そしてナオキくんが意識を取り戻したって連絡があって、私は西木野病院にむかったんだ!
ガラガラガラ…ドン!
「ナオキくん!!」
「わっ!?穂乃果か…びっくりしたぁー」
「ははは…ごめんなさい……」
「会いに来てくれたのか?」
「うん、だって……心配したんだよ?」
「すまんな……心配かけて……ありがとう……」
そう言うとナオキくんは私の頭を撫でた。
「えへへへへ……でも…本当によかった……無事で……」
「あぁ……これも穂乃果たちがいてくれたからだ……」
「えっ!?」
「ちゃんと声は届いてたよ…穂乃果はたしか……『頑張って…穂乃果たちが付いてるから…』だっけな?」
「う…うん……」
「ありがとうな……穂乃果……」
「うん!それじゃあ帰るね!」
「あぁ…またな!」
「ナオキくん…ファイトだよ!」
そして私は帰った。
そして私たちμ'sは念願のラブライブ!優勝を果たした。
あの時の決意…私たちの想いが…こんなにたくさんの人に届いたんだ……
そして卒業式の日……
ナオキくんは…………
絵里ちゃんに………
プロポーズした………
結婚するってことは、もうチャンスがないってことなのかなぁー?
でも……もうチャンスがないとしても……
この想いは……伝えたい……
そして私たち2年生は3年生になった…
「いやぁー今日もパンがうまい!」
昼休み、私は海未ちゃんとことりちゃんとナオキくんと一緒に教室でお昼ご飯を食べていた。
「食べすぎですよ…」
「あはははは……」
「まぁ…いいんじゃないか…いつも勉強頑張ってるし…珍しく」
「珍しくは余計だよ!」
「いつもこれぐらい勉強していれば…」
「ことりちゃーん!ナオキくんと海未ちゃんがいじめてくるよー」
「えっ…え…」
「「はぁ…」」
「穂乃果……店を継ぐために専門学校に行くんだろ?」
「そうです!だから頑張りなさい!」
「む~……どうせAOなんだから勉強しなくてもいいじゃん!」
「だーかーら!成績良くなかったらやる気があっても合格しない場合もあるんだって!」
「む~……」
そう、穂乃果は穂むらを継ぐんだけど、そのためにお母さんとお父さん…高坂秋穂(こうさかあきほ)と高坂勇次郎(こうさかゆうじろう)から出された条件が専門学校で学ぶこと。
経営のためには色々身につけなきゃいけないんだってさ……
「勉強勉強ってナオキくん言うけどナオキくんだって数学とかダメじゃん!」
「うっ……」
「ナオキも穂乃果同様、頑張ってください…」
「はい……」
「そうだよ!ナオキくんも頑張ろうね!ファイトだよ!」
「穂乃果もな!」
「「「「あはははははは……」」」」
やっぱりみんなでいると楽しいなぁー……
実を言うと、まだナオキくんに想いは伝えれてない……
はやく伝えなきゃ……
そんな気持ちをずっと胸に抱えながら最後の1年を過ごしている穂乃果でした……
いつか……ううん……この1年以内に伝えなきゃ……
「私……ナオキくんのことが好き!」
次回、新章へ続く……
ありがとうございました!
これで穂乃果編は終わりです!
キリいいなぁー、明日は大晦日やし…
次の個人編の投稿は年明けてからかな?
さて…次は誰なんでしょうね?
そして、新しくお気に入りしてくださったバイラスさん、ありがとうございます!
それでは感想やご指摘などお待ちしてます!
新章もお楽しみにー!