INFINITE EVOLVE   作:00G

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最近モンスターたちの戦闘を考えるのが楽しいです。

あとバタフライフィッシュの稚魚を育てるのも楽しいです。


牙伏

Goliath(ゴライアス)がレーザーの雨の中を逃げ回っている中、ブツンと街中の明かりが一斉に消えた。

 

 突然のことにフォーチュン・ユリシスを駆る5人の操縦者たちは攻撃を一旦中断してGoliath(ゴライアス)から離れる。

 

「何が起こったの!?」

 

『火力発電所で爆発が起こった! 原因は不明だが充分に警戒しろ!』

 

 ユリシスの操縦者の一人が本部に連絡を入れ、この停電の理由を聞き出す。

 

 本部はすぐに答え、ユリシスの操縦者はハイパーセンサーによる後方視覚補助で森が赤く燃えていることを確認し、苦虫を噛み潰したかのような顔をした。

 

 この暗闇の中、視界がまともに効かずその上レーダーにも引っ掛からない。

 

 Goliath(ゴライアス)が天然のステルス機能を持っていることをユリシスの操縦者たちは知らないため、Goliath(ゴライアス)を警戒してより高い位置にまで上がった。

 

 意識して行った行動ではないが、高い位置まで上がったことは接近戦において無類の強さを誇るGoliath(ゴライアス)への対策となった。

 

 現に月明かりに照らされうっすらと見えるGoliath(ゴライアス)がジッと5人を見て攻撃するかしないかで迷っていた。

 

 しばらく5人を見ていたGoliath(ゴライアス)は大人しく攻撃するのを止めてユリシスの操縦者たちに背を向けて逃走し始めた。

 

 無理な戦いを挑むほどGoliath(ゴライアス)は馬鹿ではない。

 

 ドスドスと足音を立てながらGoliath(ゴライアス)はユリシスの操縦者たちから離れていく。

 

 しかしユリシスの操縦者たちもGoliath(ゴライアス)を逃がす選択はせず、逃げるGoliath(ゴライアス)に向けてレーザーを放った。

 

 青い光が暗闇を照らしながらまっすぐ突き進むレーザーだが、残念ながらレーザーを察知したGoliath(ゴライアス)が跳躍したことで道路のコンクリートを砕くだけとなった。

 

 だがそこは軍人。

 

 すぐに全員が攻撃を再開してレーザーを放っていく。

 

 1発1発がまっすぐにしか飛ばないレーザーなため狙っている方向に素直に飛んでいくが、Goliath(ゴライアス)の移動先をある程度予測してGoliath(ゴライアス)から照準を少しずらしてから引き金を引く。

 

 すると、銃口から発射されたレーザーは吸い込まれるようにGoliath(ゴライアス)の背に命中した。

 

 だがバチィッ!と弾けてGoliath(ゴライアス)の背中を軽く焦がすだけで攻撃力が足らなかった。

 

 これでも戦車を貫通する威力を持っているが、Goliath(ゴライアス)の体が強化されているのが見てとれた。

 

「本部! レーザーが効かない。 戦闘ヘリ、ありったけの弾薬を積んで!」

 

 ユリシスの操縦者は攻撃が効かないことを本部に連絡して新たな戦力を要求する。

 

 他の操縦者たちが『何をいっているの!?』と驚いていた。

 

 この操縦者たちはやはり女尊男卑思想の女たちだったらしく、男たちの力を借りず自分たちだけでGoliath(ゴライアス)を倒そうとしていたらしい。

 

『今すぐそちらに向かわせる。 座標を送り、敵を足止めしていてくれ!』

 

 本部からの返信も早く、それを聞いて一先ず安心した女性は通信を切ってGoliath(ゴライアス)に向けてレーザーを放つ。しかし――

 

「ちょっと貴女! 何勝手なことを伝えるのよ!」

 

「男の力を借りるなんてゴメンだわ!」

 

「(この緊急事態に何を言っているんだコイツらは!)」

 

 好き勝手に言う他の操縦者たちに怒鳴り散らしたい気分になったが、ぐっとその感情を堪えた。

 

 Goliath(ゴライアス)は唯一の反撃として時々車を持ち上げて勢い良く投げつけてくる。

 

 それによってちょっとした言い合いは収まったが、明らかに女尊男卑思想の女4人から敵意に似た感情を向けられることになってしまった。

 

 足止めをするということは全員に通信で伝わっているが、女尊男卑思想の女たちはやはり自分たちだけでGoliath(ゴライアス)を倒そうとより攻撃の手を強めた。

 

 4人はフォーチュン・ユリシスの第3世代兵器であるビットを非固定浮遊部位(アンロックユニット)から射出するとGoliath(ゴライアス)の周りに配置した。

 

