GOD EATER 2 RB 〜荒ぶる神と人の意志〜   作:霧斗雨

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第一部隊のキャラエピ消費回。
一呼吸置く意味でギルを挟んでみた。


第20話 第一部隊とチューニング

コウタの怪我が治り、カンを取り戻す為に第一部隊で任務に出るということを聞き、レイはそれに参加させてもらった。

前々から、コウタと任務に行ってみたいと思っていたのである。

任務に行く前、コウタと少し話をした。

 

「ああ、ブラッドの副隊長さん!この前はありがとな!」

 

「いえいえ」

 

「ま、極東支部とフライアの交流はサカキ博士に任せるとして……俺たちは俺たちで、現場レベルで交流を図るってことで!よろしくな!」

 

そう言われたので、レイはニコリと綺麗な笑顔で笑いながらコウタに言った。

 

「ああ、よろしく、極東支部第一部隊長殿」

 

「お、おう……!……あのさ、ひとつ、お願いがあるんだ。「隊長」って言い方、よしてくれよ。そんなガラじゃないんだ」

 

そう言って、バリバリと頭を掻く。

 

「おや偶然。俺も「副隊長」って呼ばれ方、好かないんす」

 

レイは、ニヤッと笑って言い返した。

コウタもそれに気がついたのか、へへっと笑う。

 

「ここはひとつ「俺とお前」、ってことで、どうかなっ?」

 

「ああ、よろしくコウタ」

 

ガシ、と握手を交わす。

 

「おっけー!そう来なくっちゃな!よろしく、レイ!そうだ!ミッションのあとで、メシでもどうだい?ここのメシはうまいぜ!よーし、俺のおごりだ!ちゃっちゃとミッション終わらせて、メシにしよう!」

 

この後、エリナに遅いと怒鳴られるコウタを見るハメになったのだけれども、それはまた別の話だ。

 

ーーーー

 

今回の任務のメインは第一部隊ということで、レイは終始徹底してサポートに回った。

と言っても、エミールやエリナが危なそうだったらフォローし、コウタの援護をし、普段あまりしないという立ち回りをやったのだけれども。

結局、戦果は上々の結果で、コウタの反応速度も問題なかった。

この後残っている予定は、コウタとのメシの予定だけである。

既にラウンジに向かったコウタの元へ行こうとすると、突然、エリナが声をかけてきた。

 

「……あのさ」

 

「ん?」

 

「ブラッドって、あのフライアってとこで訓練を積んだ、エリートなんでしょ?」

 

そんなことを言われても。

そのへんの事情は詳しくない。

レイは少し首をかしげ、同調しておくことにした。

 

「あー、まーそーなんじゃね?」

 

「ふぅん……。……で、あなたはそのブラッドの中でも割と強い方なんでしょ?」

 

「突っ込んでくるなぁ。さぁな、んなもんわかんねぇよ」

 

ブラッドはみんな強い。

それぞれが、それぞれの役割を、しっかりこなしている。

誰が一番強いかなんてわからない。

 

「ふぅん……。さっきの戦い、あなたの動き見てたんだけどさ……やるじゃん」

 

そう言うと、エリナはレイからフイっと目をそらし、つかつか歩いていってしまった。

何だったのかさっぱりのレイは、首をかしげる。

 

「いきなりなんだぁ?」

 

ーーーー

 

よくわからない絡みをされたレイは、悶々としながらラウンジに入ると、コウタが既に待っていた。

レイがコウタの隣に座ると、コウタがムツミにオーダーする。

 

「ムツミちゃん、いつもの二っつお願いできるかな?」

 

「はーい、コウタさんはいつも通りのデカ盛りね?」

 

「うん、よろしく!」

 

ムツミはすぐに調理に取り掛かった。

その背中を見ながら、コウタが喋り始める。

 

「あの子、千倉ムツミって言うんだけどさ、彼女が作る料理がこれまた絶品なんだよ。前まではさ、レーションだとかジャイアントトウモロコシだとか味気のないものばっかり食べさせられたんだけどさ」

