ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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はい、今日は12月25日のクリスマスということでことり編の真っ最中ですが、外伝を投稿しました!

本編とは時間の流れが違うので、まぁ…矛盾点がいくつかあると思います。


それでは、長くなりましたがナオキ視点で外伝スタートです!



妄想外伝(クリスマス)「聖夜の奇跡?」

 

 

「今日はクリスマスかぁ………」

 

おれは街を歩く間、セールの旗やサンタの格好をしている人や、まだ照らされていないイルミネーションを見てそうつぶやいた。

あと腕を組んでるカップルも……

 

「なにか絵里に買っていこうか……」

 

やっぱ付き合ってるんやから、クリスマスプレゼントは必要だよなぁー!

 

 

穂乃果が

『予選決勝突破のお祝いもかねてクリスマスパーティーしようよ!』

って言うから………

 

「はぁ……」

 

思わずため息がでる……

 

寒いのになぁー……

 

そうだな……絵里にはネックレスでも買っていくか……

 

 

 

 

そしてあたりも暗くなり、ちょっと遅れて穂乃果の家に着いた。

 

「おじゃましまーす…」

 

「あ、ナオキくん来た!遅いよー!」

と、穂乃果。

 

「すまんすまん……みんなもう来てる?」

「うん、全員揃ってるよ!」

「そうか……」

 

おれは穂乃果に連れられて居間へとむかった。

 

ガラガラガラ…

「ナオキくん連れてきたよ!」

「みんなすまーん」

 

「ナオキが遅刻とは珍しいですね」

と、海未。

 

「いやーちょっと用事があってだな…

絵里から聞いたろ?」

「まぁ…そうですが……」

 

「その用事がなにか気になるにゃー」

と、凛。

「教えてよー!」

と、穂乃果。

 

「教えねーよ!」

「「えーー!」」

 

「穂乃果、凛、ナオキに迷惑ですよ」

 

「「はーい……」」

 

「さ、はやくしましょう!」

と、絵里。

 

今日はなんだかやる気があるようだ……

 

そしておれも席についた。

 

「で、なんでみんなミニスカサンタ?」

 

そうだみんなミニスカサンタのコスプレをしている……

 

「も~ナオキくんのエッチ!」

と、希がからかってきた。

 

「はぁ!?なにがだよ!」

「どうせみんなのパンツ見ようとしてるんやろー?」

「なんですって!?ナオキ、破廉恥ですぅ!!」

「見てねーよ!!

何言ってんだよ…ったく……」

 

「でもでも~、みんなのこの格好…似合ってるとおもってるよね~?」

と、ことり。

 

みんな期待の目でおれをみてきた……

 

「まぁ…みんな似合ってるよ」

 

まぁ…みんな似合ってるしな!

とくに絵里が!

 

 

そういやみんな顔赤いな……

なんでだ?

 

 

「じ…じゃあ、乾杯のあいさつを部長のにこちゃんにお願いしまーす!」

「え!?にこ……?」

「はやくしろよ部長さん」

「わ…わかってるわよ……」

 

そしてにこは立ち上がった。

 

「えーっとそれじゃあ…ラブライブ!予選決勝突破に……かんぱーい!」

 

「「「「「「「「「かんぱーい!」」」」」」」」」

 

「あんど………」

 

「「「「「「「「「「メリークリスマーース!」」」」」」」」」」

 

カコン!

 

そしておれたちは乾杯した。

 

クリスマスとラブライブ!予選決勝突破を記念して……

 

 

「ぷはーー!やっぱコーラは最高だ!」

 

そうおれはコーラが大好きなのだ!

 

「そ…そうですか?」

「そうか…海未は炭酸が苦手だったな」

「はい…」

 

でもラムネは大丈夫なんだよなぁー……

不思議だ……

 

 

「そういえば~、真姫ちゃんは~、今年はサンタさんになにをおねがいしたの~?」

 

にこが真姫をからかうように言った……

 

「そうね…今年はテレビね」

 

「お…おう……どんなやつなんだ?」

 

「えっと…100インチだったかしら…」

 

「「「「「「「「「100インチ!?」」」」」」」」」

 

「そんなに驚く?」

「いやいやいや、それは驚くに決まってるやん!」

「そう?」

「流石はお嬢様………」

「ハラショー………」

 

100インチってどんなけだよ!

それを買える西木野………ゴホンゴホン……サンタさんも凄いけどな……

 

 

 

「あ、そういえばね!お母さんが近所の人にもらってきた飲み物があるんだ!

混ぜて飲んだら美味しいんだって!」

と、穂乃果はビンを取り出した。

 

「へ~…そんなの聞いたことない!

