テイルズオブプラネタリア~星空が運命を照らすRPG~   作:莉愛(マンガ描きたい)

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皆さん、メリークリスマスです!2016年もあと6日で終わりですね


チャプター19:少年の事情

エンデ「何食べる?」

ラディ「オイラはオムそばにしようかな………ルルーは?」

ルルー「わたくしは……海鮮丼をいただきますわ」

エンデ「俺はお茶漬けにしようかな」

 

エンデ達は店員にそれぞれの食べる物を注文した。

しばらく話していると、注文した品物が来た。

エンデ達は食べる。

 

ラディ「卵のふんわり食感に焼きそばの美味しさ……癖になるよぉ……」

ルルー「美味しいのですの?オムそばは」

ラディ「うん!ルルーも食べてみて?」

ルルー「では……」

 

ルルーはオムそばを口にした。

 

ラディ「どう?美味しいでしょ?」

ルルー「こっ……この様な美味しい物を食べたのは初めてですわ……!」

ラディ「気に入ったみたいだね」

エンデ「だな」

 

ワイワイ話しながらもエンデ達は食べ終わり、店を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンデ達はヘンリーとプレファと合流した。

 

 

プレファ「いやぁ~仕事をするのはいいっすねぇ!」

エンデ「そう言えば、お前は傭兵だったな」

プレファ「むむっ……忘れてもらっちゃぁ困るっすよ!」

フラン「そう言えば、リルナちゃんは?」

ヘンリー「彼女なら、噴水にいるけど……」

 

一行が噴水広場に着いて見ると、多くの人々が集まっていた。

その視線の先には、リルナが手持ちのハープを弾きながら歌っていて……1人の踊り子が得意な舞を踊っていた。

 

男性A「なぁ……あの子ってフェーネス王国の姫様じゃない?」

男性B「何でこんな所にいるんだ?」

女性A「多分……観光しに来たんだと思うわ……」

女性B「それにしても……可愛らしいお方ね」

 

リルナが歌い……踊り子が踊る中、街の人達はひそひそと話していた。

 

エンデ「なぁルルー…?」

ルルー「何ですの?」

エンデ「あの舞を踊ってるやつって誰なんだ?」

ルルー「知りませんわ……初めて見る顔ですし……」

ラディ「オイラも初めて知ったよ……」

 

リルナが歌い終わり、踊り子が踊り終わると一斉に歓声と拍手が起こった。

2人は笑顔になった。

 

エンデ「リルナ……もしかして、あの歌を歌ったのか?」

リルナ「そうです………懐かしの歌をエンデに聞かせてあげようと思って………」

エンデ「大丈夫だリルナ……聴こえたよ……久し振りに聴けて良かったよ」

リルナ「ありがとうございます……」

 

2人は見つめ合い、笑った。

 

プレファ「いやはやぁ………お二人は仲がいいっすねぇ……」

ヘンリー「そうだね」

プレファ「それはそうと………ルルーさん達とイチャイチャしてるお二人に来てほしい場所があるんすよ!付いて来るっすよ!」

エンデ「行こうぜ、リルナ」

リルナ「はい!」

 

一行はプレファとヘンリーと共にとある場所に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ルルー「あのぉ……兄様?ここは?」

ヘンリー「ここはプレファの実家だよ」

ラディ「そうなんだ」

プレファ「ボクは実家に帰って来るのがすっごい久し振りなんすよ!……へンリー様の傭兵生活を始めてから………」

リルナ「プレファくん?」

ヘンリー「まぁ上がってよ」

エンデ「あぁ」

 

一行はプレファの家に上がる。

中は埃が充満していた。

 

プレファ「埃だらけっすね………まったく……姉さんってば、一度くらい帰って来て掃除してほしいものっすよ……」

 

プレファは床を雑巾掛けし始めた。

 

ルルー「兄様、わたくし達も手伝いいたしましょう」

ヘンリー「そうだね」

リルナ「私も手伝います!」

 

ルルーは掃き掃除を……ヘンリーはテーブルの水拭きを……リルナはシンク等の掃除を分担してプレファの掃除の手伝いを始めた。

 

エンデ「俺らは適当に寛ぐかラディ」

ラディ「うん」

 

ラディは窓に置かれてある一つの写真を見つけた。

エンデもそれに気づく。

 

エンデ「これは……写真か?」

ラディ「そうだね………」

 

その写真をよく見ると、プレファが映っていた。

 

ラディ「ねぇエンデ………この写真に映ってるのってプレファの家族かな?」

エンデ「俺もそんな気がする………」

プレファ「そうっすよ。その写真はボクが小さい頃に父さんが撮ってくれた家族写真っすよ」

リルナ「そうなのですか?」

ヘンリー「そうだよ。彼の父親のファルレは画家で……母親プリマはウィスタリアの歌姫だったんだよ………でも、2人は流行り病で死んでしまってね……残されたプレファと彼の双子の姉のプレフィはプリマの兄のプリムに引き取られたんだけど、彼も事故で死んでしまってね………彼は僕の傭兵になり、姉の方は情報屋をやりながらの踊り子の道を進んだのさ」

ルルー「まさか……プレファに悲しい過去があったなんて……」

プレファ「そんな………同情しなくていいっすよルルーお嬢。ボクは今の生活楽しいっすよ」

ラディ「それなら良かった」

プレファ「ヘンリー様達が手伝ってくれたおかげでボクの家が綺麗になったっす!休憩でボクがコーヒーを淹れるっすよ。皆さんは座って待っててほしいっす」

エンデ「あぁ。」

 

 

一行はプレファシオの家で休憩を取る事にした。

 

 

チャプター20へ続く

 

 

敵キャラで気になったキャラは?

  • 1:ミオウ
  • 2:メアリィ
  • 3:ジョルジュ
  • 4:ナタリー
  • 5:黒マントの少女
  • 6:マーガレッタ

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