ものすごくエロい人間だからこそわかることもあるのかもしれない 作:佐渡カラ君
まだ詳しくは分からないようですが・・・
火曜日、少しみんなから遅れて学校に着いた岳は、いつもよりすごい賑わい(というか騒ぎ)に違和感を覚えた。
「どうかした?」
岳は、前の席の七海に聞いた。
「ああ、なんかね、このクラスに転校生来るんだって。」
「え?まじで?2学期始まったばっかなのに。」
「ね。みんな言ってる。」
「え、それって、女?」
「は?あんたなんちゅう質問してんの? 知らないけど、Dカップの美人の女の子だといいですねー。」
「だといいね。」
その時、先生が教室に入ってきた。
「ええっと、聞いてる人もいると思うんだけど、今日、このクラスに転校生がきたので紹介したいと思います。
水布江。」
先生が呼ぶと、1人の女子が入ってきた。・・・胸はふつうだな。アンダーとバストはともかく、BとCの間ぐらいだろうか。
「えーと、水布江です。よろしくおねがいします。」
おとなしい性格なのか、それしか最初はしゃべらなかった。その女子は、なぜか俺の後ろの席だった。
一応、声をかけてみることにした。
「あの、筑波岳です、よろしく。」
「・・・よろしく。」
なんか、照れてるところがめっちゃ可愛いんですけど。 ・・・っていうか、顔が神。
休み時間、彼女のもとにはたくさんの女子がたかった。
「わたし、七海っていうの。下の名前は?」
「・・・美奈って言います。」
「へー、美奈ちゃん。」
「はい・・・」
「敬語使わなくて大丈夫だよ。仲良くしようね。」
独占して彼女と話していた七海だが、みんなも話したがっていたので空気を読んでやめた。
帰る時も、七海は話しかけた。
「ね、美奈ちゃん、今日、この後空いてる? 一緒にいろいろしてみたいんだけど。」
「別に・・・いい・・・よ・」
「やった! 美奈ちゃんの家ってどこなの?」
「坂下の、ステンデーズ、、、分かる?」
「うん。」
「そのとなりの、『メゾン・ラヴォーレ』っていうマンションの、305号室・・・」
「あ、そこしってる。あの、隣の班に、江川玲奈ちゃん、って居たのわかる?」
「あの、、、可愛い子?」
「そう。その子がね、ステンデーズの向かいの家に住んでるんだよ。」
「へぇ・・・」
「あ、今日、この後さ、美奈ちゃんの家行って、、、あ、そっか、まだ片付けとか済んでないよね。あ、じゃあ、一緒の班だった岳って人分かる?その岳の家行こう。」
「筑波君?」
「そう。わたし、家帰ってちょっとしたら美奈ちゃんの家行くから、待ってて。」
「わかっ、た・・・。何か、持ってくものある・・・?」
「たぶん大丈夫。」
「じゃあ、待って、るね。」
「じゃね、ばいば~い」
美奈は、七海に手を振って別れた。
七海と、少し仲が近くなってきたようだ。
ピンポーンと、家のインターホンが鳴った。
「玲奈ちゃん、今から空いてる?」
って、なぜに玲奈の家だ!
今回も短くてすいません。