仮面ライダーエターナル―NEVER SIDE STORY―   作:K/K

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Hの灼熱/羽原レイカの章その3

 衝撃と炎、二つの力が交差し、そして反発する。ドッグドーパント、ヒートドーパントの視線が一瞬ぶつかり、衝突した両者の脚が離れる。

 ともにまだ全力などは出しておらず始まりを告げる挨拶を済ませただけにすぎない。

 先に仕掛けたのはドッグドーパント、脚が離れると体を捻り四つん這いの状態で着地、すぐさま地面を蹴り、今度は地面スレスレを滑るようにして突っ込む。狙う先にあるのはヒートドーパントの両足、それを刈り取ろうとするかのように鉤爪のような爪を生やした右手を振るう。

 しかし、ヒートドーパントも相手の狙いをすぐに判断し、足を切り裂かれるよりも早く地を蹴り宙返りをするように回避、さらにそれだけでは終らず、空中を舞うヒートドーパントの立てられた人差し指の先に火が点る。そしてその点った火をドッグドーパントへて放った。

 攻撃を避けられたドッグドーパントは、直ちに視線でヒートドーパントを追う。その目に写ったのは指先に点る火を自分に投げつけるヒートドーパントの姿。投げつけられた火は直径数十センチ程の火球へと変化し、ドッグドーパントへと迫る。

 低空を駆けるドッグドーパントは、左手を地面に突き立て急停止し、すぐに両足で後ろに跳ぶ。

 後ろに跳び去った直後、火球が地面に着弾、地表を捲り上げ、中を溶かす程の爆発と火柱を上げた。溶けた地面は赤熱し火球に込められた威力を嫌でも知らしめる。

 ドッグドーパントが立った場所に再び火球が飛んでくる。再度後ろに跳び去るが、またその場所に火球が放たれる。ドッグドーパントはバック転で回避するとその勢いのまま背後にある倉庫の壁に両足の爪を起て、壁に対して垂直に止まった。地に降り立ったヒートドーパントは未だに指先に火を点しているが、放つ気配はない。ヒートドーパントとドッグドーパントとの距離は既に十メートル以上離れている。先程はその半分もない距離で火球を当てることが出来なかった。そのためヒートドーパントは今この距離で攻撃しても無駄だと悟り、相手の出方を待つ姿勢をとっていた。

 ドッグドーパントも相手の意図が分かっているのか、口の端を吊り上げて笑い、体を反転させると倉庫の壁を駆け上がり、屋根の上へと姿を消した。明らかに何かを仕掛けてくるのは明白であった。

 ヒートドーパントは短い時間で思考する。このまま相手の誘いにのらず、倉庫ごと炎で吹き飛ばす考えが浮かんだが、直ぐに考え直した。倉庫を吹き飛ばす程の炎を生み出すのには多くの力を必要とするし、隙も大きく倉庫を吹き飛ばす前にドッグドーパントに逃げられたなら無駄な力を浪費したことになってしまう。ゆえにヒートドーパントの選ぶ手段は正面から挑む方法であった。無謀ともとれる手段ではあるが、自らの持つ力と技をを信じた上での判断であった。

 ヒートドーパントは二歩、三歩と勢いをつける為に地面を蹴り、四歩目で大きく踏み出し十数メートルの高さがある倉庫の屋根まで一気に跳んでいった。

 屋根に飛び乗ったヒートドーパントの目に最初に写ったのは、ヒートドーパントのいる方向に向けて大きく胸部を反らした格好をしているドッグドーパントの姿であった。

 一瞬、何をしているのか理解出来なかったヒートドーパントだったが、すぐに相手の意図に気付くがその時には既に手遅れであった。

 

 ウォオオオオオオオオオオオ!! 

