俺は人外じゃなくて一般人だ!!   作:ホッキー( ゚Д゚)

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お久しぶりです、ホッキー( ゚Д゚)です。

批判 中傷はご遠慮下さい。

それでは、どうぞ!!



第6話

朝の臨時全校集会が終わり、HRに参加する。

 

1年にはあの濃いバッテンの妹と人外の執事、3年には謎のクローンの先輩、そして俺と同じ2年には源氏で超有名なトリオときている、、、

 

なんなん!この学校に平穏っていう言葉はないんですか?!

というか、平穏の意味知ってる?!

まあ、有るわけないんだろうなぁ、、、

なんせ、武神がいる学校だし、、、

やばい、改めて考えたら、視界がにじんできた、、、

唯一の救いは源氏トリオがSクラスに在籍することになった事だ

Fクラスに在籍することになったら、絶対川神とクリスさんが黙ってないだろ

絶対決闘吹っ掛けるだろ、絶対(確信)

 

「う、うわぁっ?!」

 

違うクラスの軍人さんの声が聞こえた

 

あ、絶対決闘吹っ掛けたなあの軍人・・・

ホントに、生まれてくる時代間違えてんじゃないのか?と思いたくなるほど周りの奴らは決闘を行う

いや、やるな!とは言ってないよ?

この学園の校則だし・・・只、絶対決闘が起こると無事に済まないんだよなぁ・・・

ダメだ、こういう時は学校終わったら即行家帰ってゲームで癒されよう、うん、それがいい

 

「熊飼! 授業中に柿ピーを食うな!!」

 

Fクラス担任の小島先生にクマちゃんが指導されていた

鞭で、、、

というか、鞭って、、、ド変態は喜んでたけど、、、

あ、スグルが余計なこと言って指導されてる

バカだねー、反応したら絶対指導されるのに・・・

担任の先生が鞭で指導していても、他のクラスメートは驚きもせず転入生について話していた

そして、自分も鞭を使った指導に対して何も思わなくなくなっている

慣れってすごいよな!! ヤバい、言ってて悲しくなってきた

 

「そう願いたいもんだ。 これ以上騒がしいのは嫌だぜ」

 

俺知ってるよ? 君、口ではそう言いながらも意外と悪い気していないの

俺知ってるよ?

 

絶対、まだ何か起きるな・・・ 

これだけは確信をもって言える

1度ある事は2度あるって言うけど、2度どころか毎日何か起こるのがこのカオスな学園だから!!

どうか!一般人の俺は巻き込まれませんように!!

目をつぶって神様に祈った・・・

 

あれ?うちの学園、武神いるから神様って駄目な気がする・・・

学校の帰りに、お寺と教会に行こうと決めた・・・

 

放課後

 

よっしゃー!!学校終了!!

早く、お寺と教会に行こう!!

 

自分のカバンに荷物を詰め込み帰ろうとしていると、

 

「山内君、これからみんなで転入生見に行くんだけど一緒に行かない?」

 

川神さんからのお誘いが来た・・・ジーザス!・・・

やっぱり、神様は武神に勝てなかったようだ・・・

だが、俺はノーと言える日本人

ノーと言わせてもらうぜ!!

というか、ここは断らないといけない!!と俺の生存本能が言っている!!

 

ゴメン、(お寺と教会に行く)至急の用事があるんだ、、、

申し訳ない顔をして川神さんに答える。

 

「そうなのね、わかったわ!」

 

残念そうな顔をされたがすぐに無邪気な笑顔で返事をしてくれた

その後、川神さんはいつものメンバーとSクラスに向かって行った

よし、また何か言われる前にさっさと帰ろう

途中だった帰りの支度を瞬時に終わらせ、ダッシュでお寺と教会に向かうため廊下に出た

 

「冗談じゃねぇやってられるか!!」

 

その叫び声とともに目の前に誰かが出てきた

危ねぇ!!

走ってくるやつの勢いを利用してそのわからない誰かを地面に抑えつける

 

「うぐっ!」

 

抑えつけた相手のうめき声が聞こえた

ヤバい!!条件反射で相手を抑えつけてしまった!!

 

「なんだ! お前も組織の人間か?! 俺を消しに来たのか?! 離せ!!」

 

抑えつけた相手は意外と丈夫らしく抑えつけられながらも組織だ、なんだ、と騒いでいる

あ、ゴメン・・・つい条件反射で・・・立てる?

