残念ながら1万文字までいきませんでしたが頑張って書きました。
次のガチな戦闘は1万文字までいけるように書きます。
それでは第3話目、どうぞ!
自衛隊が
「撃て! 奴をこれ以上近づけさせるな!」
アサルトライフル『M16』を持った自衛隊の一人が指示を出して
その行動に続くかのように回りにいた自衛隊たちも
彼らは侵攻する
主戦力を確保している本隊が来るまで出来るだけ
現に
3メートル近い巨体を凄まじい跳躍力で跳ぶと、発砲を続ける自衛隊の前に着地すると同時に両腕を振り下ろす。
まだ進化していないため、実力の半分も出しきれていないとはいえ人間を肉塊に変えるだけの力はある。
自衛隊の一人を殺した
自衛隊たちは移動した
理由は
そのような事態が起こればそこからこの部隊が崩れていってしまう。
だがその際にできた一瞬の隙を
それにより、
その時に二人の体からゴキッ!という音が鳴り、道路にひれ伏してからピクリとも動かなくなった。
それだけで他の自衛隊たちはその二人がすでに息をしていないことを理解し、たった一つの動作で人間二人の命を簡単に葬った
しかし、自衛隊たちはそれでもM16の銃口を
警官が使う拳銃よりも威力が高いアサルトライフルの銃弾が堅い
「グオッ!?」
警官たちの時とは違い、確実にダメージを負っていることを知った
だが、痛みにより本能を刺激されたことにより
ボンベを固定している金具がメキィッ!という音を立てて壊れ、ボンベに繋がっていたチューブが引き千切れてプシューッという何かの気体が抜け出る音が出て辺りに妙な臭いが漂う。
頭蓋骨が陥没して死んだ者、首が180度回転して死んだ者、頭の上半分が吹き飛んで死んだ者、死にはしなかったが下顎を吹き飛ばされてもはや喋ることすら出来なくなった口で絶叫を上げる者などが出た。
「ぜ、全員退避ー!」
自衛隊の一人が指示を出すと生き残った自衛隊全員が
理由は
そして、そのガスコンロを使うには発火性のあるガスが必要になり、それをボンベの中に圧縮させて外に固定させていなければならない。
それを知ってか知らずか、
この中で発砲して運悪く放たれた銃弾が火花を散らそうものなら散布されたガスに引火して爆発を起こす。
他にもガスボンベがコンクリート製の道路に接触してそこから火花が出ても同じようなことが起こるため自衛隊たちは急いで
だが
ブォンブォンと風を切りながら回転して飛んでくるガスボンベの軌道上にいた自衛隊は身を投げ出してそれを避け、ガスボンベが自衛隊の服をかすっていく。
自衛隊たちは飛んでいくガスボンベを見て顔を真っ青にするが、運が良かったのかガスボンベは火花を散らすことなく他の家の庭壁に深々と突き刺さった。
一先ずホッとした自衛隊たちだったが後ろでまた新たにメキィッ!という音が聞こえた瞬間、急いで走り出した。
正確にはガスボンベから漏れる気体にだが、その気体は
その湖のそばで
それからその臭いがある場所は極力近寄らないようにして、どうしてもその場所を通るときは火炎放射、というより捕食を含めて戦闘を行わないように気を配っていたが戦闘で頭に血が上ってガスボンベから出る気体の臭いに気がつかなかった。
そして、今は気づいている。
これがとても燃えやすく、爆発しやすいと。
そうと理解すると
真っ直ぐ自衛隊に飛んでいくガスボンベを追うように、火炎放射の炎がガスボンベの揮発性ガスに引火したことで出来た火が空中を滑るようにガスボンベに向かって走っていく。
そして、ガスボンベが自衛隊たちの丁度後ろに近づいた時に、火がガスボンベに追い付いた。
ドゴォォォォン!!
