ものすごくエロい人間だからこそわかることもあるのかもしれない   作:佐渡カラ君

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思わぬお客様

「ね、お昼食べようよ。」

約1時間の静寂(勉強してたから)を破ったのは、七海だった。

「そーうだね。 何がいい?」

「チャーハン!か、ラーメン!か、中華スープ!」

「ん、中華系ね。 ・・・ちょっと買い出し行ってくるわ。たぶん材料全然そろわないと思うから。」

「ステンデーズ?」・・・というのは、この家から徒歩1分ほどのところにあるコンビニエンスストア。全国展開はしていないようだが、ここらでは人気がある。(らしい・・・)

 

「そうだけど。」

「じゃ、私もいっしょに行く。お菓子も買う。」

「え?お前の金だよな?」

「え~~~、カムカム巨峰ぐらいかってよぉ~」

「わかったよ。その代わり俺が買うはずだったウマシ棒30本お前のおごりな。」

「それはずるいよ~。 だって10×30って・・・??? 300でしょ?」

「けいさんおせえよ。」

「カムカム巨峰税込みで150円もいかないよ。 じゃあさ、私が、カムカムスモモ買ってあげるから、ね?いいでしょ?」

「わかった。行くよ。」

 

 

 

 

 

 

ステンデーズに入った2人は、偶然、玲奈にあった。

「エロ男と七海ちゃん、デート? 声みんなにまるぎこえだけど。」

「デートじゃねえよ。 ってか、なんで玲奈いんの?」

「家は、今日だれも家族いないから、お昼ご飯作る材料を買いに来ようと思って。」

「あ、おんなじだね。私たちもね、お昼ご飯岳が作ってくれるっていうから、、、」

おいっ!七海、何言ってんだよこいつー といわんばかりに、岳は七海の口を手で押さえる。

「何?七海ちゃん、エロ男んちにお泊りしてんの?」

ああ、もう言い逃れできない・・・

「だから・・・ 俺も七海も、ここ2日間誰も家族いないから、七海が俺んちに泊まりに来たの。」

「いいなぁ~、七海ちゃん。私も今日だけ泊まっちゃダメ?」

「別に、わたしはいいけどー・・・ 岳が、玲奈ちゃんいると緊張しちゃうんじゃない?」

「なんでだよ!」

「だって、Cカップの私で緊張しちゃうんだから、Dカップが居たらおちんちんもうバリバリのカッチカチだよね~」

「じゃぁ、泊まっていいの?」

「うん、別にいいよ。でも、ベットどうしよっか。」

「私と玲奈ちゃんが、ベットで寝て、岳は、下。」

「いや、一応俺のベットだからな。」

「レディーたちが岳のベットでねてあげるっていってあげてんだから、感謝しなさいよ。2日目は岳がベットで寝ていいから。」

「なんで上から目線なんだよ」

「あ!ねえ、カムカム巨峰、買って。」

「ん。」

「え~ いいなあ。ねぇ、エロ男、私にも買ってよぉ。」

「え~!!!なぜに? お前絶対金めっちゃ持ってんだろ。」

「七海ちゃんにはかってあげるのに?」

玲奈は、ほかのお菓子探しに夢中の七海に聞かれないように、岳の耳元で小声で、

「夜、七海ちゃんに内緒でいっぱい私のおっぱい触っていいから。」と言った。

「・・・分かったよ。」

結局岳は、七海にカムカムスモモを買ってもらう約束も忘れ、カムカム巨峰とカムカムスモモを買ってあげるのだった。

「ありがと、岳。」

「1こくれよ。」

「うー、あげてもいいよ。」

「上から目線・・・ まあいいや。ありがとう。 ん、おいしいね。これ。酸っぱいけど。」

「わたしのもあげる。」

玲奈は、七海と岳の会話に対抗するように、岳に話しかけた。」

「サンキュー お、これもおいしい。 でも、やっぱ巨峰のほうがおいしいな。最初からあんの巨峰だもんな。」

「岳、結局お昼はチャーハン?」

「そうする。」

「やったー!私チャーハン大好きなの。」

「この前キムチチャーハンが給食で出た時3杯お代わりしてたもんな。七海、意外に大食いだよな。」

 

「玲奈、お昼は家で食べんの?」

「家って、岳の?」

「あ、うん。」

「食べていいの?」

「材料は足りるけど。」

「じゃあ、頂こうかな。」

「えっと、お箸と、コップと、あと寝間着とか、いろいろもってきてくんない?」

「わかった。」

「じゃあな、玲奈が来るまでお昼食うの待ってるから。」

「ありがと~」

 

 

「玲奈、来るのよかったのか?」

「別にいいよ。1日で帰るみたいだし。2日目は岳といっぱいHできるもん。」

「だからしないって。 うわっ!カエル!」

「ほら、やっぱ岳苦手じゃん、こういう生き物。」

「どうでもいいだろ。」

「きゃあ!トンボ!」

「おまえもじゃねえかよ。」

「いいの。」

「はいはい、分かったよ。」

「でも、俺は、苦手なわけじゃないからな。嫌いなだけだから。」

「それを、苦手っていうんだよ。」

「ちげえって。嫌いは、嫌いで、苦手は苦手だよ。」

「違う。嫌いは苦手で、苦手は嫌いなの。」

そんなくっだらない言い争いは、家に着くまで続いた。




1度はこんな生活をしてみたいものですね。
なんて、皆さまは思ってないか・・・

おかげさまで、週間ランキング(オリジナルのみ)で、(微妙ですが)・・・31位をとることができました。(8月8日16時何とかふんキャッシュバック?)本当に皆様のおかげだと思っています。ありがとうございます。
さ、こんな状況に浮かれずに、このランキングでベスト10、そして普通の日間ランキングにも乗るように、頑張りたいと思います!

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