 

「あー、あの食べにくいやつ」

 

「そうそう!ムツミちゃんが来てからは見違えるように変わったんだ。おふくろの味っていうかさ、なんかホッとするんだよなー」

 

改めて紹介されてみると、なかなか凄い子である。

この子くらいの歳の子で、ここまでできる子もそうそう居ないだろう。

 

「へぇ、まだ若いのにすげぇな」

 

「えへへ、褒めたって何も出ないよ!」

 

「いやいや、冗談じゃなくて!このしゃべり場だって、ムツミちゃんが来てから随分賑やかになったしさ。みんな言ってたよ。アットホームな感じがして居心地がいいってさ」

 

「ふふっ、ありがと!オマケつけちゃおうかな!」

 

気を良くしたのか、ムツミはおまけをつけてくれるらしかった。

横で、コウタがクスクスと笑っているので、どうやら確信犯である。

 

「はい、どうぞ、お待たせしました!たんと召し上がってくださいね」

 

「来た来た、早速食べようぜ!いただきまーす!」

 

出されたのは、オムライスだった。

見るからにコウタの方が大盛りになっていたので、あれがデカ盛りということなのだろう。

 

「どうだ?美味しいだろ」

 

コウタがオムライスを頬張りながら、レイに聞いてきた。

レイも、同じように頬張りながらうなずき返す。

 

「うん、すごい美味い」

 

「だろ!ただあんまり食べ過ぎると太るから気をつけろよ。俺なんか今の体重に戻すのに結構苦労したんだからな」

 

「おいおい」

 

これにはレイも、苦笑するしか無かった。

ゴッドイーターなのだから、嫌でも動き回るはずなのに、太ってしまう程食べるとは。

まぁ、元の体重に戻したというのだからそれはまたちょっとした努力が必要だっただろう。

あのエリナにガミガミ言われたのかもしれない。

そんなことを思いながら、レイは全部食べ終わった。

しばらく食後の余韻に浸っていると、コウタが口を開いた。

 

「極東ってさ、他にもいいところがたっくさんあるんだよ。俺としては、そういう良い所をいっぱい知ってもらいたいんだ。だからこらからも極東のこと、色々紹介させてくれよな」

 

レイは笑って頷いた。

 

「ああ、頼んだ」

 

それからしばらくラウンジで取り留めのない談笑をしたのだった。

 

ーーーー

 

コウタとの雑談が終わり、アナグラのロビーに戻ってきたレイは、ロビーをウロウロしていたエミールに絡まれた。

曰く、アラガミの襲撃で傷ついた外部居住区の装甲壁修繕素材を集めたいらしい。

勝手に行けば、とあしらおうとしたのだが、その素材がシユウのもので僕一人では手に余るだのなんだのと言い続けているので、仕方なく、レイはその素材狩りに付き合うことにした。

これはうんと言うまで嫌が応でもつきまとってくるパターンだとなんとなく察したのである。

移動中のヘリでも騒ぐエミールをなあなあであしらいながら、2人は蒼氷の峡谷へと降り立った。

シユウのほかにもザイゴートがいたが、レイはそれらをきっぱりと無視してシユウに踊りかかった。

飛んで逃げようとするのを、アサルトで撃ち落とし、ザックザックと切り刻む。

そこへ、大量のザイゴートを掻い潜ってきたエミールが到着、シユウの下半身を殴りつけた。

吹っ飛んでいったシユウに、再びエミールのハンマーが襲いかかる。

その隙に、放ったらかしにしていたザイゴートを駆除し、再度エミールに加勢する。

エミールは終始、騎士道がどうだのこうだのと叫んだりしていたが、レイはそれをただひたすらスルーし続け、気づいた時にはシユウはすっかり沈黙していた。

サッサと素材を回収し、エミールとともに外部居住区の資材として納品する。

残った端材を返却され、レイはこれでこの仕事も終わったと思ったところをエミールに呼ばれて、素直にラウンジに入った。

 

「友よ、ありがとう。装甲壁の補強まであと数日かかる……だが、人々の表情は少し落ち着いたようだ」

 

