ものすごくエロい人間だからこそわかることもあるのかもしれない   作:佐渡カラ君

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今回は、この小説にしては、長めです。


同居?なのかな、2、3日目

半ば強制的に玲奈は岳に「フェラ」をし、七海に何をしていたのか問い詰められた。意を決した玲奈は、本当のことを話すことにした。

 

「私が、無理に、岳の使ってフェラしたの。私が全部悪いの。岳は何もしてないの。」

 

七海は、目に大粒の涙を浮かばせながら、岳の部屋を出て行った。かといって、荷物は岳の部屋に置いてあるので、逃げれるわけにはいかないが。

 

「なんか、悪いこと、しちゃったな。」

「ごめんね。」

その玲奈も、目に大粒の涙を浮かべていた。

いくらライバルといっても、友達は友達。玲奈にとっても、七海にとっても、一番の友達のはずだ。と、思う。(なぜにここで作者の見解が入ってくるんだよ!)

「謝る相手、違うんじゃない? 俺も一緒に謝るから、ちゃんと、七海に、謝ろうよ。」

「うん。」

そういって、2人はお風呂に向かった。

 

七海は、湯船で体育座りをしていた。

「七海、入るよ。」

「・・・」

七海からの返事はなかったが、岳と玲奈は浴室にに入った。

七海は、ゆっくりと顔を上げた。その顔には、まだ涙が残っていた。

「あのさ、さっきはごめんね。」

岳の言葉にも、七海は何も答えない。

「ほんとに、ごめん。悪いと思ってる。二度とこんなことはしないから。」

「・・・ わたし、出るね。」

そういって、タオルだけを持って七海は2階に行った。

「俺、慰めてくるから、今はちょっとここで待っててくれる?」

「うん。」

 

「七海、、、」

「何?」

「さっきも言ったけど、ごめんな。謝って済む問題じゃないかもしれないけど。・・・お前もしていいから、許してくれない?玲奈は、七海のこと、一番の友達だと思ってるよ。七海も、そうだろ?」

「やだ。 もう2人とも嫌い。 」

「・・・そっか。 裸だと風邪ひくぞ。」

「べつにいい。」

「じゃあ、寝てる間にパンツとか着けとくね。」

「着ければ。」

「わかった。おやすみ。」

「・・・」

岳は部屋を出て、玲奈のもとへ向かった。

 

「多分大丈夫そう。」

「なんで?」

「幼稚園のころからそうだったんだよね、なんか嫌なことがあって、七海が1人になって寝ようとしているときは、冷静になって、どうやって謝ろうか、って、考えてる時なんだよね。多分だけど。だから、大丈夫だと思う。」

「よく知ってるね、七海ちゃんのこと。」

「まあね。」

「ねぇ、岳って、七海ちゃんのこと好きなの?」

「どうだろうね?」

「まあいいや。」

「あ、俺まだ風呂入ってねえや。入ってくるね。」

「うん。なんかすることある?」

「ああ、できれば、洗濯機回してほしいんだけど。」

「わかった。」

「俺の服も脱いだらね。」

岳は、浴室に入って服を脱いでからドアを開けて顔だけ出して玲奈に洗濯物を渡した。

「これって、運転、ていうボタン押せばいいの?」

「そう。あと、洗剤はファニファー使ってくれる?」

「わかった。私、寝てくるね。」

「ん、ありがとう。おやすみ。」

「うん。おやすみ。」

 

お風呂に入りながら、岳は考え事をしていた。

玲奈の質問に対してだ。

おそらく、今、恋愛的に好きだという相手はいないだろう。七海が同じようなことを言っていたが、一緒にいて楽しいのは、玲奈と七海だ。2人のどっちを選ぶか?それは、岳にもわからなかった。はっきり言って、みんなと一緒に楽しく過ごしたい、というのが、岳の考えだ。と、そんな話は置いておいて・・・

 

2階に上がって、岳も寝る準備をした。2人とももうすでにねていた。

「あ、そっか、七海の服着させないと。」

そう独り言を発して、岳は七海のバッグの中をあさった。

「どれだ?っていうか、なんだよこの派手なパンツ。寝間着は、これかな?

七海、パンツ、履かせるよ。」

なんて簡単に言っても、寝ている人間にパンツをはかせるなんてすごく大変な作業だ。

丁寧に、気づかれないように、脚を動かして、無事にパンツは履かせることができた。(ちょっとお股の部分を隠しているだけのようにも見えるけど)

ズボンと上(シャツ)はばれそうだったので、そのままにしたが、さすがに胸の部分は隠さないと七海が起きた時に大変なことになりそうなので岳の分の布団もかけてあげることにした。

 

 

 

次の日、玲奈と岳は朝早くに起きたが、七海は起きなかったので、朝ごはんができたのを知らせに岳が七海を起こしに行った。

「七海、ご飯だよ。」

「ん!?」

「ごはん、もう朝だって。」

「ショパァン?」

「飯だよ。飯!なんでご飯がショパンになんだよ。」

「リビング、行かなきゃぁ。」

「おまえ、胸出したままだしパンツちゃんと履けてないよ。」

「え!?」

ようやく七海が目を覚ましたようだ。

「なんで?昨日岳着けてくれるって言ってたのに。」

「おまえが爆睡してたから履かせられなかったんだよ。」

「ふーんだ。どーせおまんこでも見てたくせに。」

「みてねーよ。」

七海は、仲直りしていないのに笑いながら楽しそうに話しているのに気付いたのか、いきなり真顔になって無口でリビングに向かった。

 

岳と玲奈が会話をして、七海に話を振っても、七海は無言のままだった。みんなが食べ終わるまで、リビングには悪い空気が漂っていた。

 

七海がリビングを出て行こうとした時だった。

「昨日、私も、なんかひどいこと言っちゃってごめんね。ほんとは、みんな、大好き。」

その言葉に、岳はこう答えた。

「俺も!」

 

 

 

その後は、何もなかったかのように3人で仲良く過ごした。

玲奈が帰った後も、七海と岳でテレビを見たり洗濯物を干すときに岳がブラジャーをわしづかみしていたとかしていなかったとかでちょっとした口論になったり・・・

とにかく、楽しい3日間を過ごした。

 

 




よし、次は、予定より早めに、新しい女の子を出そう!と、思っているんですが、有言実行できるように・・・

先日、活動報告でも言わせてもらったんですけど、評価をできればよろしくお願いします。5以下でも全然いいので。素直な評価を頂ければ。

では!

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