ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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さて、ことり編第3話目です!



第72話「隠し事」

 

 

 

私は留学するつもりだったからメイド喫茶のバイトは辞めたんだけど…

店長さんにまたやってくれって声をかけてもらって……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おかえりなさいませ〜、ご主人様♡」

 

と…またやってます……

 

『伝説のメイドミナリンスキー』として…

 

そういえばこのことナオキくんには教えてない……あはははは……

ま、いっか……

ナオキくんがこんなとこ来ないでしょ……

 

カランコローン…

 

ドアの開く音がしました!

 

「おかえりなさいませ〜、ご主人………さ……ま……」

 

「え……まさか……こと…「おかえりなさいませ、ご主人様♡」…いや絶対こと…「おかえりなさいませ、ご主人様♡」……えっとー……こ…「1名様ですね、こちらの席へどうぞ♡」…はい……」

 

まさかまさか……なんでナオキくんがここに!?

まさかナオキくん……そんな趣味が……

 

「なぁ…ことり?」

「なに?………あ………」

「やっぱりことりかよ……」

 

つい反応しちゃいました……

 

「あははは……とりあえず…こちらへどうぞ…」

「あぁ……バイトか?」

「まぁ……そんなところ……でもなんでナオキくんが?」

「いや……そこ歩いてたらここの看板みてさ…ちょうど腹減ってたし入ろうかなーって」

「あははは……なるほど……私、ナオキくんにそんな趣味があったと思った……」

「あははは……でもあんなに隠さなくても……」

「だって……最初はみんなにも隠してたんだよ?

ナオキくんにも隠すよ……」

「そんなもんかな?

…まぁ……とりあえず……なんか食おうかな…」

「あ、それだったらこの『ミナリンスキー特製オムライス』がおすすめだよ!」

「ミナリンスキー?なんじゃそれ?」

「あ…そういえば言ってなかったね…

私ね、ここでは『ミナリンスキー』って名乗ってるの…

それがいつしか『伝説のメイドミナリンスキー』って呼ばれるほどに…」

「ほほう……すごいなぁー」

「えへへへへ……」

「じゃ、その『ミナリンスキー特製オムライス』を下さい!」

「かしこまりました~」

 

 

そして私はミナリンスキー特製オムライスをナオキくんに出しました。

 

 

「お待たせしました、ご主人様♡」

「ありがとう…」

 

そして私はケチャップをかけてスプーンですくって、ナオキくんの口の前に差し出した。

 

「えっと………」

「はい、あーん」

「あーんって………それは…」

「はい、あーん!」

「うっ………あ……あーん………///」

 

ナオキくんは少し照れながらオムライスを食べました。

 

「どうですかぁ~?」

「うん、美味しい!ハラショー!」

「そうならよかった……」

 

そしてナオキくんは勢いよくそのオムライスを食べ終わりました。

 

「ごちそうさまでした!」

「お粗末さまでしたぁ~」

「これ…ことりが作ったのか!?」

「うん、そうだよ!」

「すげぇー!裁縫もできて、料理も出来て……ことりならいい奥さんになりそうだな!」

「え!?……えっと……そ…そうかなぁ~?///」

「あぁ!」

「ぅぅう……////」

 

いい奥さんになれるって……///

もう………////

 

 

いい奥さん………

 

 

 

 

 

 

「はい、ご飯できましたよ~」

「今日もうまそうだな!いただきまーす!」

「どうですかぁ~?」

「うん、うまいよ!」

「ありがとう~」

 

 

「じゃあ次はおやつを食べようか……」

「おやつ……ですか?」

「ことり………」

「ちょっとナオキくん!?」

「さぁ…ベッドに行こう……おやつの時間だ……」

「もう……わかりました……さぁ…行きましょう……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……って……ならないか………

はぁ……

 

「じゃ、おれは帰るわ……」

「うん、ありがとう…」

「あぁ!」

 

そしてナオキくんはお会計の方に歩いていき、支払って、店を出ようとしました。

 

「行ってらっしゃいませ、ご主人様♡」

 

 

 

 

 

 

そして……あの日………

 

 

「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ………」

 

ナオキくんはラブライブ!本戦の顔合わせで倒れてしまい、西木野病院のICUに運ばれました。

 

 

どうしよう………

ナオキくんが………死んじゃうかも……

 

 

そして真姫ちゃんのお母さんに頼まれてみんなでICUに入ってナオキくんを囲んだ。

 

 

そして私は祈りました………

 

 

「ナオキくん…あの元気なナオキくんに戻ってよ……」

 

 

これからもずっと……あの元気なナオキくんでいて欲しい………

 

そう思ったから……

 

 

 

そして数日後……ナオキくんの意識が戻ったと聞いて、私は西木野病院にむかった……

 

 

ガラガラガラ!

「ナオキくん!!」

 

「わっ!?びっくりしたぁー……

なんだことりか……」

「なんだじゃないよぉ!心配したんだから!」

「…ごめん……」

 

そう言うとナオキくんは私の頭をなでてくれました……///

 

「えへへへへ……///

ほんとうに心配したんだよ?」

「あぁ…わかってる……ちゃんと声は聞こえたからな……」

「うん………」

「たしか…元気なおれに戻って…だったかな?」

「うん…そんなところ……」

「じゃあ…これから元気にならなきゃな!」

「うん!」

「ありがとうな……ほんとうに………」

「そんな……私はなにも……」

「いや……ことりやみんなのおかげでおれは今、こうしているんだ……

だからありがとう……」

「…うん……///

じゃあ…私は帰るね……」

「あぁ…また今度な!」

「うん!」

 

そして私は帰った。

 

 

 

 

そして私たちはラブライブ!で優勝したんだぁ~!

 

衣装も………

 

 

「う~ん……どうしよかなぁ~…」

「どうしたんだ?」

「えっとねぇ~、衣装できたんだけどなにかワンポイント欲しいなぁ~って……」

「そうかぁーそれなら……」

「ん?」

 

そしてナオキくんはリボンなどを作り始めました。

 

「こんなんでどうだ?」

「すご~い!ありがとう~!」

 

 

 

そしてあの衣装ができたんだぁ~!

 

 

 

 

そしてついに……あのときが……きてしまう………

 

 

 

次回へ続く……

 






ありがとうございました!

はい、ということでことり編第3話目でしたー!
やっぱりミナリンスキーはやっとかないとね!

そして明日はクリスマスということで、外伝を投稿したいと思います!
久しぶりに絵里が書ける………

それでは感想やご指摘などお待ちしてます!

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