入った瞬間これである。

わかってはいたが。

人々の表情とか見てないくせに、と言いかけてやめる。

 

「それに見てくれ、アラガミ素材の端材をもらうことができた。少量だが、これで我が神機も……いや、これは君のものだ」

 

エミールは、スッとレイにシユウの端材の入ったアタッシュケースを差し出した。

 

「君がいなければ、今回の任務は成功しなかったのだから」

 

差し出してはいる。

しかし、その全身が小刻みに震えており、視線はアタッシュケースに釘付けで、未練たらたらである。

 

「あー、いいよ、やるよ」

 

こんなのを貰う勇気はレイにはない。

後でブチブチ言われても癪だし、リアクションがリアクションなので狙ってやっているようにも見える。

本人にそんな気は微塵もないのだろうけれども。

それに、今シユウの素材に用はないのだ。

 

「な、何だって?本当か?!友よ!友よ!感謝する!君のおかげで我が神機はさらに力をつける……礼は、その働きを持って返させてもらおう」

 

「あー、うん、それでいいや」

 

「いや、騎士たるもの、借りはすぐに返さなければなるまい。取り急ぎ上質のダージリンが届いたところだが、どうかな?」

 

「……あー、うん、じゃ、それでいいや」

 

貰えるものは貰っておく主義である。

エミールがいれた紅茶は、びっくりする程美味かった。

 

ーーーー

 

何度か現場交流の名目で第一部隊と任務をこなしていたある日、エリナに声をかけられた。

 

「あの……今日は、ありがと」

 

「……ん?」

 

「だから、ありがとう……一緒に行ってくれて……」

 

「……んん?」

 

「ありがとうって言ってるのっ!一緒に行ってくれてさっ!」

 

「いえいえ」

 

本当は最初から何を言っているのか聞こえていたが、ちょっとからかってやろうと思ったのである。

そのせいで、どうも頭にきたようだが、エリナは少し俯いて喋り始めた。

 

「……わたしとエミールがケンカばっかしててコウタ隊長、困ってるんだよね……今回の原因も、たぶんそれでさ。気を付けようと思うんだけど、エミールがバカなこと言った途端カーッとしちゃって、バーッとしゃべって……」

 

「ほうほう」

 

「エミールはともかく……コウタ隊長には、ちょっと悪いかなって思う……」

 

「あー……」

 

なんというか、よくわかる気がして何も言えない。

レイは苦笑しながら頭を掻いた。

 

「……っていうかさ、コウタ隊長は優しすぎるんだよね!たまにはビシッと言ってくれないと、こっちも止まれないじゃん!」

 

「なあそれ、ビシッと言う役目がいるのか?」

 

何故かコウタに責任転嫁され始めているので、レイはそれを止めた。

ビシッと言われないといけないようでは、今後やっていけないだろう。

コウタもそのへんのことは、ちゃんとわかっているし、やいやい言わなくてもまとまれるチームにしていきたいはずなのだ。

 

「えっ……と。そう、かな……?」

 

「そりゃな。大体、お前、いちいちやいやい言われたくねぇだろ?言う方も一緒。で、言いたいことそれだけじゃねぇんじゃねぇの?」

 

「うん、何が言いたいかって言うとさ……あのね?」

 

意を決したように、エリナがレイに向き合って言った。

 

「あなたの戦い方を、ちょっとだけ参考にさせてほしいなー、なんて……」

 

暫く何を言われているのかわからなかった。

ゆっくりと言葉を咀嚼して飲み込み、理解した上で驚いた。

 

「マジかよ。い、いや、別に困りゃしねぇしいいんだけどさ。なんつーんだ、ついて来れんのか?」

 

はっきりいって、参考に出来る戦い方はしていない。

スタイルはヒット&アウェイならぬヒット&ヒット、つまりゴリ押し。

アラガミの攻撃を避ける時は基本的にステップ又は身体をそらしたり飛んだりと装甲展開すら極力せず、とにかく当てて当てて当てることだけを考えて突っ込む。

酷い時はアラガミに大して素手、所謂暴力で対抗する時だってある。

そもそも、レイはショートブレードでエリナはチャージスピア、武器種が違うのである。

参考も糞もないと思うのだが、本人がそうしたいのならそうしたらいいのかもしれない。

 