 

 ドッグドーパントが極限まで吸い込んだ空気が肺から喉を通過していったとき、ドッグドーパントの口から秒速三百四十メートルの見えざる暴力が吐き出された。

 咆哮は倉庫の屋根を大きく震わせ、ヒートドーパントに直撃、ヒートドーパントの脳を圧倒的な力で無理矢理揺さぶられる。

 たまらずその場で膝を突き動きを停めてしまう。

 ドッグドーパントの爆音のような咆哮は、ヒートドーパントの動きを停めただけには留まらない。ヒートドーパントの耳は咆哮を聞いた瞬間から耳鳴りしか聞こえず他の音を一切感知出来なくなり、またヒートドーパントの平行感覚も大きく狂わせおり、足元が揺れるような感覚が続きまともに立つことも出来ない。またヒートドーパントの視界は激しい勢いで回転する光景が写っており、聴覚などと同じくまともに機能していなかった。

 一撃で相手の運動能力を奪ったドッグドーパント、彼がこの機会を黙って見過ごす訳もなく、四肢を地面に着けると一気にヒートドーパントに目掛け駆けていく。

 まともに相手を認識することが出来なくなったヒートドーパントであるが、彼女はドッグドーパントが今自分に向けて迫ってきていることを認識していた。

 それは、視覚や聴覚などで認識したのでは無く、多くの戦いを通じて得た戦闘者としての感覚が迫るドッグドーパントの存在を囁いていた。

 迫ってくることは認識出来ているが、肝心の相手の場所は戦闘者の感覚を持ってしても分からない。ゆえにヒートドーパントはある行動にでる。

 ヒートドーパントが右手を振り上げる。軽く広げた右手に火が点る。ヒートドーパントはその燃え盛る右手を力の限り自分の足元へと叩きつけた。

 

「はぁ!」

 

 その結果起きるのは自分を中心にした爆発。炎を巻き上げ倉庫の屋根を吹き飛ばす。

 

「おわ!?」

 

 ヒートドーパントを中心に半径数メートルが炎によって崩れ落ちる。ヒートドーパントにあと数歩という位置にまで迫っていたドッグドーパントは突然の熱波と炎に思わず両腕を交差して顔を守るが、次に起きた足場の消失には咄嗟に対応出来ず、ヒートドーパントもろとも落下していった。

 落下した倉庫の中、屋根の焼け落ちた資材が長年積もっていた埃を巻き上げ、辺り一面を曇らせていた。

 落下していくなか空中で体勢を整えたドッグドーパントが両足から着地する。さほど離れた距離にはいなかったヒートドーパントを探すが舞い上がる埃が視界に制限を与え、すぐには見つからない。

 そのときドッグドーパントの鼻が微かに動く。舞い上がる埃の匂い、腐った木匂い、カビの匂い、焦げた匂い、多くの匂いの中から一つの匂いをかぎ分ける。匂いの発生元はドッグドーパントの背後、そしてこの匂いは動いていた。

 ドッグドーパントが振り向くと、赤く光る物体が赤の軌跡を描きながらドッグドーパントの顔面を狙い、飛んでくる。

 振り向いたドッグドーパントはそれに対して躊躇うことなく右拳を叩きつけた。弾けるような激突音がすると二つのぶつかった衝撃の余波で、空中を舞う埃が吹き飛ぶ。

 視界に塞ぐ埃が消え失せたとき、そこにあったのはドッグドーパントに向けて上段蹴りを放っていたヒートドーパントの姿があった。

 

「もうまともに動けるのか、タフだね」

 

「それが長所だからね」

 

 攻撃を防がれたヒートドーパントはその場で追撃、振り上げた右足を戻すと同時に左の爪先をドッグドーパントの鳩尾を狙い突き出される。だがその攻撃も下から突き上げたドッグドーパントの膝によって防がれる。跳ね上がる左足、そのせいでヒートドーパントの体勢が崩れる。それを狙い今度はドッグドーパントの右手がヒートドーパントの喉元に手刀を繰り出す。指先に並ぶ刀剣のような爪、当たれば無事では済まない。

