向こうの方が紹介文良かったじゃねぇか)」

 

文句をブツブツと言いながら昇降台によって俺はデュエルスタジアムの中央のステージに上がる。デュエルフィールドの反対側にはアカデミアの女の子制服、赤いジャンパーみたいな物に白いYシャツと黄色いリボン、黒の裾折りのスカートを履いた俺と同い年ぐらいの女の子だった。見た目は。少し茶染めの長いロングポニテに赤いカチューシャ、少し大きな栗目をしている子だった。

 

「あなたが私の対戦相手ね。よろしく」

 

「こちらこそよろしく」

 

『さあ1回戦!双方のデュエリストはどんな決闘が見せてくれるのか!』

 

「デュエル‼」 「デュエル‼」

 

遊輝 LP 4000 レミ LP 4000

 

『先行は遊輝からだーー!』

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 6枚

 

これは・・・この後のドロー次第で決着が着くかもな。

 

「カードを2枚伏せ、カードカー・Dを召喚!」

 

カードカー・D 攻800

 

車体にDのマークをつけた車が疾走と走ってきた。

 

「カードカー・Dの効果発動!このカードを召喚したメインフェイズ1にこのカードをリリースしてカードを2枚ドローする」

 

遊輝 手札 3枚→5枚

 

「そしてカードカー・Dの効果でエンドフェイズになる。ターンエンド」

 

 

遊輝 LP 4000 手札5枚

【モンスターゾーン】

なし

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

『おっと!!カードを伏せただけでこのターンを終わらせたぞ!!手札事故か!?』

 

「(MC、うるさい。そして周りも騒ぐな。モンスターがいないだけじゃないか)」

 

--------------------

控え室

 

「遊輝どうしたんだろう?いつもならモンスターを出すのに」

 

「何か考えているんじゃないのかしら?」

 

「おそらく何か待っているんだろう。次のターンにくればいいが」

 

--------------------

 

「私のターン!ドロー!」

 

レミ 手札 6枚

 

ドローしたカードを確認した後、レミの唇が少し動く。

 

「遊輝!リバースカードがあるからって安心しないでよ!このデュエル!私の勝ちよ!」

 

『おおと、葵選手はワン・ターン・キルを宣言した!一体どうやって決めるつもりだ!?」

 

「へぇ〜、面白いじゃない。じゃあ見さしてもらおうか!」

 

「言われなくても!魔法、カード大嵐!フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する!」

 

「げっ!?大嵐!?」

 

不味い!!伏せカードにフリーチェーンを組めるカードがない!!大嵐がフィールドを吹き荒れて俺の2枚の伏せカードが飛ばされていった。

 

「リバースカードはミラーフォースと・・・・・・何これ?エクシーズ・リボーン?・・・・・まぁいいわ。これであんたを守るものは何もないわ!」

 

『あーとリバースカードが破壊されたぞ!これはピンチだーーー!!』

 

「(MC!!黙れ!!煩すぎだ!!それにまだ防ぐ手段はあるぞ!!)」

 

「フィールド魔法、竜の渓谷を発動!」

 

俺のMCへのツッコミをよそに、周りが夕日に染まる、色々な竜たちが飛び交う渓谷になった・・・・・・竜の渓谷、ていうことはドラグニティか!

 

「竜の渓谷は手札を1枚捨てることで、『デッキからLv4以下のドラグニティと名のついたモンスターを手札に加える』か『デッキのドラゴン族モンスターを墓地に送る』のどちらかを選択する!手札のドラグニティーファランクスを捨てて、2つ目の効果を選択!デッキからドラグニティアームズーレヴァティンを墓地に送る!」

 

『あーとデッキのモンスターを墓地に送ってしまった!!何でだ!?』

 

「(脳なしMC!!戦術を知ろう!!そして黙れ!!)」

 

「あのMC・・・うるさいだけじゃなく、戦術を知らないんだね」

 

「(あっ、同じこと考えている)やっぱりあのMCうるさいと思う?」

 

「あんたも同じことを考えていたのね。なんか気が合いそうね」

 

「そうだな。仲良くなれそうだな」

 

「でもデュエルは別!ドラグニティードゥクスを召喚!」

 

ドラグニティードゥクス 攻1500

 