抑えつけた相手を離し怪我がないか確認する

誰?このイケメン・・・

純粋の疑問が生まれた

こんなイケメン俺は今まで一度も見た事がない、てかいたら四天王は五天王になってるはずだ・・・

俺が見た事のないやつは今日思い当たる人物が一人いる

全校朝礼に出ていない那須与一・・・

学長の話では那須与一は男と聞いている

加えてこのイケメンはSクラスから走ってきた・・

ということは、こいつ源氏トリオの一人だ・・・

 

「お前は組織の人間なんだろ?! 俺を消しに来たんじゃないのか?!」

 

源氏トリオの一人と思われる那須与一君はいまだに騒いでいる

可哀想に・・・特有の病気にかかっているなんて・・・

とりあえず、那須与一君の体を確認する

ずいぶん鍛えているらしく怪我は見当たらなかった

うん、それだけ騒げれば大丈夫だね

というかうしr「ご協力どうも。掴まえたぞ与一。私はお前を掴まえた」

言っている途中に朝礼で見た武蔵坊弁慶が那須与一君を持ち上げていた

片手で・・・

流石、九鬼、マジで人の予想を裏切らねぇな!!

175はある男を片手って・・・

 

「ぐおおおっ、あ、姉御、待て、離せ!!」

 

持ち上げられ悶えながらも抵抗している那須与一君

そんな那須与一君を見ながら諦めって肝心だよねと思ったら笑ってしまった

そんな笑いが聞こえたのか

「改めて、協力どうも。」

武蔵坊弁慶さんからお礼を言われた

いやいや、武蔵坊さんお礼なんていいよ。ぶつかったのは俺だから。えっと、那須君でいいのかな?ぶつかってゴメンね?

 

「ぐおおおおおおおおおっ」

 

那須君はどうやらそれどころではないらしい

 

「こいつは与一でいいよ、私の事も弁慶でいい」

 

わかった、弁慶、与一。

意外と武蔵坊さんは気さくな人らしい

まあ、片手で男持ち上げてる時点で拭いきれない違和感あるけど・・・

 

「じゃあ、私はお仕置きがあるから」

 

弁慶は与一を持ち上げながらSクラスへと戻って行った

その姿に誰もツッコミが無いところに流石川神学園!!と思ってしまった自分を殴りたい・・・俺もツッコんでねぇ・・・

帰ろ・・・帰ってマンガとゲームに癒されよう・・・

帰りにお寺と教会に寄ったのは言うまでもない

 

 

 

 

 

 

 

 

ぶつかっただけ?そんな馬鹿なことがある訳がない

与一を持ったままSクラスに帰る間今さっき話した男子の事を考える。

自分が与一を追いかけていた時、与一と男子がぶつかる瞬間から見ていた。

ぶつかる!と思った瞬間あの男子は与一の手を取って抵抗できないように関節を極めて地面に抑えていた。あれは、捕手術だ。柔術よりも古く、今は柔術にも組み込まれているところもある。これがまだ与一が普通の学生ならやや強引だが理解はできる。

けれど、抑えつけられたのは与一なのだ・・・

私たちは、源氏のクローンということもあり武道を嗜んでいる。

何より、私たちが普通の学生に抵抗もなく抑えられるわけがないのだ。

私たちは武将のクローンであり、抑えられる瞬間に返し技を行うことが条件反射として身についている。

いかに与一が焦っていたとしてもその反射は起こるはず・・・

つまり、あの男子はその反射を起こさせないスピードで抑えたか、その反射の返し技さえも封じたか、のどちらかになる。

どちらを取っても武神クラス、少なくとも壁を超えていないとできない事だ。

東西交流戦の時に主が見た後姿はもしかして・・・

そう考えると、あの男子に興味が少し湧いてきた。

あの男子は、、、そう考えて重要なことに気づく

 

「名前聞くの忘れた・・・」

 

もう引き返してもあの男子はいないだろう、というかメンドい

まあ、同じ学園なんだしあった時に聞こう

 

興味は持ったが、やはり生来のめんどくさがりがでるあたりどうしようもない

 

一方、その頃・・・

うん?なんか変な悪寒がする・・・

大好きなゲームをしながら癒されていた件の人

教会やお寺に行ったにもかかわらず、興味を持たれるあたりこっちもこっちでどうしようもない・・・

 

 

 

 

 




久しぶりということもあって、中々書くのが難しいですね・・・( ゚Д゚)

少しでも、面白いと感じてくれる人がいたら嬉しいです。

感想お待ちしております。m(__)m

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