テイルズオブプラネタリア~星空が運命を照らすRPG~ 作:莉愛(マンガ描きたい)
~湖畔の洞窟~
エンデ「中は、暗いな」
ラディ「じめじめしてて寒い、流石洞窟だね」
プレファ「お化けとかいたりして…」
プレファが『お化け』と言った瞬間に、リルナはエンデの腕にしがみ付いた
よく見ると、エンデの腕に若干リルナのふくよかな胸が当たっている
エンデ「お前っ…俺にしがみ付くなよ…!」
リルナ「だってぇ…怖いんですよ~!」
エンデ「はぁ…プレファ、リルナはお化けとか暗い所とかが大の苦手なんだからあんまりからかうなよ?」
プレファ「そうなんすか…リルナさん、すまなかったっす」
そう、リルナは怖い物とか暗い所が大の苦手なのである
ルルー「皆さん、何かありますわ」
ラディ「本当だ…何だろうこれ…」
一行は不思議な石版を見つけた。
エンデ「何だ…?この石版…」
リルナ「不思議な石版ですね」
ラディ「あれ?よく見ると…女神様の周りに使いの人達と小人のサイズの妖精達とがいる!」
ルルー「本当ですわね」
石版には火…水…風…土…光…闇の小人のサイズの妖精と6人の選ばれし者と女神が映っていた
石版から何かを感じ取ったリルナは石版を詠み始めた
リルナが詠み終わると、石版が二つに割れて扉が出来た事に一行は驚いた
ラディ「石版が割れた…!?」
プレファ「姫さん…何したんすか?」
リルナ「私は石版を詠んだだけですよ?…なのに石版が割れて扉が現れるなんて驚きました…」
エンデ「いろんな意味ですげぇな…」
プレファ「さぁ、先へ進っすよ」
一行はまた先へ進んだ
☆
エンデ「やっぱ、リルナは天使なだけであって石版も詠める力も持ってるんだな」
ルルー「確かにそうですわね」
ラディ「一体、何の詠みなんだろうね?女神の伝承だとしても…まだ詠まれてない一節かもしれないし…」
すると、女性の声が聞こえて来た。
?「誰かいるの?」
エンデ達が振り向くと、青い髪を一つに纏めて橙色の瞳を持ち、踊り子が着そうな服を着たとても美しい女性が現れた。察するにしてどうやら女性はトレジャーハンターらしい
?「あなた達は誰?と言うよりここで何しているの?ちなみに…あたしはこの洞窟に超スゴいお宝があるって言うから探してるのよ、邪魔しないのなら…危害を加えるつもりはないわ♪」
エンデ「お前ってまさか、巷で有名のトレジャーハンター…!?」
プレファ「(わーお…!如何にも大胆な服装で姫さんにも負けず劣らずのふっくらお胸ちゃんでグラマラスバリボーっすね♪)」
ルルー「(まぁ…なんとも破廉恥な格好をなさっているんですの…!今度会ったらわたくしが説教して差し上げなければ!)」
すると、地面が揺れたと同時に崖が崩れた。
エンデ「うわああああああああああああああああっ!」
?「ええええええええええええええええええええっ!?」
リルナ「きゃああああああああああああああああっ!」
ラディ「エンデ!リルナさん!」
エンデとリルナと女性は崖の下に落ちてしまった。
☆
エンデ「危ね~…もう少しで地面に激突してたな…」
崖から落ちる時、エンデは咄嗟にリルナを抱き抱えて双剣を壁に突き刺してたお陰で無事だった
地面が近くなったところでリルナを先に降ろし、エンデは着地して双剣を鞘に納めた
エンデ「リルナ…大丈夫か?」
リルナ「大丈夫ですよ」
エンデ「良かった…」
すると、一緒に落ちた女性が起き上がった。
?「あなた、良く無事でいられるわね?普通の人間だったら怪我をしてるか死んでるわ」
エンデ「あのなぁ…俺はエンデって言うちゃんとした名前があるんだよ!」
リルナ「私はリリルテーゼと言います」
?「あらそうなの?あたしはメリー、メリー・フラットコーテッドよ。ところでエンデ、リルナちゃん。ここの洞窟は仕掛けが多いから気を付けなさいよ?」
エンデ「何故お前が仕切るんだ?」
メリー「だってあたし、トレジャーハンターだもの。お宝があったら頂いて行くのがあたしの主義なの」
メリーは自慢げに言った
エンデ「早く皆と合流したい…」
崖の下に落ちたのはエンデとリルナと女性の3人だけで”早く…仲間の元へ戻りたい”…と、エンデは一人でそう呟いた
3人が進もうとすると、また石版があった
メリー「何で石版があるのかしら…あたしは早くお宝を見つけたいのにぃ…」
エンデ「石版か…石版と言えばリルナの番だな」
メリー「リルナちゃんって石版詠めるの!?」
リルナ「はい…石版を詠みますね」
リルナは石版を詠む…。
詠み終わった瞬間、石版は砕けた
エンデ「な?リルナはスゲェだろ?」