「そしてドゥクスの効果発動!召喚に成功した時、墓地のLv3以下の《ドラグニティ》と名のついたドラゴン族モンスターを選択して、装備カードとしてこのカードに装備する!墓地のドラグニティーファランクスを装備!」

地面からファランクスが出て来てドゥクスの腕にくっつく。

 

「ドゥクスはフィールドのドラグニティと名のつくカード1枚につき攻撃力を200ポイントアップする!」

 

ドラグニティードゥクス 攻1500→1900

 

「これで終わりじゃない!墓地のドラグニティアームズーレヴァティンの効果発動!《ドラグニティ》と名のついたカードを装備したモンスターを除外して、手札もしくは墓地からこのカードを特殊召喚できる!フィールドのドゥクスを除外して出でよ!ドラグニティアームズーレヴァティン!」

 

ドラグニティアームズーレヴァティン 攻2600

 

ファランクスを装備したドゥクスがその下から出てきた竜巻のような物に囲まれて消える。渓谷に吹く風がどんどんと強くなっていき、レミの後ろから大きな刃を持ったオレンジ色の竜が出てきた。

 

『な、何と!!墓地から攻撃力2600のモンスターが召喚されたぞ!!そのためにさっき墓地に送ったのか!!』

 

「(それぐらい想像つけよ。周りも騒ぐな、別にそこまで高い攻撃力じゃない)」

 

「レヴァティンは特殊召喚に成功した時、墓地のドラゴン族モンスターを選択してこのカードに装備する!もう一度来て!ファランクス!」

 

またファランクスが出て来て、レヴァティンの腕にくっつく。

 

「そして装備状態のファランクスの効果発動!カードの効果で装備カード扱いとなっている場合、このカードを特殊召喚できる!来て!チューナーモンスター、ドラグニティーファランクス!」

 

ドラグニティーファランクス 攻500

 

腕にくっついていたファランクスがレーヴァテインの腕から離れてフィールドに出てくる。・・・・・・こいつ大変だな、さすがドラグニティの中枢。こいつが働かないとドラグニティは動けないもんな。

 

「大丈夫?ファランクス」

 

レミさんが心配そうにファランクス尋ねるとファランクスが頷いた。・・・あれ?もしかして・・・・・・

 

「ねぇ、変な質問するけどそのファランクス、もしかして精霊?」

 

「!!あなた精霊が見えるの!?」

 

レミさんが目を飛び出すような驚いた表情でこっちを見てくる。

 

「やっぱり・・・・レミさんも精霊が見えるんですね」

 

「驚いたわ・・・・アカデミアの仲間以外に精霊を見える人がいるなんて」

 

「えっ?レミさんの友達も精霊が見えるんですか?」

 

逆に今度は俺が驚いてしまい、レミさんに質問をする。

 

「え〜、今日は来ていないけどね。それと、私のことレミって呼んで良いよ。私もあんたのことを遊輝って呼んじゃってるし」

 

「わかったレミさ・・・・じゃなくてレミ。まさか、アカデミアに精霊が見える人がいるなんてね」

 

「私もアカデミアの友達以外にいてビックリよ。さて、デュエルの続き、カードを1枚伏せてLv8のレヴァティンにLv2のファランクスをチューニング!」

 

☆8 + ☆2 = ☆10

 

「竜の渓谷に封印されし伝説の竜が火山の噴火とともに目覚める。暴れ回れ!シンクロ召喚!カモン!トライデント・ドラギオン!」

 

ファランクスが輪になり、レヴァテインが中に入って星となって一つとなって行ったが・・・・・

 

「なぁ、トライデント・ドラギオンは何処におるんだ?」

 

トライデント・ドラギオンの姿が全く見えない。イラストだとあんなイカツイ三首をした龍なのに全く姿が見えない。

 

「慌てないの、トライデント・ドラギオンの効果発動!シンクロ召喚に成功した時、自分フィールド上のカードを2枚まで選択して破壊することができる!バーニカルバースト!」

 

レミがそういった瞬間、竜の渓谷の奥にあった火山が噴火して、レミのリバースカードを破壊しながら火山の頂上が崩壊していってトライデント・ドラギオンが現れた。・・・・・・・すごい派手な登場の仕方だな、おい。

 