私、入れてみる!」

と、ことりが言うとみんなが続いてそれをコップに入れていった。

 

「ナオキくんは?」

「いや、おれは遠慮しとくよ」

「わかった……それじゃあ飲んでみよう!」

 

そして穂乃果が飲み始めるとみんながそれを飲んでいった。

 

 

「う~ん、美味しいー!」

「そうですね!毎日飲みたいです!」

「ほんとうにおいしいねぇ~」

「すっごく美味しいにゃー!」

「たしかに…いけるわね…」

「最高です!」

「なんだかスピリチュアルな味やね~」

「そうね…どこに売ってるのかしら?」

「ナオキも飲めばいいのにぃ~」

 

そう言ってみんなはまたそれを口に運んだ。

みんなうまそうにゴクゴクと飲んでいる……

 

「ははは…そんなにおいしいのか?

ならおれも……」

そう言っておれもそれを入れて飲んだ。

 

「うん、うまい!なんだこれ!?」

 

まじでうめぇーぞ!!

………ん………でもこの味………

 

 

まさか……

 

 

 

 

アルコール?

 

 

 

 

やばい気がする………

 

 

おれはみんなの顔を確認していった……

 

 

 

「予想的中………」

 

 

なんとみんなの顔が……ものすごく赤かった……

 

おれはアルコールに強い自信がある…

飲んだことは無かったが両親がアルコールに強いためそう思うだけだ……

 

これはやばいことになりそう……

 

 

「ナオキィ~~」

 

すると絵里が急に腕に抱きついてきた。

 

「え…絵里!?どうしたん?」

「ナオキは~…私のこと……好き?」

「当たり前だろ?そんなこと…」

「ならキスしてよぉ~」

「こ…ここで!?今!?」

「…してくれないの?」

 

絵里は目をうるうるさせ、上目遣いでおれをみてきた……

こんなんされたら……したくなる……

可愛すぎるぞ……絵里……

 

「でも…みんながいるし……な?」

「してくれないんだ…ナオキは私のこと嫌いなんだ……」

「いや…そういうことじゃなくてだな……」

「ならキスしてよ……」

「だからそれは………」

「やっぱり……うぇええええん!………」

 

うぉあ!?泣き出した……

 

なにこれ酔っ払ってんじゃん……はぁ……

 

「な…泣くなって……絵里……」

「ぐすっ……じゃあキスしてよ……」

 

こ…ここは……やるしかないか………

ちょっと恥ずかしいが………

 

「わかった……///」

「やったー!んっ…」

 

絵里は目を瞑った……

そして唇をおれの方にむけた……

 

「よし………」

 

おれは絵里の唇におれの唇を近づける……

 

そしてキョリはどんどん縮まり……

 

「…………すまん……チュッ……」

 

おれは絵里の唇………ではなく頬にキスをした。

 

「え~……ほっぺたなの?」

「は…恥ずかしいんだよ……みんなの前だから……///」

「もう………」

 

 

 

 

「絵里だけぇ~、ずるいですよぉ~」

 

ん?誰だ今言ったのは……って……

 

「海未……」

 

「頬にキスするなら私にもしてくださいよぉ~」

 

そう言うと海未はおれの腕に抱きついてきた。

 

「ちょっ…まっ……はぁ!?」

 

「「「「「ナオキく~~ん……」」」」」

 

「「ナオキ~……」」

 

「みんなもかよ………」

 

みんながおれに抱きついてきた……

 

正直……重い………

 

 

「みんなダメよぉ~……ナオキは私のなんだからぁ~」

 

「「「「「「「「え~」」」」」」」」

 

 

「いやいやいや、『え~』じゃなくてだな……

よし、みんな一旦離れよう!そうしよう!」

 

「「「「「「「「「え~~」」」」」」」」」

 

 

「ですよねぇ~」

 

 

 

「ナオキは…私のものよね?」

「まぁ…そうだな……」

「ナオキくんひどいにゃ~」

「私とは遊びだったの~?」

「なっ!?花陽なに言ってんだよ!!」

「なによ~…絵里にはキスしたのに私にはダメだっていうのぉ~?」

「にこさん…それは違うよ?」

「はい……」

「……って真姫さん、諭吉さんそんなに渡されてもねぇ!?」

「ナオキくん…私のこと……嫌いなん?」

「希……いや……嫌いでは……ないよ?」

「それならいいじゃ~ん!」

「いやぁーね、穂乃果さん、それは違うんでっせ?」

「なんですかぁ~~!ナオキはぁ~~、絵里だけひいきするんですかぁ~~!?」

「海未が1番酔いまわってるんじゃ……?」

「ナオキくん………」

「待て…ことり……それは……」

 

「おねがぁい!!」

 

「ぐはっ!?………くっ……やるしかないのか………」

 

「「「「「「「「ナオキ~(ナオキく~ん)」」」」」」」」

 

 

 

どうする……ナオキ………

 

いや……ほっぺたぐらいなら……

 

いやいやいやいや!!

 

 

「も~~~~う!!みんなダメ~~~~~~~~!!!

ナオキはぁ~~~~~!!!