自衛隊たちの後ろにまで迫ったガスボンベと庭壁に突き刺さっていたガスボンベの両方に火は引火して大きなガス爆発を起こした。
庭壁に突き刺さっていたガスボンベからは距離が離れていたがすぐ後ろのガスボンベの爆発をモロに受けて自衛隊たちは爆風に吹き飛ばされる。
爆風で吹き飛ばされた挙げ句に道路に強く叩きつけられ、さらに爆発の衝撃で耳が痛く目眩がする。
自衛隊たちは死にはしなかったが全員まともに動ける状態ではなかった。
そして、自衛隊と
バキバキッ!と家の壁を壊しながら
自衛隊の視線の先には2つのキャタピラで道路を進む、砲口から白い狼煙を上げる戦車『10式戦車』が見えた。
戦車の回りには同じアサルトライフルのM16を持った自衛隊がおり、走ってやって来た彼らは倒れている自衛隊たちを急いで運んだ。
「グルオオオオオオオオオオオ!!!」
離れると同時に
ギロリと、爛々と輝く
10式戦車の砲弾を受けた右胸からは赤い血が流れ、砲弾が
「攻撃開始!」
自衛隊の主力部隊の中から無反動砲『カールグスタフ』を構えた指揮官が指示を出してカールグスタフからロケット弾が発射された。
指揮官に続くように他の自衛隊たちもM16やカールグスタフを構えて攻撃を開始した。
「お前たちは負傷した者を連れて下がれ! ここは俺たちが引き受ける!」
カールグスタフに新しい弾頭を装填しながら指揮官は負傷した自衛隊隊員を運ぶ者に指示を出した。
倒せる敵は倒したが、ここまで戦力を整えられた敵に第1形態のまま戦闘を続ければ最悪自分が死ぬ。
そんなことは愚の骨頂であり、餌ならまた別の場所で探せば良いと考え
しかし銃弾や砲弾が飛んでくることは無くならないので、
家の壁を7~8軒分ぶち破ってから
失った分の外皮がゆっくりと雀の涙ほど再生していた頃に再生した分を損失させられた
睨み付けたその先には、第2世代量産型IS『打鉄』を纏った女4人が手にアサルトライフル『焔備』を持ち、その銃口を
軽く見積もっても
囲まれた。逃げようとする先には複数の人間。
しかも自身に一番のダメージを与えた10式戦車もあるかもしれない。
しかも空にはアサルトライフルを持った女。
少なくとも待ち伏せている人間に会うことは無くなるし、空からは家の屋根で
肩を前に突き出すようにして家の壁をタックルの要領で破壊し、時折跳躍も交えながら家という家を破壊しながら逃げていく。
上からの銃弾も
そのお陰で外皮がゆっくりと再生していくがまだ安心は出来ない。
手負いのまま敵地のど真ん中に留まれるわけないため
「この化け物が! でかい図体しているくせにちょこまかと逃げやがって!」
「なんで当たらないのよ!」
打鉄を纏った女たちは攻撃が当たらないことに苛立って次々と銃弾を
反動制御やハイパーセンサーによる照準アシストはISが行ってくれるが、狙うのは搭乗者自身なので当たらないのは搭乗者の実力が無いということになる。
そんなことは女たちはわかってはいないので、焔備で
それから暫く
逃げている間に他の人間の姿が全くなかったため、自衛隊や警察の避難誘導が迅速で的確だったということが伺える。
だが人一人もいない場所は
マンションのベランダを掴んで壁をよじ登って屋上に上がった
「か、回避!」
女の中でリーダーらしい女が慌てて指示を出したが、チームの中の一人が
「ひっ! や、やめろ! やめろおおおおお!」
ISのエネルギーシールドによって
打鉄の両肩の浮遊物理シールドは
それによりシールドエネルギーがどんどん減っていき、その光景が自分の死へのカウントダウンを宣告されているようで女は悲痛な叫び声を上げる。
そして、数字が0になった瞬間、女を守るISは光の粒子に変化して消えた。