「そしてトライデント・ドラギオンは自身の効果で破壊したカード1枚につき通常の攻撃に加えて攻撃できる!2枚のカードを破壊したので合計3回攻撃できる!」

 

トライデント・ドラギオン 攻3000

 

『なっ、何と!攻撃力3000の3回攻撃!!遊輝のフィールドにこの攻撃を防ぐ手段がない!!このデュエル、葵選手の勝ちだ!!!』

 

 

--------------------

 

「ま、まずい!!まずいよ!!攻撃力3000の3回攻撃!!」

 

「おまけに遊輝のフィールドにカードが1枚もない・・・だが」

 

「え〜、まだあるわ!この攻撃を防ぐ手段が!」

 

「えっ!何処にあるの!?」

 

--------------------

 

「これで終わりよ!トライデント・ドラギオン!ダイレクトアタック!バーニング・ブースト三連打!!」

 

トライデント・ドラギオンの3つの口から赤い炎をためて、俺に向かって打とうとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・だけど

 

「!?どうしたのトライデント・ドラギオン!?何で攻撃しないの!?」

 

トライデント・ドラギオンは、攻撃を放つ寸前に口の炎が消えた。

 

『どういう事だ!?何故攻撃出来ない!?故障か!?』

 

「全く煩いな・・・・今タネ明かししてやる。手札から速攻のかかしの効果を発動した」

 

「速攻のかかし?」

 

「そう、こいつは相手モンスターのダイレクトアタック宣言時、このカードを手札から捨てることで、そのモンスターの攻撃を無効にしバトルフェイズを終了する!」

 

「なっ!?そんなカードがあるなんて・・・・・」

 

知っているでしょ。手札から発動出来るカードを、エフェクト・ヴェーラーなんか超有名じゃん。

 

「で、でもあなたのフィールドにカードはない!攻撃力3000のトライデント・ドラギオンを簡単に突破出来ない!カードを伏せターンエンド!!」

 

 

レミ LP 4000 手札 0枚

【モンスターゾーン】

トライデント・ドラギオン 攻3000

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

--------------------

「手札からか・・・確かに防ぐカードがあるけど。でもどうするのこの状況?」

 

「確かに・・・・レミさんのフィールドには攻撃力3000のモンスターがいる。遊輝はどうやって打開するの?」

 

「確かに厳しい状況だ・・だけど遊輝は諦めてない・・・さて遊輝のデュエル、見さしてもらおうか」

 

--------------------

 

 

 

フゥー、速攻のカカシがなかったら負けていたな。

レミの手札は0枚・・フィールドは、トライデント・ドラギオンと、リバースカードのみ・・・勝機は、このターンのみ!!

 

「俺のターン!ドローー!」

 

遊輝 手札 5枚

 

・・・・・来た!!

 

「レミ!このデュエル楽しいな!」

 

「何を言うかと思えば・・・・・でもまあ、楽しいよ。私もアカデミアの仲間以外に全力を出せたのは久しぶりだし」

 

「そうだよな。じゃあこのデュエル終わらそうか・・・・・俺の勝ちで!」

 

「なっ!?」

 

『何と!!今度は遊輝が勝利宣言だ!!しかしどうやってこの状況から逆転するんだ!?』

 

「手札から聖刻龍ートフェニドラゴンを特殊召喚!」

 

聖刻龍ートフェニドラゴン 攻2100

 

白い輝きを放つドラゴンが空から降りてきてフィールドで現れた。

 

「知らないカード・・・何でLv6のモンスターが特殊召喚出来るの?」

 

「トフェニドラゴンは相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札から特殊召喚出来る。ただし、この方法で特殊召喚した場合、このターントフェニドラゴンは攻撃出来ないけどね」

 

もう一つのデッキは聖刻龍だ。何か龍可に勝てる速攻デッキ無いかな〜と思って考えのがこれだ。所謂、ワン・ショット・キルを狙いにいくデッキだ。

 

「そんなモンスターいるのね・・・・・でもそこからどうするの?」

 

「トフェニドラゴンをリリース!聖刻龍ーシユウドラゴンを特殊召喚!」

 

トフェニドラゴンの身体が薄くなって消えていき、今度は青い体をしたドラゴンが現れた。

 