「行けます、当たり前でしょ!そっちこそ、覚悟しててよ……!」

 

馬鹿にされたと思ったのか、エリナは少し顔をむくれさせたが、じゃあまた後でと立ち去っていった。

厄介なことになったと、レイは一人ため息をついた。

 

ーーーー

 

エリナと別れ、ラウンジに足を踏み入れた時、エミールに声をかけられたレイは、今度はこっちかと思わずにいられなかった。

 

「今日の君も、相変わらず素晴らしい戦い方だった」

 

「そりゃどうも」

 

エミールからのお世辞を受け取り、これで話は終わりかと思っていると、突然エミールはレイを指さして語り始めた。

 

「……ときに、君にひとつ質問がある。我々には、多くの武器が与えられているだろう。神機だけでなく、多種多様な道具もだ」

 

「ああ、あるな」

 

「その中に含まれる「罠」や「スタングレネード」……これらを見るといつも考えてしまう。いくら相手が悪逆非道なアラガミとはいえ、このような卑劣な兵器を用いていいものだろうか。騎士ならば、もっと正々堂々と己の腕のみで戦うべきではないのか?!」

 

「……」

 

何を言われているのかよくわからなかった。

レイ自身、罠やらスタングレネードやらはあまり使わないので、そのへんのことは個人の好みだろうと思うのだが、こんな考えを持っているやつは初めて見た。

 

「……そう思うと、夜も眠れない。今夜も5分ほど夜更かししてしまいそうだ……」

 

「5分って。それ夜更しって言わねぇだろ」

 

「そこでだ……君の意見を聞かせてほしい」

 

そんなことを言われても。

そんな良く分からんこだわりを持って使ったことも、卑怯だのなんだの思ったこともない。

あえて言うなれば。

 

「……別に騎士じゃねぇし」

 

「な……なんだと?!」

 

レイの返答に、エミールは信じられないといった顔をしてくれた。

何故そんな顔をされねばならないのか、さっぱりわからないのだが。

 

「うん、何に驚いてんのか俺には良くわからんのだが」

 

「そうか……僕はまだ勝ち方を選ぶには未熟だと、君はそう言いたいのだな」

 

「滅茶苦茶ポジティブに解釈したな、お前」

 

ここまで来ると呆れを通り越してちょっと尊敬したくなるレベルのポジティブである。

 

「よし、僕は決めたぞ!これからは罠だろうとスタングレネードだろうと遠慮なく使わせてもらおう。アラガミを倒すためなら、人々を護るためなら手段は問わない……そう、僕は今日からエミールではない!ダークエミールだ!」

 

「……なぁ、それツッコミ待ちだったりする?」

 

「人々のため、自らこだわりを捨てる……大人になるとはこういうことなのかもしれない……ほろ苦いものだな……」

 

「……」

 

どうやら、ツッコミ待ちでは無いらしかった。

 

「この世からアラガミがいなくなるその日まで……君の愛したエミールとは、暫しの別れだ……では、僕は去るとしよう。決して振り返らずに……」

 

そんなエミールいないと言いそうになるのを抑えて、立ち去るエミールを見送る。

エミールは仰々しく歩いていったが、ラウンジから出る一歩手前で立ち止まり、レイの方を振り返って言った。

 

「……罠の使い方について、細かく教えてくれないか?ほとんど使ったことがなくてだな……」

 

「振り返らねぇんじゃねぇのかよ。つか、そっからかよ」

 

流石にツッコまずにはいられなかった。

 

ーーーー

 