 ヒートドーパントは、右足を地面から放す、それによりヒートドーパントの体が沈み、ドッグドーパントの手刀が頭上を通過する。両足が宙にある状態で、ヒートドーパントは片手を地面に着けると体を捻り、その勢いで生まれた力を右足に込めドッグドーパントの脇腹に横薙ぎに叩き込む。攻撃を避けられ前のめりの体勢になっていたドッグドーパントにそれを避けることは出来なかった。

 

「ぐう!」

 

 短く呻くドッグドーパント、今度は突き刺さる足に狙いを定め、肘を振り下ろすが、ヒートドーパントは地面に着けた手を放すと再び全身を捻ると相手に背を向ける格好となりながらも振り下ろされる肘に反動で勢いのついた自らの踵を叩きつけようとする。

 不安定な姿勢で放たれたせいで、ヒートドーパントの攻撃はドッグドーパントに比べれば軽い。衝突してもこのままでは強引に圧しきられてしまう。相手もそれが分かっているのか、攻撃を潰すためにドッグドーパントの腕の筋肉が隆起していく。

 ドッグドーパントの肘とヒートドーパントの踵二つが衝突する。骨と骨とがぶつかりあう鈍く、全身の肌を震えさせるような音。

 均衡は一瞬、やはりドッグドーパントの攻撃が上回り軍配が上がろうとしたとき──

 ヒートドーパントの踵から炎が噴き上がる。宇宙へと巨体を持ち上げるロケットの噴射孔、鉄をも焼き切るバーナーのように一点に集中された直線的な熱の噴射。接触するドッグドーパントの肘だけに収まらず、その腕ごと焼き落とすかのような高熱の暴力であった。

 

「おああああああ!」

 

 たまらず絶叫を上げるドッグドーパント。彼の纏う白い体毛は瞬時に灰となり、その奥の肉を容赦なく焼く。

 ドッグドーパントはたまらず後方へと飛び、ヒートドーパントと距離をとる。

 ヒートドーパントもそれを見るとすぐに立ち上がり、体勢を整えた。

 

「ぐぅ……ん……」

 

 ドッグドーパントの喉から漏れる苦痛の声。ドッグドーパントの腕は誰が見てももう使いものになる状態ではない。高熱にさらされた皮膚は焼け爛れ、赤黒い肉を露出させており、一部は炭化までしていた。呻きは、本人は意識して止めようとするが、僅かに腕を動かすたび、風が当たるたびに激痛が走り、声が出てしまう。

 

「苦しそうだね? そろそろ楽になる?」

 

 ヒートドーパントの挑発にドッグドーパントは痛みで歪む顔に無理矢理笑みを浮かべる。

 

「まだまだ……こんな……楽しいこと……終わらせる……つもりはまだ……ないね」

 

 ドッグドーパントの途切れ途切れの言葉、おそらく声を出すという僅かな動作でも激しい苦痛に苛まれているのがわかる。

 

「あっそう」

 

 ヒートドーパントは短く応えると、地を踏み出し一気に駆けた。もとより相手の状態など興味もなく、終わらせるつもりで仕掛ける。

 だらりと片腕をたらし、腕一本で構えるドッグドーパント。

 走るヒートドーパントは指先に炎を生み出すとドッグドーパント目掛け容赦なく放る。

 痛みによって萎縮する体に鞭を打って無理矢理体を動かし、左に回避する。しかし、それを読んでいたのか回避した先でドッグドーパントの目に再び迫ってくる火球が写る。

 避けようにも間に合うタイミングではない。もし、ドッグドーパントの状態が完全であったのならば、この二撃目も回避することが出来たはずだが、今となっては無意味なことである。

 

「くおおおおお!」

 

