ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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さて…真姫の次の個人編は…………


メインヒロイン…絵里だああああああああああああああ!!!

絵里のことについては本編で色々書いたんで今までの個人編とは少し違うかも知れませんよ。

それでは…どうぞ!



絢瀬絵里編
第86話「運命の出会い」


 

 

私、絢瀬絵里。音ノ木坂学院に通う高校3年生。今日は私たちの卒業式。

そしてお別れ会のあとにね……

 

 

 

「おれと結婚してください!!」

 

 

ナオキは私に『誓いの石』が付いてある指輪を出して、プロポーズしてくれた……

私はもちろん……

 

 

「……はい!」

 

 

 

 

だって…ずっと好きだったから………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナオキと出会ったのは1年生のころだった……

 

ある日、ママ…絢瀬ブロニスラヴァ里美(あやせブロニスラヴァさとみ)…あぁ…ママはロシア人と日本人のハーフなの……パパは絢瀬秋良(あやせあきら)って言うの。

ママが日本に留学してきて音ノ木坂学院に入学、そしてアルバイト先の先輩がパパだったの。

で、ママの同級生の人がある日遊びに来たの。

そのとき、私は近所の教会でバレエの練習をしていたの。

 

そしてどこからか歌が聞こえてきて、

私はその歌を歌いながら踊ったわ。

 

「ララランラーン ララランラーン

ララララララララー

ラララ ラララ ラララララララ ララーラーラーラー

ララランラーン ララランラーン

ララララララララー

ララーラーララー ラーラーララーララーララーラララー」

 

 

気持ちよかった……

 

 

すると……

 

 

パチパチパチパチパチ………

 

 

「誰?」

 

そんなとき聞こえた手を叩く音……

 

 

「凄いね……さっきの……」

「そう…ありがとう…君、名前は?」

「僕は…ナオキ……香川ナオキ……」

「ナオキくん…ね……私は絢瀬絵里…よろしく…」

「よ…よろしく……」

 

「で、なんでここに?」

「えっと…ママの友達の子供がここにいるって聞いたからここに来たんだ…そしたら……」

「あなたのママの?

なるほど……私のママの友達ね……」

「なら絵里ちゃんが…ママの友達の子供?」

「そうみたいね…」

「ねぇ、さっきのやつもう一度やってよ!」

「さっきの?」

「うん!だって凄く綺麗だったから!」

「あ…ありがとう……」

 

 

私は最初は警戒してたわ…

でもその子はとても明るくて、安心した……

だから…

 

「わかったわ!ならそこでみてて!」

「うん!」

 

 

そして私はもう一度さっきのをやった。

 

 

その後、教会を案内したりしたわ。

 

 

 

「ここが……」

「絵里ー」

「あ、ママ!」

「ナオちゃん」

「あ、ママ!」

 

「2人で遊んでたの?」

「うん!もう友達だから!」

「友達?」

「え、そうなんでしょ?」

「……うん!友達!」

「良かったじゃない絵里、日本で初めての友達よ」

「そうなの?やったー!」

 

ナオキはそれを聞いて飛んで喜んだ。

そう…ナオキは私の日本で初めての友達……

 

 

 

そしてナオキが帰った後……

 

 

「はぁ……」

「ん?どうしたの絵里?溜息なんかついて…」

「ママ…あのね…なんか変なの…」

「変?」

「うん……なんだか…ナオキくんのことを考えると……胸が苦しいの……」

「……ふふっ……そう……」

「そうか…絵里もついに……」

「もう!ママもパパもなによ!はやく教えてよ!」

「ふふっ…あのね絵里…それは……"恋"よ」

「恋?」

「絵里はナオキくんのことを好きなんだよ…」

「好き?」

「えぇ…私がパパを好きなのと同じよ」

「……そっか……ありがとう…パパ!ママ!」

 

 

 

 

そう…私はこのときにはナオキに恋をしていた……

ナオキのことが好きだった……

ナオキのことを愛していた……

 

それが私の初恋……

 

 

そしてナオキはほぼ毎日のように遊びに来たの。

 

遊んで、ナオキが来たときとか帰るときにはほっぺたにキスをしたわ。

ナオキったら最初は慌ててたけどこれはあいさつだって教えたら普通だったわ。

 

 

あとは私が「ハラショー!」って言うのが口癖だからナオキも「ハラショー!」って気に入ってたなぁ〜

 

 

その時にもナオキは亜里沙と会ってるの。

亜里沙はナオキのこととても気に入ってたわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな毎日が3年ほど続いたある日……

 

 

 

 

「絵里ちゃん…あのね……」

「どうしたの?」

「その……僕、大阪に引っ越すことになったんだ……」

「え……大阪って……」

「そうなの……寂しくなるわね…」

「うん……」

「ナオキくん……また…会えるよね?」

「うん!また会いたい!絵里ちゃんに!」

「それなら約束……」

「うん、約束……」

「僕、『ハラショー!』ずっと使うから!」

「うん!2人を繋ぐ言葉ね…」

 

私とナオキは指切りをした。

 

 

そしてナオキは大阪に引っ越した。

 

 

そのあともずっとナオキのことを考えていたわ。

 

 

でも、それからしばらくたって私はロシアに行くことになった。

 

ロシアでも同じ…ずっとナオキのことを考えていた……

 

 

バレエをロシアでもしてたけど、全力で挑んだオーディションで優勝できなかった。

悔しかったなぁ〜……

 

 

それから1年後、私はまた日本に戻った。

 

 

私はやっぱりまだナオキ以外は友達ができなかった。

 

やっぱりこの見た目かな?あははは……

 

中学…音ノ木坂中学校に上がってもあまり毎日は変わらなかった。

 

でも、何回か告白されたけど私にはナオキという心に決めた人がいるから全部断ったわ。

 

 

そして私はいつしか『誰も引き寄せない硬い人』って言われていたわ。

 

 

だから友達もできなかったわよ……

 

 

 

 

そして私は音ノ木坂学院に進学した。

このときからママとパパはロシアで暮らすけど、私は妹の亜里沙と一緒にマンションで暮らすことにしたの。

 

1年生のときに先生から生徒会長をしてくれと頼まれたの。

私はそのときはもう友達だった希と一緒に生徒会に入った。

希は副会長をしてもらったわ。

 

 

そして毎日が過ぎていって、私は2年生になった………

 

 

 

 

次回へ続く……

 





ありがとうございました!
ということで絵里編の第1話目でした!

それでは感想などお待ちしています!

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