2人の教官と最弱の小隊 growth record   作:トランサミン>ω</

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カズキが空気になっているけんについて…


最弱と変異種

「そんじゃ、作戦通りにいくぞ?」

「…いきますっ!」

カナタの掛け声とともにレクティが飛び出す。

魔甲蟲の数はざっと50は超えているだろう。

普通ならばEランク小隊に属する生徒が闘えるはずなどない、しかしレクティ・アイゼナッハ。

アイゼナッハ流魔双剣術の後継者であり、《ミストガン》最強の魔双剣士の教え子である彼女なら可能だ。

レクティが魔甲蟲とすれ違うと魔甲蟲たちは全身を分断された。

「な、なにしたのよっ!レクティ!」

「なにって…ただ斬っただけですけど」

当たり前のことを聞いてくるミソラにレクティは内心首をかしげた。

レクティに近づく魔甲蟲を撃ち落とすはリコ・フラメル、素晴らしい射撃センスで撃墜していく。

「女神な私には当然のことだ」

リコは誇らしげに話している。

ミソラは作戦通りに魔力をチャージ、持ち前の加速力でぐんぐん魔甲蟲を引き離していく。

が、しかし一体の魔甲蟲がミソラに襲いかかった。

魔力をチャージしていたミソラは何も出来ない、彼女が目を瞑った時、強い衝撃が彼女を襲った。

恐る恐る目を開けると血を流したカナタがいた。

「変異種がくるぞ、準備しろよな」

「あ、あんたっ!」

「いったろ?死なせねーって」

ミソラは強く頷いて、もう一度飛び上がる。

そして……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あたしたちが《ミストガン》の空戦魔導士よっ!」

そう叫びストライクブラスターを放った。

爆風が辺りを包み込み変異種が姿を消した。

しかしおかしい、魔甲蟲たちが引かないのだ。

「わたしたち勝ったんですか?」

「うむ、そう見えないことも無いが勝ったのか?」

「まぁ、負けてはねーな」

「どうゆうことよ?」

「いってなかったか?変異種はいったいじゃねーよ」

「「「いってないわよ(です)(ぞ)!!」」」

彼女たちはカナタの説明を急かした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「変異種が複数いる!?」

「これだけ魔甲蟲がいるんだ、司令官が一人のわけねーだろ」

「そのぅ…特に連絡はないです」

「場所がわかんねーんだよな」

「つまり、《ミストガン》の人々を守るにはその司令官の魔甲蟲を倒さねばならぬのだな?」

「ま、そういうこったな。結構追い詰められてるし末期的かもな」

「ど、どうするのよっ!」

「ふん、仕方がないな。少しばかり本気を出してやるか」

するとリコは眼鏡をかけた。

「どうして眼鏡なんてかけてるんだよ?」

「ふっ、仕方がなかろう。私の千里眼で見つけてやる」

そういうとリコは捜索を開始した。

「カズキが言ってた通り眼鏡かけても美人だな」

「なっ!?まぁ…それほどでもあるか」

それからしばらくして

「見つけたぞ、数は一体だがかなり離れている。それにかなり大きいぞ、キメラデネブとは比べられん」

「そいつは、キメラアンタレスだな。知能がずは抜けて高いらしい、俺もお目にかかるのは初めてだけどな。まぁ俺が何とかする」

「そんな大きいのをあんたひとりでやるの!?」

「ああ、そうだけど」

「無理に決まってるじゃないのっ!」

「全然無理じゃねーよ、お前らが頑張って変異種を倒したんだ、俺ががんばんないでどうすんだよ」

「ミソラ、それに彼はひとりではないぞ」

「へっ?」

「リコさん?」

3人の視線の先には頬を染め女神のように微笑むリコがいた。

「どうしたんだリコ、そんなににやけて」

「っ!?にやけてなどいないっ!彼が、カズキが交戦を始めた」

「んじゃいそがねーとな」

カナタがいこうとすると

「「「私たちもいくっ!(いいきますっ!)(いくぞ!)」」」

「じゃあしっかり捕まってろよ?」

そう言ってカナタは三人をホウキに乗せスピードを上げた。




次回からはカズキが登場しますよ!
そして1巻分が終了したら、また別の作品を書きます。
広く浅く様々な作品を書いていきたいです!
応援よろしくお願いします。
感想まってまーす!

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