 避けることは出来ない、そう判断したドッグドーパントの行動は早い。空気の焦げる匂いを鼻先で感じたとき、ドッグドーパントの片腕が火球を横薙ぎに払い、打ち消した。

 致命傷は避けた。しかし、代償も軽くはない。

 白煙を上げるドッグドーパントの手、手の甲から腕の半ばまでの体毛は焼け落ち、手の甲は先程焼かれた腕ほどではないが剥き出しになった皮膚からは、赤い肉が生々しく光っていた。

 両腕を使い物にならない状態にされたドッグドーパント。しかし、その眼から光が消えることはない。むしろ、今、この瞬間を一秒でも長く延ばすことを考え、貪欲な輝きに満ちている。

 

「まだだ……まだ……」

 

 ヒートドーパントは接近戦で仕留めたいのか、火球を放るのを止め、一気に距離を積めていく。

 ドッグドーパントにとっては有難い展開である。ヒートドーパントの身長は百八十センチ前後、対するドッグドーパントは二メートルを越えている。接近戦においては間合いの広いドッグドーパントが先手を取れる。

 だが、ドッグドーパントすでに勝ち負けなどは考えてはいない。こちらが仕掛け、相手がどう返してくるのか、プレゼントの中身に心躍らせる子供のような好奇心だけしか今の彼にはない。

 ヒートドーパントの足先が、ドッグドーパントの間合いに入ったとき、バネ仕掛けのような瞬発さでドッグドーパントの足が跳ね上がり、ヒートドーパントを穿つように突き出される。

 怪我の状態など完全に無視したドッグドーパントがいま放てる最速の一撃。空気の壁を何層も一瞬で貫き、ヒートドーパントに迫っていく。

 

(捉えた!)

 

 そう確信したドッグドーパント、しかし、彼の卓越した眼があるものを見た──ヒートドーパントの唇が笑みを形作る瞬間を。

 

 突き出された蹴りの先にいるヒートドーパントの姿が突如として消える。

 ドッグドーパントの眼だけがヒートドーパントの動きを捉える。

 ヒートドーパントはドッグドーパントの蹴り出された足の上に飛び上がっていた。そして、ドッグドーパントの伸びきった足に下から持ち上げるようにして左足の甲を当て、反対の右足は膝を曲げ、胸の辺りまで持ち上げられている。

 これから何をするのか、ドッグドーパントは自分でも意外なほどに冷静な思考で判断し、そしてこの後の結末を思い浮かべ、残念そうな笑みを浮かべた。

 ヒートドーパントの曲げられた右足が勢いよく垂直に落下する。落下した右足は下から持ち上げている左足と互い違いドッグドーパントの足を挟み込み、その足を砕く。

 足を砕かれたドッグドーパントは悲鳴を上げることはせず、折られた衝撃で体制を崩され膝をついてしまう。

 片足では立ち上がることすら困難な状態のドッグドーパントにさらに追い討ちをかけるようにヒートドーパントの前蹴りがドッグドーパントの胸部に叩き込まれる。

 

「……ッ! ……ハッ!」

 

 その蹴りの重さで満足に呼吸することが出来ないドッグドーパント。しかし、これは彼にとっては幸運であった。

 ヒートドーパントの密着した足が、ドッグドーパントの胸部で激しい炎を生み出し爆発したからだ。至近距離でナパーム弾を爆発させたかのような威力。もし、呼吸が出来ていたならば灼熱の空気を吸い込み肺が焼け落ちていただろう。爆発の勢いで壁に叩きつけられたドッグドーパントの胸部は両腕よりもさらに酷い状態になっており、一般的な感覚の人間が見れば思わず眼を背け、全身に鳥肌を立てていたであろう。

 壁に寄りかかり辛うじて立っていたドッグドーパント、生気を失いつつある瞳に見えたのは、灼熱の炎のその脚に宿し、紅蓮で弧の軌跡を描きながら、自分に飛び掛かるヒートドーパントの姿。