「シユウドラゴンはフィールド上の聖刻と名のつくモンスターをリリースして特殊召喚出来る。そしてリリースされたトフェニドラゴンの効果発動!」

 

「リリースされて!?」

 

「まぁリリースされたモンスターの効果なんて滅多に無いわな。聖刻龍は共通の効果を持っている」

 

「共通の効果?」

 

「聖刻龍達はリリースされた時、デッキ・手札・墓地からドラゴン族の通常モンスターを攻撃力・守備力を0にして特殊召喚出来る!トフェニドラゴンの効果により、デッキからエレキテルドラゴンを特殊召喚!」

 

エレキテルドラゴン攻/守 2500/1000→0/0

 

さて、素材自体は揃ったがまずはあの後ろを割りに行かないとな。

 

「すごいね。こんなにも高レベルモンスターを簡単に操るなんて」

 

「そりゃどうも」

 

「でもたとえ高レベルモンスターを揃えてもトライデント・ドラキオンには勝てない!一体どうするつもり!?」

 

「まぁ慌てるなよ。下準備は執拗だろう?シユウドラゴンの効果発動!手札または手札の《聖刻》と名のついたモンスターをリリースすることで、相手フィールドの魔法か罠1枚を破壊する!手札の聖刻龍ーネフテドラゴンをリリースしてその伏せカードを破壊!」

 

シユウドラゴンがネフテドラゴンの魂を吸収して、ゴッドバードのように突進してレミの伏せカードを破壊した。

 

「(攻撃の無力化が!!)」

 

「さらにリリースされたネフテドラゴンの効果。再びデッキからエレキテルドラゴンを攻守を0にして特殊召喚!」

 

エレキテルドラゴン 攻/守 2500/1000→0/0

 

「グッ・・・・でも、攻撃力0のモンスターを2体並べても意味無いわよ!!」

 

「だったらこうするんだよ!Lv6のエレキテルドラゴン2体でオーバーレイ!!」

 

「オーバーレイ!?!?」

 

2体のエレキテルドラゴンが下に出来たブラックホールに光の玉となって吸い込まられていく。そのタイミングで一気に観客席がざわめきだした。

 

「(・・・・あっ、ここ公の場だった。まぁいいか)」

 

☆6 × ☆6 = ★6

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!聖刻龍王ーアトゥムス!」

 

聖刻龍王ーアトゥムス 攻2400

 

ブラックホールの中が一気に光輝、神々しい輝きを放ちながらアトゥムスが出てきた。

 

「な、何よそのモンスター!?それにエクシーズ召喚なんて聞いたことがない!!」

 

『おい、お前知ってるか?』

『いや、知らね』

 

「(やばい、何か騒ぎになりそうだな。とりあえず説明っと)」

 

俺は龍亞と龍可に説明したように会場の観客とレミにエクシーズモンスターとエクシーズ召喚を同じように説明した.

 

「なるほどね。でもそんなカード治安維持局が知っているの?」

『レミさん、心配しなくても結構です。既にシステムにデータがあるので我々は知ってます』

 

突然、会場のビジョンにゴドウィンが現れてレミや観客に説明して、観客を落ち着かせるように言う。

 

『ですが遊輝さん、このデュエルの後、一度来てもらえませんか?』

 

・・・・・・やっぱりそうなるのね。うん、分かってたよ。どうやって逃げようかな?・・・・おっと、デュエルに集中しないと。

 

「続けていい?」

 

「ええ、構わないわ。エクシーズモンスターがどんなのか分かったから」

 

「それじゃ続けるぞ。聖刻龍王ーアトゥムスの効果発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除いてこのターンの攻撃を放棄する代わりに、デッキのドラゴン族モンスター1体を攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する!来い!レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン!」

 

聖刻龍王ーアトゥムス OVR 2→1

レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン

攻/守 2800/2400→0/0

 

アトゥムスの咆哮がスタジアム全体に響き渡り、上空から体が鋼のレッドアイズが現れた。

 

『な、何という事だ!1ターン前ガラ空きだった遊輝のフィールドには上級ドラゴンモンスターが3体も並んだ!!』

 

「でもトライデント・ドラギオンの攻撃力を超えるモンスターはいないわよ!!一体どうするの!?」

 

「こうするのさ!レダメの効果!1ターンに1度、手札か墓地からドラゴン族モンスターを特殊召喚する!」

 

「何ですって!?

