ものすごくエロい人間だからこそわかることもあるのかもしれない   作:佐渡カラ君

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この物語第一修羅場です~笑


同居、なのかな?二、三日目 リメイク

岳は、玲奈と一線を越えたいけないことをやりそうになってしまっているところを七海に見つかってしまった。意を決した玲奈は、本当のことを話すことにした。

 

「私が、無理に、したの。全部私が悪いの。岳は何もしてないの。」

玲奈は必死に岳をかばおうとしている。

七海は、七海は裸体のまま岳の部屋を逃げるように出て行った。かといって、荷物は岳の部屋にあるので、逃げるわけにはいかないが。

 

「なんか、、、悪いこと、、、しちゃったな。」

「・・・ごめんなさい・・・」

その玲奈も、眼に大粒の涙を浮かべている。

いくらライバルといっても、友達は友達。友達どころか、玲奈にとっても、七海にとっても、一番の親友なはずだ。こんなことが許されるわけがない。

「謝る相手、違うんじゃない?俺も一緒に謝るから、ちゃんと、七海に、謝ろう。」

「うん。」

そう言って、二人はお風呂場に向かった。

 

七海は湯船で体育座りをしていた。

「七海、入るよ?」

岳は一応ドアをノックしてひと確認すると、お風呂場に入った。玲奈もそのあとに続く。

七海はうずくまって、「もう二人の顔なんて見たくない!」みたいにしてずっと下を向いている。

「あのさ、さっきはごめんね?」

岳は体育座りの七海と同じ目線になるようにしゃがんで、小さい子と話すようにやさしく七海に接した。

七海の返事はない。

「七海ちゃん、ほんとにごめんなさい。悪いと思ってる。謝っても謝り切れないことだと思ってる。2度とこんなことはしないから。」

「・・・わたし、でる。」

そういって、タオルだけを持って七海は2回に昇って行った。

「俺、七海のことどうにかしてくるから、今はちょっとここで待っててくれる?」

「うん、わかった。」

 

岳と七海は昔からいつも一緒だ。岳は七海のことはよくわかってるほうだと思っていた。自分にも責任を感じていたからか、自分で何とかしようという気が見えた。

 

「七海、、、」

「・・・なに?」

答えてはくれたが、相変わらず顔を見てくれようとはしない。

「さっきも言ったけど、本当にごめんな。俺も、謝って済む問題じゃないってわかってるけど… あのな、俺も玲奈も、お前のこと一番の友達だって思ってる。だから、自分たちが犯したことだけど、七海が傷つけるようなことしたこと、すごい後悔してるんだ。俺と七海はさ、性別違うし、かといって、恋愛系の関係じゃないから、これからかかわりは少なくなるかもしれない。けど、玲奈とお前は一生の友達だろ?そう前言ってただろ?だから、俺はもういい、玲奈だけでいいから、許してやってくれないか?」

「やだ。もう二人とも嫌い。」

「・・・そっか、、、裸だと風邪ひくぞ。」

「べつにいい。」

「じゃあ、寝てる間にいろいろつけておくからな。」

「つければいいじゃん。」

「わかった。おやすみ。」

「・・・」

岳は部屋を出て、玲奈のもとへ向かった。

 

「たぶん大丈夫そう。」

この言い方はなんか不謹慎な気がしたが、まあそんなことは今どうでもいい。

「なんで?」

「幼稚園のころからそうだったんだよね、名波が何回屋のことがあって、一人になって寝ようとしてるときは、冷静になって、どう謝ろうか、って、考えてる時なんだよね。たぶんだけど。だから、大丈夫だと思う。」

「そっか、、、良く知ってるね、七海ちゃんのこと。」

「まあそりゃ長い付き合いだからね、」

「ねぇ、岳って、七海ちゃんのこと好きなの?」

「どうだろうね?」

「まあいいや。」

「ん、俺まだ風呂入ってないから、入ってくるね。」

「うん、私なんかすることある?」

「ああ、できれば、洗濯機回してほしいんだけど、お願いできる?」

「わかった。」

「俺の服も脱いだらね。」

岳は浴室には言って服を脱いでからドアを開けて、顔だけ出して玲奈に洗濯物を渡した。

玲奈は一通り設定を終わらせ、二階に戻った。

 

