2人の教官と最弱の小隊 growth record   作:トランサミン>ω</

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き、きっとこの小説の読者の方々は
空戦魔導士候補生の教官の原作または
アニメを知ってますよね?
いろいろ省いちゃってますが黙認願います(´^ω^`)ワロチ


ガールズトーク

「…てなことがあったわけだ」

カナタはレクティとミソラにユーリの看病を頼んだ後、部屋の外へ出てカズキに起こったことを説明した。

「そんな熱烈な告白をしてくる変態もいるんだな…」

「カズキも狙われるかもしれねーぞ?」

「男に好かれるようなことした覚えはないけどな」

カナタとカズキが話していると

「ふむ、女神であるわたしを呼び出すとはいい身分だな

「お、リコ。来てくれたか」

やってきたリコにカナタが声をかける。

「ふん、カズキが緊急事態だと言ったのでな」

「ごめんごめん。でもどうしてもお前のチカラが必要でさ」

「そこまで言うなら仕方が無いな…///」

リコは率直に褒められたことでぷいと顔を背けてしまった。

「そろそろ大丈夫じゃねーか?」

「カナタ待てって!」

カナタはカズキの制止もきかずに部屋へ入ってしまった。

すると…

「な、なんでカナタ先輩がくるんですかーっ!!!」

部屋の中からユーリのものと思われる悲鳴が聞こえてくる。

「わ、わりー…見てねーから」

「っっっっ…!!」

ユーリは自分の姿を確認した後、カナタに裸を見られたことをショックに思い泣いてしまった。

カズキとリコは中の様子を察して部屋の外で待機している。

「あ、あのっ!ユーリさんこれをどうぞっ!」

見かねたレクティが着替えと暖かいミルクを差し出す。

ユーリは着替え、ミルクを飲み干した後魔剣を取り出してカナタへ襲いかかろうとした。

「カナタ先輩…覚悟してください」

「しかたねーだろ…変なやつに絡まれちまって冷や汗かいたと思ってよ」

ユーリは自分の身に起きたことを思い出す。

そしてまた気を失いそうになるのだが…

「これやるよ」

「なんですか…?」

カナタの声で意識を踏みとどめた。

「アイスの屋台のおまけのキーホルダーだ。諦めそうになった時とかはそれを見て俺が教えたことを思い出せよ」

「なんでこんなことするんですか…?」

「お前のこと心配だからにきまってんじゃん」

「っ…///そういう事真顔で言うとこ嫌いですッ!」

「とりあえず俺は帰るわ」

「わ、私も帰りますっ!」

「お前はもう少し話してから帰れよ、他にもお客さんは来てるしな」

「ふむ、邪魔するぞ」

「リコさん!」

「リコあんたこんな所でどうしたのよ?」

「カズキに模擬戦までここに泊まるよう言われてな」

「ふぇっ!?」

「なんで!?」

「なんでも変態が現れたらしくわたしの美貌では狙われかねないらしい。それで3人で行動するようにとの事だ」

「なんとなくわかったわ」

「じゃあよろしくお願いしますねリコさんっ!ユーリさんも少しお話しませんかっ?」

「ええ、少しなら」

「じゃあ邪魔な男2人は帰るとするか」

「カナタ、俺の部屋いくか」

「お、いいな」

「模擬戦の戦術も教えてくれよな」

「ああ、いいぜ」

カナタとカズキは自室へ戻っていく。

残された女子4人はどんな会話をするのだろうか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沈黙を破ったのはレクティだった。

「あ、あのっ!ユーリさんとカナタさんはお付合いされてるんですかっ!?」

「ふむ、それはたしかに気になるな」

「えっ?あ、いやその…カナタ先輩とはそういう関係ではありません」

「しかしカナタは君には随分と優しいようだがな」

「うー…」

「ミソラさん?」

「な、なんでもないわよっ!」

「ほほう…」

「な、なによリコ?」

「君もあの男に御執心な訳か」

「そういうあんたはカズキ教官の前じゃデレデレのくせにっ!」

「き、貴様ッ何を言うか!」

女子が4人集まればやはり恋愛の話になるようだ。

しかしいつものようにミソラとリコの言い合いになっている。

「レクティさんはどうなんですか?」

「わ、わたしですかっ!?そ、それはそのぅ…」

「やはりカズキ先輩ですか?同じ魔双剣士ですし」

「は、はいっ!いつか追いつきたいですっ!」

その後も彼女たちの話は続き夜も遅くなっていた。

「私はそろそろ部屋に戻りますね」

「はいっ!ありがとうございましたっ!」

「お話聞かせて頂いてありがとうございます」

「ふむ、ためになったぞ」

すんなり打ち解けた彼女たちはいい表情をしている。

しかし

「でも模擬戦では負けませんよ」

ユーリの一言でミソラたちの表情が引き攣る。

「「「わたしたちも負けません!」」」

「ふふっ、返事ですね。それではおやすみなさい」

ユーリはそういって部屋を出ていく。

「ねぇ、2人とも」

「なんだミソラ」

「な、なんでしょうかっ?」

「今夜は作戦会議よ」

「とはいってもミソラはまだ合格してないがな」

「うー!そんなのはいいのよ」

「ミソラさんにもヒントあげましょうか?」

「いいの?レクティ」

「はいっ!仲間を想うことが大切ですっ!」

「チームワークを得るには仲間を見ることだ」

「仲間を見る…!そういうことね。わかったわ!今夜はあんたたちの事、たくさん話してもらうわよ?」

「なにか掴んだようだな」

「良かったです」

その後3人は夜中まで語り合い、お互いのことを知ることになった。




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