 Goliath(ゴライアス)は自身の周りをチョロチョロと動くビットを好奇心から眼を離さずにいた。

 

 ビットはしばらくGoliath(ゴライアス)の周りを動き回っていたビットは一斉にGoliath(ゴライアス)に銃口を向けるとレーザーを放った。

 

「グオッ!?」

 

 まさかレーザーが発射されるとは思わず、しかもレーザーが頭部に命中したためGoliath(ゴライアス)は悲鳴に似た声をあげる。

 

 後ろに少しよろけたGoliath(ゴライアス)だったが、すぐに体勢を立て直すとビットに向けて火炎放射を行った。

 

 全てを焼き尽くす赤い炎の渦がビットに向かって襲いかかる。

 

 ビットはGoliath(ゴライアス)の火炎放射を回避するために上昇するが、Goliath(ゴライアス)が顔を上に振り上げたため炎がビットの1機を包み込んだ。

 

 完全に破壊……とまではいかなかったが、ビットの半分ほどを熔解させられ、中の回路まで熱によって焼かれて機能停止してしまった。

 

 Goliath(ゴライアス)は火炎放射が届かないとわかると炎の吐くのをやめ、コンクリートの道路に拳を叩きつけた。

 

 大小様々な破片がGoliath(ゴライアス)の周りに飛び散り、その中からGoliath(ゴライアス)は掌に収まるサイズの破片を掴み取る。

 

「グルルル……グオオオオオ!」

 

 Goliath(ゴライアス)は破片を掴んだまま腕を後ろに引き、吼えながら勢い良く腕を振って破片を投げた。

 

 Goliath(ゴライアス)のパワーによって投げられた破片は空中を浮遊するビットに命中し、ビットを破壊した。

 

 Goliath(ゴライアス)は当たったことを喜んだのか、ユリシスの操縦者たちに『どうだ!』と言っているのか、大きく咆哮した。

 

 そしてGoliath(ゴライアス)は新たに破片を一つずつ両手で持つと挑発するように破片を軽く投げてキャッチするという行動を数回繰り返した。

 

 その動作が女尊男卑思想のユリシスの操縦者たちの心を苛立たせた。

 

 戦闘しか能のない野蛮な獣にいいようにされ、しかも挑発されたとなれば自尊心とISの操縦者としてのプライドが無駄に高い女たちにとっては屈辱だった。

 

「この野蛮なけだものが! 調子に乗るな!」

 

 一人が叫ぶとビットを操作してGoliath(ゴライアス)に攻撃を再開した。

 

 他の3人も同じようにビットを操作して左右や前、後ろ、上など様々な方向からGoliath(ゴライアス)にレーザーを発射した。

 

「チィッ!」

 

 残った一人も舌打ちをしながらビットを射出せず、レーザーライフルで攻撃に参加した。

 

 Goliath(ゴライアス)は動かず、レーザーを甘んじて受けながらじっくりと狙いを定める。

 

 そして、レーザーを発射するために銃口をGoliath(ゴライアス)に向けて止まったビットに狙いをつけてGoliath(ゴライアス)は破片を投げつけた。

 

 投げられた破片は見事ビットに命中してビットの装甲をひしゃげさせながら破壊した。

 

 Goliath(ゴライアス)はすぐさま反転し、今度は別のビットに破片を投げつけて同じようにビットを破壊した。

 

 まさかビットを破壊されると思いもしなかった女尊男卑思想の女たちは動きを止め、それに対してGoliath(ゴライアス)は右手を掌を上向きにするようにあげて4本の指の内の1本を2回、軽く動かした。

 

 明らかな挑発行為。

 

 Goliath(ゴライアス)の眼が嗤う。

 

 小さな丸い眼が、三日月のようにグニャリと歪む。

 

「っ、このけだもの風情がああああ!!」

 

「ま、待て!」

 

 激昂しながら女尊男卑思想の女の一人が近接ブレード『インターセプター』を展開して突っ込む。

 

 その無謀な突貫を止めようと手を伸ばしたがもう間に合わなかった。

 

 Goliath(ゴライアス)は突っ込んでくる女を掴もうと、鋭い爪が伸びた4本の指を大きく広げて女に向かって右手を伸ばした。

 

 しかし、女はGoliath(ゴライアス)が攻撃してくることを予想して体を捻って伸ばされるGoliath(ゴライアス)の手を避けた。

 

 女はがら空きになったGoliath(ゴライアス)の胴体にすれ違い様に柄を両手でしっかり持ち、ISのパワーアシストによって振る勢いを大きくしたインターセプターを叩きつけるように振った。

 

「(とった!)」

 

 心の中で喜ぶ女。

 

 しかし、インターセプターの刃がGoliath(ゴライアス)の胴体に触れる瞬間、Goliath(ゴライアス)が腕を引き戻した。

 