私のなんだからぁ~~~!!!」

 

「うおっ!?絵里…ん!!」

 

すると絵里はそう言っておれの唇にキスをしてきた……

 

絵里なんかむっちゃ舌入れてくるんですけど!?

 

「ん……んはっ……え…絵里……///」

 

「んっ……これでナオキは私のものってわかったでしょ?」

 

「「「「「「「「くっ……」」」」」」」」」

 

みんな拳を握っている………

 

なんなの?これ……

 

「もう!なら私はほっぺたに!」

「私もぉ~!」

「私もぉ~~!ナオキのほっぺたにチュ~~ってします!」

「凛も凛もぉ~~!」

「私もしますぅ~~!」

「ウチもぉ~~!」

「にこもにこもぉ~~~!」

「それなら私はもう一度……」

 

「ちょっと待てお前らぁぁあああああああああ!!!」

 

 

なんなのこれまじで!?

 

聖夜の奇跡とは言えないぞ!!

 

いや……言えるのか………そうか……

 

じゃなくて!!!

 

なんかみんな目をキラキラさせておれを見てくるし……

 

うーーーーーん………

 

 

うーーーーーーーーーーん………

 

 

 

「はぁ…わかったよ………それならほっぺただけな………」

 

と、言っても………

 

 

あれ?みんななら

 

『やったー!』

 

とか言いそうなのに………

 

 

 

「寝てるし…………」

 

 

みんなおれを抱いてスヤスヤ寝ちゃいました………

 

 

 

ガラガラガラ……

 

「ナオキさん……」

「お、雪穂ちゃん……助けて……」

「あははは……みなさん寝ちゃいましたか……」

「みてたなら助けてくれよぉー……」

「すみません……入れそうになかったので……」

「てか、なにあの飲み物……アルコール入ってんじゃん」

「え?なんですかそれ?」

「ほぇ!?

穂乃果が今日、おばさんが近所の人からもらったって……」

「え?お母さん……そんなのもらってたかな?」

「ん!?

ほらそこのビン………」

「ビン?……これですか?

お母さんに聞いてきますね。

お母さーーん!」

 

雪穂ちゃんはおばさんにそのビンのことを聞きに行った……

 

 

「ナオキさん……そんなのもらってないって言ってましたよ?」

「そうなのか?」

「でも……」

「でも?」

 

 

「そのビン……朝起きたら机の上に『高坂穂乃果さんへ』って書かれた紙が貼ってあってお姉ちゃんに渡したって……」

 

「なに!?」

 

 

シャンシャンシャンシャンシャンシャン…………

 

 

外から鈴みたいな音が聞こえる……

 

 

「「まさか!?」」

 

 

 

 

サンタって……いたんだな………

 

 

これが本当の………

 

 

聖夜の奇跡ってやつかな………

 

 

 

 

「てか……みんないつ起きるんだよ……」

 

 

まだみんなはおれに抱きついたまま寝ていた……

 

みんなの寝顔かわいい…とくに絵里…

 

 

「あははは……頑張ってください……」

 

ガラガラガラ……

 

 

「雪穂ちゃん!?

うっ……見捨てられた………」

 

「ん……ナオキ………」

 

「はいはいここにいるよぉー……」

 

絵里…寝言まで言ってやがる………

かわいい…ものすごくかわいい……

 

 

 

 

 

そして数時間たってもみんな起きなかったので穂乃果の家に泊まることにした……

 

 

でも、おれは寝れずにいた………

 

 

だってさぁー

みんな寝言言うし、いい匂いだし、

それにみんな抱きついてると来た!

最高なんだが……興奮して寝れないんだよ………

 

 

 

 

 

 

そして朝……

 

 

「んーー!あれ?寝ちゃってた……」

 

「あ、絵里……起きたか……」

 

「ナオキ!?どうしたの……って……なんでみんなナオキに抱きついてるの?」

「覚えてないのか?」

「えっと……うん……飲み物を飲んだところまでなら覚えてるわ。

そこからは……覚えてないわね…」

「そうか……なら……みんなを離してくれるかな?

寝たい……」

「わかったわ……」

 

そして絵里はみんなの腕をおれから離してくれた。

 

「ありがとう絵里……おやすみなさい………」

 

そしておれは寝た……

 

 

 

 

あとから聞いたんだが、おれはこのあと絵里の胸にもたれて寝たみたいだ。

もちろん、みんなあの夜のことは覚えてなかった……

 

そしておれはそのことを黙ることにした……

 

うん、そうしよう………

 

 








ありがとうございました!
てことでクリスマス記念回でした!
デート回にしようと思いましたが…もう書いてましたねwww

来年はデート回あるかも!?
おっおっ!!

ま、こういう酔ってるみんなを書きたかったんで、よかったです!

では、次回はことり編最終回です!
それでは感想やご指摘など、どんどんお待ちしてます!

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