テイルズオブプラネタリア~星空が運命を照らすRPG~ 作:莉愛(マンガ描きたい)
エンデ「まさか……プレファがコーヒーを淹れてくれるなんて思ってもいなかったな」
ルルー「そうですわね……意外でしたわ」
ヘンリー「でしょ?彼が美味しいコーヒーを淹れられるのはプリムのお蔭なんだよ?プリマとプリムの実家は喫茶店でね。プリムが彼に美味しいコーヒーの淹れ方を教えていたんだよ」
エンデ「ほぉ……って、ラディはジュースでリルナはココアなのか?」
ラディ「だってオイラ……コーヒー苦手だし……」
リルナ「私もコーヒー飲めないのです。だからココアにしたんです」
ルルー「あらまぁ」
プレファ「出来たっすよ!熱いから気を付けて飲むっすよ」
出来立てのコーヒーをエンデとルルーとヘンリーの前に置き、ココアをリルナの前に置いて……ジュースをラディの前に置いたプレファは椅子に座ってコーヒーを飲み始める。
ヘンリー「ルルー?ミルク入れる?」
ルルー「ありがとうございます兄様。ミルクを取ってくれて」
ヘンリー「いいのさ。ところでエンデくんは何も入れないの?」
エンデ「俺はブラックの方が好きだからな」
ラディ「意外だなぁ」
エンデ「そう言えばプレファ……聞きたい事があるんだが」
プレファ「どうしたっすか?」
リルナ「災厄の種子ってご存知ですか?」
プレファ「知ってるっす………何か、その種子の一部なんだろうけど、コスモス湖畔の方に落ちて行ったっす」
ラディ「そうか………そこに洞窟とかない?」
プレファ「湖畔の何処かに洞窟の入り口があるっす。それがどうしたんすか?」
ルルー「わたくし達は世界の異変に災厄の種子が関わっているという事を聞いて、それを調査しに行くところですの………災厄の種子に触れて心を支配された魔物や人々を助けるために………」
プレファ「そうだったんすか?ならボクも一緒に行くっす!」
リルナ「来てくれるんですか………?」
プレファ「まぁね………傭兵として役に立ちたいっす!連れて行ってくれないっすか?」
エンデ「あぁ行きたいなら付いて来い。別に付いて来なくてもいいがな」
プレファ「酷いっす!ボクは絶対に行くっす!」
ルルー「分かりましたわ……お好きにしなさいな」
ヘンリー「じゃあ僕はここでお留守番だね」
プレファ「そうっすね。ヘンリー様は御屋敷に戻っていてほしいっす」
ヘンリー「分かった」
各地の異変の事と、災厄の種子という名の災いの事も話した。
一行はプレファを仲間に加え、コスモス湖畔へと向かった。
☆
エンデ「まさか本当について来るとはな………………」
ラディ「思ってもいなかったよ……………」
異変が起きていると思われる湖畔の洞窟へ向かう一行の後を、プレファが付いて来た。
プレファ「当たり前っすよ!ボクは、湖畔の湖にある洞窟の異変を解くためについて行くって決めたんっすよ!」
ルルー「はいはい。分かりましたわ。」
エンデ「リルナ、大丈夫か?」
リルナ「大丈夫です。」
エンデ「そうか。」
プレファはやる気だった。
それを気にせずにルルーはスルーしてエンデはちゃっかりリルナの心配をしていた。
プレファ「皆、酷いっすよおおおおおおおおおおお!もう良いっす!ボクは帰るっす!」
皆に無視されたプレファは何故かいじけた。
それに気付いたリルナはそっとプレファを慰めた。
リルナ「まぁまぁプレファさん…エンデ達は早く異変を解決したいだけですから、そんなにいじけなくて大丈夫ですよ。」
プレファ「本当っすか?」
リルナ「本当ですよ。」
すると、ラディが湖畔を見つけた。
ラディ「皆、湖畔に着いたよ!」
リルナ「風が気持ち良いですね…………。」
ルルー「えぇ本当に風が気持ちいいですわね。」
プレファ「ここは風が気持ち良いだけじゃないっすよ!」
ラディ「そうなの?」
プレファ「そうっすよ。何せここは、夕日と朝日が綺麗という事で超有名なスポットの一つなんすよ!」
ルルー「そうなんですのね。何処で覚えたんですの?」
プレファ「自分で調べたっす。」
エンデ「凄いな!」
ラディ「君の力を信用してなかったオイラ達が悪かったよ。」
プレファ「いや、気にしなくて良いっすよ。」
皆が話していると、フランが突然掘った。
ラディが覗くと、洞窟だった。
フラン「皆、洞窟があったの!」
ラディ「こんなにも早く見つかるなんて思ってもいなかったよ。」
エンデ「でかしたぞフラン。」
そう言うとエンデはフランの頭を撫でた。
プレファ「それじゃあ、行くっすよ!洞窟の異変を解決しに!」
一行は洞窟の中へ歩き出した。
チャプター21へ続く。
敵キャラで気になったキャラは?
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1:ミオウ
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2:メアリィ
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3:ジョルジュ
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4:ナタリー
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5:黒マントの少女
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6:マーガレッタ