ものすごくエロい人間だからこそわかることもあるのかもしれない 作:佐渡カラ君
七海と岳が岳の家に帰ってきてから30分ほどして、玲奈が大きな荷物を持ってきた。
勉強中だった七海が玲奈が来たことに気づいて先に玄関に迎えに行った。
大きな荷物を二人でもって、とりあえず岳の部屋に運び込む。
「おお、玲奈、ごはんできてるよ。」
「うん、お邪魔しまーす」
「岳ー、何チャーハン?」
「え?何チャーハンかはわかんないけど、普通にコンソメで味付けしたやつ。」
「おぉー!やったー!そういうの好きだよー!」
「そう?そりゃよかった。」
「あ、美味しい!へぇ、エロ男、こういうの作れるんだ~ いがいだね~」
「ね~意外だよね~」
「なんでそんなに意外なんだよ。」
「だって、岳、そういうイメージ無いんだもん。」
「そうだよね、エロ男、基本スポーツ系だもんね。」
そう、前まで岳はサッカー部に所属していて、結構活躍しているほうだった。
「そういえばさ、七海ちゃんとエロ男。」
「「ん?」」
「え、あのさ、今日って
佐志眞流神社の夏祭りは、この近所では結構有名なお祭りで、レベルの高い屋台も結構出る。
「あーそんなこと聞いたことがあるようなないようなー」
「うん、この前俺は聞いたわ。」
「でさぁ、、、三人で行かない?」
「3人で?」
「わたしは行きたいー!」
岳は、玲奈の発言への答えに少し迷った。3人で行けるのはとてもうれしい。だが、玲奈はクラスの男子の人気ナンバーワン。もし同じクラスの男子にあってしまったら、ただでは済まないだろう。社会的制裁は避けられない状況になる。けど我慢できなかった岳は、
「別に俺もいいけど」
と答えた。
「じゃあ、3人で行こう!楽しみだね~」
(受験生だっていうのに余裕物故きやがって…)
「ごちそうさまでした!何時に出る?6時?」
七海は岳が余分に作ったおかわりチャーハンをほとんどとったにもかかわらず、もう食べ終わっている。
「まて、七海早い。」
「え~それでもちょっと遅いと思ったんだけど…」
「そっちじゃなくて、食べるスピード。」
「あぁ、そっちか。そんな早くないよ?」
「・・・お前は一回ほかの女子の食べるスピードを見てみたほうがいい。」
「まぁ七海ちゃんは元気が取り柄なわけだし、食べるのちょっと早いくらいいいと思うけどな。」
「そうだよね?」
「・・・」
「さ、ごはんみんな食べ終わったし、勉強しよぉー!」
「宿題終わったー?」
「全然(笑)」
「俺は受験勉強に専念。」
「ふぅん。玲奈ちゃん私立だったら華埜嶋行くんだったよね?」
「え、う、うん」
「い~な~岳と玲奈ちゃんは華埜嶋でも余裕だろうから・・・」
「七海、」
「ん?」
「俺さ、第一志望華埜嶋にしようと思って。」
「え?なんで?」
「いや、ちょっと、学校見学行ったら気に入っちゃって。親も私立でいいって言ってくれたし、普通に偏差値とかも高いし。」
「へぇ、、、じゃあもう入学決まったようなもんだね。」
「いや、そうやって油断してると落ちるから。」
「ごめん。わたしも目指そう。」
「じゃあ、3人で頑張るか。」
「よぉ~し、がんばろー!」
「そうだな」
玲奈は、ほほえみながら二人を見つめていた。
それから、窮屈に1つの机を3人で使い続けて4時間ほどが過ぎた。
七海はわたしの学力で岳と玲奈と一緒に華埜嶋に行くぞーと意気込んでいる。
「お、そろそろ時間じゃね?」
部屋の時計を確認して、七海と玲奈に岳が呼びかける。
「ほんとだ。」
「みんな、そのままの格好で行くのか?」
「あ・・・どうしよう」
「玲奈ちゃん、浴衣持ってたよね?」
「持ってるよ。七海ちゃんは?」
「わたしも持ってるけど、岳は持ってる、、、訳ないか・・・」
「甚兵衛なら持ってるぞ」
「じゃあ、それでいいんじゃない?」
「2人とも、家に着物持ってこいよ。」
「えっ 岳何考えてるの…」
「いやそーじゃなくて、荷物ここにあるだろ!だから!」
「ああ、そゆこと。じゃあ一回家帰って取ってくるね。」
と言って、3分ほどで七海は帰ってきた。
「七海、一人で着れんのか?」
「どーでもいいじゃん。どっちにしろ、玲奈ちゃんに手伝ってもらうからねーだ。」
「着れないんだね。 あ、電話。」
岳の携帯に来た電話は、玲奈からのものだった。
どうやら玲奈は玲奈の家で着替えていくらしい。
「七海ー、玲奈、自分の家で着替えるって。」
「えっじゃ、じゃあ、わたしどうするの!?」
「どうするって、俺が手伝うしかないんじゃね?」
「でも・・・」
「大丈夫大丈夫、見ないから。」
「うん、、、じゃあお願い。」
