ものすごくエロい人間だからこそわかることもあるのかもしれない 作:佐渡カラ君
リメイクしていくと間違いとかすごい見つけるんで、誤字・脱字とかあったらぜひぜひ教えてください。
「おっはよー」
教室に入った岳は、元気に挨拶する。
「あ、岳、おはよう。」
「おう、優輝」
優輝というのは、田島のことだ。
岳は、自分の席に迷わず向かう。
岳は、カバンから荷物を出しながら、「あ、七海、昨日の話の続き、いつか話そうと思ってるから、空いてる日教えてくれる?」
と、前の席の七海に話しかけながらさりげなく胸をもむ。(もちろん、ほかの人にはばれない程度に)
「ちょっと変態!」
七海もそうは言ったものの、なぜかうれしそうで、岳と七海の間には笑みがこぼれる。
「オッケー、うーん、明後日なら空いてるよ。」
「わかった。じゃあ、また家に来てね。」
「うん、昨日はありがとね。」
「いや、こちらこそ。」
3時間目 体育の時間になった。
夏、体育、水泳!
ということで、水着にみんな着替えている。プールサイドに行くと、七海を含めた何人かの女子がもう反対側のプールサイドにいた。
・・・やばい、サポーターつ県の忘れたー
でも今から更衣室に行ったらなんか恥ずかしいし・・・
と、思いながら女子に目を向けると、なぜか興奮して勃起してきちゃった・・・
何とか地獄のプールの時間は過ごしたものの、その次の十分休みに更衣室から教室に戻る途中、七海に声をかけられた。
「ねぇ、今日すごい岳のおちんちん大きくなってたでしょ?」
「おまえさ、人の前でそういうこと言うなよ。っていうか前から思ってたんだけど、七海おちんちんっていうのやめろよ。なんか一緒にいるこっちも恥ずかしくなってくるよ。もう中3だぜ?なんか、せめて、「肉棒」とかいういいかたできないかな。」
「でも、わたしが「おちんちん」って言ったほうが、岳興奮するでしょ?」
「どういうところでサービス精神ばらまいてんだよ。そういうのは別にいいんだよ。」
「ふーん、じゃ、おちんちんっていうのは岳の前だけにするね。それならいいでしょ?」
「うん、まぁ、いいけどさぁ。男子は、七海が「おちんちん」って言った時より、七海の胸とか見えた時のほうが興奮すると思うよ。
「何それ?はっきり言ってね、そんなこと思ってんの男子で岳だけだよ?」
「んなことねーと。ほかの男子だってお前のちょぉっとでっかい胸見て喜んでんだよ。ああ、でも、七海は男子が引くほどエロいから、みんな玲奈のことしか見てないかー」
玲奈というのは、クラスの女子で、多分男子の人気はクラスナンバー1だ。文句なしの美人だし、優しいし、スタイルもいいし、なんとやせ形なのにDカップ。ここまでいくと、なんか女子の魅力はすべて胸じゃないかっていう気がしてくるが、もちろんそんなことはない。女の魅力というのは、もっと奥深くにあるものだ。(と思う)そしてこいつも、岳と同じ小学校。
「はー!?そんなこと言ったら、岳だってエロ過ぎて女子からも全然相手にされてないじゃないわたしが岳と仲良くしてあげてんの少しぐらい感謝しなさいよ。」
「それはこっちのセリフだよ。」
「ふーんだ。こっちには田島君がいるも~ンだ。」
「じゃあ俺だって2回や3回玲奈の家行ったし。2回や3回玲奈のDカップ揉んだことあるし。」
「玲奈ちゃんばっかり。岳、玲奈ちゃんのこと好きなんでしょ?岳なんかただのエロ野郎って。この前玲奈ちゃん行ってたよ。あーらかわいそう。本当にかわいそう岳ちゃん。
「んなっ!岳ちゃんってなんだよ。幼稚園児の七海ちゃーん」
「幼稚園児はこんなにエロくないも~ん」
「楽しそうだね、エロ男ちゃん。」
岳が振り返ると、そこには噂の玲奈がいた。勢いよく後ろに振られた岳の腕は、玲奈のDカップの、拍手したくなるほどど真ん中にあたった。
「うわ、気持ちい・・・あわわわ、ウソ、今のウソ。ごめん。」
「やっぱりエロ男はエロいね。」
「いや、ほんとにごめんってば!偶然だよ偶然。」
「わかってるよ。別に触られてもそんなに恥ずかしくないし。」
「あ、七海と同じようなこと言ってる。玲奈もエロいよな。あんまりみんなには知られてないみたいだけど。ま、こんなにエロいから出してる時点でエロくないわけがないよな。」
岳はそう言って、右手で玲奈の右乳を持ち上げた。
「んもうっ!さりげなく触らないでよ!こんなところで!っていうか私がこんなんになっちゃったのはエロ男のせいでしょ?」
「なぜに!?」
「だってエロ男が小学校のころからおっぱい揉んできたリエロ用語いっぱい行ってくるから私だってそういうの覚えちゃってエロくなっちゃったんだからね。それに、エロ男がいっぱいおっぱい揉んでくるから、こんなに大きくなっちゃって・・・」
「それは俺のせいじゃねえよ。どっちにしろお前はそういう道を歩むことになるんだよ。」
楽しそうに話している岳と玲奈を見て、七海は口すらはさめずに、なぜか嫉妬心を覚えた。
しかし、そのたびに、「わたしは岳のことは好きじゃない、わたしは田島君のことが好きなんだ、」と、自分に言い聞かせた。七海の岳に対する思いは、鯉ではないのかもしれないが、これは友情と一言で片づけられるほど簡単なものではない、と、七海自身も分かりかけていた。
実は、去年の修学旅行の時、七海は玲奈からこんなことを聞いたことがある。
それは、定番の好きな人の話に名た時のことだ。
「私ね、岳のことが好きかもしれないんだ。」
その時、七海はこう答えた。
「なんで?玲奈ちゃん、あんなやつ。」
その質問に、玲奈はこう答えた。
「なんか、空気が好き。」と。
七海と玲奈は親友だ。この時も七海は玲奈に「がんばってね!応援してるよ!」といった。
でも七海は応援したことをちょっと悔やんだ。
七海は岳のことが好きなのかもしれない。七海は岳と小さな時からずっと一緒にいた。
七海は、岳を他人に取られたくなくて、玲奈に取られた時のことを考えてちょっとゾッとした。
しかし、そんな七海の乙女心にも気づかずに、岳と玲奈は会話を弾ませているのであった。
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