ガチ戦闘じゃないから文字数が少ないです。
でも書いてみて肉弾戦の方が以外と書きやすかった。
遠距離射撃、雷撃、地雷……変則的すぎるよ……
『そんな生物が存在する訳ないだろう!』
日本の国会議事堂で、巨大なディスプレイが並ぶ部屋の中に怒号が飛び交う。
ここでは
だが
唯一信じたのはイギリスとスコットランドの大統領だけだった。
日本に
だがそれでも各国の大統領たちは
そして、
☆☆☆
そんな中、アメリカのとある田舎町では一人の子供が多くの大人たちに囲まれていた。
「本当に見たんだよ! ねえ信じてよ!」
昨日の夜に起こった暴風雨で森の中に仕掛けた罠を確認するために集まった猟師たちの前に、子供が声を荒げる。
「でもさすがに信じれねえよ。 あの暴風の中空を飛ぶ怪物がいたなんて」
子供が言うには、昨日の暴風雨が吹き荒れる中、空を平気で飛ぶ怪物が罠が仕掛けられている山に向かったと言う。
しかしさすがに大人たちは子供の言ったことを真に受けず顔を見合わせて笑ったり肩を竦めるなどをした。
猟師たちは子供の戯れ言だと思い、顔を赤くしながら大声を出す子供を無視して山に向かった。
「ううぅ……本当に見たんだもん……」
自分の言ったことが信じてもらえずしょんぼりとする子供の前に、若い青年が膝を曲げて子供の目線と同じ高さにした。
「その事、詳しく聞かせてくれないか?」
『彼』はフリーの小説家で、この田舎町を舞台にした物語を書こうとやって来てちょうどそこに先程のちょっとした騒ぎを聞きつけ、好奇心から子供の話を聞こうと思ったのだ。
「うん!」
子供は真面目に聞いてくれる人がいて嬉しかったのか、喜んで自分が見たことを話した。
「あのね、昨日の夜に雨とか風が凄く吹いていたりしてたからどれくらい雨が降っているのかなぁって思って外を見たの。 そしたら外に青い光をバーって出しながら空を飛ぶ怪物がいたんだ!」
「その怪物はどんな姿をしていたか覚えてる?」
興奮気味に話す子供に『彼』はその怪物の姿を聞く。
「えっとね…………こんな感じだったよ!」
子供はぐしゃぐしゃに濡れた地面に落ちていた木の棒で怪物の絵を描いた。
まだ子供らしい絵で細かいところなどはわからないが、ある程度の姿は見てとれた。
腕と脚が2本ずつあり、尻尾が生えている。
そして、両肩から1本ずつ、計2本の鞭のような腕らしきものがあり、顔には髭のようなものが垂れている。
先程の大人たちが見たら訳のわからない落書きに見えてしまうかもしれないが、少なくとも『彼』にとっては非常に興味が出てくるものだった。
『彼』は子供にお礼を言ってチラリと山を一瞥すると、メモ帳を取り出して子供が話したことと地面に描かれた怪物の姿を描き写す。
『彼』はこれから書こうとした小説をサスペンス物からファンタジー物に変えようかと考えていた。
『彼』自身も子供が言った怪物の存在を信じている訳はなく、何か小説のネタにならないかと思い話を聞いていたのだ。
『彼』はメモ帳をしまうと自分が泊まる宿に戻って小説を早く書こうと考えた。
早足で戻る『彼』は、まるで面白いことをこれからやろうとする子供のように顔を綻ばせていた。
☆☆☆
「ああやっぱり壊れてるよ」
所変わって、山の中に入って仕掛けた罠が壊れているのか確認しに来た猟師は壊れてる罠を見つけると落胆した。
他の猟師たちも表情には出さなかったがため息をはいたりしていた。
時間をかけて仕掛けた罠に獲物がかかることなく使い物にならなくなってしまっていたなら無理もない反応だった。
「他のも同じかもしれないが、回収しに行くぞ」
壊れた罠を片付けて猟師たちは別の罠を探すが、見つけるとやはりどれもこれも壊れていてゴミが増えるばかりだった。
「あーあ……また作り直しか……」
壊れた罠を手に取って一人の猟師が言う。
どうやら手にした罠はその猟師が作ったものらしく、酷く落胆していた。
「(でもなんでこんなにボロボロに壊れてんだ? それに――)」
だがその猟師は壊れた罠を見ながら不思議に思った。
「(なんで焦げているんだ……?)」
猟師たちが壊れた罠を回収している中、そこから離れた場所から罠を回収する猟師たちをジッと見つめる存在がいた。
ソレは猟師たちに気づかれぬよう息を殺して葉っぱで生い茂った木の枝の上に乗りながら猟師たちを観察する。