 

お前を出すのは久しぶりだな・・・・・・もう一度頼むぞ!

 

「現れろ!銀河を宿いし光の龍‼銀河眼の光子竜〈ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン〉!」

 

銀河眼の光子竜 攻3000

 

今度はレダメの芳香により上空に突如、大銀河が現れる。その中から青い体をした龍が光を発しながら舞い降りた。

 

『やっと私を出しましたか、主よ』

 

・・・・・えっ・・・・喋った?

 

「まさか・・・・・ギャラクシーアイズも精霊?」

 

『はい、私も主がいた世界から見守ってました』

 

ハハハ・・・・・(汗)

これで3人目か・・・・・・また賑やかになったな。

 

「出すのが遅くなってしまったな。また一緒に戦ってくれるか?」

 

『もちろんです』

 

「サンキュー」

 

「すごい・・・・こんな綺麗なモンスターがいるなんて・・・・・それにそのモンスター精霊なの?」

 

「あ、ああ、あと2人いるが今回は出ない」

 

「そうなんだ。でもそれでも攻撃力が同じになっただけ!それにレッドアイズの攻撃力は0だし、アトゥムスはこのターン攻撃出来ない!まだ私のターンには続くわよ!」

 

「まだ終わってねぇぞ!聖刻龍の展開力はこんなものじゃねぇぜ!ランク6の聖刻龍王ーアトゥムスで再びオーバーレイ・ネットワークを構築!」

 

「!?エクシーズモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!?」

★6→★7

 

「ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!見参せよ!迅雷の騎士 ガイア・ドラグーン!」

 

迅雷の騎士 ガイア・ドラグーン 攻2600

 

三たびブラックホールが現れてアトゥムスが吸収されていき、代わりに出てきたのは馬に乗って颯爽と現れた騎士だ。

 

「これで打点は足りるだろう?」

 

『な、なんという事だ!!1ターン前までガラ空きだった遊輝のフィールドには攻撃力0になったモンスターも含めて4体の上級ドラゴンが一気に並んだ!!』

 

「そ、そんな・・・たった1ターンでここまで・・・」

 

「バトル!銀河眼の光子竜でトライデント・ドラギオンを攻撃!そしてこの瞬間、ギャラクシーアイズの効果発動!!」

 

ギャラクシーアイズがトライデント・ドラギオンに近づき、自身の身体を強く光らせる。

 

「ぐっ!?な、何!?」

 

「自身または相手がこのカードを攻撃対象にした時、バトルフェイズ終了時までこのカードと攻撃対象となった相手モンスターを除外する!」

 

光が消えると、さっきまでいたはずのギャラクシーアイズとトライデント・ドラギオンの姿がどこにも居なくなっている。

 

「(サンキューギャラクシーアイズ。お前のおかけで無事に勝てそうだ)」

 

『この後は任せましたよ』

 

「(OK!)バトル続行!ガイア・ドラグーンでダイレクトアタック!スパイラル・シェイパー!!」

 

レミ LP 4000→1400

 

「ラスト!シユウドラゴンでダイレクトアタック!」

 

「きゃあーーー!」

 

レミ LP 1400→0

 

 

WIN 遊輝 LOS レミ




遊輝「というわけで今回はオリキャラ、レミに来てもらいました」

レミ「葵レミです。みんな、よろしくね〜」

遊輝「いや〜、実はこの話、改定前読んでくれた人は知ってると思うけど、フィニッシュの方法が変わったんだよね」

レミ「最初はギャラクシーデストロイヤーを出して超攻撃力でトライデントを倒してたんだけど・・・・」

遊輝「ねっ・・・レダメがこの話の後に制限カードになっちゃってどうしても出せなくなったんだよね」

レミ「あっちの方が夢のある終わり方なのに、今となってはガイア・ドラグーンで終わっちゃって・・・」

遊輝「まぁ・・・・しゃあなかったんだけど・・・・」

レミ「次回はちょっとした会話の後に龍亞君と遊星さんのデュエルだね」

遊輝「(君付けなんだ・・・・)タイトルは【ゴドウィンの策略 遊星VS龍亞 前編!】策略も何もタダの会話何だけどね」

レミ「次回もよろしく〜」

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