エミールにスタングレネードと罠の手解きをした後、レイは訓練をした。

この前の護衛任務で鈍っているのがわかったので、目隠しをしたまま普段よりもハードなメニューのものをこなす。

この第六感とも呼べる感覚をもう少し鍛えておかなければ、ユノにしたような反応をしてしまうかもしれない。

そうなった時、いちいち説明しないといけないくらいなら、バレないように徹底的に隠すのがレイという人物である。

一通りメニューが終わると、ギルから連絡が入っていた。

どうやら、チューニングが終わったらしい。

今からリッカの元に行くと言うので、レイも、すぐに向かうと連絡を入れて訓練場をでた。

レイが神機保管庫についた時、ちょうどギルもやってきたところのようだった。

 

「できたよ、お待たせ」

 

「早いな」

 

「さすがリッカ」

 

ありがと、とリッカが笑う。

チューニングされたギルの神機は、パッと見何の代わりもないように見えるが、見えない部分に変化が現れているのだろう。

 

「あとは、実戦の中でどう感じるか、だね」

 

「早速、試してみるよ……お前も、一緒に来てくれるか?」

 

「勿論だ」

 

「ああ、ありがとう。お前さえ良ければ俺はいつでも出られるぜ。どうする?」

 

「愚問だな、今すぐ行くに決まってんだろ」

 

レイは笑いながら自分の神機を持ってくる。

こちらも、しっかりチューニングされているようだった。

 

「あとで、ちゃんとレポートしてね。特に違和感を感じる箇所は、絶対に覚えておいて」

 

「わかった、ありがとう」

 

「よし、んじゃ行くか」

 

ーーーー

 

ギルが持ってきたミッションは、オウガテイル堕天やドレッドパイクなどの雑魚ばかりのミッションで、肩慣らしには持ってこいのミッションだった。

普段よりもギルの反応が早く、非常に連携が取りやすかったためか、あっさり任務が終わった。

アナグラ戻るなり、ギルはリッカに報告を開始する。

 

「驚いたよ。チャージ時の振動が、ウソのように軽くなった。重心の違和感も緩和されて、突進時のバランスも取りやすい。あとは、ブラッドアーツの制御も楽になったな……結果的に、体力の消耗も随分と抑えられたように思う……神機の調整一つで、まさかここまで生まれ変わるとは……」

 

「調整って大事なんだな」

 

「あぁ、本当だな……今回の件で、それを痛感した……」

 

ギルの言う事がすべて事実なのは、傍から見ていたレイにもなんとなくわかった。

それ程、普段よりやりやすかったのである。

アハハ、とリッカが嬉しそうに笑った。

 

「ありがと。神機について理解を深めてくれて、嬉しいよ」

 

「2人とも、よかったら……もう少し付き合ってくれないか?神機の調整や、開発工程に興味が湧いてきたんだ……」

 

「俺はいいぜ」

 

「うん、喜んで!」

 

ギルの提案に、レイもリッカも二つ返事で了承した。

そうなるとこのあとどうしていくかということになるのだが。

 

「そうだね……クロガネ装備用の素材が手に入ったことだし……今度は君専用のクロガネ刀身の開発をギル君に手伝ってもらったら、いいんじゃないかな?」

 

唐突なリッカの提案に、レイは目を丸くした。

 

「え、いいのか?」

 

驚きながらギルの顔を見ると、ギルは微笑みながら頷いた。

了承の証である。

 

「ああ、勿論。お前には、色々助けてもらってきたからな」

 

「そういうなら、任せたぜ」

 

「じゃあ、察しはつくがどんな近接武器を作りたいか考えておいてくれ。決まったら、いろいろ始めよう」

 

「OK、大方、予想通りだと思うけどな」

 

「だね」

 

クスクスと3人の笑い声が神機保管庫に響いた。




エミールの扱いェ……。
難しいよぉ、難しいよぉ。
作者自身、エミールのキャラエピはこんなテンションでこなしたので、これ以上を求めることが出来ないのが辛いところです。
レイはホント、乗る所は乗るけど興味無いとこはひたすらに興味が無い人なので、このあと色々大変かもしれない。
次回から問題のハルオミエピに入るんだけども、うん、レイ興味無さそうだなぁ。
感想、お待ちしています。

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