ソレは今すぐ猟師たちを奇襲して補食しようと考えたが、ああいった人間は他の人間のために餌となる動物を捕らえるために罠を仕掛けてることを思い出し、夜人間たちが一塊になっている所を襲えば大量の餌が手に入ると考え、ソレは帰っていく猟師たちを黙って見送った。
――早く……早く夜になれ
夜が待ち遠しいソレは今すぐ襲いかかりたい衝動を抑えるかのように木の幹を掴み、鋭い爪で木の幹に傷をつけた。
☆☆☆
そして時間が経ち、外は月明かりが田舎町を照らす時間帯となった頃、『彼』は数十枚にわたる原稿用紙を束ねてそれを鞄の中にしまっていた。
『彼』は書こうとしていた小説の設定を一変させ、主人公が冒険して怪物を倒すというファンタジー小説を書いた。
ちなみにその小説に登場する怪物は子供が見たという怪物をモデルにしている。
本当はもう後4日ほどこの田舎町に滞在して小説を書くつもりだったが想像以上に早く書けてしまったため、『彼』は残った時間を観光に当てようと考えていた。
『彼』は座っていた椅子から立ち上がり、夜の田舎町を散歩しようと自分が泊まっている部屋から出る。
だが次の瞬間、『彼』が座っていた場所が大きな音を出して『彼』が泊まっている部屋の壁ごと吹き飛ばされた。
『彼』はいきなりのことに思わず呆然と立ち尽くすが、『彼』の硬直を解くかのようにソレが姿を現す。
見積もって3メートル弱の体に長い手脚と鋭い爪。
二股に分かれた尻尾と肩から生えた2本の触手。
さらに口らしき部分にはイカのような触手が垂れ下がっており、白く輝く目が4つあったソレは簡単に言うとイカの化け物。
まるでクトゥルフ神話に登場する化け物のような姿をしたソレ『
飛び立った
道路にはすでに体が曲がらない方向にねじ曲がっている死体が転がっており、それらは全て
両肩の2本の触手を飛びながら頭上にあげると、
複数のオーブを出現させ、それが収束した瞬間爆発させる『雷撃』を使った
伝説の怪物の名を持った
☆☆☆
「はあっ!はあっ!はあっ! 何なんだよあれは!?」
泊まっていた宿から逃げた『彼』は必死に
逃げている途中で爆発音や悲鳴が聞こえ、『彼』は恐怖で泣きながらすぐにでも田舎町から離れようと足を動かした。
そのため『彼』は大きく息を切らし、身体中から大量の汗が滝のように流れ出していた。
『彼』は額につく大量の汗を服の袖で拭うと後ろを振り替えって酷く静まり返った田舎町を見る。
今では大きな爆発音が聞こえないが、あそこにはまだ
『彼』は森の中をどんどん突き進んで人が住んでいる町か車が通る道路に出ようとして、それが天に叶ったのか道路に出ることができた。
『彼』は心の底から安堵し、道路を真っ直ぐ歩く。
間違っても
歩きながら『彼』は暗い道路の先に2つの光が見えた。
一瞬
残念ながら自信作であった『彼』の小説は破壊された宿の部屋に置きっぱなしにしてしまったため手元にはない。
その事だけが心残りだったが『彼』は安全なところに避難してからまた書き直せば良いと思い、『彼』は止められていた車のドアノブに手をかけた。
だが丁度その時、後ろからギョオオオオオ!という不気味で甲高い鳥の鳴き声のような音が『彼』の耳に飛び込んできた。
『彼』は一瞬にしてパニックに陥り、早く車の中に乗り込もうとドアノブをガチャガチャと何度も引くが、ドアは開かない。
『彼』はついに車に乗り込むことを諦めて走って逃げようと思い車に背を向けると、目の前に無数の棘が生えたグネグネと蠢く球体が迫っていた。
球体は『彼』の鼻先に触れるか触れないかの微妙な距離にまで近づくと弾けた。
爆煙が上がるわけでもなかった球体だが、『彼』の頭部が綺麗に無くなっていることから想像以上の威力があることを物語っている。
弾けた球体。それは
頭部を吹き飛ばされた『彼』は一瞬にして絶命し、体を車に叩きつけ車を血で赤く汚した。
すると、ドンッ!という音を立てて
「ヴオオオオオオオオオ!!」
あっという間に『彼』の体を喰い尽くした
やっぱりモンスターは順番に出していくに限ります。(
そして!ついに!次回は念願の亡霊を前面に出します!ヤッフウウウウウウ!!
さあ暴れさせてやるぜ!
今回の
<モンスター>
<スキン>
デフォルト
<技ポイント振り>
雷撃 1
雷撃地雷 1
旋風 1
<パーク>
吸収速度up ☆☆☆
吸収速度が75%上昇する。
<モンスターバフ>
なし
感想、アドバイス待ってまーす。