メリー「すごいわこの子…本当に石版を詠んだ…何者なのリルナちゃんは…」
3人は先へ進んだ
☆
バラバラになったメンバー達は、謎を次々と解いて無事合流したと同時にメリーはいなくなった
エンデ「ここが最深部か?」
ラディ「そうみたいだね…随分広いとこだね」
プレファ「とりあえず、道中にあった石版と関連性のある…それか、同じ壁画を探すっすよ!」
ルルー「お待ちになって…誰かがいますわ」
リルナ「ホントですね…こんなとこに独りぼっちで…迷子でしょうか…?」
後ろ向きで座り込んで、何かと楽しそうにお喋りしていたが、エンデ達に気付いて立ち上がった
?「お兄さん達、だぁれ?」
鮮やかな亜麻色の髪を二つに結わき青色の瞳を持っていて、黒いフードが着いていてピンクの大きなリボンがトレードマークの黒いワンピースを身に付けた幼い少女がいた。背中には誰かから貰ったであろうと思わしきクマのぬいぐるみを背負っている
エンデ「君は?」
?「メアリィはメアリィって言うんだ!よろしくねエンデお兄ちゃん!」
この少女の名前はメアリィと言う
どうやらメアリィはエンデの事を知っている様だ
エンデ「どうして俺の事を知っているんだ?」
メアリィ「ここに来る前にミオウ兄ちゃんとネーラ様から聞いたんだ」
エンデ「そうなのか(ミオウってこの間俺達が闘った天使の少年か…)」」
リルナ「そう言えば、メアリィちゃんはどうしてここにいるのです?」
メアリィ「今日は任務があってここに来たの」
ラディ「へぇ~偉いじゃん」
ルルー「あなたのその任務ってなんですの?」
メアリィ「一つはメリーと言う女性に会う事…もう一つは…」
すると、メアリィは衝撃的な答えを言った
メアリィ「リリルテーゼ姫を連れて行くためなんだ…」
リルナ「…!」
エンデ「くそっ…!リルナ、俺から離れるなよ!」
☆
メアリィ「灼熱の玉よ、汝を焦がせ…ファイアーボール!!」
エンデ「風の守り神よ…我が力となり、敵を切り裂け!ウィンドカッター!!」
巨大化した先ほどのクマのぬいぐるみ=ちゃちゃ丸に乗ったメアリィのファイアーボールとエンデのウィンドカッターが同時に発動してぶつかり合った
メアリィ「エンデお兄ちゃんも魔術を使えるんだ…すごいね!」
エンデ「お前もすごいぞ!」
メアリィ「でも…これは耐えられるかな?クマさんパーンチ!!」
メアリィを乗せたちゃちゃ丸がクマさんパンチを発動した瞬間を狙ったエンデはジャンプした
エンデ「ルルー!今だ!」
ルルー「氷柱よ…我が刃となれ!アイスニードル!」
エンデが合図を出すと、ルルーが詠唱したアイスニードルを発動した
リルナ「マーシーワルツ!」
ラディ「瞬迅槍!」
リルナは杖から音符が描かれた攻撃を繰り出し、ラディは槍で突く
エンデ「こいつで終わりだ!裂空斬っ!!」
メアリィ「きゃ…!」
エンデは縦に回転しながら双剣を振り、ちゃちゃ丸とメアリィを切り刻んだ
先ほどまで巨大化していたちゃちゃ丸は元のサイズに戻り、メアリィは尻餅をついた
メアリィ「強いねエンデお兄ちゃん達…でも次こそは負けないよ!」
すぐに立ち上がり…ちゃちゃ丸を抱っこしたまま、魔法陣を展開したメアリィは魔法陣の中に姿を消した
エンデ「他にも仲間がいるかもしれないな」
プレファ「そうっすね…フリーゼ帝国の奴ら…恐るべしっす」
ルルー「いつ…襲って来るか分かりません、今後とも用心しましょう」
ラディ「そうだね、神出鬼没だもんね」
リルナ「さてと、フェンリルへ戻りましょうか」
エンデ「だな…ヘンリーさんも待ってるしな」
一行はフェンリルへ戻る事にした
チャプター22へ続く
敵キャラで気になったキャラは?
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1:ミオウ
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2:メアリィ
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3:ジョルジュ
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4:ナタリー
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5:黒マントの少女
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6:マーガレッタ