「やめ――」
絶対の盾を失い女は
己の手が頭蓋骨を砕いた感触を感じると
何故攻撃を続けていても中々死なず、いきなり死んだのか。
喰い終わってから
ここで
この
この
殺せない相手ではないと解ると
その時足下にあった指輪を踏みつけて、さらにそれがパキリという音を立てて砕けたがそんな小さなことに
精々そこら辺の小枝が折れたか小石を踏みつけた程度にしか思っていないし、今は戦闘にしか集中していない。
残った女たちはISからの情報で
約3メートルの
今回持ち上げているのは1メートルちょっとのコンクリートブロック。
大岩よりも軽いうえにに小さいから投げやすい。
「おごっ!」
そして案の定コンクリートブロックはリーダーの隣にいた女の胴体に直撃した。
エネルギーシールドによって傷がつくことはないが衝撃を吸収することはできずに、コンクリートブロックが持っていた全ての力が搭乗者に伝わり吹き飛んだ。
跳躍撃を叩き込まれた女はほぼ垂直に頭から落下していき、道路に叩き付けられた。
そのせいで頭は首から後ろに折れ曲がり、女は白目を向けて死んだ。
ISの絶対防御と、落下した時の頭の角度の問題で叩き付けられた時の衝撃が首を曲がらない方向に曲げた結果、このような死に方になってしまった。
初めて搭乗者を守るための絶対防御が原因で搭乗者が死亡した事例になったが、絶対防御が発動しなくても頭から硬い道路に落下すればどう足掻いても死ぬことには変わらないのだが。
「うわああああああ!」
死というものを間近で見てしまった残ったリーダーと女の内リーダーではない方の女が、まるで発狂したかのように
偶々マンションから出たところが駐車場だったため、
そして、焔備から銃弾が出なくなって弾数が0になったと知った女は近接ブレード『葵』を展開すると叫び声を上げながら
もはやパニック状態で冷静な判断ができなくなったその女は真っ直ぐ軽自動車を盾にする
葵で斬りかかるタイミングより早く軽自動車が接近してきたため突貫した女は避けることが出来ずに強く軽自動車と衝突した。
「グルル……グルオオオオオオオオオオオ!!!」
女が衝突した勢いが
そして大きな雄叫びを上げながらコンクリートに沈み込んだ両脚を道路から引き抜き、自由になった脚に力を込めて軽自動車に女を張り付けたまま前に走って
「う、あ……」
まだその女は気絶しているだけで死んでおらず、打鉄が消えていなかったため
「……………………」
移動する前に空に残ったリーダーを黙って睨むと、それから何もせずに立ち去っていく。
リーダーは助かったという安堵の感情と負けたという屈辱。そして恐怖と緊張のせいでプツリと意識が闇の中へ墜ちていった。
こうして
☆☆☆
「グルルル……」
IS操縦者との戦闘を終えて安全な場所を探していた
別に臭いなら慣れてしまえば何ともないのだが時折吹いてくる潮風のせいで体の傷が染みて堪らなく痒いような痛いような感覚に困っていた。
取り敢えずどこかゆっくり休息がとれる場所を探していると目の前に巨大な船が見えた。
あれだけ大きければ隠れる場所もあると判断した
どんどん離れていく陸を後ろに
後に『巨大生物襲撃事件』として世界に広まるのだが、これはまだ序章に過ぎない。
「ヴオオオオオオオオオ!!」
物語は終わらない。
パワーファイター型の
こんな感じにこれからも書いていくのでよろしくお願いします。
ちなみに
<モンスター>
<スキン>
デフォルト
<技ポイント振り>
岩投げ 1
跳躍撃 1
火炎放射 1
<パーク>
嗅覚有効範囲up☆☆☆
嗅覚有効範囲が75%拡大する。
<モンスターバフ>
なし
感想、アドバイスドシドシ送ってください。