東方博麗社〜もし博麗神社に参拝客が来ていたら   作:だぴょん

7 / 94
僕は忘れているものを思い出した

「霊夢?」

「何?」

「魔理沙忘れてた」

「あ・・・ま、あいつなら自分で帰ってくるでしょ」


博麗神社と霊夢の涙

詠夢視点

 

「恋符 『マスタースパーク』!」

 

「「うわっ!」」

 

「お前ら・・・私のこと忘れてんじゃねーよ!」

 

魔理沙は確実に怒っていた

 

そのあと僕と霊夢が弾幕ごっこに引きずり出されたのは言うまでもない

 

「よし、じゃあ行動開始!」

 

「「「おー!」」」

 

僕はアリスさんと2人きりで神社を後にして、魔法の森へ入っていく

 

「じゃあ、作ってもらうわ。まずは・・・あれをこうしてあーして「できました」・・・へ?」

 

「いや、だから、できました。」

 

「な、なんで!?」

 

「1人で黙々と作ってたら上海たちが手伝ってくれたんですよ。どこかの巫女とは違ってやるときはやりますから」

 

「あ・・・そう・・・じゃあ詠夢くん、行こうか」

 

え・・・?く、くん?君付け?

 

僕は激しく動揺していることに気づかなかった

 

「詠夢くん?」

 

「え、ど、どどどどどうしたんですかぁー!?」

 

「どうしたもこうしたも、行きましょうよ」

 

「あ、は、はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――

霊夢視点

 

その日の夜。

 

「はあ、疲れた・・・ぐっ」

 

「詠夢?」

 

「あ、お姉ちゃん・・・ただいま・・・」

 

「どうしたの?そんな疲れた顔して」

 

「霊夢のせいだ・・・」

 

「えっっ?「お姉ちゃんのせいだー!」」

 

私は驚いた。

 

「もう怒った!弟符『弟の恨み』!」

 

「何そのスペルカード?え、うわ、やめt・・・」

 

「うわああああああああああっ!」

 

「落ち着け詠夢!霊符『夢想封印』!」

 

次の瞬間、私は倒れていた。

 

「ううっ・・・ぐはっ・・・」

 

「おい霊夢・・・どうしたんだぜ!?」

 

「怒ったからやった。後悔はしていない。」

 

後ろから詠夢の声がした。

 

「だって・・・」

 

詠夢は今日あったことを説明してくれた。

 

「この神社を知らない!?」

 

私は焦っていた

 

「確かにそれは霊夢の責任だぜ」

 

「わかったわよ。ごめん詠夢。今夜はあなたの言うことなんでも聞いてあげる。」

 

「うそ!?やったー!じゃあ・・・」

 

「何でもいいわよ」

 

「僕と・・・一緒に寝てくれる?」

 

私は耳を疑った

 

「・・・えっ?」

 

「だから・・・僕と一緒に寝てくれる?」

 

詠夢はどこか照れくさそうだった。

 

「ええ。喜んで。」

 

私は弟の頭をなでた。

 

「ありがと。お姉ちゃん」

 

「・・・ええ。」

 

その夜、私と詠夢は同じ布団で

 

同じ布団をかけて

 

一緒に抱き合って

 

寝た。

 

 

――――――――――――――――――――

1か月後・・・

 

「人が・・・たくさん来てる・・・ぐすん」

 

「何泣いてるの霊夢?」

 

「だって・・・私の神社にこんなに人が・・・うわーん!」

 

私は泣いていた。なんかわかんないけど弟の肩を濡らしていた。

 

「よかったね霊夢。そして・・・」

 

「「ありがとう。霊夢(詠夢)」」

 

――――――――――――――――――――

 

「あそこの神社、すごい人だかりだねぇ。あそこの信仰を奪えれば・・・!」

 

「神奈子さま?どうしましたか?」

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

詠夢はそのことを察し朝の4時に文のところに出かけていた。

 

「詠夢・・・おはよう・・って、いない!?」

 

私の隣に手紙があった。

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

お姉ちゃんへ。

 

この神社と妖怪の山の存続が危なそうなので、文さんとちょっと行ってきます。

 

帰りは何時になるかわかんないです。

 

頑張ります。

 

心配だったら妖怪の山に来てね。

 

詠夢

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

私は詠夢のことが心配だった。

 

体が勝手に妖怪の山の方角に飛んでいた。




はい。お察しの通り妖々夢とか永夜抄は飛ばしました。何となくです。

風神録だと主は「神々が恋した幻想郷」と「ネイティブフェイス」が好きです。

音楽好きです。

神々が恋した幻想郷は、あの山の綺麗で神秘的な一面をみせているところ

ネイティブフェイスは、諏訪子の激しい清流のような弾幕ごっこをうまく表現できているところが好きです。

うわよう|”ょつよいとかいうわけではないです

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。