ものすごくエロい人間だからこそわかることもあるのかもしれない   作:佐渡カラ君

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読みにく! ・・・サブタイトル。


Soba,La-men,やっぱりYakisoba!

美奈が試着室から出てきて、岳と2人きりになった。

「どう?似合ってた?」

「うん!すっごく!」

「そ、そう・・・(え?あの服が似合うのって大阪のおばさんだけじゃないの?)」

「ねぇ、筑波君って、どのくらいエロいの?」

「何お前大きな声で話してんだよ。」

「ねぇ、だから、どんくらいエロいの?」

「そうだな・・・、北海道から大阪くらい?」

「え~、よくわかんない。」

「ちなみに、七海が、月から地球くらい。」

「そんなに!すご~い!月から地球まで!」

・・・え?こいつってもしかして、かなりのバカ?

 

そこへ、試着が終わった後の2人も出てきた。

「じゃあ、買っちゃおう。」

「岳、あとでおかねちょうだいね。」

「図々しいなぁ。あげるっつーの。」

 

「あ、3人お会計別々でお願いします。」

 

お会計が終わった後、美奈に気づかれないように、七海に、美奈のことを聞いてみた。

「あいつって、バカ?」

「バカではないけど、、、なーんか、変。まだ私もよくわからない。」

「へぇ・・・」

まあ、これからいろいろこいつとやっていかないといけないんだろうな・・・

 

「よぉし、かき氷食べる前に、お昼食べに行こうよ。」

七海は、お腹がすいたのか、みんなに話しかけた。

「いいね。どこにするの?」

「岳、なんかいいところ知ってる?」

「みんな何食べたいの?」

「なんでもいい」

「食べれれば。」

「うーん、ケーキ?」

「ケーキ?お前何言ってんの?」

「だって、食べたいものって。」

「お昼ご飯。今聞いてるの、昼飯。」

ちょっと美奈が泣きそうな顔をしていたので、やさしめに言った。

「お昼ご飯か・・・ 麺類がいい。」

「ちょっとまって、調べてみるから。」

岳は、スマホ(スマートフォン、分かりますよね?)で近くの麺類のお店を調べた。

「ここはどう?麺の有屋。」

「ああ、いいんじゃない?」

「そこ行こう!」

「おなかすいた。」

「こっから徒歩4分だって。近いな。」

 

「ここだね。」

そこは、歴史のありそうな古い建物だった。

「あ、4人で。」

夫婦だろうか。店の厨房にはやや白い髪の毛が混ざった男性、そして入口のところにはその男性と同じくらいの年代の女性が立っていた。

「じゃあ、こちらのテーブル席で。」

「どうも。」

 

「席どうする?」

「わたし、どこでもいい。」

美奈は、さすがに気を使ったのか、ここは自分から後にまわった。

「玲奈ちゃん、岳の隣がいい?」

「なんでよぉ。七海ちゃんは?」

「わたしは、美奈ちゃんの隣でも岳の隣でもどっちでもいい。」

「じゃあ、七海ちゃん岳の隣行ってよ。私は美奈ちゃんの隣でいいから。」

「だめだよ。最後のチャンスだよ。わたしは美奈ちゃんの隣。玲奈ちゃんは、岳の隣。」

「え~、うん。でも、え~、分かった。」

そうして、岳の隣が玲奈、玲奈の向かい側が美奈、美奈の隣が七海となった。

「何があるのかな?」

七海は、メニューを見ながら言った。

「そば、ラーメン、あっ!焼きそばあるじゃん!月見豚バラ焼きそばだって。トッピングもあるよ。えっとね、揚げ玉と、柿の種トッピングしよう。」

やっぱり七海は焼きそばがすきなのか・・・

「柿の種?珍しいな。」

「そう?うちで食べるときはいつもつけるけど。」

「まじで?ってかもう決まったの?」

「うん。決まった。」

「じゃあ、私は、彩り天ぷらのせいろそばにしよう。」

「わたしも、江川さんと同じのにしようかな。 とろろトッピングしよう。」

「よし、俺も決まった。 頼んでいい?」

「いいよ。」

「岳全部言ってね。」

「え!?覚えてるかな?」

「大丈夫だよぉ。」

「すいません、注文お願いします。」

「は~い。どうぞ。」

「えっと、有屋特製塩ラーメンに、トッピングでゆで卵と、彩り天ぷらのせいろそばが2つで、そのうち1つがとろろトッピングで、え~っと、あと、月見豚バラ焼きそば?に、トッピングで、、、なんだっけ?」

「えっと、トッピングで揚げ玉と、柿の種で。」

「はい、わかりました。いまお水持ってきますね。」

 

「なんで岳全部覚えてないのぉ?」

「覚えられねえよ。」

 

そこへ、おばさんがお水を持ってきた。

「ありがとうございます。」

「仲良しですね、みんなでお出かけですか?」

「いえ、そういうのじゃないんで。誤解しないでください。」

「そういうのって何よ。」

「そーいうのはそういうのだよ。それより、ココのお店って、ご夫婦でやられてるんですか?」

さっきからなぜか気になっていたことを、岳は聞いた。

「いや、あれは私の兄なのよ。いつもは学生の娘もいるんだけど、今日試験でねぇ。教員になるとか言って。」

「教員ですか。」

「ええ。だから、このお店もいつかつぶすことになっちゃうのかな、って、最近は兄と話したりもするんだけどね。」

「へえ、頑張ってくださいね。」

「ええ。ありがとうございます。」

 

その後、おいしい食事を終えた後、かき氷屋に向かった。

 

その途中、美奈は玲奈の目を盗んで七海に話しかけた。

「ねぇ、七海ちゃん、江川さんって、筑波君のこと好きなの?」

「なんで?」

「いや、なんか、そんな気がしたから。」

「どうだろうね?わたしは玲奈ちゃんじゃないから、わかんないや。」

「ふぅん、、、」

「楽しみだね、かき氷! 美奈ちゃん、何にするか決めた? っていうかホームページ見た?」

「見た。わたしはね、白玉小豆抹茶が一番気になった。」

「私も!」

「玲奈ちゃんは?」

「え?」

玲奈は、岳と話していたため、七海の話を聞いていなかったようだ。

「だから、かき氷、何食べるか決めた?」

「え、と、私は白玉小豆苺。」

「あ、それも気になった!あぁ、早く着かないかなぁ?」

その時、なぜか岳は心配そうな顔をして美奈を見ていた。

その時、玲奈も、浮かない顔をしているのであった。




うん、何があったのか、気になる。
っていうか、やっぱり七海ちゃんは焼きそばが好きだったんですね!
今度岳に、七海に焼きそばを食べさせてあげるようにしよう!

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