テイルズオブプラネタリア~星空が運命を照らすRPG~   作:莉愛(マンガ描きたい)

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前回、リルナを盗賊団から助け出して西フェーネス港に帰ったエンデ達は宴に参加した。そしてサリアの更なる新事実を知る……それは辛い物が好きと言う事だった。そして朝になり一行は次の大陸であるフリーゼ大陸へ向かう事になった。………果たしてリンネの考え事とは何なのか?エンデ達はラディの故郷である人魚の里に着くのか?そんなチャプター7をお楽しみください!


チャプター7:人魚の住む里

リルナ「寒いです…」

リンネ「そりゃあ潮風だもん…」

アリア「そうですね…2人は部屋に船内にいた方がいいのでは?」

リルナ「中に入りましょう…」

リンネ「私は後から行くね」

 

アリアはリルナを連れて船の部屋の中に戻った。

すれ違い様にエンデとラディが潮風に当たりに来た。

 

エンデ「やっぱ…潮風は気持ちいいな…」

ラディ「そうだね」

 

エンデとラディが見る先にはリンネがいた。

 

ラディ「リンネさんも潮風に当たりに来たの?」

リンネ「そうだよ」

エンデ「寒くないのか?」

リンネ「大丈夫だよ」

エンデ「そうか…ところで」

リンネ「どうしたの?」

ラディ「君…さっき西フェーネス港で考え事してたよね?」

リンネ「そっ…そうだけど?それがどうしたの?」

エンデ「お前、なんか隠し事でもしてるのか?皆には言わねぇから言ってみな?」

リンネ「実はね…私はこれからエンデ達が向かおうとしているフリーゼ帝国の女王様なの…まぁ元だけどね」

 

なんと、リンネの正体はフリーゼ帝国の女王様なのだ。今は元女王らしい

 

ラディ「え…リンネさんが…フリーゼ帝国の女王様!?」

エンデ「そうなのか…」

リンネ「私は王族だったけど、幼い頃に両親から虐待を受けて…8歳の誕生日の夜中に一人で逃げて来たんだ…」

エンデ「父さんが俺が9歳の頃に連れて来た傷だらけで倒れていた少女がリンネ…お前だったんだな…」

リンネ「でも…もう気にしてないよ」

ラディ「そうなんだ。君は強いね」

リンネ「そうかな?あっそろそろ東フリーゼ港に着くみたいだからアリアさん達を呼んで来るね!」

エンデ「分かった。じゃあ俺らは荷物の準備でもするか」

ラディ「そうだね」

 

リンネがリルナとアリアを呼びに行くと同時に、エンデとラディは上陸するために荷物の準備を進めた

 

 

 

 

 

 

~北フリーゼ港~

 

 

ラディ「無事に帰って来れてよかった…」

アリア「よかったですねラディくん」

ラディ「うん…長老には何も言わないでフェーネス大陸へ行っちゃったからなぁ…きっとすごく叱られるだろうな…」

リンネ「ラディさんの故郷の長老さんは厳しいの?」

ラディ「うん…オイラの故郷の長老は特に若い男性には厳しいんだよね~…」

エンデ「そりゃぁ…黙って行っては叱られるだろ…」

ラディ「ひどいよ~!早く行こうよ…オイラの故郷に!」

リルナ「そうですね」

アリア「じゃあ、私とはお別れですね」

リンネ「どうして?」

アリア「私は旅をしていただけで、巫女様を探して故郷に帰るのが目的でしたので…」

エンデ「そっか…アリア、また会う日まで…元気でな」

アリア「エンデさん達もご達者で…!」

 

 

港でアリアと別れた一行は人魚の里に向かって歩き出した

 

 

 

 

 

 

 

~人魚の里~

 

 

リンネ「ここが人魚の里?」

リルナ「なんだか…水が綺麗ですね!」

エンデ「それに里の人達も賑やかでいい所だな!」

ラディ「そうでしょ?あっ…よかったらオイラが里案内してあげるよ」

エンデ「本当か!?」

ラディ「うん!皆、付いて来て!」

 

ラディは里案内をする事にして、一行は歩き出した

 

 

 

 

リルナ「あのぉ…ラディくん」

ラディ「どうしたの?」

リンネ「このお饅頭は何?」

店員「これは人魚の里の名物『人魚饅頭』って言うのさ、餡子が入ってるけど甘さ控えめで瑞々しくてとても美味しいよ!旅の方、ご試食いかがですか?」

リンネ「じゃあ…いただきます…」

 

リンネは人魚饅頭を試食した

 

リンネ「美味しいね!」

店員「ありがとうございます!もしよろしければ買って行ってください!」

エンデ「じゃあ買う事にするよ。いくらだ?」

店員「500ガルドです」

 

エンデ達は500ガルドを出して、人魚饅頭を一箱買った

 

リルナ「とても美味しい名物をありがとうございます!買う時にはまた訪れますね〜」

店員「まいどありー!」

 

一行は人魚饅頭を買って、箱を開けてそれぞれ一つ手に取り食べてみた。

 

リルナ「美味しいですぅ!」

リンネ「甘さ控えめでおいしいね!」

エンデ「瑞々しくて甘さ控えめで美味しいな…!」

ラディ「でしょでしょ!?だってこの里の名物なんだから」

リンネ「さてと、他も見て回ろうっか!」

エンデ「そうだな!」

 

 

人魚饅頭を食べた一行は他を見て回った。

新しい武器を買ったり防具を買ったり曲芸を楽しんだりした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ラディ「皆、里めぐりはどうだった?」

エンデ「すげぇ楽しかった!」

リルナ「私もです!」

ラディ「よかった!」

 

一行は噴水でのんびり話していた。

すると、一人の男性が走って来た。

 

男性A「あっラディ!いつの間に帰って来たのか?」

ラディ「ただいま」

男性A「ただいま…じゃない!そんな事より聞いてくれラディ!」

ラディ「どうしたんだ?」

男性A「長老が…長老が病気で倒れたんだ!」

ラディ「じっちゃんが!?」

 

そう…人魚の里の長老はラディが里を出て数ヵ月もしないうちに病気で倒れてしまっていたのだ

 

男性A「あぁ…悪いがラディ!一緒に来てくれないか?後旅の方も!」

ラディ「分かった!皆、じっちゃんの家へ行こう!」

 

一行は男性Aと一緒に長老の家に向かった。

 

 

 

 

 

チャプター8へ続く。

 

 

 

 




ってなわけでチャプター7はいかがだったでしょうか?ここでリンネの正体が明らかになりましたが彼女には秘密がまだまだあるようですね。それはお楽しみに…です!リアルに人魚饅頭が売ってたらかなり美味しそうと思った人は多いはずです。それでは、チャプター8でお会いしましょう!

敵キャラで気になったキャラは?

  • 1:ミオウ
  • 2:メアリィ
  • 3:ジョルジュ
  • 4:ナタリー
  • 5:黒マントの少女
  • 6:マーガレッタ

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