 カッコいいなぁ、などと場違いな感想を抱きながら抵抗する意思を見せないドッグドーパント。

 その直後に喉に打ちつけられる衝撃と骨が砕ける音。ドッグドーパントはそのまま持たれた壁から滑るようにして力無く地に両膝を着き、頭を垂れ下げたまま動かなくなる。

 放っておいてもこのまま絶命することは間違いない。ヒートドーパントは背を向け歩き出す。数歩進んだところで足を止めると、右手を掲げ、その手に紅蓮の炎を燃え上がらせる。

 

「じゃあね」

 

 振り返ることなくその炎をドッグドーパントへと放つ。炎はドッグドーパントの全身を包み込み激しく燃え盛る。

 死に逝く存在への紅蓮の抱擁。これを情けととるか残酷ととるか、それは散り逝くものにしか分からなかった。

 

 

 ◇

 

 

 ああ、終わりか……

 

 自らが燃え尽きていくなか男は、炎の荒々しさとは正反対に静かに今までのことを振り替える。

 

 俺は結局、あのメモリに踊らされていたのかな……? 

 

 自らの楔を解き放ち、仲間を殺すきっかけとなった元凶、しかし、男の中に不思議と恨む気持ちはない。

 

 色々やれたし、まあ、いいよな

 

 自分が望むような自分で最期を飾れた、この充実感は彼にとって地位や名誉よりも価値のあるものだった。

 

 ああ……それにしても……

 

 万感の思いを込め最期の思いを紡ぐ。

 

 ほんと、楽しかった……

 

 

 ◇

 

 

 レイカはバイクを停めると、ヘルメットを脱ぎ、ポケットの中に入れておいた通信機を取り出す。

 今、レイカがいるのは倉庫街から離れ、風都の中心へと向かう道路。あの倉庫街へ長居すれば増援が来る可能性を危惧し、ここまで走ってきた。

 通信機を操作し目当ての人物に連絡を入れる。

 

「ああ、克己。……そうアタシも手に入れたよ。このまま克己に合……」

 

 そのとき、レイカの眼があるものを捉える。前後が黒と緑に分けた色をした風変わりなバイクに乗った二人乗り人物。

 バイクを操作しているのは男性。黒のズボンとベストを着たあまりバイクに乗るのに適さない格好をしている。後ろには小柄な女性が乗っており前の男にしがみついている。

 目の前を通過した時間は一秒ほど、しかも両者はヘルメットをきちんと被っている。しかし、並外れた身体能力を持つレイカの眼には、その二人の顔がしっかりと見えていた。

 

「……合流は少し遅れそう。……ちょうど見つけたの。この街の仮面ライダーの片割れ。少し遊んでみる。いいでしょ、克己?」

 

 レイカは通信機越しの答えに満足したのか微かに笑う。

 

「まあ、一人でも大丈夫だと思うけど……ああ、京水たちにも声を掛けておくの? ……まあ、いいけど。遊びで済ますつもりだけど、もしかしたら潰すかもしれないけど、いい? ……そう、また後で連絡する」

 

 通信機を切り、ポケットに仕舞ったとき、レイカはふて自らの手を眺めた。

 手を軽く握り締める。返ってくるのは熱の無い冷たい感触。T2ヒートメモリを体内に入れたときに生まれた全身を駆け巡る熱は既に冷めていた。

 かつて、人だったときの名残、心のどこかでそれを求めていたことが、自分とこのメモリを引き合わせたのかもしれない。

 レイカは自嘲気味に笑うとヘルメットを被り、走っていったバイクの後を追いかけた。

 失ったモノは戻らない、だがその失ったモノを完全に諦めるほど自分の心の熱は冷めきっていない。

 この思いは、レイカにとって馬鹿馬鹿しく思えると同時に少しだけ嬉しかった。

 

 

 




これでレイカ編は終了です。
作品に対しての意見、疑問などお待ちしています。
次は寡黙なあの人が主人公です。

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