お風呂に入りながら、岳は考え事をしていた。

玲奈の質問に対してだ。

おそらく、今、恋愛的に好きという人はいないだろう。七海が同じようなことを前に言っていたが、一緒にいて楽しいのは、明らかに七海と玲奈だ。二人のどっちを選ぶか?それは、岳にもわからなかった。はっきり言って、みんなと一緒に楽しく過ごしたい、というのが、岳の考えだ。と、そんな話は置いといて・・・

 

二階に上がって。岳も寝る準備を始めた。二人とももうすでに寝ていた。

二人とも、顔に涙の跡が残っている。玲奈もいろいろ考えていたのだろうか。

「あ、そっか、七海の服着させないと。」

そう独り言を発して、岳は七海のバッグの中をあさった。

「どれだ?っていうか、なんだよ、この派手なパンツ。勝負下着かよ。寝間着は、これかな?七海~、パンツ履かせるよ。」

なんて簡単に言っても、寝ている人間に下着を吐かせるのってとても大変な作業だ。

丁寧に、気づかれないように、脚を動かして、無事に履かせることができた。ちょっとまあお股の部分を隠しているだけのようにもみえるが、十分だろう。

ズボンと上はばれそうだったので、そのままにしたが、さすがに胸の部分は隠さないと七海が起きた時に大変なことになりそうなので岳の分の布団もかけてあげることにした。・・・今、七海の胸見放題も見放題だが、そういう雰囲気、というか気分じゃないので、それは今度にお預けすることにした。

 

次の日、岳と玲奈は早くに起きたが、七海は昨晩泣きつかれたのかなかなか起きなかったので、朝ごはんができたのを知らせに岳が七海を起こしに行った。

「七海、ご飯だよ。」

「ん!?」

七海は飛び起きた。

「ごはん、もう朝だって。」

「ショパァン?」

「飯だよ飯!なんでご飯がショパンになるんだよ。」

「リビング、行かなきゃぁ。」

「ちょ、おまえ、大事なところがいろいろ丸見えだぞ。」

岳は一応腕で目隠しをする。

「やだ、変態っ!」

ようやくちゃんと目を覚ましたようだ。

「なんでおっぱいもしたもほとんど見えてるの⁉昨日岳着けてくれるっていたのに!」

おっぱいって普通に言ってしまうところ、さすがだと思う。

「大変だったんだよ!これでもやることはやったの!」

「ふーんだ。どーせわたしのあんなところやこんなところを見てムフフんしてたくせに。」

「みてねーよ。そんな空気じゃなかっただろ。(ってかムフフんするってどういう意味だ)」

七海はそこの言葉で喧嘩中だったことを思い出したのか、いきなり真顔になって無口でリビングに向かった。

 

岳と玲奈が会話をして、七海に話を振っても、七海は無言のままだった。やがで二人の会話もなくなり、みんなが食べ終わるまでリビングには悪い空気が漂っていた。

 

七海は食器類を自分で片づけた後、リビングを出て行こうとした時、突然、「昨日、わたしも、なんかひどいこといっちゃってごめんなさい。ほんとは、みんなのこと大好き!」と満面の笑みとともに言い、ちょっと照れくさそうに顔を赤くしてまた下を向いた。

 

そのあとは、何もなかったかのように3人で仲良く過ごした。

七海は素の自分になれた、みたいな感じで小学生のようにはしゃいで、お泊りを楽しんでいた。玲奈が帰った後も、七海と岳で恋愛映画のDVDをみたり洗濯物を干すときに岳がブラジャーをわしづかみして炊いたとかしてなかったとかでちょっとした口論になったり・・・

とにかく、楽しい三日間を過ごした。




閲覧ありがとうございました。

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