ものすごくエロい人間だからこそわかることもあるのかもしれない   作:佐渡カラ君

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は、おそらく次の話になりそう。
ここは修羅場の一歩手前と言ったところでしょうか。


修羅場

「もー、岳、乙女心分かってないんだから、玲奈ちゃん、帰っちゃったじゃん。」

七海は、2階に上がってきた岳に笑みをこぼしながら文句を言った。

「俺なんかイケないこと言った?」

「好きな人に『好き』って言われた時の気持ち、わかんないの?」

「うーん、よくわかんないな。好きだなんて、七海と玲奈ぐらいにしか言われたことないし。」

「本当?お姉ちゃんかなんかに言われてんじゃないの?」

「いわれてねえよ。」

「そういえばさ、お姉ちゃんっておっぱい大きいよね。」

「何言ってんの?」

「何カップぐらいあんの?」

「知らないよ。自分で聞けば?」

「あんたが兄弟なんだから聞きなよ。」

「んなの聞けるわけないじゃん。」

「・・・ね、誰もいないしさ、久しぶりにエッチしない?」

「は?今日はしないよ。お前優輝とでもやってろ。」

「今日は、ってことはいつかやってくれるんだね?ありがと。バイバ~イ」

岳が反論する暇もなく、七海も帰ってしまった。

 

次の日

 

体育の授業の前、男女のロッカー(着替える場所)では、男女それぞれ話に花が咲いていた。

「そういえば七海ちゃん、」

「ん?」

「最近、田島とはどうなの?」

「それ前も聞かれたよぉ~。」

「いいから、どうなのよ。」

「え~、どうなの、っていわれても・・・」

「エッチしたいんでしょ?」

「したいけど、勇気が出ないというか、あんまり田島君のりきじゃ無いんだよね・・・

いや、1回だけ、その話をしてみたんだよ。そしたら、体目的だったの?っていわれちゃって、そんなんじゃないのに・・・、それからずっと、話してなくて・・・」

「そっか・・・ 」

「玲奈ちゃんこそ、岳とはどうなの?」

「別に私付き合ってないし。好きだけどさ。 ・・・でも、もうすぐでみんなと離れ離れになっちゃうんだよね…」

「うん・・・」

「そういえば、岳といえばさ、、、」

七海は、美奈が部屋に居ないことを確認して、また別の話を始めた。

「美奈ちゃんって、やっぱり岳の事が好きなのかな?」

「やっぱりって、何?」

「ほら、岳の近くにいると、どうしても好きになっちゃうじゃん。

それにね、言っていいのかわかんないけど、この前美奈ちゃんがね、玲奈ちゃんって岳のこと好きなの的なことを聞いてきてさ、そういうの、気にしてんのかなーって。」

「どーだかね。 ま、どっちにしろ、岳は七海ちゃんのものだもんね。」

「みんなのものだよぉ。」

「・・・七海ちゃん、そのブラ、ちょっと小さくない?」

玲奈は、七海の胸を見ながら言った。

「そぉ?」

「だって思いっきりはみ出てるじゃん。」

「岳にもまれまくったからかな?でも、そんなこといったら、玲奈ちゃんだって。」

「だってさ、MF(マイファッションという、洋服屋。前に出てきた、ステンデーズのグループ会社。・・・なんだ、時々出てくるこういう謎の設定は!)の店員さんにさ、Dカップのブラありますか、って聞くの、ちょっと恥ずかしくない?なんかこのマセガキエッチやりまくってんなみたいに思われそうで嫌なんだけど。だからこれC用なんだよね。」

「何それ~、店員さん女の人でしょ?」

「うん、さすがに、次は言おうと思ってる。

「そーだけどぉ。 ・・・話戻るけどさ、私、札幌行く前に、岳に自分の口から好きだ、って伝えたいんだよね・・・」

「ああ、一人だけずるいぞー!」

「あ!やばっ!チャイムなっちゃうよ。早く行こう!」

「あ、ホントだ!急がなきゃ!」

 

男子ロッカー

「おい田島、最近七海とどうなんだよ。」

岳が友人の田島優輝に話しかけたが、その田島は少し岳のことを睨んで無視した。

「無視はないだろー、、、」

「おまえ何なの?」

「え?」

「おまえさ、ちょっと七海と仲良いからってさ、何?自慢?」

「は?お前のこと心配してやってんだろ。」

「俺知ってるからな。お前らがこそこそエロいことやってんの。お前んちに入ってる七海何回も見たことあるからな。」

「違うし。」

「何が違うんだよ。」

「おまえこそマジ何なの?俺はお前のためにやってんだよ」

「俺のため?ばっかじゃないの?そんな嘘、ばれないとでも思ったわけ?」

「嘘じゃねえよ。 七海は少しでもお前とこれからも仲良くしてたいって思ってんだよ。お前のこと大好きなんだよ。」

「は?俺、はっきり言ってあいつのことなんかそんな好きじゃないし。あいつが勝手に告白してきていわされただけだし。」

「おまえ、それはないだろ。」

「ほんとだよ! 七海なんかお前と一緒に消えてろ。」

すたすたと、ロッカーを出ていきそうになった優輝を、岳が呼び止めた。

「おまえ、それ、七海の前で言ってみろ。本当のお前の気持ちを言ってみろよ。おまえホントに言えんのか?七海のことが好きじゃないって、本当か?本当だったらそりゃ、『僕は七海の事が嫌いでした』って、勇気もって言えるだろうな!」

「いえるし。」

「おまえ、七海が悲しくなるってわかんないのか?そうだよな、分かんないよな。じゃあ、もういいよ。あいつは俺が存分に楽しませてやるよ。お前なんかあいつの事悲しくさせるだけだもんな!」

「・・・」

 

そこには、冷たい空気が流れた。

 

昼休み、岳は事情を言って優輝を、何も知らない七海を屋上に呼んだ。

「あ、田島君。どうしたの?岳が呼んだの?」

その七海の顔は、すこし赤みがかっていた。

「優輝がなんか話あるらしいから。」

「話?」

「・・・俺、七海の事、大、、、」

 

次話に続く!(そんなこといったら、毎回次話に続いてますが・・・」




質問掲示板を見てみると、面白い質問がいくつかあるものですね。(なんかただのトークの場にしちゃっている人もいますが)
活動報告でアンケート行ってるので、回答できればお願いします。

閲覧していただいてありがとうございました。

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