「ほい。何すればいいん?」
「ちょっとあっち向いてて。一回上半身裸になっちゃうからさ。」
「上半身裸・・・!?」
「もうっ、変な想像しないでよっ!とにかく、あっち向いてて!」
「ごめんごめん。」
岳は、七海と反対方向を向く。
「んく、よいしょっ」
Tシャツを脱いでるのかな。
そいや、彼女は今日もノーブラだったはずだ。だから上半身裸になるのか。
上半身裸で浴衣を着こなせるのかという疑問は残るが、まぁそれは置いておく。
それから、何か着ようとしているようだ。ノーブラで浴衣か・・・なかなか見ものだな。見てないのに想像するだけでなんだか興奮してくる。
「ん、、、あれ?ここが、、、あれ?」
早速てこずっているようだ。
「大丈夫かー?」
「う、、大丈夫じゃない。。。」
「手伝ってやろう。」
「待って!」
「お、おう、、、」
「いいよ」
岳が振り向くと、七海が両手で必死に両乳をおさえている。
下着は履いているけど、それ以外のところはなにもない。生肌だ。ぎりぎりまで出ている綺麗な脚、へそまで美しい。手で隠しているつもりなのかもしれないけど、結構はみ出てる。だめだ、うん、めっちゃ興奮する。なんかの撮影みたいになってる。ここまで見えていたら、全裸を想像するのも容易だ。
「もう、見てないで早く手伝ってよ! 気持ち悪い!」
「いや、ちょっと体がエロ過ぎてさ。」
「ありがとうだけど!まずは手伝ってよぉ!」
「ごめんごめん、笑 なにすればいいん?」
「その白いやつとって。」
七海が顔を真っ赤にしながら、首で一生懸命その白いやつを指す。
「これか?」
岳は七海の後ろ側に落ちている白い服?みたいなやつをとる。
「うん。」
「なんだこれ?」
「浴衣スリップ。」
うしろからの景色も絶景だ・・・
下着が少し小さいのかな?けつがいい感じにちょっとはみ出ている。後ろからの乳も結構いい。前から見るより興奮するかもしれない。はっきり言って今すぐシコりたい。
「聞いてる!?」
「え、あ、う、ん、ごめん、なんだっけ?」
「だから、浴衣スリップ!浴衣の下に着るの。」
「へぇ。良くわかんねぇわ。」
※ 浴衣スリップとは、浴衣の下(内側)に着る肌着のようなもの。汗を吸い取ってくれたり、ブラジャーなどが透けるのを防いでくれるものです。(らしいですw)
「とりあえず、それを、わたしに着せて。」
「なんで命令口調・・・」
「恥ずかしいから早く!」
「おう、ごめん。」
言われたとおりに、岳は七海にかぶせる。
見た感じ、普通に一人で着れそうだ。一体どこに苦戦したのだろうか。まったく、いつまでたっても七海のことはよくわからない。
「ちょっともう一回あっちむいて。腕通さないといけないから。」
「はーい。」
といいつつ、岳はちょっと気になってうしろをちらちらと見てみる。手を胸から放した。一瞬しか見えなかったけど、放した瞬間にちょっと重そうな乳がぼよんぼよんと落ちて行ったのがわかる。ひょっとしたら前よりずいぶんと大きくなっているかもしれない。
浴衣スリップ?を着終わってしまった。くそぅ、もうちょっと拝んでおきたかったのに。と思いつつも、ばれないように慌てて七海とは反対方向を向く。
なるほど、バスローブみたいな格好になるのか。
「岳、ちょっと、ここの紐結んでくれない?」
「紐?いいよ」
言われたとおりに、紐を結んであげる。
「七海・・・ 」
「ん?」
「お前胸でかくなったな。」
「なっ、」
岳は、ちょっと右乳を揉んでみせる。
「んもう、玲奈ちゃんいないからって・・・! ずるいよっ!自分のは触らせないくせに!」
「いや、だって七海はなんか恥ずかしくないみたいだし。」
「恥ずかしくなくはないけど・・・」
「で、でかくなってるだろ?」
「ちょっとね。Cのブラじゃ入らなくなっちゃった。」
「楽しみだな~もっとでかくなるの。」
「じゃぁ、、、もっと揉んでね?」
上目遣いか。すげぇそそる。
「いいよ。今度な。」
「も~そうやっていつも今度今度って、、、」
「今は早く祭り行かないと。ほれ、浴衣を着ろ。」
「う、ん。」
七海が持ってきたのはオレンジっぽい黄色の浴衣。なんか七海らしくてとてもいい。元気さがよく出ている。桃色の持ってくるとてっきり思っていたけど、こっちのほうが似合っているかもしれない。
浴衣の着付けって男子が思っている以上に難しいらしい。
この時点で七海がもう苦労しているんだ。玲奈がどれだけすごいかがよくわかる。まぁ、あいつはもともと器用なほうなんだが。
そのあとは、エロ目的でなく、純粋に七海を手伝ってあげた。
ありがとうございました!