 一瞬で引き戻された腕はインターセプターを脇腹と腕の間にガッチリと挟み込んだ。

 

 力一杯インターセプターを振るためにインターセプターの柄を手放さないようにしっかりと握っていた女はインターセプターを挟み込まれたことで動きを止められてしまった。

 

 女は必死にインターセプターを引き抜こうとするが、完全に固定されたインターセプターはピクリとも動かない。

 

「グルルル……」

 

 そこで女ははっと気付く。

 

 油の切れたブリキの人形のように頭をゆっくりと上にあげる。

 

 Goliath(ゴライアス)の眼が、迂闊に近づいた女を捉えた。

 

「あ」

 

 Goliath(ゴライアス)は空いている左手を握りしめ、振った。

 

 ゴッ!と、鈍い音が鳴って殴られた女が大きく吹き飛ばされ建物に突っ込む。

 

 盛大に建物を破壊しながら突っ込んだ女はGoliath(ゴライアス)の拳を頭に叩き込まれたせいで脳震盪を起こしていた。

 

 死ななかったのはISのお陰だろう。

 

 Goliath(ゴライアス)は腕を伸ばして建物の中で脳震盪を起こしている女の足を掴んで建物から引きずり出して道路の上に叩きつけた。

 

 残った女たちはGoliath(ゴライアス)に捕らえられている仲間を助けようとビットとレーザーライフルからレーザーを放つ。

 

 しかしGoliath(ゴライアス)はそれを無視。

 

 右手を握りしめ、限界まで右腕を後ろに引き、溜め、振り落とす。

 

 爆音が轟いた。

 

 地面に倒れる女に向けて振り落とされた拳は女の上半身を確実に捉えた。

 

 しかしGoliath(ゴライアス)の拳は女の上半身を殴るだけでは止まらず、コンクリートの道路を砕き、小さなクレーターを作った。

 

 小さなクレーターの中心では道路に突き刺さった拳を引き抜くGoliath(ゴライアス)と、上半身が無くなり小刻みに痙攣する女の下半身があった。

 

 シールドバリア、さらには絶対防御すら無視してISを操縦する者を殺せる力。

 

 ただ殴っただけで道路にクレーターを作るそのパワーに、残ったユリシスの操縦者たちは茫然とした。

 

 Goliath(ゴライアス)はユリシスの操縦者たちに背を向けたまま、ユリシスの操縦者たちに見られない角度でひび割れた道路から掌に収まる大きめの破片を掴むといきなり振り向いて破片を投げ飛ばした。

 

 ビットを破壊できる威力が籠められた破片が女たちに向かって一直線に飛翔する。

 

 破片を見て女たちは急いで体を動かすが、破片は一人の女の腕に直撃した。

 

 破片が腕に当たった瞬間、まるで引っ張られるように体が吹き飛ばされる。

 

 しかも腕があらぬ方向に折れ曲がり、破片が当たった衝撃できりもみ回転しながら落下していく。

 

 破片が当たったのは、戦力を要求した女だった。

 

 視界がぐるんぐるんと回りながら必死に体勢を立て直そうとユリシスを動かす。

 

 腕が折れているというのに痛がる素振りを見せないのはアドレナリンによって痛みが抑えられているのか、はたまた痛みを知覚できるほどの余裕がないのかはわからない。

 

 しかし、急いで体勢を立て直さないと死ぬということだけは頭の中でははっきりとしていた。

 

 視界が回り続ける中、急に体が固定されて回転する勢いが固定された体を襲う。

 

 目まぐるしく状況が変わっていくことに戸惑いながら目を開くと、目の前にGoliath(ゴライアス)の巨体が映り込んだ。

 

 思わず息を飲んだ。

 

 血生臭いGoliath(ゴライアス)の息が顔にかかり、顔をしかめる。

 

 Goliath(ゴライアス)の口から炎が溢れる。

 

 掴まえたまま、火炎放射で焼き尽くそうというのだ。

 

 他の操縦者たちは恐怖で全く動こうとせず、Goliath(ゴライアス)の手から逃れようとしてもその拘束から抜け出せない。

 

 Goliath(ゴライアス)に掴まれた女はせめてもの抵抗としてビットを1機射出してGoliath(ゴライアス)の頭部にレーザーを当てた。

 

 短く悲鳴をあげたGoliath(ゴライアス)は眼光をより鋭くして手の中にいる女を睨み付ける。

 

 Goliath(ゴライアス)は炎を吐くのを止めて、女を道路の上に叩きつける。

 

 乱雑に叩きつけられたことで強い衝撃と痛みが女の体を襲う。

 

 痛みで顔が歪む中、女は自分を見下ろすGoliath(ゴライアス)を見た。

 

 堂々と2本足で立ち、圧倒的な巨体、単純な力業を持ち、立ち塞がる外敵を粉砕する姿。

 

