テイルズオブプラネタリア~星空が運命を照らすRPG~   作:莉愛(マンガ描きたい)

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チャプター30:忍び寄る魔の手

エンデ「はぁ…チロルのお父さんが優しい人で良かった…」

 

エンデはベッドに腰を下ろして本を読み始めた。

 

エンデ「(それにしても…チロルってこの村の出身って言ってたが…あいつのお母さんはどんな人なんだろう…)」

チロル「ねぇエンデ…ちょっといいかな?」

 

エンデが部屋でのんびり本を読んでいると、チロルが扉をノックした

 

エンデ「どうしたチロル?」

チロル「僕の母さんの事を話してなかったし…いい機会だから話そうと思ってね…」

エンデ「そうか、俺もお前のお母さんの事が気になったしな」

チロル「そうなんだ…それは良かった。じゃあ改めて…僕の母さんは、父さんと出会うまではギルティーツ公国で公国王陛下直属のメイド長を務めていたんだ…」

エンデ「じゃあなんでベロニカさんと結婚したんだ?」

チロル「それは…母さんが父さんと駆け落ちしたからさ…」

 

 

 

 

 

 

 

夜の森の中…1組の男女がいた。

 

チェル「はぁ…はぁ…ベロニカ様…私はあなたの傍から離れたくございません…」

ベロニカ「私もだチェル…私は君のためなら国を捨てても構わない…!」

チェル「結婚しましょうベロニカ様…国を捨てて…一緒に過ごしましょう!」

ベロニカ「あぁ…愛してるよチェル…」

チェル「私もですよベロニカ様…」

 

二人は永久の愛を誓い合い…幸せになった。

 

 

 

エンデ「そうなのか…」

チロル「まぁ…君のお父さんもお母さんも驚いたんじゃない?」

エンデ「あぁ驚いてたぜ…だって俺の父さんはベロニカさんの知り合いだったし…母さんはベロニカさんの主人だったしな…すっごい驚いてたぜ」

チロル「そっか…そう言えばエンデのお母さんはどうしてるの?」

エンデ「俺の母さんは…」

 

エンデがチロルに自分の母親の事を話そうとしたその時、バンっ!と音がして、二人が振り向くと慌てた様子でプレファシオが走って来た

 

プレファ「二人共ぉー!大変っすよー!」

エンデ「どうしたプレファ?そんなに慌てて?」

プレファ「さっき…何故か知らないんすけど…正体不明の敵が来て…姫さんが誘拐されたんすよ!もちろんラディとルルーさんが足止めをしたんすが…不意打ちを食らったんすよ!」

チロル「そんなっ…リリルテーゼ様がっ…!?」

エンデ「こうしちゃいられねぇよ!すぐにリルナ助をけに行こうぜ!」

プレファ「分かったっす!ラディとルルーさんとメリーさんとフランを呼んで来るっすから二人は村の井戸の中のダンジョンの入口で待っていてほしいっす!」

 

プレファシオは3人と1匹を呼びに行ってエンデとチロルは村の井戸の中にあるダンジョンの入口に向かった

 

 

 

 

 

エンデ「ここが…ダンジョンの入口か?」

チロル「そうみたいだね…」

エンデ「これ…どう見ても井戸だよな」

チロル「中は地下水道になってるのかな…?」

エンデ「どうだろうな…」

 

2人が待っていると、プレファシオがラディとルルーとメリーとフランを連れて来た。

 

プレファ「二人共、待たせたっすね!」

ルルー「エンデ…チロル…ごめんなさい…」

ラディ「オイラ達が不意打ちを喰らったせいで…リルナさんが…」

チロル「大丈夫ですよ…のんびり話していた挙げ句、リリルテーゼ様のお傍にいるはずなのに、いなかった僕達も悪いんだから」

メリー「さぁ…2人を助けに行きましょ!」

 

 

一行はリルナを助けるために井戸の中に入って行った

 

 

 

 

 

 

エンデ「まさか…井戸の中がダンジョンになってるとは思ってもいなかったな…」

ラディ「水がないね…」

ルルー「流石はダンジョンですわね…」

プレファ「この奥に姫さんと奴らがいるんすね…」

チロル「行こう皆さん!」

 

一行は連れ去られたリルナを救うべく、井戸の中を進んで行った

その途中で何度も敵に遭遇するも、倒して進んだ

 

エンデ「この奥にリルナが…」

ラディ「遂に最深部だね」

ルルー「御待ちなさい…リルナさんと誰かの話し声が聞こえますわ…」

プレファ「本当っすね」

 

最深部に着いたエンデ達は反対側からこっそりと聞いてみる。

どうやらリルナと女性が話している様だ

 

?「あなたを捕えた理由…それはあなたの力を使い、兵器として利用する事です」

リルナ「そのために私を捕えたのですか…!」

?「そうです…あなたを兵器として利用すれば…全体陸はボクのティエル皇帝陛下とネーラ女王陛下にひざまづく…ボクはその日が来るのが楽しみなんだぁ…!」

 

その事を聞いていたエンデは岩場を飛び越えた。

 

エンデ「させねぇ!」

リルナ「エンデ!」

 

後からラディ達も飛び越えて来た

 

ラディ「お待たせ」

ルルー「そこのあなた…あなたは何者ですの!?」

ナタリー「ボクはナタリー…ティエル皇帝陛下の部下です…」

プレファ「別名…妖術師ナタリー…」

ナタリー「そうだよ…ボクは商人ギルド月光の水青石(つきびかりのサファイア)の一員さ…」

メリー「ここにいるって言う事は…あなたはリルナちゃんを帝都に連れて行くのかしら?」

ナタリー「その通りだよお姉さん。ボクはリリルテーゼ姫を帝都に連れて行って…ボクの研究室で彼女の体内に眠る女神の力と彼女を利用して、ティエル皇帝陛下率いるフリーゼ軍の兵器にする事さ」

チロル「そんな事…絶対にさせない!」

ナタリー「あなた達は目障り…消えてちょうだい…」

 

 

一行に科学者のナタリーが襲い掛かる

 

 

チャプター31へ続く。

敵キャラで気になったキャラは?

  • 1:ミオウ
  • 2:メアリィ
  • 3:ジョルジュ
  • 4:ナタリー
  • 5:黒マントの少女
  • 6:マーガレッタ

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