テイルズオブプラネタリア~星空が運命を照らすRPG~   作:莉愛(マンガ描きたい)

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前回、フェーネスの森の出口を探して山小屋を出たエンデとリルナとリンネと兵士達は何とか出口に辿り着いた。そして馬車のおじさんにお願いしてフェーネス王国に連れて行ってもらった。城下町でエンデの母親の友人でリルナの母親であるフェーネス王国の女王ディアナと再会するがその後ろを黒いマントを羽織った二人組が追いかけて来て、どうやら捕まえるようだった。それを阻止するべくエンデ達は黒マントの二人組を撃退しようとするが失敗して西フェーネス港へ逃げる事を決意した。彼らは無事に西フェーネス港へとたどり着くのか?そんなチャプター4をお楽しみください!


チャプター4:リルナの秘密

エンデ「追手は…来ない様だな。」

リンネ「そうだね…」

 

 

フェーネス王国の城下町でフェーネス王国の女王ディアナと再会したエンデとリンネとリルナは黒いマントを羽織った二人組を撃退しようとしたが失敗して、西フェーネス港まで逃げていた。逃げる際にエンデ達は少女と侍女と自己紹介を交わしていた。

 

 

ディアナ「リルナ…お怪我はありませんか?」

リルナ「大丈夫です。ありがとうございますお母様」

エンデ「ディアナさんも大丈夫ですか?」

ディアナ「私もお怪我はございません」

エンデ「良かった…そう言えばディアナさん…あなたを襲ってきたやつは一体何者なんだ?」

 

すると、ディアナはすこし目を逸らしながら答えた。

 

 

ディアナ「彼らが何者なのかは分かりませんが…リルナを狙っているのは確かです…」

リンネ「そうなんだ…それにしても、どうしてリルナさんを狙うの?」

エンデ「何か特別な理由があるのか?」

ディアナ「私には分かりません…ですが、狙いはきっと…リルナの体内に宿ろうとしている天使の力でしょうね…」

リンネ「天使の力…?」

ディアナ「実はリルナは…天界の女神エヴィリオス様の生まれ変わりなのです。それを良い事に彼らはあの子を悪用しようとしているのです…リルナは私の子として生を授かった後に…私の命令により城内で生活していたため狙われる事はなかったと思ったんですが…8歳になって間もない頃に城内に侵入していた盗賊に誘拐された事で謎の集団にまでリルナの中に眠る天使の力が知られ渡る様になってしまったんです…」

リンネ「そうだったんだ…でも大丈夫だよ!私達がリルナさんを守るよ!」

エンデ「リンネの言う通りだ…だから安心して」

リルナ「二人共…ありがとうございます!」

ディアナ「さてさて…西フェーネス港まで後一息ですし頑張ましょうか!」

エンデ「そうだな!」

 

 

 

リルナの秘密を聞いた一行は西フェーネス港までさらに足を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~西フェーネス港~

 

 

リンネ「ここが西フェーネス港だよね?活気がすごいね!」

エンデ「だろだろ?だってリルナの故郷の港だからな!」

 

西フェーネス港の入り口でエンデ達がのんびり話していると、向こうから人が騒いでいた。

 

リルナ「何でしょうか…?」

エンデ「行ってみようぜ…」

 

 

一行が声のする方へ行ってみると、盗賊達がいた。

 

盗賊親分「お前ら、金目のものは奪えぇ!後、女は見つけ次第捕まえろ!特に美人な女を捕まえたら俺に献上しろ!」

盗賊達「へいお頭!」

リンネ「盗賊か…」

エンデ「物騒じゃねぇか…」

リンネ「あっ…リルナさん!?」

 

この光景を見たリルナは盗賊団を止めに行った。

 

 

リルナ「あなた達、こんな人がいるところでの略奪だなんて辞めるんです!ここは人が集まるところです!これ以上の好き勝手はフェーネス王女の私が許しませんよ!」

盗賊親分「おっ?これは可憐で可愛い姉ちゃんじゃねぇか…おいお前ら、そいつを連れて行くから取り押さえろ!」

盗賊達「へいお頭!」

 

すると盗賊達はリルナの口を塞ぎ、縄でリルナを縛った。

 

エンデ「てめぇ等…リルナを放しやがれ!」

リンネ「そうだよリルナさんを返して!」

盗賊親分「あぁお前らの連れか…?いいや返さねぇよ…こいつは俺らがアジトに連れて帰って俺の妻にするんだぜ!」

ディアナ「なんて野蛮な…!」

盗賊親分「そういうわけだ。おいお前ら、撤退するぞ!」

盗賊達「へい!」

 

何と盗賊親分はリルナを自分の妻にする気でいた…。盗賊達はリルナを袋の中に入れた。その袋を盗賊親分が背負い、そのままアジトへ向かって走りだした。

 

 

エンデ「あっ…てめぇ等、待ちやがれ!!」

リンネ「リルナさん…!エンデ、助けに行こうよ!」

エンデ「でもどうやって助けに行くんだよ!」

リンネ「どうしよう…」

 

一行が考えていると、後ろから青い猫耳帽子を被った少年が話しかけて来た。

 

?「君達…あの盗賊団に女の人を誘拐されたの?」

リンネ「そうだよ…助けに行きたいんだけど道が分からないの…!」

?「そっかぁ…じゃあオイラとアリアさんも手伝うよ!」

リンネ「手伝ってくれるの?」

?「うん…だってオイラは見習い騎士の任務で来ているからね」

エンデ「そうなのか…って、自己紹介がまだだったな。俺はエンディル・リアスティンだ…エンデで良いぜ」

リンネ「私はリンネ・リアスティンって言うの…リンネで良いよ」

?「エンデにリンネさんだね…オイラはラディオス・ノスタルジアって言うの。ラディで良いよ…よろしくね二人共。こっちはオイラの連れのアリアさん」

アリア「アリアと申します。以後お見知り置きを…」

エンデ「あぁよろしくな」

リンネ「よろしく!」

ラディ「アリアさんは人探しをしていて、オイラはその人が見つかるまでの連れなんだ!リルナさんを取り戻したらオイラの故郷に案内するね!」

ディアナ「エンデくん…リルナを頼みますね」

エンデ「分かった。とりあえずディアナさんは宿屋で待っていてください」

ディアナ「分かりました…気を付けて…」

 

こうしてラディと言う名の少年とアリアと言う女性と一行は、リルナを誘拐した盗賊団のアジトへと出発した。

 

 

 

 

チャプター5へ続く。




チャプター4はいかがだったでしょうか?
今回は次の土地へ旅立とうとしたらリルナが盗賊に誘拐されるイメージの元に描きました。少しシリアスな場面もありましたがね…それではチャプター5でお会いしましょう!

敵キャラで気になったキャラは?

  • 1:ミオウ
  • 2:メアリィ
  • 3:ジョルジュ
  • 4:ナタリー
  • 5:黒マントの少女
  • 6:マーガレッタ

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