 その姿と存在は、今の世の中で最強と言われているISとそれを扱う女たちよりも、純粋に格好いいと思ってしまった。

 

「……はは、良く見ればお前、中々良い顔をしているじゃないか」

 

 見下ろしてくるGoliath(ゴライアス)に向かって思わずそんな言葉をかける女。

 

 もちろんGoliath(ゴライアス)に言葉の意味は伝わらない。

 

 それでも、女は極限状態から死の恐怖などを忘れて軽口を言いたくなった。

 

 Goliath(ゴライアス)が右手を握りしめる。

 

「お前は本当に強い」

 

 握りしめた右手を後ろに引く。

 

「だが」

 

 振り落とす。

 

「まだ敗けではない」

 

 拳が道路に倒れている女に当たる瞬間、Goliath(ゴライアス)の体を強い衝撃と痛みが襲った。

 

 いきなりのことにGoliath(ゴライアス)は女を殺し損ね、後ろに大きくよろけた。

 

 さらに立て続けに同じ衝撃と痛みが再びGoliath(ゴライアス)を襲う。

 

 ローター音を響かせながら上空を飛行する戦闘ヘリ『ウェストランド・スカウト』4機が、ライトでGoliath(ゴライアス)を照らしながらミサイルを発射する。

 

 Goliath(ゴライアス)は堪らずミサイルから逃げようと倒れている女に背を向けて走り出す。

 

 だが今度はミサイルに代わって機関銃が火を噴いた。

 

 数発のミサイルによって外皮を大きく削り取られ、抉り取られたかのような傷痕に機関銃によって放たれた弾丸が突き刺さる。

 

「グルオオオオ! ゴアアアアア!」

 

 ミサイルと機関銃による攻撃でGoliath(ゴライアス)の体を耐え難い激痛が襲い、悲鳴に近い咆哮をあげる。

 

 皮膚を抉られ、弾丸が肉を引き裂きながら内部へと入り込む。

 

 第2形態となったとはいえ、ミサイルによる攻撃は相当堪えたらしく体のあちこちがボロボロに焼け爛れていた。

 

 満身創痍。

 

 その言葉が当てはまるほど、Goliath(ゴライアス)は弱りきっていた。

 

 ウェストランド・スカウト4機がフラフラとした足取りで逃げるGoliath(ゴライアス)に止めをさそうとミサイルの照準を合わせる。

 

 パイロットがミサイル発射のためのボタンを押そうとした瞬間、ウェストランド・スカウト2機が突如機体を大きく揺らしながら墜落していった。

 

 墜落していったウェストランド・スカウトは尾部を綺麗に切断されており、バランスが取れる状態ではなかった。

 

 2機はついには道路へと墜落し、機体を大きく歪ませた。

 

 Goliath(ゴライアス)は急に攻撃が止んだことを不思議に思ったが、すぐにここから立ち去ろうと体を動かした。

 

 すると目の前に、ユラユラと揺らめく黒い歪みのような物が存在していた。

 

 見たこともないはずの物。

 

 それなのに、Goliath(ゴライアス)は迷わずその黒い歪みのような物に向かって残された体力を振り絞って走った。

 

 残ったウェストランド・スカウト2機は逃げ出そうとするGoliath(ゴライアス)に気づいて攻撃しようとするが、それよりも先にGoliath(ゴライアス)が歪みのような物に飛び込むと閉じるように消えてしまった。

 

 重傷を負わせたGoliath(ゴライアス)に止めをさせれなかったことは悔しいが、今は重傷を負ったユリシスの操縦者と墜落したウェストランド・スカウトパイロットたちを救出するべく乗り込んでいた軍人たちを地上へ降ろすための準備を始めた。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「グォォ……」

 

 歪みのような物に飛び込んだGoliath(ゴライアス)は弱りきって掠れたような声をあげて地面に倒れた。

 

 慢心なんてしていなかった、と言えば嘘になる。

 

 Goliath(ゴライアス)は第2形態になったことでうかれていたのである。

 

 これでもう負けることはない。あとはゆっくりとエサを喰べていける。

 

 そう思っていたが故に、瀕死の重傷を負わされたのだ。

 

 もうすでに虫の息で、視界が徐々に暗くなっていく。

 

 Goliath(ゴライアス)が死ぬ前最期に見たのは、暗くなっていく視界の奥からゆっくりとやって来る青い炎だった。

 




モンスターが勝つと思っていた皆さん。期待を裏切ってすみません。

一応勝てる展開もあるにはありましたが、モンスター無双感がメチャクチャだったので勝ち展開はボツとしました。

Goliath(ゴライアス)の最期はどうなったのか、彼に看取られたのか、無視されたか、喰われたのかは皆さんの想像にお任せするとします。

それでは次回で会いましょう。

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